SMX工房5周年記念90%OFFセール!

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※4/29~5/28の最新記事は、本来のトップページ(妄想世界への扉)の下にあります。

 紙媒体商業出版という野望と書いて無謀と読む志を投げ捨て、チマチマと同人電子出版に進路変更して5年。5周年です。
 何かしないと格好がつかないので、そういうことです。
 epubベースのサイトは割引セール未対応ですので、売値をいじらないといけないのですが、Rとかは(サイト側自主規制ルールが変動相場制らしいので)内容チェックされてU18がどうたらとか言われかねないし。ということで……
 PDFベースのサイト(DLsite,FANZA,BOOTH)のみで実施します。
SMX工房5周年
DLsiteFANZA
 実 施 期 間 :2022年5月1日~5月28日
 対 象 作 品 :2017年5月~2018年5月に販売開始した作品 
 割 引 率 :90%OFF

BOOTH手動設定なので実施期間がきっちりできません。
 実施期間:2022年5月1日前後~2022年5月31日前後
 対象作品:2018年6月~2020年4月に販売開始した作品
 割引価格:一律100円(総集編などは200円)
 (価格順のソートができないので、一覧の2~3ページ目あたりです)


テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

妄想世界(少女への拷問と調教)への扉:New Type

↓バナーです。画像コピペで使ってください。
SMX工房バナー ' 88x31バナー


  18さいみまんのひとは、みてはいけません。
このとびら]から、けんぜんな(?)ブログへいきましょう。

18歳以上でしたら
濠門長恭ワールドへようこそ!

旧版の本棚も残してあります。
新旧どちらが良いか、記事末尾の拍手ボタンで教えてください。
旧版の方が評判よければ、元に戻します。

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★本棚更新:2022/05/07 本棚「ロリマゾ」にこっそりと「女神様と王女様」を追加

★最新記事:2022/05/16 ノクターンノベルズ(なろうR18)始めました
      2022/05/15 Progress Report 0:濡墨を着せられた娘
      2022/04/28 SMX工房5周年記念90%OFFセール!
      


[新刊紹介]

NEW!!
性少年包弄記(怨辱編)
紹介画像(怨辱)関連記事

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売姫三日晒し
売姫紹介関連記事

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昭和集団羞辱史:物売編(昼)
集団羞辱(物売/昼)紹介画像関連記事

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本棚へのリンク

シリーズ/オムニバス
蕾の悦虐(ロリマゾ)/筍の悦虐(ショタマゾ)
悲剣肌風
非情と淫虐の上意
昭和集団羞辱史
Splendid Marvelous Tours~貴女の妄想叶えます
ヒロイン戦記@WWII
ミスリル サーガ

単発諸作品
初期作品(SMセレクト掲載分を含む)
19世紀以前の娘たち
明治・大正・昭和(戦前-戦時中)
昭和ノスタルジー(戦後~バブル)
現代の娘(と年増)たち
Zero Sum Short Stories
Scientific Fantasy SM
色物と黒歴史と白歴史

嗜好別(★、☆と重複)
女囚/奴隷/拷問
調 教
売 春/集団姦
露 出/見世物
微リョナ/格闘
レ ズ
学園物
家 族/結 婚
合 意/自 発
甘 々/純 愛
年 増/人 妻
男の娘/少 年
U13
上記の中には、作品全体がそれをテーマ/モチーフとしているものだけでなく、
ひとつ(乃至幾つか)の章で取り上げているだけというものも含まれています。



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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

ノクターンノベルズ(なろうR18)始めました

 有料ダウンロードでチマチマやっているわけですが。
 無料にしたら、どれだけPVあるかなと。おっ始めてみました。
 こんなのです。


宿題を忘れたらお尻たたき、水着を忘れたら裸で泳ぐと、HRの多数決で決めました。
JRSS_01.jpg
 どうせなら、絶対Rでアウトでその他でもヤバそうなネタを突っ込んじまえ。ということです。
 20~40枚の短編のオムニバスです。
 よろしければ、こちらから→


 月刊濠門長恭を目指して執筆の合間にちょこまかですので、2021年12月から書き溜めて、2022年5月16日現在で100枚ちょっと。とりあえず、完成分だけをリリースしました。
「04:エッチなリング」までです。
現在鋭意執筆中の『濡墨を着せられた娘』を脱稿するまでには
「05:割れ目に教べん」もアップします。こちらは恣意的に微意執筆中。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 0:濡墨を着せられた娘

 いや、とっくに執筆中なのですが。投稿間隔の調整で干を持していました。満を持してまではいません。(干潮⇔満潮)
 着想してから(参照記事→)ストトン拍子で執筆に至りましたまうえまよこ。

SM(japan)刺青女竹背負い縛り尻責め
 ずっと前から持っていた、この画像がインスピレーションBであり、テーマでありモチーフでありBFネタでもあります。
 ※Aレーションはアメリカ軍によって使用される、生鮮、冷蔵、冷凍食品によって構成されるレーションである。Aレーションは生鮮、冷蔵、冷凍食品を使用する一方、Bレーションは十分な冷凍・冷蔵施設がなくとも保存できるよう缶詰や保存料を用いる。(Wikipedia)
 なぜか、『戦闘詳報』みたいなノリになってます永谷園。


 とにかく、無実の女囚への陰惨/淫残な拷問を書きたいという、それだけです。Wordでいうところの「見出し1」「見出し2」「見出し3」まで使うという、SMX工房初の試みです。
 くだらないところに趣向を凝らすのが筆者の悪い癖です。今回は、全体を舞台仕立てにしています。
 PLOT中【隅付き括弧】が「場」です。その中をさらに[角括弧]で責めごとに分割。
 さて、困ったのが「お話変わって」の部分です。「幕間劇」ではないです。ヤケのヤンパチで「※回り舞台」としました。本舞台で役者がストップモーションして、それまで背景か何かだった部分が反転して、板付きで別の芝居が展開するという。
 PLOT中「書きながら考える」という注記がやたらあります。ストーリイは恙無く進行中で、とにかく拷問なのです。まあ、こういったシーケンスで、凝った(読者には迷惑な?)設定とか思いついて、ワープロの利便性で前の部分を改訂2万リーグということもあるかもしれませんが。


 おっと。今回の通奏低音を忘れてました。こういう場合にツーソーテイオンを使っていいのか疑問ですが、じれったいジレッタントです。
 苦痛の極限で快楽を得るというのは、実は脳内麻薬のせいである。どこまで具体的に書くかは、指先(かつては筆先と称していた)次第ですが。ランナーズハイとか、集団詠唱による宗教的法悦とか。なので、PLOT中で切支丹にちょこまか言及しているのです。


 ということで、PLOTの御紹介。登場人物の読みでカタカナ表記の部分は、お遊びです。

========================================
寛政5年(1793年) 1/1=新暦2/11 閏月無し
寛政の改革末期

千代(ちよ) わたし
 霜月生まれ 19の早春に物語は始まる
 実質17というのはマル秘
 ※ハードな拷問の連続なので、U16あたりでは耐えられない?
 ※数えで19にしとけば、よもやU18とは気づかれめえ
 跡継ぎにふさわしい婿をという父親
 貫目屋の悪評と相まって行かず後家
 貸本で目年増(艶本、指南本)
 貸本屋留三にお熱

貫目喜右衛門(貫目屋喜三郎)
 因馬藩の両替商
 先代に見込まれて入婿となる
 藩主(松尾家)や侍への貸し金で権力。苗字帯刀
 商家への短期融通で実利を得ている。苛斂誅求。
 庶民には評判悪くない。祭への寄付など
 一両を百人へ貸すより、百両をひとりへ

妙(たえ)
 喜三郎の妻 先代の娘

糸(いと)源氏名は楓 24 あちき
 貫目屋に借金をして破産した古着屋の娘
 15で遊郭に売られ、喜三郎に水揚げされた
 侍が戯れに衣装を切ろうとして脇腹に傷
 傷隠しの肉襦袢がヒントになった 
 後に銀次の手引きで足抜
 古着屋だったから、盗賊への伝手もある
横っ飛びの銀次
桂馬のタツ
香車のヤス
彫師の先生

三国弾正郷門(みくにだんじょうさとかど/ザンコクダンジョゴウモン) 41
 吟味方惣与力
 彼の手に掛かれば無実の者まで自白するので、責めは行なわない
 父親が切支丹を転ばせなかったのを強く覚えている
 自宅に拷問蔵
 なびかぬ女(男は高額)をなびかせて謝礼を稼いでいる
 プレイの場としても提供(十両以上)
弥助
 弾正の子飼
梅吉
 弾正の子飼
赤金文太雄(あかがねぶんだゆう/シャッキンフミタオス)
 探索方与力
間入有通(はざいりありとお/マニュアルドオリ)
 最初の吟味同心
八戸藪理(はちのへやぶみち/ハットヤブリ)
 二番手の吟味同心。弾正の手下同然

三俵のトラ 27 牢名主
 米俵を背負って両手にも
 女人足の頭(男より低賃金)
 男衆との出入りで殴り殺す
 山送りが決まっているが、牢名主として留め置かれる
河童のムメ 41 二番役
 農民。池で潜り漁。ご禁制の鯉を密漁
中條の松尾 38 三番役
 島送り待ち(生活基盤を築かせるため、初夏にのみ。翌年から自活)
鉄火のエン 22 詰め役
 博奕打ち。元は店持商人の娘
タキ 17
 継父を突き飛ばして怪我をさせた
 実母の訴えで
 後から入牢。型通りのリンチ

三井満足(みついみちたり/サンイマンゾク=銅でもいい)
 城下奉行(町奉行、寺社奉行)



第一幕 破れ寺

【拐わかし】
留三をかたった付け文で川原の小屋へ
雁字搦めで猿轡。棺桶へ入れられる
もがくのを諦めてから、破れ寺へ運ばれる
 本尊が残っているのが記憶に(重注)
まずは素裸に引ん剥いて処女蹂躙
酢で洗う。沁みる。肛門も中まで
四つん這いでアナルとイラマ
全裸緊縛放置
小半時後。強制騎乗位(楓介添え)三穴。
「あちきが15の歳にされたことに比べたら」
翌朝。縄をほどかれ、用足しは銀次が首縄
握り飯。近在の農家。千代には分からない
柱に膝立ち後ろ手。身体には縄を掛けない
彫師の先生
楓の肉襦袢に下絵
 蝶々の下に川(糸巻から流線)、左に楓
戸板に千代をうつ伏せ大の字
スジ彫り。悲鳴は猿轡
 1回4時間。2日で筋彫、2日でぼかし
施術後に彫師が一発。毎晩、3人×2回。楓の強制クンニ
肉襦袢の乳首のほうが赤い。千代の乳首も入墨。ついでに実核にも。
完成後
「自害なんてするんじゃないよ。これを見な」
脇腹の大きな刀創

【全裸捕縛】
本堂に緊縛放置して撤収
簪に結んで投げ文
半信半疑で番頭。籠の手配など
「刺青を父親に見せてみな」
紅葉……楓……川でなく糸……?!
喜三郎、絶句悶絶
寮に匿う。彫師も医者も、刺青は消せない
じきに、筋彫女賊お蝶の噂
喜三郎、寮に駆け付ける
厩番頭の菊田光太夫の妾に
 おまえに罪をなすりつける企み
時すでに遅し
 探索方与力が踏み込む。
 肌検め、全裸緊縛引き回し。自害封じ
 実は借財で青色吐息恨み骨髄
 証文を巻く。この場で。喜三郎が籠で往復
 胡座縛り、π乙もみもみ。賄賂指南
 腰巻姿で。女賊を捕らえたと喧伝
 倹約令違反の娘で過去に例有り
 城下町を引き回して牢獄へ
 父親は次の手を打つために別行動
 番頭と手代が駆け付けるが、追い払われる


第二幕 女囚牢

【吟味前夜】

[素肌検]
 裸検は、菓子折が届いているので手心
 新しい囚衣 手首縄だけで牢屋へ(手心)

[牢問答]
 前代未聞の菓子折で、待遇は良い
 奇天烈な言い分ゆえに信じてもらえる
 動かぬ証拠ならぬ動く証
 連座と、親の躾と
 罪一等を免じられても島送りは免れない
 山送りよりは、まし

【苛烈牢問】

[裸敲問]
 囚衣緊縛で罪状認否。否認
 上半身脱がして、大桶の水鏡
 敲き問。定法外して乳房敲き
 素っ裸にして、股間
 左右から手足を引っ張って大の字立ち
 滅多打ち。気絶するまで
 囚衣を掛けて、半幅戸板で牢へ放り込む
 医師が呼ばれる。菓子折の見返り
 早く自白させないと、手を回される懸念

[石抱問]
 書きながら考える

※回り舞台 若侍苦楽責
 弾正も菓子折り。受けても義理は無視
 元服前の武家の次男坊あたり
 水責め&ドライオーガズム寸前。
 依頼主の商人にアナル責めを与力が指南
 自発(?)フェラ。まで
 刺青誇示の不可解
 次の吟味からは立ち会う

[牢内掟]
 新入り。タキ
 重敲きのうえ線引き外所払いが相場
 案外と実母の取り計らい
 同情はするが、掟は掟。ツル無し
 全裸極め板敲き。女陰仕置は五本指
 一番手が小さいのはチヨ……
 自分が優遇されていると実感

[吊敲責]
 書きながら考える

[海老問]
 同心が八戸に変わる 
 書きながら考える

[坐禅転](承前)
 脳内麻薬のところに性的刺激で初絶頂

※回り舞台 新妓夢現責
 楼主の依頼で、強情な新妓を大麻調教
 思い出す。弥助を妓楼へ走らせる
 脇腹の傷など、千代の申し立てに一致
 楓を探すよう弥助と梅吉に
 吟味役を替えておいて良かった

[駿河問]
 敲責で悶絶の寸前に法悦境

【父母生別】
 娘が入墨をしたのは監督不行き届き
 島送りを見送りたければ白状しろ
 牢問ではないので、弾正は立ち会っていない

【裁きの場】
 弾正が苦々しい顔で陪席
 金の卵を産む鳥を/おそらく無実の娘を
 楓が隣国へ抜けたらしいという風聞
 弥助を走らせた(手形は独断)
 間に合わなかった
 独房で千代は、槍で貫かれる恍惚を想う
 最初の時、全裸引き回しされていたら


※回り舞台 熟娘揺木馬
 プレイの監視と指南
 色責め木馬(生温過ぎる)
 父親の時代の切支丹責を回想
 千代だったら、どこまで耐えられるか

第三幕 拷問蔵

【金の所在】
 処刑を三日後に控えて
 奉行から呼び出し
 真犯人は隣国で獄門
 偶然か、弥助の働きかけか
 裁きは覆せない(御政道の権威)
 盗金の所在を追求ということにして延期
 弾正の拷問蔵へ、こっそり移す
 全裸引き回しは、またも叶わず

[木馬責]
 書きながら考える

[逆吊責]
 書きながら考える

[水樽責](承前)
 水没で張形で絶頂

[男牢入]
  責めが伴わないと、つらいだけ

[釘打責]
  首に角材、小淫唇丸太挟んでクリ乗せ

[首吊責]
 懸垂首吊

【濡衣問答】
 処刑は1か月延期が限度
 隣国からの書状が、今届いたとして
 千代に手を突いて謝る弾正
 ・予定通り死罪
 ・罪一等を減じ山送り
 ・文身を彩色して放免/投込寺の死体
 ・永代吟味(新しい拷問の実験台)
 彩色後の死罪を渇望するも……


最終幕 処刑場
 全裸引回しを望むが、腰布
 磔柱も同じ(男柱)

みそとせの せめらくもつき あとにゆく
     ほとぬれそぼち やりをまちわぶ
三十年の 責め楽も尽き 後に逝く
     女陰濡れそぼち 槍を待ちわぶ
========================================

 最後はヒロインの処刑で終わっています。濠門長恭作品としては珍しい結末ですが、ヒロイン自身が望んでのことです。先に逝った弾正の後追いです。しかも、槍に貫かれる瞬間のエクスタシーを求めてのことです。そういう意味ではハッピーエンドです。

 女賊が諸肌脱いで刺青を誇示するというのは、巧妙なカモフラージュでもあります。被害者は刺青に目を奪われて、顔なんか覚えていません。夜目ですから極彩色はかえって見えづらい。ので、筋彫。
 いや、まあ。本当に刺青をしてしまうと、風呂とか困るわけです。裏庭で行水でも、覗き見られる危険があります。そこらへんを穿った推理でアレコレするのが、弾正郷門の面目が躍如として申し分ないところです。
 しかも「※回り舞台 新妓夢現責」で、楼主に依頼されて強情な娘を大麻で快楽責めしているときに、そういえば十年まえに糸とかいう娘を……あやつかッ! と、なるわけです。
 回る因果の糸車。俺のせいで千代は……弾正クンが反省するか田舎は、筆者も今のところは分かりません。


DLsite Affiliate キーワードは「刺青or入墨orイレズミ and 拷問」

テーマ : 18禁・官能小説
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PLOT着想:濡墨(ぬれずみ)女賊と同じ文身を着せられた箱入娘

 ぼけらっと突っ立てるだけで(では交通事故を誘発しますが)時給千円ですと、あれこれ妄想竹の花が咲き誇ります。
刺青イマジネーション
 これらの画像が、その種子です。
 前々から。刺青を妄想はしていたのです。
 ・刺青のある女を責める。
 ・強制的に刺青をさせる。
 ただそれだけでG線上のオカズにはなりますが、小説のモチーフとしては弱い。必然性ですね。
 で、まあ。ライトセーバーを振っているうちにダークサイドが深化しまして。
 タイトルのごとくなったわけです。
 『濡墨』です。入墨と濡衣の語呂合わせです。


 悪徳商人の箱入娘。純情可憐です。
 悪徳商人の犠牲になった一家の娘。元純情可憐です。
 復讐をしたいが、悪徳商人は用心棒とか抱えているので、敵わない。
 そこで、思い立つのです。
 箱入娘を拐わかして。GangBangくらいでは腹の虫が治まりません。ので、箱入娘に全身入墨です。時間の制約とか、装填念書くでは※でそっくりに出来ないとかで、筋彫です。
 完成するまで監禁して、日毎夜毎に凌辱はもちろんですが。
 入墨完成後に箱入娘は家に帰してやって。
 同じ倶利伽羅紋々を描いた襦袢(※)を着て、諸肌脱ぎになって、押し込みをやらかすのです。襲われたほうは、入墨にばかり気を取られて、人相など覚えていません。
 じゅうぶんに評判になったところで、投げ文あたりで、箱入娘を捕らえさせます。
 肌に刻まれた入墨が動く証拠です。しかし、箱入娘は無実を訴えます。
 過酷な拷問が始まります。
 牢内でも。「たいした女だよ」と思っていたのに「あたしは無実です。うえええん」と泣き叫ぶ娘にアイソスタシー。過酷な牢内仕置が始まります。
 これだけでもイケますが。
 切支丹取締方の役人が。なぜに、切支丹は拷問されても「おら、パライソさゆくだ」と恍惚るのか。
 史実としては。弾圧への抗議として、みずからを縛し、仲間に鞭打ってもらいながら町中を練り歩いた宗派の記録もあります。
 濠門長恭クンとしては初めて。苦痛の極限における脳内麻薬の放出を明文で取り上げます。
 切支丹取締方の役人が(『偽りの殉難』における前田数馬ですな)、責められても頑として罪を認めぬヒロインに興味を持って。切支丹と相通ずるものがあると看て。自分で責めてみたいと。
 で。ヒロインの父が、娘の捕縛を契機にあれこれ齟齬ったりして、妻ともども首を括ったりして。
 気落ちしたヒロインが、ついに無実の罪を認めて。当然ながら、御裁きは死罪。
 そこで、かねてよりヒロインの訴えに基づいて探索していたサド役人が、真犯人を暴き。都合よくベッケンバウワーで死んでいるか、まあ、適宜処理。
 一度下った裁きを覆すのは御政道を揺るがす不祥事。しかし無実の娘を殺すのも性技にモトイ正義に悖る。
 ので、盗んだ金の隠し場所を白状するまで処刑を先延ばし。
 サド役人が「真相をモリモトすればGreat thingでっせブッセ」と、強引に自分の掛かりにして。
 切支丹拷問専用の御法度拷問器具シコタマの拷問蔵にヒロインを移して(移動は、もちろん全裸引き回し)。


 今のところで揚がっているPLOTをご紹介。

========================================
第一部 破れ寺/悲虐
拐わかし
刺青筋彫
 乳首赤、ついでにクリも
解き放ち

第二部 女囚牢/哭虐
素肌検め
吟味前夜
裸敲問
幕間劇乃一 刺青誇示の不可解
石抱問
海老問
坐禅転(承前)
幕間劇乃二 切支丹責を回想
駿河問
父母の死
裁きの場


