Progress Report Final:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜

一気に突っ走りました。
これで年間3千枚突破 !♪ です。
最後のほうをまとめてUPします。
書き急ぎました。下手したら……いえいえ、前半の書き込みだけで、2次も余裕でしょう。と、信じたい。


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・妊娠中は生中出し

 一見してそれまでと変わりない様子で、久美子は『仕事』を続けた。男の精気を吸い取るだけでなく、母親になる準備を始めた身体は日を追って性熟してゆき――ますます男たちを夢中にさせた。
 十一月も半ばを過ぎると、久美子の妊娠は広く知れ渡るところとなった。体型は変わらなくても、事の最中にまでゲエゲエやっていたのでは、異変に気づかないほうが、どうかしている。
「妊娠したんだってな。そんじゃ、もうこんな野暮な帽子はいらねえよな」
 誰もが、前を使うときは抜き身でするようになった。おかげで、一回ごとに海まで往復しなければならなくなったのだが。
 久美子は以前に比べて感度が良くなってきた。淫核をくじられて軽く逝き、前に挿入されれば、『瞬間湯沸かし器』の弓枝に負けず劣らずの早さで、しかも弓枝よりも盛大に昇天した。
 久美子にも、無意識裡には妊娠への懸念があったのだろう。それが最悪の形でとはいえ解消されて、最後の歯止めまでが失われた――そういうことだったろう。しかし、心だけではなく肉体も開発されているのも事実だった。前を一切刺激されなくても、後ろだけで逝ってしまうこともしばしばになっていた。
「私も久美子ちゃんも――というより、女はみんな淫乱なんだねえ」
 弓枝は自嘲めいた感想を口にしたが、その実、誇らしげでもあった。
「でもね。因習とか道徳とかに縛られて、ほんとうの女の悦びを知らない人だってたくさんいるのよ。皆が皆、大岡越前の母親じゃない」
 久美子はその逸話を知らなかったが、弓枝に教えられても実感はわかなかった。
 ――情痴の絡んだ裁きを持て余した大岡越前が、思い余って母親に尋ねる。
「女子(おなご)は、幾つまで情欲があるものでしょうか?」
 母親は黙って、火鉢の灰を掻き回した。
 灰になるまで――という意味である。
 むしろ久美子は――『仕事』の最中はともかく。日常では、媾合いとか体罰のことをあまり考えなくなっている。赤ん坊を産んで育てる。そんなことが出来るかという不安と期待だった。
 伯母が許してくれるかどうか。
 仮に許されても、こんな環境で育てるわけにはいかない。誰かの養子に――できれば、島の外の人がもらってくれないだろうか。そんな夢みたいなことも考えている。
 わずか半年前。いずれは結婚して男の人と契ることになると知ってはいても、それは遥か未来の出来事のように思っていた。けれど、妊娠は違う。出産のゴールラインは七か月後だ。今の境遇と七か月前のそれとが根本的に違っているくらいに、なにもかもが替わってしまうのだろうか。
 そうはならないと、漠然とだが思っている。
 赤ん坊にお乳をやったりオムツを変えてやったりしながら、何人もの男を相手に脚を開き続けているだろう。そんな生活が、この先五年以上は続くはずだ。弓枝さんお息子が五歳児なのだから。