第三部 拷問蔵/悦虐
幕間劇乃三 真犯人は別件で獄門(御政道の権威)
金の所在
引き回し
木馬責
逆吊責
水樽責(承前)
男牢入
首吊責
濡衣問答
 ・予定通り死罪
 ・罪一等を減じ山送り
 ・文身を彩色して放免
 ・永代吟味(新しい拷問の実験台)

 彩色後の死罪を渇望するも……

後日譚 処刑場


みそとせの せめらくもつき あとにゆく
ほとぬれそぼち やりをまちわぶ
========================================

『濡衣問答』のところで、サド役人がヒロインに真犯人判明と告げて。
「おまえはどうされたい?」
 苦痛の極限&死の恐怖で放出される脳内麻薬中毒になっているヒロインは、入墨を彩色してもらった上での死罪を願いますが、それでは黒犬尾も白くないと、永代吟味+入墨彩色です。
「では、十年二十年先までも、拷問してくださるのですか」
「儂が死ぬまで、甚振り抜いてくれるわ」


 で、後日譚です。30年後にサド役人が死んでから、ヒロインが自首して。
 本人のたっての願いで、全裸引き回し磔獄門です。
 もう、辞世の句まで出来ています。「責め苦」を「責め楽」と洒落てますなあ。

 
 第一部のところで「乳首赤、ついでにクリも」は、さらなる妄想竹の花。
 襦袢に描いた乳首と生乳首の色が違うので、じゃあ生乳首に同じ色を入れてしまえです。
 ついでに「もっと苦しませてやるよ」と、いちばん敏感なクリにも入墨です。
 実はこのあたり。『女神様と王女様と、いとこの(下)僕』のシーンから持ってきてたりします。
 このストック原稿の発表と『女神様~』のProgress Reportと、どちらが先というは、あまりに愚かなり。


 やはり小説には「旬」があります。あまり長く構想を寝かせていると「弄っているうちに大きくなり過ぎちゃった♡」とか、書いた気分になってしまったりとか、『突撃!戦車娘』の続編なんかが、そうですね。

 なので。2022年中にも書き始めるかもしれません。

追記
 と、この記事を仕込んだのが4月上旬(だっけ?)で。
 現在(2022/05/09)は執筆中です。
 だいぶん膨らみましたね。牢内仕置は、やめました。父親が狂乱奔走して、牢名主にまで『菓子折』を届けたのです。
 箱入娘は純情可憐ですが、すでに19です。霜月生まれで、物語は早春に始まりますから満年齢では17そこそこ、いくいく、です。Kobo対策でもありますが。あまり若いと過酷拷問に耐えられないので。まあ、そういうわけで。貸本とかに興味津々、目年増耳年増です。ナニをされているかも理解します。ので、心理描写が楽です。
 佐渡役(金山勤番??)は自前の拷問蔵とか持っていて、十年の昔に、どうしても客を取りたくないとハンストする新妓を(楼主の依頼で)色責めで落として。実は、その娘が今の女賊で。回る因果の糸車。
 妄想→構想→稿草が一機火星なのは、『The Nightmare Rift』もそうでしたっけ。

 Progress Reportは、こちら→

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Progress Report Fimal:女神様と王女様と、いとこの(下)僕

 ふわあ。やっと、終わりました。思えば、構想3か月/執筆3か月。
 1月下旬にPIXIV小説でリクエスト(有料)をもらって、一旦は辞退して、でも4月に再リクエストしてもらう予定で他の作品を書きながらPLOTを練って、3月末に再リクエスト/受注して書き始めて、5月2日に脱稿して。3日と4日が休日の予定だったのに勤務先都合で5日も休みになって。推敲3回+BF丁稚揚げして、たった今(2022/05/05 13:50)PIXIVに投降を終えたところです。
 3月末に書き始めて5月初頭に脱稿。足掛け3か月。嘘は言っていませんね。

 少年がSMショーの初舞台でマゾに開眼する話ですが、実はその前の章(ストーリイ上では1か月前)では幼いサディスチン姉妹がマゾ役で同じ舞台に出演するのです。そして、こっちの方に力が入ってしまいました。(2万6千文字:1万8千文字)。

 そこで今回は姉妹がマゾ役の方を御紹介いたします。

========================================

SMショー

 2学期が始まった。僕のほうはすぐに実力テストがあって、美竹さんは前期の期末テスト。
 そして、結果の発表。僕の危具は的中して、美竹さんは目標にまったく届かなかった。目標の平均点460に対して430、へん差値65に対して58。未達成の罰はメコ筋への鞭打ち30発はともかく(じゃないけど)、クリトリスへのオキュウが7個。美竹さんは自分で自分に罰を言い渡しながら、泣きじゃくってた。
 なんだか甘えたような泣き方だった。もしかしたらメス穴を濡らしてるんじゃないかと疑るくらいには、僕も美竹さんのことを分かるようになっている。
 ほんとに濡らしていたかは(残念だけど)分からなかった。
「せんねんキュウは跡が残らないというが、それはふつうに使ってのことだ。小さなクリトリスへ立て続けに7個となると、焼け落ちてしまうかもしれん。美鈴は、どう思う?」
 伯父さんに尋ねられて、美鈴ちゃんは固まってしまった。こういうときにどんな返事を求められているかは、僕にも想像できる。美鈴ちゃんは30秒くらい黙っていたけど、それは考えているのではなくて決心に必要な時間だったろう。
「あたし……お姉ちゃんの罰を半分引き受けます。まだ皮をかむってるから……モグサでもいいです」
 顔は真っ青、声も震えていた。でも、美竹さんと同じで、なんとなく甘い響きがあった。
 伯父さんが満足そうにうなずいた。
「よかろう。姉思いの妹にめんじて、クリキュウは許してやっても良い。ただし、次のキンシツ会にはふたりそろってトリを務めるのが条件だ」
 ふたりそろって、伯父さんの前にひれふした。
「ありがとうございます。どんな厳しいショーでも、立派に務めて見せます」
「すこし、均くんを教育してやろうと思っての処置だ。彼にも感謝しなさい」
 いきなり話を振られて、僕はぽかんとするしか反応できない。
「ありがとうございます、均さま」
 W美姉妹に土下座されて、目を白黒赤青黄色。
「あの……どういうことですか??」
「そのときになれば分かるさ」
 答えてもらえなかった。
 メコ筋への鞭打ち30発は、その場で執行された。美竹さんは、やっぱりパンティをサルグツワにしたけど、うめき声までは止められなかった。数え役は、また僕が指名されたので、間違えないように注意を集中していたけど……うめき声が、やっぱり甘酸っぱく聞こえたので、わざと間違えてあげようかと、何度も考えてしまった。もちろん、実行はしなかった。