・厳冬の海女漁強制

 しかし。そんな悲惨の中にも甘さを残した幻想は、すぐさま粉々に打ち砕かれた。
「おまえ。明日から海女稼ぎに戻りな」
 突然の命令だった。
「おまえは『もやい妻』じゃないんだからね。島の男たちは、誰も面倒見ちゃくれないよ。食い扶持を男に恵んでもらいながら、赤子を育てる費用は自分で稼ぐんだね」
 無茶苦茶な理屈だった。『娼売』なのだから、それで現金をもらうなり、子育ての品々を差し入れてもらえば済むことなのに。
 医者や助産婦に面倒をみてもらえなくても、妊娠したときの注意は弓枝から教わっている。まだ、ふとしたはずみで赤ん坊が流れてしまう恐れのある時期に、身の凍るような海に浸かればどうなるか――わかりきっていた。
「……乗合させてくれる舟はあるんですか?」
 それが、精一杯の反論だった。海女漁は、せいぜい十月上旬まで。こんな季節に潜る海女はいない。
「一丁仕立てで、わしが相方になってやるよ。手間賃は、まけといてやるよ。いちおうは血のつながった赤子のためだからね」
 久美子は、一瞬だけ伯母の顔を眺めた。鬼女よりも凶暴な眼光に射竦められて、あわててうなだれた。
「わかりました……お願いします」
 いやだと言えば折檻だ。あの荒縄束で腹を叩かれたら、絶対に流産する。それよりは、赤ん坊の生命力に賭けて――いや、自分の命を削ってでも、赤ん坊は護ってあげたい。けれど、それは叶わぬ願いだと、母親の本能が久美子に告げていた。
「ごめんね……!」
 伯母の姿が見えなくなるのを待って、久美子は泣き伏した。
「ごめんね。ごめんね。ごめんね……お祖母ちゃんと一緒に待っててね。母さんも、すぐに逝くから」
 そうとでも詫びるよりほかに、久美子に出来ることはなかった。
 ――翌朝。久美子はガラクタの中から見つけた短い鎖を腰に巻いて、鬼伯母が待ち受けている小舟に乗った。伯母は海女褌と素肌に法被という、海女の正装をしていた。憎い妹の産んだ娘を虐めるためなら、晩秋というよりはほとんど真冬の寒さも苦にならないらしい。もっとも、顔がすこし赤いところを見ると、酒でも引っ掛けているのかもしれない。
 伯母は久美子の裸の腰に目を据えて、鬼夜叉の上に不機嫌を重ねた顔になった。
「おや。海女鑑札はどうしたんだい?」
「夜這いの相手ばかりしているうちに、無くしてしまいました。今から探してきましょうか」
 久美子が、平然と答えた。もう、怖いものなんか何もない心境だった。探しに戻れと言われたら、むしろありがたい。
 伯母は、男みたいにチッと舌打ちした。
「しょうがない。わしが海女鑑札を着けてるから、それでいいさ」
 久美子は舫い綱をほどいて、腰まで海水に浸かりながら小舟に乗った。それだけでも、胴震いが止まらない寒さだった。
 久美子は根に向かって、伯母に叱られないくらいの遅さで櫓を漕いだ。定期船が見えるまでに引き揚げるはずだから、根に着くのが遅くなれば、それだけ海に浸かっている時間が短くなる。三時間が二時間五十分に縮まったところで、奇跡が起きるわけでもないだろうけれど。
 ザブンと全身が見ずに浸かった瞬間、心臓に痛みが走った。心臓マヒになってくれたら、赤ちゃんと一緒に死ねる。瞬間、そんんなことまで考えたが――久美子の心臓はそんなにやわではなかった。
 海の中は、意外に暖かかった。というのは錯覚だと、久美子にもわかっている。舟の上では波しぶきに濡れた裸身に風が吹きつけて、どんどん体温を奪われる。風の吹き方で体温を奪われる度合いが違うし、風の強さも常に変わっている。海の中だと、じんわりと全身から満遍なく体温を奪われていくので、そういった変化が無くて、体感に乏しいだけだ。
 どれだけ稼いでもぎりぎりまで潜らされるのはわかっているというのに、面白いように獲物が獲れた。もうひと月からも海女漁が無かったうえに、水温の低下で貝の動きも緩慢になって、岩にしがみつく力も弱まっているせいだ。