 訳が分からないまま、9月も下旬になった。それまでに一度、洋服屋に連れて行かれて採寸された。洋服屋といっても赤山とかじゃなくて、オーダーメード専門の高級店。1週間ほどで届けられたのは、タキシード。背広みたいなやつで、薄い生地のつりバンド付き腹巻(?)をして、ちょうネクタイを結ぶ。それをスーツケースに入れて、一家そろって東京へ行った。
 着いた先は、小ぢんまりとしたホテルだった。エントランスには、見落としてしまいそうなくらいひっそりと『錦瑟会様貸切』の看板が立ててあった。それを見たときは「へえ?」くらいにしか思わなかったけど、クロークというんだっけ、スーツを着た人が3人並んでる受付で、後ろにある料金表を見て驚いた。いちばん安い部屋(大人2人)で5万円。たしか、小学校5年のときに連れてってもらったドリームワールドの近くのホテルで、宿泊料金が親子3人の部屋で1万2千円だった。それだけのお金があれば新しいテレビゲーム機を買ってもらえるのにと思ったから、よく覚えている。その4倍以上。ウルトラ高級ホテルだ。
 ボーイさんに荷物を持ってもらって、案内されたのは2LDKくらいの部屋。ベッドルームだけじゃなくて、リビングみたいなスペースもついてる。それが、伯父さんと僕のツインルームだそうだ。伯母さんとW美姉妹は別の部屋。料金表にはファミリールームというのもあったけど、そちらは最低でも15万円だから2部屋に分けたほうが安上がりなのかな。
「まだ時間があるから、テレビでも観てなさい」
 これから何をするのか、まったく教えてくれずに、伯父さんは部屋から出て行った。伯母さんたちの部屋を訪れようとしたけど、追い返された。
「美竹たちは、いろいろと支度があるの。ごめんなさいね」
 なんだかなあ。別そうから帰ってからこっち、みんな微妙によそよそしいんだよなあ。仕方がないので、面白くもないテレビでも観るしかない――と思ったら、有線放送なのかな。洋画専門とかアニメばっかりとか、チャンネルが20以上もあったので、退屈はしなかった。どころか、まだ上映中のはずの『スター・ワーズ6』にかじりついていた。もう英語も習ってるんだからと、字幕版にしたけど、結局は字幕を読んでばかりだった。
 だけど、最後までは観れなかった。伯母さんが来て、僕の着替えを手伝ってくれた。
 ちょうネクタイは幼ち園の発表会で身に着けた記憶はあるけど、ワイシャツ(ほんとは違う名前らしい)の上に腹巻をかぶせてベルトでつるなんて、妙ちくりんなファッション。くつも光沢のある黒いのにはき替える。
 支度が出来上がると、W美姉妹を従えて伯父さんが迎えに来た。伯父さんもタキシード。伯母さんは、ノースリーブで胸元も広く開いてる薄青のワンピース。上半身がぴっしりしてるけどスカート部分はふんわり。カクテルドレスといって、タキシードと同格の礼装だとか。なのにW美姉妹は……マントというかポンチョというか、首からふくらはぎまで、ふくろをかぶってるみたいな服装。腕もふくろの中に隠れてる。そして、裸足。しかも、長い鎖のついた首輪をしていた。
「あの……?」
「美竹は、きみが連れてきなさい」
 僕が質問しかけるのに言葉をかぶせて伯父さんは、美竹さんの首輪から延びてる鎖を僕に押しつけた。
「……! ……?」
 何がどうなってるのか見当もつかないけど、伯父さんについてくしかない。
 伯父さんは僕を左側に並ばせて歩き始める。その後ろに美鈴ちゃんと美竹さん。伯母さんはふたりの後ろ。まるで、連行される犯罪人(でも奴隷でも家蓄でも)を見張ってるみたいだと思ったのは、鎖からの連想だ。
 エレベーターのところにボーイさんが立っている。僕たちの姿を見ると、うやうやしくおじぎをして、ボタンを押してくれた。W美姉妹の奇妙な格好を見ても、まるきり無表情で無言。
 2階で降りると、広いパーティー会場だった。
 入口のところに、なぜか塩田先生がぽつんと立っていた。
「わざわざお呼び立てして申し訳ない」
 伯父さんが声をかける。先生は伯父さんと僕を見比べて、きまり悪そうにうつむいた。
「いえいえ。乗車券まで手配していただいては、お断わりするのも失礼ですから。ですが、これは一体どういう集まりなのですか?」
「百聞は一見にしかずと言いますから。ともかく、こちらへどうぞ」
 伯父さんと僕とで先生をはさむ形になって、会場へ入った。
 小さなテーブルがたくさん、ちょっと見には不規則に並べられている。ひとりや5人以上のテーブルもあるけど、半数はカップルで残りは子供連れかな。私立の制服ぽいのを着た小さな子もいるし、中年のカップルと若夫婦みたいなテーブルもあった。
 ここでも伯父さんは偉いんだろう。最前列中央のテーブルに案内された。でも、イスは4脚だけ。正面の幕に向かって並べられている。僕と塩田先生が真ん中に座って、僕の右が伯父さん。塩田先生の左が伯母さん。
 W美姉妹の席が無いなと思ってたら……テーブルの両端に分かれて、のろのろぎくしゃくと(その理由は後で分かった)床に座り込んじゃった。体育座り。たくれ上がったポンチョは、案内したボーイさんが直してくれた。すそが床まで広がって、まるでてるてる坊主。
 床に座ってる人なんて、他のテーブルにはいない。ますますナゾが深まる。
 ぱらぱら残っていた空席も10分ほどでうまった。部屋の照明がすこし暗くなって、テーブルにキャンドルが灯される。そして、幕の下りた舞台にバニーガールのお姉さんが登場した。タイトルは忘れたけど、テレビで観た洋画を思い出した。カジノでもお客は正装してて、ウェイトレスはバニーガールだった。
「皆様、遠路はるばるお越しいただき恐縮です。これより、錦瑟会昭和58年度9月例会を開さいいたします。本日は会長の土幸様は御欠席ですが、常任理事であらせられる沢渡様が御臨席です」
 バニーガールさんが、白手ぶくろの指をそろえて伯父さんを指した。伯父さんと伯母さんが、ゆっくり立ち上がる。僕も、伯父さんにつつかれて、あたふたと。塩田先生も、きょろきょろしながら立ち上がった。
「お若いお連れ様は甥御の沢渡均様です」
「回れ右、礼」
 耳元でささやかれて、またあたふた。
「もうおひと方は、均様の担任教師でいらっしゃいます。会員様ではございませんが、沢渡様のお計らいで臨席いたしております」
 塩田先生はガチガチに最敬礼。そうか、位負けしてるんだ。みんなタキシードとかイブニングの正装。学校の制服も正装として扱われるそうだし。先生だけが、たぶんとっておきのよそ行きだろうけど、サラリーマンみたいな背広とネクタイ。
「本日は、おじょう様の美竹様と美鈴様もお見えです」
 W美姉妹も、妙ちくりんな格好が許す限りの優雅な動作で立ち上がり、参加者に向き直って――片足を後ろに引いて背をのばしたまま身体を沈めた。西洋のお姫様みたい。女神様と王女様にふさわしい仕草だけど、これってレディーズマナー講座で学んだのかな。
「なお、本日のショーにて、おふた方はトリを務められます」
 盛大な拍手が起こって、ふたりはもう一礼。
 思い出した。期末テストの成績が(とんでもない)目標に達さなかった罰として、そんな約束をしてたっけ。
 ふたりが座ると、またボーイさんが音も無く飛んで来て、ポンチョのすそを直した。
 しばらくはクラシックの静かな曲が流される中を、ボーイさんが料理とお酒を配っていった。ラスクみたいなやつの上に、クリームとかサラダとかフルーツを盛り付けたのが、ちんまりとみっつ。これってフルコース料理の前菜かな。
 僕の前にもワイングラスが置かれた。他の3人の(は、赤ワインかな)と違って鮮やかな青色であわが立っている。
「きみも飲みなさい。ごく薄いアルコールだから、だいじょうぶだ」
 そりゃ、父さんのビールをオチョコで飲んだことくらいはあるけど。アルコールがどうこう以前に、テーブルマナーを知らない。のは、塩田先生も同じみたい。伯父さんがワインをひと口飲むと、同じようにひと口。ぼくも伯父さんを真似した。
 お皿の両側にフォークとナイフが3本ずつ。さらに大きなスプーン。お皿の向こう側にも小さいのが1組。は、使わずに。伯父さんはケーキみたいなラスクみたいなやつを手でつまんで食べた。そして、ひざの上に広げたナプキンの端で手をふいた。ので、僕と塩田先生も。なんか、こういうの落語にあったね。
 そうだ、W美姉妹はどうなってるんだろうと振り返って見ると。お行儀よく座って正面の舞台を見つめてる――だけ。料理もワインも無かった。
「伯父さん。美竹さんたちは食べないんですか?」
「ショーをひかえているからね。きみは若いから知らんだろうが、戦闘機は燃料満載では動きが鈍って、まともに空戦機動を行なえない」
 分かったような分からないような返事だった。
 伯父さんが(ということは、僕と先生も)半分くらい食べたところで、お皿が下げられて、スープが運ばれてきた。会場に流れていた静かなクラシックが、テンポの速い(サンバかコンガか知らないけど、なんとなくラテンっぽい)音楽に替わった。音量は小さい。
 またバニーガールのお姉さんが登場。
「前座を務めていただきますのは、仮会員になられました村社様です。御年48。奥様は41歳でございます。なお、出場される娘さんも、けい法第176条および第177条に定める性的同意年令に達しておりますことを申し添えておきます」
「錦瑟会のメンバーは、社会的ステータスの高い者ばかりだ。身代わりを立てられぬような違法行為は犯さぬように慎んでおる」
 あ、それでか。次の誕生日に美鈴ちゃんは伯父さんにバージンをささげるとか言ってたのは――バニーさんが言った性的同意年令ってやつだ。身代わりを立てられるような違法行為は犯すのかなって疑問が浮かんだけど、深く考えないことにした。僕の感覚では、父と娘でセックスすることのほうが、万引きよりずっと不道徳だ。そして僕も、その不道徳をなしくずし的に受け入れてしまってる。
 バニーさんが引っ込むと幕が左右に分かれて。舞台には大きなベッドがひとつきり。三方と天井には大きな鏡が張られていて、ベッドをいろんな角度からながめられるようになっている。
 舞台の上手から中年の夫婦が、下手から3人兄妹が登場。背丈や顔つきから判断すると、兄妹弟の順だと思う。真ん中の妹は美竹さんくらいで、末っ子の弟が僕と同じくらいかな。くやしいけど、3人ともちゃんと毛が生えてる。
 みんな、全裸。全員に注目されて、男3人のチンチンは委縮している。
 ベッドの前に立って、夫婦が抱き合ってキスを始めた。お母さんは身体を密着させながら背のびをして、股間をお父さんのチンチンにすりつけてる。
 お兄さんが客席に横を向けて仁王立ち。弟は正面を向いてる。妹がお兄さんに向かい合ってひざまずいて、フェラチオを始めた。右手で弟のチンチンをしごいてる。
 1分もすると『主砲発射用意ヨシ』の体勢になった。夏休みの終わりにノンフィクションの海戦記を読んだので、現国の暗ゆを復習してみた。
 お母さんと兄弟がベッドに上がった。お母さんが四つんばいになって、お兄さんが後ろから入れて。うわわ……弟は奥さんの正面でひざ立ちをして、フェラチオをしてもらってる。そしてお父さんは小さな娘を抱き上げて……下から突き上げるようにしてクシ刺し。
 お兄さんが後ろから突くたびにお母さんが前後にゆれて、弟のチンチンは自然にピストンされる。お父さんは中腰になってひざで上下にゆっさゆっさ。
 ぱんぱんぱんぱん……
 じゅっぷじゅずず……
「あん、あん、あん……パパ、ちもちいいおお」
 妹は舌足らずに快感を訴えている。
「見とれていないで、すこしは食べなさい」
 伯父さんにうながされて、テーブルに視線をもどしてスプーンでスープを飲んだ。音を立てないように飲むのがマナーだってことくらいは知ってる。セックスでは、音も声も出すのがマナーなんだろうな。
「いったい……これは、どういうことですか?!」
 塩田先生も我に返って、伯父さんに詰問口調。
「うるわしい家族愛の一幕ですよ。血縁のきずなに安住することなく、男女の――とは限りませんが、肉体のきずなを重ねる。それでこそ、終生の変わらぬアイジョウ、愛をもって縄で縛りつける関係が築けるというものです。まあ、縄に象徴される支配と被支配の関係を持ち込んだのは、ほかならぬこのワシだがね」
「バカな……近親相かんではないですか」
「法律では近親かんは禁止されておらんよ、すくなくとも日本ではね」
 ほんとに伯父さんは――法律に違反しなければ、なんでもOKなんだな。
「塩田さんは、キンシツ相和すという言葉を知っておるかね。キンもシツも楽器のコトだが。大きなチャイニーズハープすなわちキンと小さなチャイニーズハープすなわちシツの合奏は妙なる調べを生み出す。そしてニシキのようにうるわしい家族愛。このふたつからキンシツ会は生まれたのだよ」
 最初はていねいだった伯父さんの口調が、僕たちに話すときと同じに変わってきた。
「ここにいる会員を、どう思うね?」
「まさか、みんな近親相かんを……?」
「そういうことを聞いておるのではない。年収がきみの20倍以下の者など、ここにはひとりとしておらんよ。ワシらは、見ず知らずの親せきやら銀行証券会社やらユスリタカリやら――背信と裏切りに取り囲まれておる。真(まこと)に心を許せるのは血族でしかない。あるいは、絶対の忠誠をちかった女房か……順子、この人に見せてやりなさい」
「はい、御主人様」
 伯母さんはイスに座ったまま、するするとドレスを脱いでパンティをずり下げた。横長のハート形の焼き印と ”Tuyosi”のイレズミが現われて、塩田先生の目はそこに吸い寄せられた。
 伯母さんがいきなりストリップを演じても、ざわめきすら起きなかった。
「いい機会だ。均くんにも教えておこう。ワシは、もともとサディストだった。強い者が弱い者を支配する。これは、野生の動物もかくミサイルのボタンを持つ物も、まったく同じだ。父親から継いだ会社を守るためだけにも、ワシはサディストにならざるを得なかった。夫婦生活だけは別物という器用な真似は、ワシには出来ん」
 ほおおっという小さなどよめきが上がった。舞台を見上げると――お父さんに妹が向かい合ってまたがっていて、弟がお尻の後ろでお父さんをまたいで中腰。あれって、アナルセックスをしてる。そして、お兄さんはひざ立ちになって、妹の頭を両手でつかんでゆすぶってる。フェラチオだ。ということはメス穴、アナル、口。すべての穴にチンチンを突っ込んでることになる。自分より大きな男性3人に囲まれて、妹は嵐の中の小舟みたいにほんろうされている。
お母さんはというと――娘の横に座って、お兄さんの金玉がお父さんの顔に当たらないよう片手で支えながら、もう一方の手で娘のクリトリスをいじっていた。
 ずっちゅずっちゅずっちゅ……
 ずうっぷずうっぷずうっぷ……
 ぬぷにゅぬぷにゅぬぷにゅ……
「もお゙お゙お゙、お゙おお゙お゙……!」
 大きなハープと小さなハープにボーカルまで加わった、激しいセッションが繰り広げられている。
「取引先といえば聞こえはいいが、丸木商会がコバンザメのように食らい付いていた大きな会社の専務が、当時のキンシツ会の世話役でな。ワシは可愛がられて、養女の順子をもらい受けた。ワシもキンシツ会へ加入させてもらって――ただの男女関係もまた、裏切りや不ていが付き物だからな。サドマゾによる女の支配を持ち込んだというわけだ。なに、養女とはいえ娘に焼き印を押すような人物だったからな。鞭と縄へのきょ否反応は無かったよ」
 カチャン。塩田先生がナイフを取り落とした音。
「あっ、これは失礼を」
 イスを引いて立ち上がったけど、床に手をのばす前にボーイさんが音も無く飛んできて、テーブルに新しいナイフを置いた。
「こちらを、どうぞ」
 ドリブルでディフェンスをかわすよりも素早い身ごなしでフォークを拾い上げて、ボーイさんは音も無く立ち去った。
「失敗しても大然自若、軽く手を挙げてギャルソンを呼び、後始末をまかせる。マナーの基本として覚えておきなさい」
 僕に教えてくれているようで、その実、先生をあざ笑っている。
 パチパチパチ……
 拍手の音で、また舞台に目を向けると――5人のくんずほぐれつは終わって、まるで演劇のフィナーレみたいに横一列に並んでお辞儀をしていた。
「村社様御一家のうるわしい家族愛を拝見させていただきました。村社様を正式の会員としてお迎えくださる方は、今一度の拍手をお願いします」
 バニーさんの言葉で、みんなが立ち上がって、ひときわ盛大な拍手を送り始めた。伯父さんと伯母さんも。僕も腰を浮かしかけたけど。
「座っていなさい。きみは会員ではない」
 塩田先生が、バツの悪そうな顔で腰を下ろした。W美姉妹は、ずっと座ったままで拍手もしていない。
「それでは、次の演目まで母と娘のほのぼのとしたじゃれ合いをご鑑賞ください」
 バニーさんが、小さなバスケットをベッドに置いた。お父さんと兄弟は舞台から去って――お母さんと娘は、またベッドへ。お母さんが、バスケットから奇妙な形をした物を取り出した。50センチくらいの一直線の棒。2本のチンチンを根元で接着したような形をしてる。真ん中には丸いグリップみたいのがあるけど、そう思ってみると玉ぶくろそっくりだった。
 まあね。半年もの間、あれこれエッチなことを体験してきたし、美竹さんが美鈴ちゃんにピンクローターを入れるところも見ちゃってるし。その道具をどう使うかは、簡単に想像がついた。
 想像通り。ふたりはベッドに向かい合って座り、まず母さんが模型チンチンの半分を自分に入れてから、互いに交差させた足を絡め合って下腹部を近づけて、娘に反対側のチンチンを突っ込んだ。そして、玉ぶくろを握ってピストン運動を始めた。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
「いいわあ……カズミ、もっともっと泣いてちょうだい」
 ふたりとも、すごく感じてる。
 天井の鏡を見上げると、押し引きのたびに玉ぶくろがクリトリスに当たっている。
 また口(とフォークとナイフ)を動かすのを忘れてながめているうちに、幕が左右からゆっくりと閉じた。
 音楽のボリュームが上がったのは、舞台裏で大道具(といってもベッドしかなかったけど)を片付ける物音を消すためだと思う。
 しばらくの間、幕は下りたままだった。
 魚の切り身にシチューをかけて、宝石みたいにカットした色とりどりの野菜が添えられてるのを伯父さんと同じペースで食べて、半分くらいになったとき、音楽が消えた。
 同時に、幕がするするっと左右に開いて。演劇の背景が現われた。ビル街の夜景。天井からミラーボールが降りてきて、カラフルな光の粒を床一面にまき散らす。
 ジャンジャジャ、ジャンジャジャ♪
 ヒットチャート急上しょう中の3人組アイドルの新曲のイントロ。
 背景を突き破って、3人の女の子が登場。ものすごくセクシーというかエッチな衣装。完全にはだが透けて見えるピンクのミニスカートとチョッキ。チョッキは胸元が大きくえぐられてて、形の良い乳房が丸出し。しかもノーパン。
 そんな格好で3人が激しく踊り出した。
「I love you, I love you ほれたの♪」
 歌いながら踊ってる。まさか……本物?
 別にファンってわけじゃないので3人の顔はぼんやりとしか覚えてないけど、その限りではそっくりだ。ダンスの振り付けもそっくり。
 3分ほどで歌と踊りは終わって、3人が並んで観客にお辞儀。でも、ショーは終わりじゃなかった。
 タンタンタンタン、ターンタカタカタンタン♪
 これは題名を思い出せないけど、ときどき耳にする曲。に合わせて、3人が横並びで同じ振り付けで踊り出した。ラインダンスのカンカン踊りってやつ。
 乳房を手で持ち上げてゆらしながらステップを踏んで、足を大きく振り上げて――うわ、真横に振り回す。縦スジがカパッと割れるのが丸見え。そのまま後ろ向きになって、足を開いて立って、お尻を突き出す。これも丸見え。お尻をぷるぷる震わせてから、両手を床に。丸見えが二重丸見えになっちゃう。
 こんなのをファンが目撃したら、泣き出すか鼻血ブーかの、どちらかだ。僕はどっちでもなく、わりかし平然と見物してた。縦スジなんて見慣れてる。
 といっても。他の人たちはどんな顔して見物してるか観察する余ゆうなんかなくて、ダンスが終わるまで目がクギ付けになってたのも事実。
 最後はデングリ返りして割れ目を見せつけるポーズで――幕が閉じた。
 バニーさんが現われて、手にさり気なくレコードジャケットを持って舞台を横切った。会員限定の場でも、はっきり名前を出すのはまずいんだろうなと、僕は推察した。
 魚料理が下げられて、ワイングラスを平べったくしたような金属容器に盛られたアイスクリームが出てきた。これは、奥の方に置いてある小さなスプーンで食べる。これでデザートか。全然物足りないな――というのは、僕の早とちり。
 アイスクリームはすぐに下げられて、わりかしボリュームのあるビフテキが出された。これがメインディッシュてやつかな。だけど、伯父さんも伯母さんもナイフとフォークを置いたままにしているので、僕も落語の熊さん(だっけ、与太郎だっけ?)。
 今度はバニーさんが登場する前に幕が開いた。背景なんかはなくて、すごく殺風景。舞台の奥に、奇妙な格好をした大道具が置かれている。ゆりかごみたいな弓形の脚で水平に支えられている大きな三角柱とか、女性のマネキン人形とか、人間がすっぽり入れるくらいの大きな額縁とか、垂直に立てられた木の板とか。木の板には、何種類かの鞭が並べられていた。舞台の手前には何かよくわからない小道具を乗せたワゴン(車輪付きの台)が置いてある。
 ひとつずつスポットライトが当てられて。観客の興味と恐怖とをあおってから、バニーさんの登場。
「皆様。ただ今より本日のメインイベントでございます。主演は、沢渡様のビチクとビレイ…失礼いたしました、ミタケ様とミスズ様です。
 W美姉妹が、すっと立ち上がった。伯父さんと伯母さんがふたりの横に立って、ポンチョをはぎ取った。
 ほおおっと、ため息が会場にもれた。僕は、ため息なんてもんじゃない。ふたりとも全裸だった。そして両手を背中にまわして手じょうをかけられていた。手を使わないで体育座りをするんだから、動きが不自然だったはずだよ。
 バニーさんが舞台から下りて伯父さんから鎖を受け取ると、ふたりを舞台に引き上げた。
 W美姉妹は、ほとんど無表情。こういう状況だから、さっきのアイドル3人組みたいに作り笑いを浮かべるのは不自然だけど。そんなにおびえているようにも見えない。
「承ったところによりますと、美竹様はテストで悪い点を取りましたので、厳しいお仕置きを受ける代わりに、本日の残ぎゃくショーに出演することを志願されたそうです。妹さんは、お姉さんの負担を減らしてあげようとしての姉妹愛出演だそうです」
 紹介が終わると、舞台の端から男の人が登場した。黒いタイツをはいて、上半身は裸。身長は180センチくらいある。筋肉質で、なぜか坊主頭だった。
「佐渡様は、衆人環視の中で実の子を鞭打つのはしのびないとして、プロフェッショナルに処けいを委ねられました。アダルトビデオで御活躍中の責め師、シマイチヒカル殿です」
 バニーさんが、ふたりの鎖と小さなカギをシマイチさんに引き渡した。
 大男を前にして、美竹さんは表情を変えない。美鈴ちゃんは……シマイチさんを見上げて、ひとみがキラキラしてる。のは、ミラーボールのせいだろう。
 シマイチさんはふたりの手じょうを右手だけ外して、それを首輪の後ろに留めた。ふたりの左腕が不自然にねじられる。それから、首輪の鎖をつなぎ合わせた。
 シマイチさんが車輪付きの台から、クリスマスツリーの飾り付けに使うような球を取り上げて、それを小さなクリップでふたりの乳首とクリトリスに着けていった。文房具の目玉クリップ。バネが強いし金属だし。敏感な突起は、ふつうの子だったら泣いちゃうくらいに痛いはず。でも、クリトリスを鞭で(優しく、だったけど)打たれて喜ぶようなマゾだから、今も感じてるのかな。
 それぞれの身体にみっつの球を取り付け終えると、シマイチさんはふたりの右手に長い鞭を握らせた。
 ずっと横で見守っていたバニーさんから、シマイチさんがマイクを受け取った。バニーさんは、マネキン人形を舞台の中央へ押し出して、クリスマスツリーの飾り球をひとつ、ブラウスのボタンに引っかけた。
「ふたりのおじょうさんには、鞭による決闘をしてもらいます」
 シマイチさんは、W美姉妹に持たせたのと同じ鞭を手にすると、その先っぽをつまんで観客に向けてかざした。
「御覧のように、鞭の先端は小さなラグビーボールのようになっています。成人男性が力いっぱい鞭打っても、はだがさけたりはしません」
 ひゅん、バチイン!
 シマイチさんがマネキンに向かって鞭を振るった。音は大きいけど、ブラウスは破れなかった。
「10円玉と同じ重さの鉛を仕込んであるので、痛みは大きいでしょうが」
 その鞭で相手の飾り球を割るのだと、シマイチさんは説明した。
「ふたりは鎖でつながれているので、逃げ隠れは出来ません。左手は使えないので、身体をかばうことも出来ません。それでも、そのような行為を試みると、相応のペナルティを与えます。なお、鎖より上で鞭を振ると、即座に負けとします。顔、とくに目を保護するためです」
 飾り球は薄い強化ガラスで作られていて、割れても丸い破片となるので危険は無いそうだ。それをシマイチさんが実演した。
 ひゅん、ガシャ!
 ガラス球が割れた瞬間、赤い煙が噴き出した。煙が薄れて――マネキンの白いブラウスは、白いままだった。
「染料などを仕込むと、血みどろのイメージを演出できるのですが、今回は高圧ガスとしました。その理由は……」
 シマイチさんがパチンと指を鳴らすと、照明がすべて消えた。そして、舞台がほのかに青白く光って。
 ふたりの下腹部のハート形がピンク色にくっきりと浮かび上がった。美竹さんは、乳首と(包皮を切除した)クリトリスも真っ赤に光っている。河原で水遊びしたときなんかは、クリトリスはビラビラの中に隠れてた。ということは――今は性的に興奮してるんだ。
 ふたりはじっと立ってるはずなのに、タトゥがふわふわとくねっているように見えるのは、最初に飲んだお酒のせいかもしれない。
「おおお……」
 いくつかのテーブル(だけ)から、どよめきが起きた。その数が少ないということはつまり、大半のお客は、W美姉妹にUVタトゥが入れられているのを知っていたんだ。そこから得られる結論は――ふたりにとって、こんなショーに出演するのは、これが初めてじゃないってことだ。
 もしかすると。レディーズマナー講座とかモデルとか、いろんな理由で不在だったとき、実はキンシツ会に出演していたのかもしれない。
 会場が、すこしだけ明るくなった。でも、舞台の上は暗く沈んで、ふたりの裸身がうっすらと青白く浮かび上がっている。そして、鮮やかなUVタトゥ。
「みっつとも割られたほうの負け。負けた者には、厳しい鞭打ちが待っています。勝者には、会合が終わるまで、たとえ失神しても休むことなく快感が与えられ続けます。なお、戦意そう失や、片八百長、鎖より上での鞭などの違反行為があった場合は、ペナルティとしてあの木馬に乗せます」
 スポットライトが、ソリで支えられた三角柱を照らし出す。言われてみると、木馬のようにも見えた。
「金属の頂点はギザギザにとがっています。あれをまたがせて木馬をゆすれば……」
 シマイチさんは肩をすくめた。
「二度と使い物にならなくなるかもしれません。実は、あまりに凶悪なので、これまで使った試しがないのです。どうかな、おじょうさん方。あれのコケラ落としをしてみないか?」
 ふたりは身を寄せ合って、恐ろしそうに木馬を見つめるだけで、返事はしなかった。のが、雄弁な返事だ。
「勝負が始まる前からおどかしても、よくありませんね。では……」
 シマイチさんが、バニーさんの位置まで下がった。
「3本勝負、始め!」
 舞台の中央に取り残された美竹さんと美鈴ちゃん。互いに顔を見合わせてから、鎖がいっぱいに張るまで左右に離れた。といっても、3メートルかそこら。
「お姉ちゃんだからって、容しゃしないんだから。だいたい、お姉ちゃんがテストで悪い点を取ったのが、いけないんだからね」
「罰を半分こしたいって、お父様におねだりしたくせに。このマゾっ子。バージンのくせに、生意気なのよ」
 ふだんの美竹さんからは想像できない、悪口雑言。でもないか。僕に口止めリンチをしたときや夜の散歩でも、こんな口調だったし。てことは、(本気半分の)演出かな。
「やああっ!」
 美鈴ちゃんの奇襲攻撃。でも、鎖は鞭が届く距離よりはわずかに長くて、空振りに終わった。
「く……」
「下手くそね。一本鞭の使い方を教えてあげる」
 鞭を引きもどそうとしてもたついてる美鈴ちゃんに向かって2歩踏み込んでから、美竹さんが水平に鞭を振るった。
 バチイイン!
 鞭は腰に当たって絡み付き、先端がお尻をたたいた。
「痛いっ……」
 美鈴ちゃんの悲鳴は、そんなに痛そうじゃなかった。観客へのサービスかな。
 だけど。美竹さんは、鞭の先が美鈴ちゃんのはだをこするにまかせて振り抜いて、すかさずバックハンドで打ち込む。
 バチイン!
「……」
 美鈴ちゃんが、無言で後ろに下がろうとする。のを、美竹さんは上体を後ろへ反らせて引きもどした。
「きゃっ……!」
 もんどりうって、あお向けに転がる美鈴ちゃん。あわてて起き上がろうとする背後に美竹さんが回り込んで。
 バチイン、バチイン!
 お尻へ2連撃。
 今の攻撃、まったく球をねらっていない。ネズミを持て遊ぶネコを連想した。
 アワ踊りを仕込まれたのは、たしか美竹さんが4年前で美鈴ちゃんは1年。愛縄、セッカン――つまりサドマゾの調教そのものが、そのころから始まっていたんだとすると、鞭の扱いもそれだけのキャリアの違いがあるんだろう。
「美竹!」
 シマイチさんが、美竹さんを呼び捨て。あの人がサド役で美竹さんはマゾ役だから当然――とは、割りきれない。W美姉妹は、僕をいじめるときだって、呼び捨てにはしなかった。
「遊ぶんじゃない。真面目にやれ」
 美竹さんは、黙って1歩下がった。鎖で美鈴ちゃんとつながれてるから、それだけしか下がれない。鞭をだらんと垂らして、美鈴ちゃんが起き上がるのを待った。
 お尻への鞭だから、そんなにダメージはない。と、思う。僕は細い鎖で軽くたたかれた経験しかないから断言できないけど。
 美鈴ちゃんは鞭を握りしめて、美竹さんの動きをうかがいながら、用心深く立ち上がった。鞭をサイドスローのフォームに構え――た瞬間、美竹さんの鞭が鎖の高さぎりぎりを水平に走った。
 パパンッ!
 鋭い破れつ音がして、赤いガスが美鈴ちゃんの上半身をかくした。
「きゃああっ……!」
 乳首の球をふたつとも割られた美鈴ちゃんは鞭を取り落とすと、胸をかばってうずくまった。
「美鈴、勝負を捨てるのか。三角木馬に乗りたいのか?」
 シマイチさんの声で、美鈴ちゃんがあわてて立ち上がった。
 残るひとつ、股間の球を守るためか、へっぴり腰になって姿勢を低くして。鞭が届く間合いを見定めて、鞭を繰り出した。
 美竹さんは鞭に向かって踏み込んで。アンダースローで鞭を跳ね上げた。
 パン!
 パン!
「痛いっ……!」
 美竹さんの左胸からガスが噴き出たと同時に、美鈴ちゃんの股間も赤いガスで包まれて。美鈴ちゃんは鞭を取り落として、手で股間を押さえながらぺたんと座り込んだ。
 相討ちだけど、美竹さんにはまだふたつ残っているのに対して、美鈴ちゃんはゼロ。