 久美子は息が続く限り潜って、できるだけ激しく身体を動かした。浮かび上がっても激しく磯笛を吹いて、息が整うとすぐに潜った。激しい動きが赤ん坊にとって好ましくないというのは地上に限ってのことではないかと、久美子は疑っている。たとえば走れば、着地のショックが子宮までとどくからだ。海の中なら、どれだけ激しく動いても、そんなショックは無いはずだ。そして。動いて身体を暖めることに努めなければ、子宮が痙攣を起こすだろう。
 そういった考えは、医学的知識に基づいたものではない。本能と、伯母への意地と――とにかく何かしていないと赤ちゃんを見殺しにしてしまうという焦りだった。
 そうして。久美子は午前十時まで潜り続け、たとえばハツあたりなら万歳を叫ぶかもしれない収穫を揚げて、久美子は赤ん坊ともども一日を生き延びた。
 二日目も三日目も、母子は生き延びた。伯母の顔が日に日に赤みを増していったのは、狩猟が増えたせいだろう。もし、伯母を海に突き落としたら――ほんとうに心臓マヒを起こすんじゃないだろうか。そうは考えてみたが、考えるだけだった。どんなに憎い相手でも、人を殺すなんて、久美子には絶対に出来なかった。
 そして四日目。
 潜り始めて一時間も経った頃。久美子は下腹部に差し込むような鈍い痛みを感じた。鈍痛は、浮かび上がる前に鋭い痛みに変わっていた。股間を押さえた手が、赤く染まっていた。
「浮かぶのが早過ぎるよ。獲物はあるんだろうね」
「それどころじゃないんです。血が……」
 久美子は手の平をかざして見せた。しかし、返ってきた言葉は、久美子が予想していたとおりのものだった。
「女は血を流すものさ。いいから、海女稼ぎを続けな」
 久美子は、島に来て初めて、怒りの眼差しで伯母を睨みつけた。睨みつけながら磯笛を吹いて。
「鬼!」
 呪詛の言葉を吐いてから沈んでいった。
 しかし、無力な反抗は、伯母の残忍をあおっただけだった。
 つぎに浮上したとき、舟に上がるよう命じられた。
「褌をほどきな」
 一瞬の反抗で気力を使い果たしている久美子は、唯々諾々と褌をほどいて、それを伯母がひったくるにまかせた。
 まっ赤に染まった布の中に、子供の握りこぶしくらいの塊りがあった。塊からは細い突起が四本突き出していた。
 伯母は褌をばさばさっと振るって、その塊りを海中に投げ捨てた。
「あああっ……!」
 久美子は後先を考えず、海に飛び込んだ。死んで母胎を離れた胎児は、生に未練を残すかのように、波間に漂っている。
 久美子はがむしゃらに水を掻いて、『我が子』に追いついた。手の平に掬い上げて。振り返ると、伯母が艫に立って櫓を漕いでいた。久美子を置き去りにして、海岸へ向かっている。
 どうしよう。久美子は途方に暮れた。
 けれど。このまま赤ちゃんと一緒に溺れ死ぬなんて、あまりに口惜しい。ありもしない母の罪を償わされ、伯母にそそのかされた島中のひとたちから迫害され、淫売に落とされ、とうとう胎児まで殺された。
 もしも。殺さないまでも、仕返しに包丁で腹をえぐるくらいはしてやろう――そんなことを考えるくらいなら、とっくに実行している。それが出来ない久美子にとっての、伯母への復讐は――久美子が生き延びることではないだろうか。
 久美子は両手に我が子を包んで、海に潜った。根からはなれた場所に大きな岩を探して、その下にカギノミを使って穴を掘った。何度も浮かび上がって何度も潜って。これなら魚がほじくり出したりしないだろうと納得できるだけ深い穴を掘って、そこに我が子の亡骸を埋めた。
 穴を埋め戻して。そのすぐ横にカギノミを突き刺した。そして、息の続く限り合掌して。腰から鎖をほどいて、穴を取り巻くように安置して。一気に浮上した。
 海岸は波間に隠れてみえないけれど、その向こうの山は見えている。何時間かかるかわからない。冷たい水に体温を奪われて死んでしまうかもしれない。
 でも、絶対に泳ぎ着いてやる。
 久美子は死力と気力を振り絞って泳ぎ始めた。