「勝負あった」
 シマイチさんが宣言した。ふたりの手じょうをはずし、鎖はそのままにして首輪のほうをはずした。美竹さんは、バニーさんに手を引かれて舞台のすみへ。
 まだうずくまっている美鈴ちゃんの前に、シマイチさんが大きな額縁を舞台の奥から引き出してきた。額縁は小さな車輪のついた台形の板で支えられている。
 シマイチさんは美鈴ちゃんの腕をつかんで台形の上に立たせると、額縁のすみから鎖で垂れている革手じょうに、両手をバンザイの形でつないだ。そして、片足ずつ宙に浮かせて、両足にも革手じょうを着けた。美鈴ちゃんは、額縁の中でX字形にハリツケられた。
 舞台が明るくなって、バニーさんがマネキン人形を観客のほうへ押し出した。シマイチさんはふたつの鞭を持って、マネキンの横に立つ。
「敗者への罰は鞭打ちですが、使う鞭は敗者自身に選ばせてやります」
 観客に向かって説明する。
「このふたつの鞭のうちのいずれかです。こちらの鞭は……」
 1mくらいの細いベルトが3本束ねられていた。
「バラ鞭に見えますが、完全に重なってはだに当たるので一本鞭と同じです。薄いからしなやかで、3本分の重さがあるから打撃力は大きいのです。とはいえ……」
 シマイチさんは身体をひねりながら腕を後ろに引いた。
 しゅうん、バチチイン!
 全力の一撃がマネキン人形の乳房に当たった。美竹さんが伯父さんからお尻を鞭打たれたときよりも、ずっと大きな音だった。
「このように、あまりはだを傷つけません」
 しゅうん、バチチイン!
 しゅうん、バチチイン!
 同じ部分に3発の鞭を受けても、マネキン人形のブラウスはボタンが飛んだだけで、破れたりはしなかった。
 シマイチさんが別の鞭に持ち替えた。前のよりすこし短くて1本だけ。幅は2倍くらい。
「離れて見るとわかりにくいでしょうが、表面に短いトゲを植えてあります」
 黒い皮革の表面に銀色の点が無数に散らばっている。あれがトゲなんだろう。
 シマイチさんは、さっきよりも小さなスイングでマネキン人形を鞭打った。
 ひゅ、バヂッ!
 ブラウスが引き千切られた。マネキン人形のはだにも、灰色の筋が残った。
「トゲにはいやらしい細工などほどこしていませんから、適切な治療を受ければ3か月ほどで傷は消えます。今回のぎせい者は若いですから、もっと早く治るでしょうね」
 シマイチさんが、額縁の中にハリツケられている美鈴ちゃんに向き直った。
「最初の鞭なら50発、トゲ付きの鞭ならたったの20発。どちらで処罰されたいかね?」
「最初のでお願いします」
 美鈴ちゃんは即答した。当然だと思う。トゲ付きの鞭で20発だなんて、全身の皮膚がはぎ取られる。同じ所を何度も打たれたら、筋肉だって千切れてしまうかもしれない。
「よろしい。では、鞭打ちの回数はぎせい者自身に数えてもらいましょう。もしも数え間違えたら、最初からやり直しとします」
「美鈴。何をされても……」
「黙らせろ」
「カウント……むぶうう」
 バニーさんに口を押さえられて、美竹さんはしゃべれなくなった。
「言っておくが、くだらんアドバイスを言うごとに鞭の数を10ずつ増やすぞ」
 美竹さんにクギを指してから、シマイチさんはバニーさんにうなずきかけた。
 バニーさんが額縁を150度くらい回して、美鈴ちゃんの背中が観客から斜めに見えるようにした。シマイチさんが美鈴ちゃんの後ろに立っても、じゃまにならない。
「では、処罰を始めます」
 宣言してから。シマイチさんは、マネキン人形をたたいたときと同じ動作で美鈴ちゃんのお尻を鞭打った。
 しゅうん、バッチイン!
 マネキン人形より柔らかで弾力のある人体を鞭打つ音は、なんとなくしめった感じだった。
「数えろ。数えないと、最初からやり直しになるぞ」
「ひとつ!」
 美鈴ちゃんがあわてて、さけぶように数えた。中間テストの目標に届かなった罰と似てる。でも、冷静(じゃなかったけど)な第三者が数えるより、鞭打たれる本人が数えるほうがつらいと思う。おちおち悲鳴もあげていられない。
 しゅうん、バッチイン!
「ふたつ!」
 しゅうん、バッチイン!
「みっつ!」
 しゅうん、バッチイン!
「よっつ!」
 数える声がそのまま悲鳴になっているように、僕には聞こえた。
 8発目でシマイチさんは立ち位置をすこし変えた。
 しゅうん、バッチイン!
「ここのつ!」
 これまでは右のお尻に当たってから左へ流れていた鞭が、最初から左のお尻に当たった。
 14発目で左右のお尻の鞭跡が、均等になった。モモのようだったお尻が、熟したカキみたいになってる。
 しゅうん、バッチイン!
「きゃあっ……じゅうご!」
 しゅうん、バッチイン!
「じゅうろく!」
 シマイチさんが斜めに振るった鞭は、美鈴ちゃんの背中に大きなバッテン(X)を刻み付けた。
 背中のほうが、お尻よりずっと痛いんだ。
 バニーさんが額縁を半回転させた。舞台は50センチくらい高くなってるし観客は座っているから――最前列の特等席からだと、割れ目の裏に隠れている小さなビラビラも、その内側のピンク色の肉も、縁が柔らかくデコボコしてるメス穴も、何もかもが見えてしまう。メス穴の回りが片くり粉を溶いたみたいな露で濡れているのも。
 美鈴ちゃん、鞭打たれながら感じてるんだ。やっぱり、美鈴ちゃんの本性はマゾなんだ。僕が強く出れば、服従してくれるかな。子ネコちゃんを夜の散歩に連れ出せるかな。喜んでくれるならいいけど、いやだって泣かれたりしたら……それがウソ泣きだとしても、僕には無理強いなんて出来そうもない。
 シマイチさんが鞭を構えた。思い切り身体をひねって腕を後ろへ引いて。
 しゅうんん、ズバッシインン!
 ささやかな乳房が胸にめり込んだように見えた。
「ぎゃああーっ!」
 男の人が叫んでいるような悲鳴だった。
 しゅんっ、バシイン!
 悲鳴が終わらないうちに、バックハンドで鞭が乳房を逆方向になぎ払った。
「きひいいい……」
 シマイチさんが手首のスナップで鞭を跳ね上げ、丸めて手に持った。ゆっくりと美鈴ちゃんに近づく。
「数えなかったな」
 楽しそうに残こくに、ニタリと笑った。
「あ……じゅうしち、じゅうはち」
「遅い。イチからやり直しだ」
「……はい」
 美鈴ちゃんのことだから、向こう見ずに文句を言うんじゃないかと、僕はヒヤヒヤしてたけど、ビックリするくらい素直でしおらしかった。マゾだからというよりも、こういうショーとかで伯父さん以外のサドに責められて、どう振る舞えばいいか学習してる?
「しゅしょうな心がけだな」
 シマイチさんは鞭を左手に持ち替えて、美鈴ちゃんの割れ目を中指でくすぐった。突き立てたりしないのは、美鈴ちゃんが処女だと知っているからだろう。でも、容しゃはなかった。それとも、優しかったと言うべきだろうか。
 割れ目を下から上へ掘じくってクリトリスを探り当てると、中指を小刻みに震わせた。
「あんん……くうう、んんん」
 美鈴ちゃんが甘くうめく。
『今泣いたカラスがもう笑った』というコトワザを思い出した。いや……鞭打たれても興奮してたんだから、むしろ『追い風にホを上げる』かな。
しゅしょうな心がけへの短いごほうびタイムが終わって、残こくショーが再開された。
 シマイチさんが距離を測って美鈴ちゃんの正面に立った。でも、鞭は垂らしたまま。と思った次の瞬間――鞭がヘビのように床すれすれを走って、美鈴ちゃんの足元で激しく跳ね上がった。
 バチイインン!
 反射的に美鈴ちゃんは腰を引こうとしたけど、空中にハリツケられている。ガチャッと鎖が鳴っただけだった。もしも幅の広い革手じょうでなくて金属の手じょうとか縄だったら、アザになるくらい深く手足に食い込んでいただろう。
 美鈴ちゃんは口を開けたまま全身を突っ張っていた。
「……ひとつ!」
 叫ぶと同時に全身から力が抜けて、足をつないでいる鎖がすこしゆるんだ。
 シマイチさんが、満足そうにうなづいた。そして、数え間違いをさせようという意図なのか、続けざまに鞭を浴びせ始めた。
 しゅううん、ズバッシインン!
「ふたつ!」
 ひゅんんっ、パチイン!
「みっつ!」
 ぶゅうんん、バヂイインン!
「よっつ!」
 もう額縁を回転させたりせず、シマイチさんが前後左右に動き回って、休むことなく鞭を浴びせ続ける。
 鞭の強弱も当たる部位も、ばらばら。フォアハンドとバックハンドとを交互というわけでもない。横8字形に鞭を振り回してお腹にバッテンを刻んだり、フォアハンドで乳房をなぎ払うとそのままくるりと身体を回転させて連打なんて曲芸もひろうした。
 変則的な打ち方も、美鈴ちゃんは正しく数えた。鞭の動きではなく、たたかれた数に注意を集中すれば、そんなに難しいことじゃないと思う。だけど……
 31発目が軽く太ももに当たって。
「さんじゅうに!」
 次の鞭も太ももに向かって水平に飛んだけど、途中で向きを変えた。
しゅんん、パシ、バジイイン!
 床をたたいて跳ね上がり、鞭の先から20センチくらいが割れ目に食い込んだ。
「かはっ……!」
 息が詰まって悲鳴をあげることすらできず、空中で固まってしまった美鈴ちゃん。
 息を整える余ゆうを与えずに、パシンパシンと太ももに鞭が飛んだ。大して痛くないだろうけど、致命的な2発だった。
「また、イチからやり直しだな」
 シマイチさんはサドってだけでなく意地悪だ(両者は違うと思う)。最初が18発でミスをさせて、今度は32発。足せば最初に宣告した50発だもの。ぐう然じゃない。
「やだあああああっ!!」
 美鈴ちゃんが絶叫して、それまでこらえていた涙がほほを伝う。
「もう、やめてよお……いつまでたってもおわんない。みすず、しんじゃうよお……」
 わがまま王女様の片りんもない……んじゃなくて、そのまま退行したみたいな印象を受けた。いたいけな子供を鞭打つなんて、サドでもためらうんじゃないだろうか。なんてのは、僕が甘ちゃんだから思うことだろう。赤ちゃんを宙に投げ上げて、きゃっきゃと喜んでいるところをじゅう剣でクシ刺し。なんてソ連兵の話を聞いたことがある。
「許してほしいのか?」
 シバイチさんがネコなで声で美鈴ちゃんに尋ねた。
「ゆるして……ください」
「もうひとつの鞭だと20発だが、これまでの努力にめんじて10発ですませてやる。数えなくてもいい。どうするかな?」
 1発ではだがさける鞭を10発。すこしでも判断力が残っていたら、絶対に選ばない。でも、美鈴ちゃんは選んでしまった。
「はい、そうしてください」
 シバイチさんは黙って美鈴ちゃんから離れ、バニーさんから凶悪な鞭を受け取った。
 ひゅん、バッヂイン!
 マネキン人形に向かって一撃。ブラウスがちぎれ飛び、人形の素材がえぐり取られて破片が宙に飛び散った。
「…………!!」
 美鈴ちゃんが目を真ん丸にして、その光景を見つめている。けれど、選たくを取り消す機会は与えられなかった。
「10回も絶叫したら、のどが破れますから――声を出せないようにしてやります」
 シマイチさんはボールギャグで、美鈴ちゃんの口をふさいでしまった。
「んんん……んん、んんん!」
 美鈴ちゃんが頭をぶんぶん振るのを気にも留めず、シマイチさんが舞台の左寄りに立った。バニーさんが、美鈴ちゃんの背中をそちらへ向けた。
 ひゅん、バヂイン!
「ま゙あ゙あ゙あ゙あ゙ーっ!!」
 ボールギャグのすき間から、猛獣がほえるような悲鳴がもれた。
 背中に無数の引っかき傷が斜めに走った。ぷつぷつと、血玉が浮かぶ。
 ひゅん、バヂイン!
「ま゙あ゙あ゙あ゙あ゙ーっ!!」
 シマイチさんは鞭を左手に持ち替えて、背中に血文字のXを描いた。
 同じようにして、お尻にも左右2発ずつ。熟したカキのようになっていたのが、つぶれたカキに変わってしまった。
 だけど……マネキン人形のダメージから予想していたよりも、傷は浅い。
 不思議がっているひまもなく、額縁が半回転させられた。これからは、もっと無惨な光景が繰り広げられる。
 僕はこれまで、美鈴ちゃんに同情しながら、でも食い入るように見つめてきた。他の人たちは、どうなんだろう。ふと気になって、あたりをこっそりうかがうと。
 僕と同じように(それ以上に熱心に)食事の手を止めて舞台を見つめている人が半分くらい。舞台をながめながら平然と食事をしている人も何人かいた。逆に、料理とにらめっこをしている人もいた。熱心に見つめている人は、男ならサドだろう。女の人はもしかしたら、自分が鞭打たれるところを空想しているマゾもいるかもしれない。そして、平然としているのは(もっと残こくなことも体験している)筋金入りのサドかもしれない。
 シマイチさんが鞭を構えた。
「んんん、んんーっ!」
 美鈴ちゃんが、激しく頭を横に振る。むだなあがきをして、鎖がジャラジャラ鳴った。
 ひゅん、バヂイン!
 ひゅん、バヂイン!
 乳房が右に吹っ飛び左に吹っ飛んだ。乳首をさけて、その上下に幅の広い鞭(とトゲ)跡が刻まれた。
「ま゙も゙お゙っ!!」
 美鈴ちゃんがわめいて、がくんと頭を垂れた。
 シマイチさんは肩をすくめて。意識の無い美鈴ちゃんの太ももを鞭打った。
 ひゅん、バヂイン!
 太ももにも無数の引っかき傷と血玉が浮かんだ。
 ばぢん……バックハンドで、ずっと軽く、反対側の太ももへ鞭。なのに今度は、ずっと深い引っかき傷がついて、そこから血が滴り始めた。
 シマイチさんが舞台の手前ぎりぎりまで出て来て、鞭を横一線にしてパチンと鳴らした。そして、鞭の両面を何度も裏返す。
「ああーっ!」
 僕は、思わず大声を出していた。
「お分かりになられましたね。後ろのほうで観ていらっしゃる方のために、説明してあげてください」
 僕は安心をみんなにも知ってほしくて、イスを倒しそうな勢いで立ち上がった。
「トゲは、鞭の片面にしか生えていません。裏側にもトゲがあるように見えるけれど、ええと……寝ています」
「正確には、植えたトゲが抜けないように折り曲げて圧着してるのです。もちろん、並の一本鞭よりは破壊力がありますが……」
 シマイチさんは、鞭の裏側でマネキン人形を鞭打った。
 ひゅんん、バヂイン!
 力いっぱいでも、ブラウスはちょっと破れただけだった。
「このおじょうさんは1週間も休めば、クラスメートの前で着替えをできるようになるでしょう」
 良かった……へなへなと、僕はイスに座り(ほとんど倒れ)込んだ。
 なんで、こんなトリックを使うんだろうと疑問に思ったと同時に、答えも見つけていた。演出だ。観客に、実際以上の残こくさをさっ覚させるため。そして、美鈴ちゃんに恐怖を与えるため。もしかすると、この恐怖を乗り越えて、美鈴ちゃんはマゾとして成長するのかもしれない。それが良いことか悪いことかは、ともかくとして。
「敗者への処罰は、これで終わります」
 舞台のソデから、シマイチさんと同じ(ボウズ頭じゃないけど)上半身はだかで黒タイツの男の人が2人現われて、美鈴ちゃんを額縁から下ろした(引きはがしたというほうが正しいかな)。二の腕をつかんで、美鈴ちゃんを引きずりながら退場。こういうのも演出だと思う。
「では、勝者にほうびを与えてやりましょう」
 舞台の奥にスポットライトが当てられた。すっかり忘れてたけど、美竹さんはそこでずっと、妹への処罰を見物させられてたんだ。
 美竹さんは、にこやかは言い過ぎだけど、柔らかい表情でシマイチさんの前に立った。鞭のトリックを見て、この人には(そんなに)ひどいとこはされないって安心したんだろう。
 美竹さんは美鈴ちゃんと同じように、額縁にハリツケにされた。
「お姉さんは妹さんと異なり、すでにお父上のごちょう愛を受け、会員様のみならず各方面のしん士しゅく女にも可愛がっていただいていると聞き及びます」
 伯父さんとの付き合いも半年になるから、とんでもハプニング驚がくの事実がさらりと暴露されるのにも慣れてはきたけど。乱交とかってのは、しかも『しん士しゅく女』だから不特定多数とのレズもってのは、もうクリビッテンギョーなんて茶化す気力もない。
 女神様のぐう像が、音を立ててくずれてく。
「したがって、バイブもデンマも心置きなく使い放題で責められます」
 しばらく舞台のすみに放置されていた台を、バニーさんが押し出してきた。巨大サイズのコケシを、シマイチさんが取り上げた。その形状とこの場の性質から、それがどう使われるかは予測できるけど……僕よりずっと大きな塩田先生の5割増しの伯父さんより、ふた回りくらいも巨大なコケシが、美竹さんの『中』に入るんだろうか。
 シマイチさんが、また僕を見た。コケシから延びている電気コードを、バニーさんが引っ張ってきたコンセントにつなぐ。
 ブブブブブ……コケシの頭が、激しく振動し始めた。これ、ピンクローターの親玉だ。
「デンマは、上から局部に当てるのが正しい使い方ですが……」
 シマイチさんが額縁に近づいて、美竹さんの割れ目を指でうがった。
「妹がひどい目に合わされて興奮するなんて、いけないお姉ちゃんですね」
 シマイチさんがかざした指は、スポットライトをぬらぬらと照り返していた。
「これなら、ローションも要らないでしょう」
 シマイチさんは左手で割れ目を広げると、デンマの頭を押しつけた。ぐりぐりとえぐりながら、押し込んでいく。
「きひいいいっ……痛い。さけてしまいます!」
 理路整然としゃべれるんだから、ほんとは余ゆうがある。激痛の極限では悲鳴すら発せられなくなるのは、美鈴ちゃんで見たばかりだ。
 デンマが、胴体の半分くらいまで美竹さんの中にうまった。割れ目の縁に、スイッチの部分が見えている。シマイチさんはデンマが細くなっている部分にヒモを巻いて、美竹さんの太ももに縛りつけた。手を放しても抜け落ちない。
 シマイチさんは、次にデンマよりは小さなチンチンの模型を取り上げた。これって、バイブってやつかな。使い道は(メス穴がふさがってるんだから)確定してるんだけど。やっぱり「入るのかな」って疑問がある。まあ、僕だっていきなり塩田先生のチンチンを入れられたんだから、4年も調教を受けてる美竹さんなら……だいじょうぶだった。
 美竹さんは低くうめきながらお尻をくねらせ(たのは、入れやすくなるように協力したんだろう)ながら、根本まで飲み込んでしまった。これもヒモで太ももにつながれた。
 シマイチさんは手品師みたいに、次から次へと小道具を取り出す。ガラスの小さなツリガネ。中にバネじかけの弁みたいなのがあって、ツリガネの天辺からは短いゴム管と長い電線が出ている。それがふたつと、同じような仕かけのある小さな試験管がひとつ。
 ツリガネのひとつが、乳首にかぶせられた。大きな注射器がゴム管につながれて、ピストンが引かれるとツリガネの中が真空になるから、乳首がふくらんで長く引き延ばされた。乳首が弁を押し返す。ゴム管のつなぎ目に細工がしてあるんだろう。ゴム管を引き抜いても、乳首は元にもどらなかった。
 両方の乳首にツリガネを吸い付かせると、試験管は当然のようにクリトリスへ向かった。
「あああ、あん……」
 美竹さんが甘くうめいた。チンチンを吸われるのを想像すれば、美竹さんの声は当然だと納得出来る。
 さらに――銀色をした5センチ平方くらいのテープが両わきの下にはられて、ソケイ部には2センチ幅くらいのがはられた。これにも細い電線がつながれてる。
 最後に、シマイチさんはプラモデルのリモコンボックスみたいのをみっつ、額縁に引っかけた。
「電源容量的にはひとつで間に合うのですが、それぞれがばらばらのリズムで、ことに左右の乳首が異なるビートを刻むと、男でさえも、もだえ狂います。電流経路は心臓を通りませんから安全です」
 ツリガネと銀テープの電線をペアにして、リモコンにつないでいった。
 シマイチさんが美竹さんの身体にあれこれ細工をしてるうちに、フルコースの最後に出されたケーキとコーヒーも片付けられていった。
「皆様、お待たせ致しました。いよいよ、クイズ・タイムショーック、失礼、電気ショックのお時間です」
 ギャグのつもりらしいけど、受けは良くなかった。でも、シマイチさんは平然と先へ話を進める。
「時間も押して参りましたので、出題と同時に解答も明かしてまいります。電気マッサージ器、電動アナルバイブ、低周波マッサージ器。このうち、最も女が喜ぶのは、どれでしょうというのが問題ですが……」
 シマイチさんが身をかがめて、デンマのスイッチを入れた。
 そうか。電気マッサージ器だから、電マなんだ。なんてことは、どうでもいい。
 美竹さんは、鎖の許す限りへっぴり腰になって、電マの刺激からのがれようとしている。つらそうに顔をゆがめている。
「そこそこ出来上がっていても、女体は強すぎる刺激にはきょ否反応を示します」
 シマイチさんは電マを止めた。後ろへ回って――たぶん、アナルバイブのスイッチを入れたんだろう。
 三竹さんが、お尻をもじもじさせ始めた。さっきとは逆に、足の鎖が垂れ下がるくらいまで全身を突っ張ってる。
「アナルも、他への刺激との相乗効果で感じる女が大半です。では、他の部位とはどこか。皆さんは、もうお分かりでしょうね」
 シマイチさんがアナルバイブを止めて、表へもどってきた。
「乳首とクリトリス。これは処女だろうと第二次性徴前だろうと、女に共通のスイートスポットです」
 シマイチさんが、みっつのリモコンを次々に操作した。
 とたんに――美竹さんの身体が、ぴくぴくとけいれんし始めた。
「ああああ、いやあああ……こんなの……」
 全身をくねらせながらけいれんしてる。乳房をぷるぷる震わせ、腰を前後にゆすってる。
「低周波マッサージ器は、皮膚の下の筋肉に電気刺激を与える道具ですから、性感帯には強すぎます。最弱でじゅうぶん。最強になどすれば、むしろ強い苦痛を与えます。実験してみたいところですが、罰ではなく、ほうびですので……」
 シマイチさんが、リモコンにさわった。
「うああああ、ああっ……いやあ。やめてくださいいい」
 美竹さんのけいれんが激しくなった。やめてと訴える声にビブラートがかかっている。そして、切なさそう。もしも美竹さんの訴えを聞き入れたら絶対にうらまれる。それくらいは、僕でも分かる。
「この程度でも、経験の少ない女は、アクメに達したと思い込むでしょうが……このおじょうさんは、愛ぶだけでは物足りないようです」
 シマイチさんが、また電マのスイッチを入れた。今度は反応が違っていた。全身が反りかえった。そして絶叫。
「ぎびひいいいっ……いっちゃいますううう!」
「いいや、まだまだ」
シマイチさんはアナルバイブのスイッチも入れた。
「だめだめだめ……お父様、ごめんなさい。美竹、オマンコもおしりもサネも……ぜんぶ、いっちゃいますううう!」
 ふくらはぎがキュウッと引き閉まり、足の指が直角に曲がってつま先が縮んだように見えた。
「うあああ、いいいいい……」
 うめきながら、ぴくんぴくんと、けいれんを繰り返してる。シマイチさんも伯父さんも他の観客も、美竹さんの発作を静かにながめてる。から、危険なことは起きていないんだろう。
「余いんに浸らせてやるのが情けというものでしょうが、このマゾメス――失礼、お父上がいらっしゃるのでしたね」
「構わん。美竹をいん乱なマゾメスに仕込んだのは、父親のワシだからな。情けをかけてもうらまれるだけだぞ」
「恐縮です。では、このマゾメスは放置しておきます。すこしでも正気づけば、またアクメじごくにたたき込まれるといういうわけです」
「じごくを突き抜ければ天国だな」
「おっしゃる通りです」
 シマイチさんは深々と一礼すると、美竹さんを額縁の中に残したまま、舞台から立ち去った。
 それが合図だったのか、何人ものバニーさんがフロアに入ってきた。ワゴンを押したバニーさんが、真っ先に僕たちのテーブルに来た。
「スコッチモルトなら何でも構わん。スリーフィンガーで。この子には、そうだな……ピンクレディーを。塩田さん、何か飲みますかな」
「え、恐縮です。では……ええと?」
 バニーさんからメニューを渡されて、シドドモロロ。あてずっぽうみたいにしてソルティドッグというのを頼んだ。
 バニーさんが伯父さんの前に背の低いコップを置いて、透き通った茶色のお酒を注いだ。ウイスキーかな。それから、銀色のツボみたいのにいろんな液体(表現としては間違ってない)を入れて、シャカシャカ空中で振り回して、逆三角形を高い脚で支えたカクテルグラス(というんだっけ?)に注いで僕の前に置いてくれた。ピンク色のすごくきれいなお酒(だよね)。最後に、伯父さんのと同じ形でもっと大きいコップの縁に白い粉をまぶしてから、大きな氷と透明な液体と黄色い液体とを入れて長いスプーンでかき回して、塩田先生の前に置いた。
 その間に、別のバニーさんが伯父さんの指図で、チーズとクラッカーとナッツをテーブルに並べる。
「では……」
 伯父さんがコップを目の高さにかかげて、軽くうなずいた。飲むというよりなめるような感じで、コップを傾けた。
 塩田先生も真似をして――でも、ごくごくと飲んだ。
「均くん。きみも飲みなさい」
 僕は落語をせずに、持ち上げたコップをそのまま口に運んだ。甘いけど、ポマードみたいなにおいがした。UFOの味はしなかった。
「さて……塩田先生。本日のショーをご覧になって、どのように思われましたかな」
 伯父さんが、さり気なく切り出した。
 もしかしたら、これは『試験』なのかもしれない。最初の公開セックス・ショーで、仮入会した人が正会員に認めてもらったのと同じような。
「ええ、そうですね。他人様の趣味をどうこう言うつもりは、ありませんが……」
「趣味ではない」
 伯父さんが先生をしかりつけた。
「The way of lifeだ。生き様などという浮わついた言葉は好かん」
「……」
 塩田先生は黙り込んだ。反感を表情に隠そうともしない。
「最も深い人間の交わりを趣味などと言うところから察するに、均との関係も、きみにとっては遊びに過ぎんようだな」
「……サッカーに全力で打ち込んでいる子も」
「とぼけてもムダだ。部室やプールで行なっている、マンツーマンの特訓のことを、ワシは言っておる」
 コツン……塩田先生がコップを置いた音。ガチャンでもおかしくなかった。
「どうして、それを……?」
「取引先の会社の課長、同県のキンシツ会員のまた従兄弟の友人。手繰る糸は、何本もある。金があれば、糸はいくらでも太くできる。夜の散歩は楽しかったかね、均くん」
 塩田先生も僕も、真っ青。先生とのホモは、だれかスパイが告げ口したとしても、夜の散歩は……伯父さんのおひざ元でのことだもの、感づかれても不思議じゃないな。
「この子の将来にまで、きみは責任を引き受けられるかね。そうでないなら、サッカーの領分からはみ出るような真似は慎んでいただこう」
 塩田先生は青ざめていた顔を今は真っ赤にして、うつむいている。
「あああっ……いやあ! もうゆるして……とめて。だめだめだめ……お父様、ごめんなさい。いく……美竹、いっちゃいますううう!」
 正気づいて、またすぐアクメに追い上げられて、美竹さんが悲鳴をあげた。いや、『喜鳴』というべきだ。
「さて、均くん……」
「え、あ……はい!」
「ワシは、きみを責めるつもりなどない」
 W美姉妹とのエッチな遊びをしかられるんじゃなさそうだ。まあ、あれは僕が被害者みたいなものだから、しかられるとしたら、ふたりのほうだと思うけど。
「ふたりを見ていて、どう思ったかね」
「どうって……」
 いろんな思いがこんがらがって、言葉に出来ない。落ち着こうと思って、ピンクレディーを(コップが小さいので)ひと息に飲んだ。のどごしは冷たくて甘いのに、お腹の中がカアッと熱くなった。そうだ、これはお酒だった。
「さんざんきみをからかって、生意気にもサディスチンを気取っていた美鈴が、手放しで泣きわめいておったな。セクシー衣装で年下のきみをからかっていた澄まし屋の美竹が、アクメに見も世もなくよがり狂う様子を見て、きみはどう思ったのかな」
 いっそう具体的に尋ねられて、でも思考は、ますますこんがらがる。ざまを見ろなんて、これっぽっちも思わなかった。でも、かわいそうだとも思わなかった。ハートのタトゥが躍動するのを美しいと思った。額縁にハリツケられたふたりは、そのまま絵画だった。そして……苦痛に泣き叫ぶ美鈴ちゃんも、強制された快感にホンロウされる美竹さんも、美しくて素敵で……うらやましい!
 ふたりとも、ものすごくつらそうなのに……伯父さんはじごくを突き抜けたら天国だって言ったけど、それは真実だと思う。
 そして美竹さんは女神様なんかじゃなくて、美鈴ちゃんも王女様ではなくて……ふたりとも、天使だったんだ。黒い羽根と尻尾を持った、エッチでサドでマゾな天使。
「あああっ……ほんとに、もうダメ。いやよいやよいやよ……またいっちゃううう」
 額縁の中でもだえる美竹さんは、ほんとに尻尾を生やしてる。そして僕には……羽毛をまき散らしながら羽ばたく羽根まで見えるような気がした。お酒が僕の頭をゆすっている。
「きみも、美鈴を泣きわめかせてみたいとは思わないかね。美竹をきみのペニスでアクメに追い上げてやりたいとは思わないかね」
 コンプレックス(チンチン)に触れられて、ちょっと頭が冷めた。
 まったく全然ちっとも、そんなことを思わないというとウソになる。でも……実際問題として、僕には無理だと思う。サドがマゾをいじめるのは、したい放題にしているように見えて、すごく相手のことも考えているし、事故にならないような工夫もしている。トゲを植えたベルトのトリックがそうだし、夜の散歩の前に、どこの家でだれが起きているか、ちゃんと調べてあったのもそうだ。それに、伯父さんやシマイチさんみたいにうまく鞭を扱えそうにない。
 マゾは、痛かったり恥ずかしかったりはするけど、気楽だな。気楽という言い方は、サドにもマゾにも失礼だ。マゾは、ひたすらサドを信頼して身も心も委ねていればいい。
 そう思った瞬間に……額縁の中にハリツケられて、W美姉妹にいじめられている僕自身の姿が頭の中に浮かんだ。美鈴ちゃんに鞭打たれて泣いている僕。それを見ているお客さんたちが、「男のくせに」とか言ってあざ笑ってる。美竹さんにチンチンをいじめられてボッキさせちゃって、みんなが僕のそこを指差して「小さい」とか「ブタの尻尾」なんてゲラゲラ笑ってる。
 伯父さんに厳しくセッカンされるシーンも想像した。塩田先生より大きなチンチンでアナルを犯されるのも、痛いけど気持ち良さそうだ。
 そうだ、マゾは気持ちいいんだ。サドは……女の子を鞭でたたいて、面白いかもしれないけど、気持ち良くはならないよね。
 こんがらかっていた思考が、ひとつの大きなうずになっていく。ピンク色のお酒のうずに飲み込まれていく……
「まったく、おまえには失望させられた」
 伯父さんの悲しそうな声で、うず巻きは飛び散った。うずにおぼれながら、僕は心の中の言葉を声に出していたんだろうか。
「日常で女の尻に敷かれるのは、男の度量だ。しかし、愛縄で女に支配されたいと願うようなやつに、戦場は任せられん」
 戦場って……仕事のことだろう。男は外に出たら7人の敵がいるってコトワザがある。
 伯父さんも、あまり減っていないお酒をぐいと飲み干した。
「とは言え……SMクラブでは、新人にはマゾをさせてプレイの要領を覚えさせてから女王様に仕込むというからな。とことんマゾを体験するのも、均くんの肥やしになるかもしらんな」
『おまえ』がまた『均くん』にもどった。
「いいだろう。来月の例会では、均くんと美竹たちがステージに上がれるよう、手配してやろう」
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女神様と王女様

 ちなみに。BF丁稚揚げで、少女(に見えるネエチャン)が、女神様とか王女様のコスプレをしている実写エロ画像を探したのですが、見事に見つかりませんでした。そこで、女神様や王女様に見えているのは少年だけで、その本質は小悪魔だよ――というコンセプトのBFにしちゃいましたまうえ。

 さて。
 今年の出来高は、5月5日までに1,253枚。 このペースでいけば、年末までに3,600枚いけそうです。
=1,253/(VALUE(2022/05/05)-VALUE(2021/12/31)*365=3,658


 なお、この作品を電子書籍としてリリースするのは、2023年5月以降です。

DLS affiliate キーワード:小悪魔,少年

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

性少年包弄記(怨辱編) 発売中!

おっとと魚サカナ
告知を忘れていました。



紹介画像(怨辱)




 やってることはハードSMなのですが、加虐の当事者たちは、それが社会から落伍した青少年を矯正する「正しいこと」であると信じているのです。実に不愉快です。
 SMと性的虐待をどこで線引きするかというと……実に難しい問題ではあります。
 双方合意のプレイ。これは、実世界においては必須ですが、仮構世界では関係ありません。
 被虐者の最低限の安全を考慮しているか否か。これは重要です。ので、筆者は回復不能な(膜の破損と局所刺青などは除く、女体化は程度と状況による)ダメージを与える話は原則として書きません。
 しかし、絶対的条件として。加虐者が性的に興奮しているか否かが、絶対の基準ではないかと考えております。もっとも、現実世界では、少数民族の弾圧あるいは戦争手段(いつ、どこ、は時事ネタになるので省略)として強
が行なわれるなど、これは加虐側が性的(物理的)に興奮していないと不可能なので……
 実に難しい問題ではあります。二度言っても、何の解決にもなりませんが。


 ともあれ。この作品はフィクションです。元ネタは有名な現実の事件ではありますが。

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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 3:女神様と王女様と、いとこの(下)僕

 まるきり進みませんでした。というのも、本日(4/22)は執筆もお休み。な何をしてたかというと……これ()のリベンジマッチですた。
 純金未満(金の純度は24を母数にします)では指1本がやっとで、こちら()くらいの硬度がないとむちゅくわしいわけです。ので、本日は+10あたりを集めている箱へ行ってきたわけです。指2本をチョキにしてクリグリできます。
 さすがは年の功。自分で動いて(ついでに握って)くれて、「男は突っ込んでナンボ」までは到達いたしましたですた。しかし、いわゆるところの In-Out-In-Outでふにゃって、「出してナンボ」には、とほほ李白杜甫。
 駄菓子案山子。男でも女のアクメを書くし、行ったことも見たこともないトランター帝国も描写できるし、それにつけても転生物がステータスでキャラ説明をする安易さはねえ。
 しかも、モモキュンソードPart2で1/200を30回転くらいで2度引いて、でもRushに突っ込めずに(トラウマが痛い……)、まあ、5千円で切り上げて。明日は5時(以前)起きですので、さっさと飲んで寝ます。


 現在は「SMショー」の章の大詰めです。うん、「SM章」ですね。しょうむない。
 は、置いといて。もっと手前、折り返し点あたりを紹介しときます。


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口封じの夜

 僕が塩田先生の愛人(?)になってることは、サッカー部のみんなに知られている。僕も塩田先生もみんなの前では知らんぷりしてても、かえってそれが演技ぽくなってしまうし。時間差をつけていても、プールに出入りしてるところを見られたり。
 だけど、だれも僕をからかったりしない。塩田先生の私情でメンバーから外される(補欠の予備のひかえだって、お情けで練習試合に出してもらえるから、同じこと)ってのもあるだろうけど、僕がちゃんと頭角を現わしてきたから。ハーフいっぱい走り回ってもスタミナ切れしないし、ごつい先輩にも(3回に1回くらいは)当たり負けしなくなった。自主トレと先生の下半身(チンチンじゃなくて真面目な部分)へのマッサージの成果だ。成長期真っ盛りてのも大きいかな。この1か月で身長が1センチちょっとのびたし、体重も2キロ増えた。
 もっとも、成長期は僕だけじゃない。美鈴ちゃんのおっぱいが、乳房と言えるくらいにしっかりふくらんできたし、週に2度はおフロの中で乗っけてるお尻もますます丸みを帯びてきた。おフロの中で美鈴ちゃんのお腹を抱っこしてる手を、上か下へ動かしたくなったりもする。でも、頭の中で英単語の復習とかしてれば、チンチンは(かろうじて)無反応を保っていられる。
 美竹さんのセクシー衣装やチンチンタッチも、わりかし平然と受け流せるようになってきた。だって、中間テストの成績が目標に達さなかった罰を見せつけられてるから、あれに比べたら、たとえオールヌードでも『高が知れてる』というものだ。
 だけど。伯父さんとふたりの関係がクリビッテンギョーだったと同じに、いやそれ以上に姉妹の関係もイタオドローだと知ることになる。そして、今度は僕も巻き込まれてしまった。

 美鈴ちゃんは1学期の通知表を理科算数国語音楽体育は5で、その他も4。カンチョウの罰は受けずにすんだ。音楽と体育が目標値(4)を上回ったごほうびに、小さな箱をプレゼントされた。
 美鈴ちゃんもお姉さんに似て、ずいぶんと優しゅうなんだ。僕の部屋に居座ってる時間よりは自分の部屋にいる時間のほうが長いのは当然だけど、その間は真面目に勉強してるんだな。
「美鈴も、もう最高学年だ。自分で使うことを許してあげよう。もちろん、入れてはダメだぞ」
 その言葉だけで、中身が分かったらしい。
「うわあ。ありがとうございます、お父様」
 きれいにラッピングされリボンをかけられた小箱をきゅっと胸に抱きしめて、それからちろっと僕に顔を向けて、いたずらっぽく舌を出した。
 意味不明だったけど、無じゃ気に喜んでるんだから、まあいいか。
 その週末も、僕は塩田先生の特訓《アナルセックス》を受けて、やっぱり精通出来なくて。だから、僕は欲求不満になっていたのかもしれない。
 伯父さんと伯母さんは、財界のパーティーにとまりがけで東京へ行ってて、僕とW美姉妹とでお留守番。
 ベッドに入っても、なかなか寝つけなかった。子供部屋はたがいに行き来できるようにつながっている。そして、隣は美鈴ちゃんだ。なので。勉強してるときでもノックもしないで飛び込んでくる。両親の不在をいいことに、まさか夜ばいをかけたりはしないだろうな、と――迷わくばかりじゃないから、困る戸まどう。1日ごとに、美鈴ちゃんがエッチの対象に近づいてる。
 トイレに行って、それから暖かい(真夏だけど)物でも飲めば寝つけるかな。
 ろう下へ出たら――美鈴ちゃんの部屋のドアが半開きになってた。イタズラ心もエッチ心も無いよ。僕の部屋が奥だから、美鈴ちゃんの部屋の前を通らなくちゃならない。それだけのこと。なんだけど。
 ドアの下のゆかが、ごくかすかに青白く光ってる。豆電球の明かりじゃない。
 それよりも……
「あんん……やだ……おかしくなっちゃうよお」
 苦しそうなうめき声(に、聞こえた)。
「ふうん。それじゃ、やめてあげようか?」
 美竹さんの声だ。妹を看病してあげてる感じでもないし?
「やだ! やめちゃ、やだああ……あっ、あんんん」
 僕は本能的に足音をしのばせて、ドアに近づいた。こっそりと、中をのぞき込んだ。
 ベッドの上で、美鈴ちゃんにしては大きな、かすかに青白いかたまりが動くめいているとしか見えなかったけど。暗がりに目が慣れてくると……
(…………!!!!!)
 びっくりマークをいくつ並べても、おどろきを表現しきれない。
 青白いかたまりは、美鈴ちゃんと美竹さんだった。ふたりともスッポンポンで、美竹さんが美鈴ちゃんにおおいかぶさって、両手で美鈴ちゃんの身体をま探っている。正確には右手で縦スジのあたり、左手で乳房を。
美竹さんは、左手に卵形をした物を握っている。
ジジジジジジ……耳を澄ますと、ごくかすかに機械的な音が聞こえた。まさかと思うけど、(エッチな雑誌の広告で見かける)ピンクローターじゃないよね?
 右手は、ふたりの密着した腰の間に差し込まれてるので、何か持ってるとしても分からない。
「お姉ちゃん、もうがまん出来ないよお。それ、入れてよお」
「ダメよ。バージンは、来年のお誕生日に、お父様にささげるんでしょ」
(…………!!!!!)
 この後も飛び切り大ショックの連続なので、僕の心理びょう写はこれで打ち切る。
「だいじょうぶだよお。オチンポ様を入れなきゃバージンだもん」
「そういう問題じゃないでしょ」
「そんな細いのじゃ、処女まくは破れない。タンポンといっしょだもん」
「タンポンだって、入れたこと無いくせに」
「お願い、入れてよお。どしても入れてくんないなら、自分でやっちゃう。それか……均お兄ちゃんに、おフロで本物をお願いするもん」
 それって、僕にセックスをせまるって意味?
 もちろん、僕はこばむ……つもりだけど。結こんも出来る間がらだし。この1か月でけっこう『女体』ぽくなってきた美鈴ちゃんにスッポンポンで抱き着かれて、縦スジでチンチンをはさまれてグリグリされたりしたら……
「お兄ちゃんのオチンポ様は、このローターと同じくらいだから、処女まくはだいじょうぶだよ」
 いくら僕でも、そのピンクローターよりは(ボッキすれば)大きいよ。
 ふう……美竹さんが、大きなため息をついた。
「しょうがないわね。ばれたら、わたしまでというか、わたしが主犯で罰を受けるに決まってるけど……そう簡単には、均くんをあげるつもりは無いから」
 え……また、僕?
 疑問は、直後の本日最大のショックで忘れてしまった。
 美竹さんが身体を起こして、ベッドに腰かけた。
 数秒、僕は目の当たりにしている光景を理解出来なかった。
 美竹さんの下腹部に、横長の大きなハートの輪かくがうかび上がっていた。どぎついピンク色。輪かくには、短いカラクサ模様がからんでいる。そして……乳首があざやかな赤に光っている。同じ色が、毛のないし縦スジのはしっこでも光っている。クリトリスだ。
「お姉ちゃん……」
 ベッドの上で、美鈴ちゃんが美竹さんのほうへ寝返りを打った。美鈴ちゃんの下腹部にも、同じハート形の輪かくがえがかれていた。乳首とクリトリスは、光っていない。
「ちょっと待って。いたくないように、ローションを使ってあげる」
「いらない。もうびしょびしょだもん。それに……いたいほうが、そう入の実感を味わえるよ」
 美竹さんが、またため息をついた。
「まったく……わたしが美鈴の年だったときは、縛られるのも鞭打たれるのもいやで、泣きさけんではサルグツワをかまされていたっていうのに。ほんとに美鈴は生まれつきのインランマゾね」
「違うもん。お父様の英才教育の玉物だもん」
 もう完全に、僕の思考はマヒしてる。ああ、そうかと――美鈴ちゃんの言葉を無批判に事実として受け入れただけだった。ちょっぴり、うらやましくも思った。そんなことをされた美竹さんや美鈴ちゃんがうらやましいのか、そんなことをした伯父さんなのか、そんなことを認めていた伯母さんをふくめた家族関係がうらやましいのか……マヒした頭では分からなかった。
 美竹さんがベッドに上がった。美鈴ちゃんの足を開かせた間にあぐらをかいて座って、前へにじり寄って、美鈴ちゃんのお尻を足の間に落とし込んだ。
「ほんと、ぬらぬらだわ。小インシンまでひくつかせちゃって。それじゃ、うんといたくなるようにつっ込んであげる」
 美竹さんは、ずっと握っていた右手のピンクローターを美鈴ちゃんのまたにつきつけた。卵形じゃなくて、ウインナソーセージを太くしたような形だった。あれなら、ボッキした僕のチンチンに勝っているかもしれない。
 美竹さんがローターの先で縦スジをつついた。正確には縦スジじゃない。ローターくらい飲み込んでしまいそうにぱっくり開いているのが、暗がりに慣れた目には見て取れた。
 でも、なぜ下腹部の模様(と、美竹さんの乳首とクリトリス)は光ってるんだろう。夜光と料かな。そんなものをぬる理由が分からない。今見ている何もかもが、分からないことばかりだけど。
 美竹さんは美鈴ちゃんに声をかけたりはせず、モリで魚をつくような動作で、ローターを割れ目につき立てた。
「ぎびいいいっ……いたいいっ!」
 ぴいんと、美鈴ちゃんの全身がつっ張った。
「いたい、いたいよお……」
 泣き声でうったえながら、背中を反らして腰をつき上げる。そんなことをしたら、ますますローターを深くつっ込んでしまうのに。
「いたいよおお……本物のオチンポ様は、もっといたいんだよね。お姉ちゃんだけ……ずるいよお」
「それ以上は入れちゃダメよ。飲み込んでしまってチツ口が閉じては、いたいのも気持ちいいのも減ってしまうから」
 美竹さんは左手でベッドの上を探って、平べったい小箱を引き寄せた。その箱に付いてるツマミをいじると……
「うああああ……」
 美鈴ちゃんが、かん高くさけんだ。
「すごいい……でも、こんなのダメ。クリちゃんブルブルしてよおお!」 
 もどかしそうにさけぶ。
「いきなりのチツイキは、いくらインランでも無理よ。ほら、これも使いなさい」
 美竹さんが美鈴ちゃんの手にピンクローターを持たせた。割れ目にいれてるウインナソーセージじゃなくて、乳首に当ててた卵形のやつ。落ち着いて観察すると、太さは同じで、長さだけが違っている。
 美鈴ちゃんは、それを――割れ目の上はしに当てた。
「あああああ、あーっっ!!」
 これまでより半オクターブくらい高い声でさけんだ。
 美竹さんが美鈴ちゃんの空いているほうの手を取って、チツ口に入れているローターのはしを持たせた。
「自分で動かすのよ。でも、こねてはダメ。破れるかもしれないから」
 美鈴ちゃんはローターをゆっくりと出し入れし始めた。塩田先生が僕のアヌスにしていることと(いろんなちがいはあるけど)基本的には同じだ。
 美竹さんがベッドから下りた。
「アクメまで自分で遊んでなさい」
 美竹さんが視界から消えた。
 僕は美鈴ちゃんから目がはなせない。
 美鈴ちゃんは、だんだんピストン運動を激しくしていく。ひざを立てたまま足をつっ張って、腰が宙にういている。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
 ぴストン運動に合わせて激しく息をして、それが声になっている。だんだん声が大きくせわしなくなっていって……
「ああああっ……いくうう、いきますううううっ!!」
 弓なりになった全身が、びくびくびくっとケイレンして――不意に、どさっとくずれた。
 そのまま、ピクリとも動かない。興奮が激し過ぎて心臓マヒを起こしたんじゃないかと心配に……いや、肩がゆっくり動いてるから、息をしている。
 ジジジジジ……ピンクローターの音だけが、暗やみを満たしていく。
「のぞき見をしてたの?」
 背中に声をかけられて、あやうく心臓マヒを起こすところだった。美竹さんの声。
「あ、ええと……ごめんなさい」
 弁解のしようもないので、とにかく謝った。
 あれ……?
 美竹さんの下腹部にあったハート形の絵が消えている。乳首も光っていない。
「とにかく、入りなさい」
 肩をつかれて足をもつらせながら、美鈴ちゃんの部屋に転げ込んだ。
「均お兄ちゃん……?」
 美鈴ちゃんが身を起こして、僕を見た。ちっともおどろいているように見えない――のは、興奮の余いんで思考停止してるんだろうか。
「まずいところをみられちゃったね」
 美竹さんが後ろ手にドアを閉めてから、部屋の奥へ僕を追いつめる。
「お父様に告げ口されたら、わたしたちお仕置きされる」
「僕……告げ口なんか、しません」
「その代わりエッチなことをさせろなんて、おどすつもりかな?」
「そんなひきょうな真似はしません」
 美竹さんとエッチなことをするなんて、おそれ多い。そりゃまあ、してみかくないこともないけど。美鈴ちゃんは子供だから対象外……と言えなくなってきてる。
「口約束なんか、あてにならないわ」
 じゃあ、どうしろっていうんだよ。
「あたしたち、すっぱだかなのよ。恥ずかしいじゃないの。均くんも脱ぎなさい」
 どうして、そうなるかな。もしかして強引にエッチなことをさせて、それで口ふうじとか?
 頭の片すみでそんなことを考えながら、僕の手はパジャマのボタンを外しにかかっていた。エッチな期待からじゃない。美竹さんの言葉には、文句をいわせないひびきがこもっていた。伯父さんが命令するときと同じひびきが。
「それも脱ぐのよ」
 ブリーフにも容しゃなかった。
 両手を腰に当てて仁王立ちの美竹さんの前でチンチンを手でかくすのは、かえってみっともないかな。判断に迷う以前につき飛ばされて、僕はベッドにあお向けにころがっていた。
「美鈴、押さえといて」
 それまでの放心がウソのように美鈴ちゃんがはね起きて、僕におおいかぶさってきた。
 押しのけようと思えば出来なくはないけど、何をされるんだろうって(エッチ方面をふくめた)好奇心もあったので、僕はじっとしていた。
 美竹さんが僕の腕を頭上へ引っ張って、幅の広いベルトを巻きつけて金具で留めた。足も同じようにされて――僕は大の字にハリツケられてしまった。
「……ワナだったんだね」
 さすがに気づいた。
「なんのことかしら?」
「こんなしかけを準備して……最初から、僕をこうするつもりだったんでしょ」
「ちがうわ。こう束具は、元からあったものなの。わたしたちへのお仕置きとかごほうびのためにね」
「…………?」
 美竹さんの言い方だと、伯父さんの仕業に聞こえる。
「そうね。最初はごほうび……とは、ちがうけど。楽しい秘密を共有しましょうか」
 美竹さんも(はだかのまま)ベッドに上がってきた。また、お腹のハート形が鮮やかにかがやいて、乳首とクリトリスが光っている。
 僕の視線に気づいて、美竹さんがふくみ笑いをした。
「これ、きれいでしょ。し外線で光るタトゥなの。美鈴、ブラックライトを消して」
 美鈴ちゃんがかべ際へ行スイッチを操作すると――部屋が真っ暗になった。ので、これまでは家具の輪かくが判別できる程度の青白い照明が点いていたんだと分かった。家具が暗やみに沈むと同時に、美竹さんの身体も黒い影だけになった。
 天井のシーリングライトに豆球が点灯して、僕をまたいで立ちはだかっている美竹さんのヌードが、はっきり見えるようになった。ハートだけが見えない。何かぬっているようにも見えないし、傷なんかも無かった。
 豆球が消えて、またかすかな青白い光がどこからともなく差すと、美竹さんのヌードが色彩の無いシルエットになって、ハートとみっつの点があざやかにうかび上がった。
「なんで、そんな模様を……もしかして、伯父さんが?」
 タトゥってイレズミのことだよね。難しい技術がいるんだから、美竹さんが自分でほどこしたとは考えにくい。
「そうよ。UVタトゥなら目に見えないから、体育の着替えも修学旅行も問題ないの」
 前半の質問には答えてくれてない。重ねてたずねようとしたけど……。
 美竹さんが腰を落として、僕の太ももの間にお尻を落とした。
「美鈴から聞いていたけど……小さいのね」
 くくくっと、笑われた。ますます縮かんじゃう。
「しかも、まだ出ないんですってね」
「…………」
 屈じょく。サッカー部の1年生には、まだのやつもいるから、先輩にからかわれても平気だ(と、自分に言い聞かせられる)し、美鈴ちゃんに言われたときはショックだったけど、元々口が悪いし意地悪を言ったんだと後で思い返して立ち直れた。でも、美竹さんに男として認めてもらえないってのは……
「でも、その分長く遊べるかな?」
 美竹さんが手をのばして――チンチンをにぎった。くにくにと、皮ごと先っぽをこねくる。細くてやわらかい指は、塩田先生とは大違い。温かい綿菓子にくるまれて、その綿菓子がくにゅくにゅ動いてる。そんな感じ。オシコをちびるみたいな感覚が、チンチンの先に向かって走る。
 なのに、ちっとも固くならない。女神様の前にチンチンがひざまずいちゃってる。
「美鈴にイタズラされてもボッキするくせに……わたしって、そんなにみ力が無いのかな」
 逆です。あり過ぎて、おそれ多いんです。
「これなら、どうかな?」
 玉をくすぐられた。こっちは、くすぐったいだけ。
「あたしも手伝う」
 美鈴ちゃんが、僕の胸に後ろ向きに乗っかった。
 目の前で小さなお尻がふにゃっとつぶれて――鏡モチみたい。
 美鈴ちゃんが上体を倒して……うわわ!
 チンチンが熱くなった。にょるんにょるんと……なめまわされてる。だけじゃない。
 美鈴ちゃんの背中が上下に動き始めた。それに合わせて、にょるんにょるんが激しく動めく。フェラチオなんて、だれに教わったんだろう。
 ちゅぱじゅぷ、ずちゅううう……なめるだけじゃなく、すすったりもしてる。塩田先生より、ずっと上手だ。
 まさか、伯父さんが教えたんじゃないよね。この家族、お仕置きに鞭とか、サドマゾみたいなことをしてるけど……思い出した。美鈴ちゃんのバージンを誕生日に伯父さんにささげるとか、そんなことを言ってたっけ。
 思い出したとたんにボッキした。
「やっと大きくなったわね。でも……ふうん?」
 鼻で笑われた。のど、また縮かんでしまう。
「美女がふたりがかりでサービスしてるのに、これってぶじょくよね」
 美鈴ちゃんにまで愛想をつかされた。
「こんなブタのシッポみたいなの、オチンポ様って呼びたくないな」
「あら。適性サイズだって言ってなかった?」
「うぐ……遊ぶのに都合がいいって思っただけ。こんなのじゃ、あたしのご主人様になってほしくない……かな?」
 美鈴ちゃんがベッドから下りた。
「こんなの、せいぜいペットとして飼うくらいのものよ。それならそれで、厳しく仕付けしてやらなくちゃ」
「そうかもね。わたしたちを支配するより、支配されるほうがふさわしいかな」
 話の流れがよく理解できないけど。ボロクソに言われてるのは分かる。
「あら……大きくなった?」
 美竹さんの言う通り。女の子ふたりにバカにされて、僕のプライドは傷ついたのに、チンチンが(すこしだけ)固くなった。
「もしかして、この子、マゾかな」
 美竹さんが、デコピンの形にした指をチンチンに近づけて――ピシッと弾いた。
「いたい……」
 たいしていたくなかったけど、そう言わなきゃ申し訳ないような気がした。
「いたくても気持ちいいでしょ?」
「気持ち良くないよ。僕はマゾなんかじゃない」
「そうかな?」
「ねえ、これ使ってみる?」
 美鈴ちゃんが学習机の引き出しを開けて、小さめのスプレーを持ってきた。暗がりの中でも、カンの形でエアーサロンバスだと分かった。運動部御用達の筋肉消えんつう痛材。
「くふふ……美鈴て、意外と残こくね」
「そうかなあ。あたしは、これ好きだけどな」
「なに言ってるの。ひと晩じゅう泣きわめいていたくせに」
「わめいたりはしないよ。ボールギャグで口をふさがれてたもん」
 なんだかすごいことを、楽しそうに話してる。
「まあ、いいか。実験してみましょう」
 美竹さんの許しを(僕のは?)得て、美鈴ちゃんが僕のチンチンにスプレーを近づけた。
 プシュウウウ……
「皮をむいてキトウにもかけてあげなさい」
「うわあ。お姉ちゃんこそ残こくだ」
「じゃあ、クリトリスの包皮だけで美鈴は満足できるの?」
「それも、そうだね」
 美鈴ちゃんは無雑作に(慣れた手つきで)チンチンの皮をむき下げると、そこにまたスプレーをふきかけた。
 ひんやりして気持ちいいかな。気持ち良すぎて、チンチンがリラックスしちゃう。
 なんてノンキに構えてられたのは数十秒だけ。チンチンの表面はすずしいんだけど、内側からじんわり熱くなってきた。熱いだけじゃなくて、無数の針をつきさされるみたいないたみがあった。
「美竹さん……これ、いたい。ふき取ってください」
 いつもよりていねいな言葉使いになってる。お願いするんだから、当然だね。
「もう手おくれね。中まで染み通ってる。クリトリスよりは鈍感だから、数時間で楽になる……と思うわ」
 熱いのといたいのが、どんどん激しくなってくる。そして……
「あらら。美鈴がフェラしてたときより大きいんじゃない?」
 ガチガチにボッキして、ドクンドクンと……熱いのといたいのも脈打ってる。
「いたくされてボッキさせるなんて、やっぱり均くんはマゾだったのね」
「ちがう。美竹さんだって、寒いと乳首が飛び出すでしょ。同じ原理です」
「へええ。どうして、そんなことを知ってるの?」
「まだブラジャーを着けてない子も多かったから、冬の体育で」
「ふうん。そんなに、女の子のお乳ばかり見詰めてたんだ。均くんて、エッチなんだ」
「…………」
 墓穴をほってしまった。
「ごめんなさい。もう許してください」
「なにが、ごめんなさいなの?」
「美竹さんと美鈴さんが、ええと……エッチな遊びをしてるところを、のぞき見しちゃって……伯父さんに言いつけたりはしないから、もう許してください」
「そうよね。スプレーされて、ものすごくいたいのに、チンチンを大きくしましたなんて、とても言えないわよね?」
「…………」
 とつぜんにアマノジャクな考えがうかんできて、僕はだまり込んだ。
 美竹さんの言うことなら、なんでも聞いちゃう。というのが、僕の本心だけど。こんなことをしないで、単純にお願いしてくれたんだったら絶対に秘密は守ってあげるけど。僕の弱みをにぎって、それと引き換えに――なんてのは、不純だ。
 もしも、僕がイエスって言わなかったら、美竹さんはどうするんだろう。もっとエッチなことか、いたいことをしてくれるんだろうか。
 じゃない、じゃない。「してくれる」じゃない。「される」のまちがいだ。
 おしとやかで優がなのに、セクシーな衣装で僕をからかったり、こんなふうにいじめたり、伯父さんにメコ筋を鞭でたたかれて泣いたり、ほんのちょっと位置をずらしたクリトリスではアクメに達したり、妹とエッチな遊びをしたり――美竹さんがどういう人なのか、さっぱり分からなくなった。美竹さんを困らせたら、奥底にかくしている正体を見せてくれるんじゃないだろうか。
 それに。美竹さんにだったら、どんなにいたいことをされてもがまんできる。それどころか、もっとボッキしてしまうかもしれない。
 あわわ。上の文章は取消!
 そうじゃなくて、好きな人になら何をされてもうれしい……というのも、マゾなのかな。つまりやっぱり、僕って変態なんだろうか。
「どうして返事をしないの?」
 美竹さんに問いつめられて、僕は決心した。
「やっぱり……こんなのって、いけないことだと思います。伯父さんに何もかも打ち明けたほうがいいんじゃないかな。僕もいっしょに罰を受けます」
 もちろん、言ってみただけ。伯父さんに言いつけたりはしない。
「そう。それじゃ、しかたないわね」
 美竹さんは、びっくりするくらいあっさりとあきらめた――んじゃなかった。ベッドのすみにまるめてあるパジャマの中からパンティを取り出して、手の中で小さく丸めた。
「最初はサービス。はい、お口をアーンしてちょうだい」
 伯父さんのセッカンを見ているから、美竹さんの意図はすぐに分かった。美竹さんのパンティを口に詰め込まれるなんて……光栄てのとは、ちょっとちがうけど。うれしくないこともないなんて思っちゃいけないんだろうけど。
「…………」
 どうせなら、とことんアマノジャクになってやれ。歯を食いしばるくらい強く、口を閉じた。
「おバカさんね」
 ぼすん……お腹にエルボーを落とされた。
「うぐっ……」
 半開きになった口にパンティを押し込まれた。
「はい、お姉ちゃん」
 美鈴ちゃんも自分のパンティを丸めて美竹さんに手渡して――それもおし込まれた。
 はき出そうとしても、舌をうまく動かせない。もたついてるうちに、口にガムテープをはられてしまった。鼻で息はできるけど、まったく声を出せなくなった。
 美竹さんは、さらにガムテープを30センチくらいに切って――僕の目の上にはりつけた。念には念を入れて、おでこから鼻の上まで3枚をはり重ねた。
 何をされるのかが、まったく分からない。すごくこわい。だけど、いとこ同士だよね。大ケガをさせられたりはしないよね。だったら、僕も男だ。いくら年上だからって、女の子のするイタズラ(それともゴウモン?)くらい、たえてみせる。
 ……………………
 ………………
 …………
 ……いつまで経っても、ふたりとも僕にさわろうともしない。
 部屋から出て行った気配は無かったから、僕の反応を観察してるんだろうか。それとも、足音をしのばせて――にしても、ドアの音も聞こえなかったし。
 30分くらいも経っただろうか。いきなり耳元にささやかれた。
「ほんとは耳も聞こえなくするんだけど。見えないだけでも、時間感覚が変になるでしょ。まだ5分しか経ってないのよ」
 まさか、このまま朝までほっとくつもりなのかな。それくらいなら、鞭でもビンタでもいいから、ボロボロにしてくれたほうが楽かもしれない。
 さわわわわっと、何かが足の裏をくすぐった。腰のあたりまで、くすぐったさが走った。
「んんんっ……?!」
 大の字にされて無防備になっている脇の下を、左右同時にくすぐられた。びくんびくんと背中がけいれんするほどのくすぐったさだった。
「んんん、んんーっ!」
 身体をよじってのがれようとしたけど、ムダなあがきだった。
 脇の下に加えて乳首までくすぐられる。もだえ死んでしまいそう。
 これ、絶対に指じゃない。もっとやわらかくて、くすぐられる範囲も大きくて……ペンキぬりの刷毛とか、もしかしたらホウキかもしれない。正体が分からないから、よけいにくすぐったい。
 乳首への攻げきがなくなったと思ったら、今度は内ももをくすぐられる。そこからさかのぼって、ソケイ部も。でも、チンチンと玉とアヌスは、なぜかくすぐられない。
 くすぐり攻めは何時間(実際には数分かもしれない)も続いて。ようやく許してもらったときには、くすぐられていないのにピクピクと全身のケイレンが止まらなくなっていた。
「んんっ……?」
 チンチンの皮をむき下げられて。
 プシュウウウ……またスプレーをふきかけられた。チンチンだけじゃなくて、玉ぶくろにもアヌスにも。身体の下側になっている部分には、どうやってスプレーしてるんだろう。害虫く除のスプレーに付属してるような細いストローでも使ったんだろうか。どうでもいい疑問。
 またくすぐられるのかと思って身構えていたけど、いつまで経っても始まらない。
 チンチンも玉ぶくろも、熱いしいたいし。アヌスがそれほどでもないのが、わずかな救いかな。チンチンに比べたらというだけで、アナルバージンを塩田先生にうばわれた(のか、ささげたのか)ときよりもつらい。
 さっきのはウソです。告げ口なんかしません。だから許して――そう言いたくても、声を出せない。もしかしたら、これは残こくなじ悲なのかもしれない。朝まで許さないという残こくと、わめき続けてのどが破れないようにという慈ひと。
 完全な暗やみの中に放置されて。いたくて熱いのに、だんだん意識があいまいになっていく。
 ……
 …………
 ………………
 ……………………
「む゙ゔゔゔゔーっ?!」
 一気に目が覚めた。またくすぐられている。しかも今度は、チンチンへの集中攻げき。いたいのも熱いのも消し飛んで、とにかくくすぐったい。腰が勝手にびくんびくんとはねる――のだけど、強い力でおさえ込まれている。美鈴ちゃんがくすぐって、美竹さんが馬乗りになっている?
 鼻だけで息をしても追いつかないくらいに呼吸が荒くなって、酸欠で頭がかすんでくる。
 それが(僕の時間感覚では)何十分も続いてから。
 プシュウウウ……スプレーをふきかけられて、また一切の物音が消えた。
 こんなことを夜通し続けるつもりなんだろうか。明日の朝は寝ボウするよ――なんて、ふたりのことを心配してる場合じゃないのに。

 ガムテープの目かくしをはがされたときは、ほんとうに朝になっていた。人生でいちばん不快な目覚めだった。
「さあ、何か言うことはあるかしら?」
 大の字ハリツケからも解放されて、でも大の字のままベッドの上で気息エンエンの僕を見下ろして、美竹さんがほほ笑んだ。
 僕はベッドから下りようとして、足をもつらせてゆかに転がり落ちて。そのまま土下座してしまった。二度と、こんな目にあいたくなかった。
「ごめんなさい。伯父さんにも伯母さんにも、絶対に何も言いません。だから許してください」
「へへん。分かればいいのよ」
「こら、美鈴。年上の男性に向かって、その言い方はないでしょう。ニチジョウとアイジョウのけじめは、ちゃんとつけなさい」
 日常と愛情かな。昨夜のゴウモンは愛情だった……なんて、ことはないと思う。
「それじゃ、昨日のことは、おたがいに何もかも忘れましょうね。もう、あんなひどいことは二度としないから」
「均お兄ちゃんが素直にしていてくれたらね」
「こら。そういうのはダメだって言ったばかりでしょ。美鈴はもちろん、わたしだって二十四時間のアイジョウ生活は早すぎるんだから」
 何がなんだかわからないけれど、次の日にはとりあえず日常がもどってきた。なぜ、その日のうちじゃないかというと――夕方までチンチンがいたかったから。夜にシャワーを浴びたときは、皮をむいた白いオカラみたいのがぼろぼろこぼれた。こんなのって、小学校低学年のときに一度経験しただけ。それ以来、ちゃんと洗うようにしてる。1日で数週間分のアカ。きっと、表面のねんまくが、まるまるはがれたんだろう。ひと皮むけたってとこかな。でもヘビとちがって、脱皮しても本体は成長してなかった(しょぼん)。
 いちおう日常はもどってきたけど。美竹さんが言うアイジョウってやつも、それからも何度か繰り返された。約束通り、二度と『あんなひどいこと』はされなかった。『こんなひどいこと』や『そんなひどいこと』は、されたんだけど。
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 この作品で何をいちばん苦労してるかというと、実にBFです。原図です。
 女神様も王女様も、エロいコスプレがありません。
 伸長さのあるロリドル2人の水着画像もありません。
 考えるに。W美姉妹を女神様と王女様だと思っているのは、(下)僕クンだけです。本質は……こんなじゃないでしょうかしら。


ざんていすぎる

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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 2:女神様と王女様と、いとこの(下)僕

 順調に進んでいます。とはいえ、3/31~4/16で6万文字=180枚。第1稿執筆だけで1日10枚。校訂や装丁を考えると、年間3600枚の目標を下回っています。チンチンに鞭100発(本文参照)。死にます。

 あらためて全体の章立てを書きますと。

伯父の家に  - 2 -
従妹と入浴  - 6 -
入部の儀式 - 12 -
従姉の悪戯 - 16 -
土曜の特訓 - 21 -
メコ筋に鞭 - 31 -
アナル快感 - 46 -
口封じの夜 - 55 -
夜のお散歩 - 73 -
真夏の幻想 - 80 -
SMショー
僕の初舞台


 数字は、40字×25行での出来高です。
 前半の各章が少なく、後半で盛り上がっています。良い傾向です。


 本文中では「僕」の期末テストが終わった時期に、美竹&美鈴の中間テスト結果が判明しています。これは、二人が2学期制の私学に通っているからです。いや、PLOTを固めた後で、テスト時期の矛盾に気がついて、あわててそういう設定にしたのです。書きながら設定を付け加えていくということをやっていくと、どこかで破綻が生じます。創作を志す方は他山の石です。

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メコ筋に鞭

ばすたおる    僕のほうの期末テストが終わった日。夕食のときから、なんとなく重苦しいふん囲気だった。とくに美竹さん。相づちを打ったり機転の利いた受け答えはするけど自分から話題を振ったりはせず、少量ずつ口に運んではていねいにモグモグ――は、いつもと同じだけど。今日はおしとやかて感じじゃなくて、何かにおびえてるみたいな印象だった。
 伯父さん&伯母さん、僕、W美姉妹の順におフロを使って。
 蒸し暑いので、僕はパジャマのズボンとTシャツ。伯父さんはパジャマの上を着ずにバスローブ、伯母さんはバスローブをきっちり身体に巻き付けて――ネグリジェがまったく見えていないから、もしかするとパンティだけかもしれない。なんて、フラチな想像もチラチラ。
 だって、漢字で書くから伯母さんだけど、小母さんでもオバサンでもなくてオネエサマあたりがふさわしい。とても母さんと同い年には見えない。フィットネスで引きしめてエステでみがいてる玉物だ。
 それを言うと。伯父さんは8才も父さん(母さんの1コ上)と離れてて、見た目もそれくらいだけど、伯父さんのほうがパワフルに感じられる。体格とかじゃなくて、何て言えばいいのかな。僕たちの祖父の後を次いで、当時は小さな会社を切り盛りしながら、まだ大学生だった父さんを卒業まで面倒見てくれた生活力かな。会社の名前は創業当時をしのんで変わっていないけど、雑貨品の輸入会社を総合商社まで発展させたのも、伯父さんの力量――と、父さんも伯父さんを尊敬している。
 なんて、必死に伯母さんの胸元から目をそらせてると。W美姉妹も、おフロから上がってきた。
(…………?)
 美鈴ちゃんは、いつも通りに可愛いネグリジェだけど。美竹さんは素はだにバスタオルを巻いただけのアラレもセンベイもない(ショックをギャグで和らげてる)姿。美鈴ちゃんがポニテをほどいて長い黒髪を垂らしているのとは対照的に、髪はきっちりツインテにまとめている。
 いつもの、僕をからかうセクシー衣装(?)かなと疑ったけど、やっぱりふん囲気が違う。との様の前にかしこまる家来みたいにきちんと、2人がけのソファーの前に正座した。
 美鈴ちゃんはいつも通りに、3人がけのソファーで僕の横。いつもと違うのは、30センチほど身体を離してるとこ。
「さて、中間試験の結果について、報告を聞こうか」
 うわあ、厳しい。僕も……1週間後には、ひ告席に座らされるのかな?
「現代国語は97点、古文は93点、数学は75点……」
 美竹さんて優等生なんだ。理系が、ちょっと弱いかな。といっても、平均値上下の僕とはダンチ。さすがは女神様。なのに、美竹さんの声は震えてる。
「主要5教科の合計で415点。お父様と約束した450点には届きませんでした」
 90点平均が目標!
「へん差値は55でしたから、60には5ポイント足りていません」
「すると、罰はどうなるのだったかな」
 美竹さんの返事は、『入部儀式』でフルチンを命じられたときの百万倍もショックだった。
「お尻に35発の鞭と……メ、メコ筋に5発です」
 鞭だって……?!
 メコ筋って、つまり、女の子の縦スジだよね。初めて聞く言い方だけど、すごくエッチだ。美竹さんがそんな言葉を使うなんて……でも、恥ずかしそうに口ごもってた。そういう言い方をするように言いつけられてるのかもしれない。
 だけど、女の子だって急所のはず。金けりとどっちが痛いんだろう。
「罰を受ける準備をしなさい」
「……はい」
 僕がまん丸に見開いている目の前で、美竹さんが立ち上がった。こんなときでも優がな仕草でバスタオルをはぎ取って、また正座してからたたんだ。改めて立ち上がると、伯父さんたちに正面を向けたままパンティまで脱いだ!
 美竹さんのヌードを見るのも5年ぶり。美鈴ちゃんとの5年ぶりは平気だったけど、美竹さんとの5年ぶりは、ひと目見たしゅん間から心臓がドギマギ。そして、いきなりの展開に、僕は固まってしまった――から、視線も動かせなくなった。ということにしとく。
 グラビアアイドルのオールヌード(なんて見たことないけど)。形良く半球形に盛り上がった乳房も、白い下腹部も――何もかもが、シャンデリアのきらめきの下にさらされた。下腹部に黒い陰りは無かった。そういう体質なのか、オシャレで手入れしてるのかは分からない。
「はしたない声を出せないようにしてもよろしいですか?」
「ふん。均くんに聞かれるのは、恥ずかしいか」
 いきなり名前が出てきて、僕は我にかえった。
「あ、あの……僕、部屋へもどります」
「ここに居なさい」
 美竹さんに対するよりもずっと厳しい声で言われて、うかしかけていた腰が、ストンと落ちた。
 ななめ横であたふたしてる僕は無視して、美竹さんは脱いだばかりのパンティを丸めて口につっ込んだ。声を出せなくするそく席のサルグツワだ。
 それから。部屋のはしまで行ってから後ろ向きになって、両手を頭の後ろで組んだ。そのまま動かない。
 伯父さんが立ち上がった。不意の動作にビクッとしたのは僕だけだった。伯父さんは広いリビングを横断して。これまで(すくなくとも僕は)開けたことのない戸だなから鞭を取り出した。サーカスでライオンやトラをおどすときとか、洋画の時代劇で奴隷に使う、細長い鞭。何重にも巻かれているのを延ばすと、2メートル以上になった。
 美竹さんの2メートルくらい後ろに伯父さんが立った。
「均くん」
「は、はいいっ」
 名指しされて、返事の声が裏返ってしまった。
「鞭打ちの数を数えてやりなさい」
「え……あ、はい」
 人に命令するのに慣れた声。僕は逆らえなかった。ふたりが立っているのに僕だけが座っているのは横着に思えたので、僕も立ち上がった。
しん判みたいな位置取りがいいかなと考えて、ふたりの中間に、鞭が振るわれる空間をさけて立った。そして……伯父さんをななめ前から見て、気づいてしまった。伯父さんのバスローブが、はっきりと盛り上がっている。実の娘のはだかを見て、エッチな意味で興奮してるんだ。
「始めるぞ」
 ひゅんっ……バチイン!
 思っていたよりも大きな、お尻をたたく音。びくっと、身体がすくんでしまった。
「早く数えてやりなさい」
 うながされて、我に返った。
「あ、ひとつ……です」
「しっかり数えなさい。きみが間違えると、最初からやり直しになるよ」
「ええっ……はい」
 ひゅんっ……バチイン!
「ふたつ!」
 さけんでいた。僕がオタオタビクビクドギマギしているのに比べて、美竹さんは平然と(ではないと思うけど)たえている。うめき声ひとつもらさない。
 ひゅんっ……バチイン!
「みっつ」
 ひゅんっ……バチイン!
「よっつ」
 ひゅんっ……バチイン!
「いつつ」
 美竹さんのお尻に、真っ赤な筋が刻まれていく。鞭の先がドングリみたいにふくらんでいるから、はだを切りさかれることはない。その代わり、痛みは大きいんじゃないだろうか。
 ひゅんっ……バチイン!
「にじゅうさん」
 ひゅんっ……バチイン!
「にじゅうよん」
 伯父さんはフォアハンドとバックハンドを使い分けて、左右のお尻を均等に鞭打っている。上下にも意図的に散らしている。ダメージの集中をさける配りょだろう。
 美竹さんのお尻は全体が真っ赤に染まっている。
 ひゅんっ……バチイン!
「さんじゅうご!」
 全身から力が抜けて、へたり込みそうになった。のを、ふん張ってこらえた。鞭打たれた美竹さんがしゃんと立っているのに、みっともない真似は出来ない。
 これで罰は終わり――じゃなかった。
「次はへん差値の罰だな。正面を向きなさい」
 ぐらっと美竹さんの身体がゆれた。のろのろと向きを変える。頭の後ろで手を組んでひじを張り、背筋をのばして両足を50センチほども開いた――のは、メコ筋を打たれ易くするためだろう。でも、全身が小刻みに震えている。
「伯父さん……」
 他人の家の教育方針にコドモの僕が口出しするのは生意気だけど、だまってられなくなった。
「テストの成績が悪かったからって、女の子のいちばん大切なところを鞭でたたくなんて、ひど過ぎると思います」
 美竹さんが心配そうな目で僕を見た。けど、伯父さんは怒ったりしなかった。
「均くんは感違いをしているね。第一に、このペナルティは美竹自身が申し出たものだ。試験の目標もね」
 特効隊員は自発的な志願を強制されたって、何かで読んだことがある。
「そしてもっとも覚えておいてもらいたいのは、美竹がこのペナルティを喜んで受け入れているということだ」
「……喜んで?」
 伯父さんが美竹さんに(キスできるくらいまで)近寄った。鞭を左手に持ち変えて、右手を美竹さんの割れ目にのばした。美竹さんのは美鈴ちゃんみたいな一本スジではなくて、貝の足のようなものが……今は、そんなびょう写をしてる場合じゃない。
 美竹さんはにげない。伯父さんの指が、陰りの無い割れ目につき立てられた。だけでなく、ぐりぐりと中をかき回した。
 伯父さんは指を抜いて、僕の鼻先につきつけた。ねばっと濡れていた。
「これがどういう意味なのか、均くんでも知っているんじゃないかな」
 知らない。傷口をいじったら、こんなジュクジュクした液が出る。伯父さんの指で(たぶんツメ先で)中が傷ついたんだ。
「知らないみたいだな。まあ、いい。本人の口から聞いてごらん」
 伯父さんは美竹さんの口に(メコ筋に入れたと同じ)指を入れて、パンティを引っ張り出した。
「父親にセッカンされて、美竹はどう思っている?」
 美竹さんはチラッと僕を見て、すぐに目をふせた。
「喜んではいません。でも、自分で決めた目標を達成できなかったのですから、自分で自分に罰をあたえないといけません。お父様の手をわずらわせて、申し訳なく思っています」
 ほんとは違うことを言いたいけど、伯父さんに(それとも僕に?)えんりょしてる。そんな印象を受けた。
「メス穴をいやらしく濡らしているのは、なぜだ?」
 メスあな……すごくヒワイ(エッチとは違う)な言い方だ。父親が娘に向かって言う言葉じゃないと思う。
「それは……メコ筋に鞭をいただくのはとてもつらいので、すこしでも痛みをやわらげようとして、自然と身体が反応しています。条件反射です」
「語るに落ちたな。メコ筋打ちにヨダレをこぼすまでに条件付けされていると認めたのだぞ」
「…………」
 美竹さんは、きみょうな目つきで伯父さんを見上げた。うらめしそうな眼差し――という表現が当たっているかもしれない。
「均くんへのレクチャーは、ここまでだ。メスあなが熱いうちに鞭をくれてやる」
「はい……ありがとうございます」
 美竹さんは口を引き結んで、ぐっと腰をつき出した。
 伯父さんが右手に鞭を持ち変えて後ろへ下がった。ひゅんっと鞭をゆかにはわせて――真重にきょりを調整している。
 娘が父親に残こくなセッカンをされて、母親は平気なんだろうか。2人がけのソファーを振り返って、僕はまたおどろいた。なんてもんじゃない。クリビッテンギョーだ。しつこいけど、ショックをギャグで和らげてる。
 いつの間にか美鈴ちゃんが伯母さんの横に座っていた。顔を伯母さんの胸にうずめている。お姉さんがひどい目に合っているのを正視できない――んだろうけど。伯母さんの手が美鈴ちゃんのネグリジェのすそを割って、かぼちゃパンツみたいなズボンの中に差し入れられていた。またのあたりで、もごもごと動いてる。これって、スジをいじってる――エッチな言い方をすると、愛ぶしてる。
 美鈴ちゃんは、いやがってない。どころか、伯母さんのバスローブの中に手を入れて、やっぱり下半身をま探っている。
 いったい、父親といい、母親といい……
「きひいいいっ……!」
 かん高い悲鳴で思考がくだけ散って。美竹さんに視線をもどすと――腰を引いてももを閉じ合わせていた。僕が目をはなしているうちにセッカンが始まっていたんだ。
 伯父さんは鞭を垂らしたまま、美竹さんがもだえるのを無表情にながめている。
 美竹さんが姿勢を立て直した。両足を開いて腰をつき出して――ゆかに垂れている鞭を見つめた。
 鞭がゆっくりと後ろへ引かれて。美竹さんがくちびるをきゅっと引き結んだ。
 伯父さんの右うでが動いて……ヒュンッ、パシン!
「きひいいっ!」
 鞭の先がメコ筋に食い込んだしゅん間、美竹さんの口から可愛い悲鳴がほとばしった。反射的に腰を引いて、ももを閉じ合わせて、いたみにもだえている。
 5秒ほどで、美竹さんが姿勢を立て直して。すかさず3発目が打ち込まれる。
「くううっ……」
 今度は低くうめいただけで、姿勢もくずさなかった。
 4発目も同じくらいに軽い。伯父さんもかわいそうに思って手加減したのかな――なんて、とんでもなかった。
 しゅんんっ、バチイン!
 お尻をたたいていたときと同じくらいの大きな音。
「ぎゃああっ……!」
 美竹さんがさけんだ。がくっとひざがくだけて……でも、ふん張った。頭の後ろで組んだ手も、そのままだった。
 たっぷり10秒くらいは中腰の不自然なポーズでもだえていたけれど。ついに、元の姿勢にもどった。
「ありがとうございました、お父様」
 そう言うように仕付けられているんだろうけど、不本意にではなくて、ほんとにそう思っているように聞こえた。
「良くがんばったな。均くんに無様な姿は見せられんといったところか」
 え? それって、どいう……?
「だがワシとしては、均くんにメスの本性を見せつけて、男は女をいかにあつかうべきか教えてやる義務がある」
 また僕が引き合いに出されたけど――伯父さんの言っている意味が、さっぱり分からない。
「わずか5発とはいえ、最後まできちんと罰を受けたのだから、ホウビをやろう。クリ打ちも5発だ」
「いやです!」
 初めて美竹さんが取り乱した。
「均くんに見られるのは、いやです。均くんを部屋へ帰してください」
「ダメだ。いつからおまえは、ワシの命令に逆らえる身分になったんだ?」
「……ごめんなさい。お父様の思うようになさってください」
 美竹さんが、いっそうピシッと背筋をのばした。
 ひゅうん、バッシイイン!
 それまでより1歩くらい近い位置から伯父さんが水平に振るった鞭は、美竹さんの左右の乳房を同時になぎはらった。
「きゃああっ……」
 お尻に刻まれていたよりも太い筋が乳房に走った。鞭の中間あたりから先までが当たったんだ。
 ひゅうん、バッシイイン!
 ひゅうん、バッシイイン!
 ひゅうん、バッシイイン!
 それからの立て続けの3発には、美竹さんは無言だった。最初の悲鳴は、不意打ちへのおどろきだったんだろう。イスに画ビョウがあるのを知らないで座ったら飛び上がるけど、ずっといたいはずの注射はやせがまんできる。
「今のは、ワシに逆らおうとした罰だ」
 おじさんがまた鞭をゆかにはわせて、メコ筋打ちのとき以上に真重に間合いを決めた。
 そうか、『クリ打ち』だ。クリというのはクリトリスのことだろう。女の子のスジの上はしには小さなチンチンみたいな出っ張りがかくれていて、そこをさわるとすごく気持ちいいらしい――悪友から聞いたウワサはガセネタじゃなかったみたいだ。
 え……あれ?
 美竹さんの縦スジからちょこっとはみ出ていた貝の足みたいなビラビラが、大きくなってる。それと……ビラビラのはしっこに、真っ赤な宝石みたいなイボが見えている。もしかして、あれがクリトリスかな。ビラビラが貝の足みたいに見えるせいで、マテ貝を連想しちゃった。
「いくぞ……」
 伯父さんが、ソフトボールの投球みたいな感じでうでを動かした。風切り音も無く鞭がゆっくりとゆかすれすれを走って、美竹さんの足元で上にはねた。
 空振り……と、思ったけど。
「ひいいいいっ……」
 かん高い悲鳴。これまでのようなばく発的にはき出す悲鳴ではなくて、鼻に抜けるような後を引く鳴き声だった。
「あああっ……」
 これまでの激しい鞭打ちに気然と立ち続けていた美竹さんが、両手でまたを押さえて、ゆかにひざを着いた。
「まだアクメには達しておらんはずだ。立たなくていいから、手をどけろ」
 美竹さんが、おずおずと両手を広げて、頭を反らせた。
 音も無く鞭がゆかをはって、正確にクリトリスを打った(んだろう)。前屈みになっているお腹をこすって、最後は鞭の先がゆう導ミサイルみたいに左へ曲がり、乳首をはじいてななめ上へ抜けた。ねらった通りの動きだとしたら、すごいテクニックだ。
 それだけ年季が入ってる。ということは……美竹さんは何年も前から、鞭打たれてきた?
「あうう……」
 美竹さんは、またを押さえていない。両手で乳房を……もぎ取るみたいに激しくこねくっている。
 しゅうんん、バチイン!
 鞭がメコ筋に食い込んだ。そのままはね上がって、鞭の先のドングリが真っ赤な宝石を打ちすえた。
「ぎゃはあっ……!」
 美竹さんが、のけぞった。尻もちをついて、かべにもたれかかった。快感のさ中に激痛をあたえられた反応だと、僕にも分かった。
 美竹さんは尻もちをついたまま、足を開いている。
 そこをねらって鞭が、上からたたきつけられる。最初に見たときの3倍くらいに大きくなっていたクリトリスがひしゃげて……
「ぎゃわああっ……いいいい、もっと……ください」
 僕は自分の耳も目も信じられなかった。優がで清そな(セクシー衣装のイタズラで、最近は印象が割り引かれてるけど)美竹さんが、女の子のいちばんびん感なところを鞭打たれて、快感にもだえている。美竹さんって、マゾだったんだ。
 サドマゾって、ホモ以上にアブノーマルだよね。変態だよね。
 違う。美竹さんはマゾの変態なんかじゃない。きっと、伯父さんがサドなんだ。実の娘を調教するキチクなんだ。でも、マゾに調教された美竹さんは、やっぱり変態……じゃない。ほんとはイヤでたまらなくても、母親まで加担してるから、だれにも救けを求められなくて……僕が救出してあげなくちゃ。
「ああああっ……いいいいい!」
 僕をいっそう混乱させるように、アルトのフォルテッシモが、広い部屋にひびきわたった。

 10分間くらい、美竹さんはゆかにつっぷして快感(?)の余員にひたっていた。美鈴ちゃんは伯母さんのひざの上で抱きすくめられて、指でメコ筋(と、クリトリス?)をいじられていた。
「あんん……ダメえ。みすず、おかしくなっちゃうう」
 舌っ足らずにあえいでるけど、美竹さんみたいにすさまじいもだえ方はしない。まだ性感が未熟なんだ。それとも、伯母さんがコントロールしてるのかな。
 伯父さんは僕と並んで3人がけのソファーで、タバコをくゆらせていた。
「女は、こういうふうにあつかうものだ。家族といえども、いや、家族だからこそだな」
「…………」
 頭のなかがグチャグチャで、相づちも打てない。相づちを打ったら伯父さんの言葉を受け入れたことになる。
「だけど、男女は平等だって習っています」
 なぜ平等かといえば、人間はみんな平等だからだ。
「戦争は絶対的に悪いとだれもが言いながら、現実にはあちこちで戦争が起きている。きれいごとではなく、現実を見なさい」
「…………」
「社会の現実は、強い者が弱い者を支配している。肉体的にも経済的にも弱い立場にある女が男に支配されるのは自然の説理だ。その分、男は女を護り養ってやらねばならん」
 伯父さんは、灰皿にタバコをねじ捨てた。
「二つばかり年上の美竹に手も足も出ず、美鈴にはほんろうされっぱなし。見ていて歯がゆくなってくる。美竹を妻に従えて、美鈴は愛人として飼う。それぐらいのかい性を持ってもらいたいね」
 なんだか、とんでもないことをけしかけられてる。じょう談だろうと思うけど、さっきのセッカンを見てると、じょう談とばかりも言ってられない。
 美竹さんが起き上がった。伯父さんに向かって、きちんと(はだかのまま)正座した。ので、話は立ち消えた。
「お仕置きしてくださって、ありがとうございました」
 三ツ指をついて、頭を下げた。
「うむ。それで、期末テストの目標は、どうするかな」
「はい。今度こそ、5教科450点、へん差値60を目指します」
「達成出来るまで目標はすえ置きか。佐渡家の者が、そんな志しが低くて良いと思っているのか?」
「いえ……」
 美竹さんはうつむいてだまり込んだけど、すぐに頭を上げた。
「460点、へん差値62を目標にします」
「62とは中と半ぱだな」
「……65を目指します」
 これ、美竹さんが自主的に決めた目標っていえるんだろうか。60でも65でも5発しか違わないって、ヤケクソになったんじゃないかな。だけど、メコ筋に鞭だよ。5発と10発の差は大きいと思う。
「罰も同じでは、だれてしまうな。美竹は、そう思わないか?」
 美竹さん、今度はうつむいたまま、いつまでも動かなかった。
「4年生にもなってオモラシをしたことがあったな。あのときは、どんなセッカンをしてやったかな」
「……クリトリスにオキュウしてください!」
 美竹さんは顔をふせたまま、さけぶように答えて――ぶるぶるっと身を振るわせた。チンチンにオキュウをすえられると考えたら、背筋が寒くなった。のに、なぜだろう、チンチンんがすこし固くなった。
「いさぎよいな。しかし、おまえはもう包皮切除をしているからな。本体にケロイドを残してはかわいそうだ。せんねんキュウでかんべんしてやろう」
「ありがとうございます。かん大な処置に感謝いたします」
 美竹さんは額をゆかにすり付けた。
「おいおい……今からセッカン確定みたいにふるまうんじゃない。セッカンをのがれられるよう、死に物ぐるいでがんばりなさい」
 なんて、簡単に言うけど。へん差値65って、上位5パーセントくらい。クラスのトップか次席。だけど、現国が97点。理数系を克服できたら、美竹さんなら届くかもしれない。ちょっとだけ美竹さんがみじめに見えていたけど、やっぱり僕のあこがれの人だ。
「ところで……美鈴の目標は、どうだったかな?」
 いきなりホコ先を向けられて、美鈴ちゃんが伯母さんのひざからずり落ちた。そのまま正座して、ハキハキと答える。
「はい。オール4以上。理科算数国語は5です。自信はあります」
「未達成の罰は?」
美鈴ちゃんが、ちろっと僕を見た。
「おかんちょうを1時間のがまんで、1点につき100㏄です。3教科を落としたら、1点につき1時間の延長です」
 これは、厳しいのかどうか僕には分からない。でも、もしも半数が3で音楽が2だったりしたら(だれのことだったか忘れたよ)、600㏄以上になる。それだけの水を飲むのだってつらいから、お尻から入れるなんて……相当に厳しいのかな。
「アヌスストッパーの世話にならないよう、がんばれよ」
「はあい」
 脳天気な返事で、僕も気が抜けちゃった。でも、アヌスストッパーて何のことだろう?
「よし。美竹への仕置きは、これで終わりだ。夜もふけた。子供は早く寝なさい」
「はあい。おやすみなさい」
「お休みなさいませ、お父様お母様、均くん」
 美竹さんは何事もなかったみたいに、バスタオルを身体に巻いて(パンティは手に持って)リビングから出て行った。いつものように美鈴ちゃんが後を追う。
「どうした。均くんは、まだ寝ないのか」
「あの……僕は?」
 さっきから引っかかっていた疑問を、思い切ってたずねた。
「僕には、目標とか罰とかは、無いんでしょうか?」
 イソウロウというかゲストだから、別あつかいなのかな。
 伯父さんが、大きくため息をついた。
「分かっていないようだな。きみは男だ。支配する立場だ。支配者は独立独歩、目標を他人に強制されたり罰をあたえられたりはしない。もっとも、ふたりにバカにされるような成績では話にならんがね」
 ぐううう。実は僕へのプレッシャーが、いちばんきつかったりして。
 でも、いいや。成績って、勉強だけじゃない。ふたりとも帰宅部だ。僕はサッカー部で……県大会優勝は、オール5より難しいかな。
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 本日(4/17)はQ日。4/18に2時間スマホ執筆できて。19,20もQ日。ここらで一機火星に仕上げますか。その後も22がQなので。うん、4月いっぱいでBFも含めて終わりますかしら。
 とはいえ、Q日のどこかで再演習(『戦闘詳報』参照)を予定していますので、まあ、いざとなれば平日に勤務地の夙川から高速神戸まで阪急電車で行ってしまう(そこから徒歩10分で福原)という時間の有効活用もアリナミン。
 とはいえ。またしてもツーコンだったりすると意気消沈して執筆意欲消滅なんて事態……んいなって、たまるもんかあ!
 ボストーク以前から、SFでは人類は銀河帝国を築いてたんじゃ。エロ小説では男が女のアクメをマコトシヤカに描写しとるんじゃ。などと予防線を張るあたり……?


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テーマ : 18禁・官能小説
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Progress Report 1:女神様と王女様と、いとこの(下)僕

 最近、ジェダイの騎士の勤務シフトが偏ってきました。朝一番に2時間半ほど独りでほとんどボケラ~としてればよくて。スマホの入力はもどかしいですが、4千字くらいはGoing grave。まあ、漢字遣いのチェック(義務教育+α)は、帰宅後にPCですが。
 今回はいつもと逆で、前半の各章が短く後半で盛り上がります。素晴らしいことです(前半で読者にブン投げられなければ)。
 まあ、前半もアレコレ。というか、エロ小説では複雑な設定でも難解なストーリーでも、刺身のツマ程度で要領良く片付けねばなりませんが。自戒です。次回はうまくやろうと反省しつつ幾星霜。
 というわけで。12章構成のうちの第2章です。


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従妹と入浴

741472.jpg
 LDK――前の家と比かくするとLLLLDDKK(部屋の中に柱がある)くらいの部屋で一家4人プラス僕。ちんまりと夕食をすませた。ビーフシチューにコブサラダにデザートのアイス付きのごうかメニューだけど、部屋がだだっ広いので『ちんまり』と形容しちゃう。とにかく夕食をすませて。一家団らんでテレビ(26インチの大画面!)を観てるとき。
「今夜は、パパとママは後でゆっくり入るから、おまえたちが先におフロを使いなさい」
 この家は、長幼の序とか家長(戦前の言葉だよ)とかがうるさい。おとついは、伯父さん>伯母さん>僕>美竹さん&美鈴ちゃんの順番だった。ので、今夜は僕がトップバッターか。なんだか申し訳ないな。
「それじゃ、お先に入ります」
 自分の部屋へ着変えを取りにもどってから1階へ下りたら――だつ衣室で美鈴ちゃんが待っていた。
「いっしょに入ろうよ」
 言葉だけじゃなくて、もうパンツ一丁になってる。前に赤いリボンが付いててレースのふち取りがしてある、グラビアアイドルが着るみたいな小さな――パンツというよりパンティ。美竹さんが着たら、すごくセクシーだろうけど、美鈴ちゃんには似合わない。
「もう、そんな年ごろじゃないだろ」
 美鈴ちゃんは、バスルームの前から動かない。「にげられないよ?」って、こういう意味だったんだ。
「伯父さんにしかられるぞ」
「どうして?」
「伯父さんも言ってただろ。僕たちは結こんもできるあいだがらなんだ。兄と妹じゃない」
「うわあ。あたしをオンナとして見てくれてたんだ。うれしいな」
「いや、そうじゃなくて……」
「お父様には言ってあるよ。そしたら、ちゃんと背中を流してあげなさいって」
 伯父さん、ムジュンしてない?
 結局、年下の女の子におしきられてしまった。
「5年ぶりだね。あのときは、ぬぐのを手伝ってくれたけど、今日はあたしが手伝ったげる」
 5年ぶりというのは。今の(正確には今朝までの)マンションに入居するとき、引っこしとかごたついて、1週間ほど住む所がなくなって、一家そろって、このてい宅に間借りさせてもらった――そのときのこと。美竹さんもいっしょに3人でおフロに入って。美鈴ちゃんが、ヒモのいっぱい付いた服を持て余して、美竹さんがぬがしてあげようとしたら、「ひとしおにいちゃん、ぬがせてよお」。あのころから、王女様だったな。なんて、過去をなつかしがってる場合じゃない。
 美鈴ちゃんが僕のパンツに手をのばしてきたので、あわてて自分でぬいだ。その直後のひと言が、僕の生がいのトラウマになった。
っちゃ……」
 年下の女の子に言われたんだよ。伯父さんと比べてだったら平気だけど、もしも美鈴ちゃんの同級生と比べられたんだったら……立ち直れない。
 そりゃ、たしかに……修学旅行のときとか臨海学習とかで、クラスメートに負けてるなってのは、痛切に思い知ってる。しかも、早熟な子は黒いポヤポヤまで生やしてるのに、僕はツルツル。
 そんな僕の内心のジクジクは知らんぷりに、美鈴ちゃんもパンツをぬいだ。あわてて目をそらす一しゅん前に、はっきりとそこを見てしまった。ツルツルだったので、ほっとした。
「早く入ろうよ」
 美鈴ちゃんはタオル(こしに巻いたりもせず)片手に、僕のうでを引っ張る。
 しかたがないので、僕もタオルを持ってバスルームへ入った。
 子供部屋以外の部屋がやたらと広いのは、バスルームも同じ。銭湯の3分の1くらいはある。トン単位の水が必要なバスタブと、エアマットが4枚は広げられそうな洗い場。じっさいに、エアマットが二つかべに立てかけてある。
 どうしていいか分からず、僕はぼけっとつっ立ってた。
 美鈴ちゃんはテキパキ動く。バカでかいバスタブから湯をくんで、片ひざ立ててかけ湯をして。スモウのソンキョみたいな座り方をして、二はい目の湯でスジを洗った。向きを変えて正面を僕に見せつけたのは、わざとだろうか。
「お兄ちゃんも、そこに座って。お湯をかけにくい」
「いや……自分でする」
 かけ湯をして、そしたら次は湯につかるしかない。
 美鈴ちゃんも入ってきた。サッカーチームが敵味方同時に入れるくらい広いのに、わざわざ僕の前へ来て――後ろ向きになって湯につかる。
「足を広げてよ。5年前みたいに、だっこして」
 足の上におしりを乗せてきた。それでも僕がじっとしていると、おしりを左右にくねらせる。
 美鈴ちゃんの意図は分かってたけど、あきらめて足を開いた。とたんに、足の間におしりを割りこませて――さらに近寄ってきた。美鈴ちゃんの背中が胸に密着した。
 女の子のやわらかい身体をだくみたいな形になって、心臓がきゅうっとねじられた。エッチな気分も少しはあるけど、後ろめたさのほうが百倍も強い。
「先に出るよ」
 ふり切れるとは思わなかった。当然みたいに、美鈴ちゃんもバスタブから出て――エアマットのひとつを、洗い場に延べた。
「ここにねて。背中を流してあげる」
「いいよ。自分で洗うから」
「ダメよ。お父様にも言いつかってるんだから」
 洗うのにね転がる必要なんてあるのかなと疑問に思いながら、郷に入りては郷に従え(ちがうと思う)。どんなふうに洗うのかなと好奇心も手伝って、マットの上でうつぶせになった。まさか、あお向けにはなれない。
 美鈴ちゃんは洗面器に湯をくむと、ボディシャンプーを混ぜてバシャバシャとかき回し始めた。ちっちゃい子のお遊ぎに『カイグリカイグリ♪』てうでをぐるぐるさせるのがあるけど、そんな動き。たちまち、洗面器にあわが盛り上がる。美鈴ちゃんはそれを両手にすくって――自分の身体にぬり始めた。かたからひざまで、真っ白のあわまみれ。
「じっとしててね」
 僕におおいかぶさってくる。
「え……ちょ、ちょっと。何するんだ……?」
「だから、洗ってあげるんだってば。おまたにタワシがあったら理想的なんだけど、スポンジのおはだで我まんしてね」
 身体を密着以上におしつけてきて、うねうねくにくにと動かし始めた。
 これって……ものすごくエッチなことをしてるんじゃないだろうか。
「美鈴ちゃん……こんな洗い方、だれに教わったんだ?」
「お母様がお父様にしてあげてるんだよ」
 つまりそれって……伯父さんと伯母さんは日常生活は至極真面目なのに、夫婦ふたりきりになると、すごいエッチなことをしてるってこと?
 伯父さんは父さんよりずっと年上だけど、伯母さんは母さんと同い年だっけ。精力がおとろえてきた伯父さんをこんなふうにちょう発して、ええと、つまり、夫婦の営みにさそってるんだろうか。
「ひゃっ……」
 裏返った声を出しちゃった。というのも。美鈴ちゃんが僕の身体とマットの間に手をつっこんできて――もろにチンチンをさわったから。
「えええ? こんなにしてあげてるのに、立ってないの? あたしって、そんなにみ力無いのかな……」
 とんでもないことを言う。
「こうなったら、意地だよ」
 強引に僕を転がそうとする。ていこうしたけど、ツルツルしたエアマットの上で、あわまみれの僕は簡単にあお向けにされてしまった。美鈴ちゃんがだきついてくる。
 さっきは背中だったけど、今度は正面に、女の子のはだが密着する。胸のささやかなふくらみが、ずいぶん大きく感じられた。
 さらに美鈴ちゃんは僕の足をこじ開けて腰をおしつけてきて……うわわわ! 美鈴ちゃんのスジに、チンチンがはさみこまれた。僕だって、男と女がどんなふうにセックスをするかくらい知っている。ほとんど、そんな状態――と考えてしまったら。
 ドクンドクンドクン。チンチンが大きくなってしまった。それを美鈴ちゃんがにぎった。
「あ、良かった。カセイなんだ。これなら、ダイジョウブだね」
 もしかして、仮性ホウケイのことを言ってる? それがダイジョウブってことは。まさか……セックスをするつもりじゃないよね?
「これだけ固かったら、処女マクを破れるかな?」
「ダメだよ。結こんしてもいないのにセックスなんて……いや、そういう問題じゃない。とにかく、やめなさい」
 できるだけ年上ぽく言い聞かせた。
「じょう談よ。あたしの年では、本番はしちゃいけないくらい知ってるもん」
 言いながら、美鈴ちゃがこしをくねらせた。
 く……チンチンがすごく気持ちいい。自分で皮をこするより何倍も……
「あっ……?!」
 ズクン……気持ちいい感覚が最高に達して、こしのおくがけいれんした。びくびくっとチンチンがふるえる。
「なあんだ。あたしと同じで、まだなんだ」
 美鈴ちゃんが立ち上がった。洗面器に湯をくみ直して――立ったまま、僕の顔にぶちまけた。
「うわっ……ぷ! こら!」
 あわてて起き上がろうとしたら、マットからすべり落ちてしまった。
 美鈴ちゃんはシャワーのところへ行って、さっさと自分のあわを洗い落とすと――アカンベエをしてから、とっととにげて行った。
「いったい、なんだったんだよ」
 頭の中がグチャグチャのまま、僕はかけ湯であわを流した。もう湯につかる気分じゃない。美鈴ちゃんがいなくなってるのを確認してから、僕もバスルームを出た。だつ衣室には、美鈴ちゃんのパンツが落ちていた。素っぱだかで自分の部屋まで行ったみたいだ。ちょっと考えてから、パンツは洗たくカゴの上に放りこんだ。
 下着を変えてパジャマを着て、今のエッチなハプニングを伯父さんにでも伯母さんにでも知られたら、しかられるのは僕かな、美鈴ちゃんかな。それよりも、美竹さんに軽べつされたくない。
 リビングにはもどりたくなかったけど、お休みなさいのあいさつだけはちゃんと言って、自分の部屋へにげ帰った。

 翌朝には美鈴ちゃんは、バスルームでのエッチなイタズラなんか忘れたみたいに、これまで通りに(ということは、僕に対してじゅうぶん我がままに)ふるまっていた。伯父さんも伯母さんも美竹さんも、バスルームでのことは何も言わなかった。
 僕も新しい学生生活が始まって、美鈴ちゃんのことばかりかまってられなくなった。美竹さんにはかまってほしいんだけど、美鈴ちゃんが僕をあれこれかまうのを、一歩はなれた所からながめてるって感じで――れん愛て、思うようには進まないもんだね。
 美鈴ちゃんのほうは、思うように進んでるんじゃないかな。しばらくはおとなしく、ひとりか美竹さんといっしょにおフロを使っていたけど、翌週にはまた乱入してきて。エアマットとかは使わず、僕に背中をもたせかけるだけで満足してくれた。僕もそれを受け容れて、週に一度は美鈴ちゃんといっしょにバスタイムというのが、新しい習慣になっていった。
 最初に美鈴ちゃんが言った「っちゃ……」が、だれと比べてなのかは、おそろしくて追きゅうできないままだった。
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 女の子の入浴中にパパとか義兄とかが乱入するシーンは書いていますが、女の子が乱入してくるのは初めてです。逆乱入とでもいうんですかね。

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