・流産と新たな種付

 久美子は海岸まで泳ぎ着けなかった。しかし、生き延びた。
 季節外れの海女漁をすると知って、田中ハツも女将の魂胆を見抜いていた。午前中には男が訪れないのを幸いに、船宿に隠れて見守っていたのだった。
 女将が久美子を乗せないで帰ってきたのを見るなり、船溜まりへ駆け付けて。
「これで、おまえんとこの海女子は四人になったよ!」
 女将を海に引きずり落として舟に乗ると、女将が戻ってきた方角へ全力で櫓を漕いで―― 力尽きて溺れる寸前だった久美子を見つけたのだった。
 その日のうちに、ハツは海女鑑札を持って網元の家を訪れた。女将を非難したりはせず、海女を引退する口上を神妙に述べただけだった。
 ハツを敵にまわせば、海女子だけならともかく、男衆の何割かも反目するだろう。それを恐れて、女将も初の長年の働きを労わるしかなかった。
 ハツとしては、久美子への仕打ちを恐れて(女将を舟から引きずり落とした後には)穏便に事を運んだつもりだったが。
 女将の淫湿は、やはり久美子に跳ね返った。
 その日を境に、久美子に対してだけは、コンドームが使われなかった。
「心配するな、孕んだら女将さんが面倒をみてくれるって話だ」
「女の子を産めよ。ちゃんと育てて、英才教育ってやつを施して、娘宿にすまわせるんだとさ」
 久美子は、さらに絶望を重ねるしかなかった。
 伯母は、久美子の子供にまで――たぶん、久美子よりずっと若い時分から、同じことをさせるつもりなのだ。
 それでもなお。久美子は自死を選ばなかった。
 もしかすると。久美子の娘にまで『娼売』をさせたら、苦しむのは伯母ではないかという、突飛な考えが浮かんだからだ。
 そのとき、伯母はとっくに中年を越えて、初老が目の前に迫っている。その目の前で若い娘が奔放淫乱に振る舞っていれば、嫉妬にもだえ苦しむことだろう。それこそが、絶対の弱者ゆえの復讐になるのではないだろうか。




遥かな後日譚


・令和に継がれた命

「次の子は、死産だってことになってるけどね。うん、男の子だった」
 この仕事に就いてまだ三か月目だという少女は、恐ろしい意味を裏に隠しながら、あっけらかんと言ってのけた。
「さいわいに、と言っちゃっていいのかな。そのつぎは女の子で、ずいぶんと英才教育を受けたらしいわ。ペニスの大きさなんて、キャンディーバーとあんまし違わないし。けっこう太いウンチをする女の子だっているでしょ」
 少女は添い寝した男の股間をマッサージしながら、つぎつぎにとんでもないことを語った。
「いったい……何歳で、その……娘宿にはいったんだ?」
「んふふ……ヒ・ミ・ツ」
 少女は身体の位置をずらして、男のキャンディーバーを舐めた。
「ほら、おっきくなった。もっかい、しよ?」
 男の承諾を待たずに馬乗りになって、一気に埋没させた。が、すぐには動かない。
「お二人さんなら、よかったのに。あたしも、お尻は感じちゃうのよ」
 上体を倒して、つながったまま男に抱きついた。
「三代目が生まれた頃には、女将さんもぼけちゃっててね。それと、人権とかなんとか、うるさくなってたでしょ。そうなると、娼売をさせられるんじゃなくて、してる感じになってね。一方で過疎は押し寄せるし、漁業は遠くになるし。ぼちぼちと、女の子が集まり始めて、今の形になってきたの」
 少女が身体を起こして、ゆっくりと腰をくねらせ始めた。
「お客さん、話を聞いてるうちに、どんどん逞しくなってきたじゃない。お客さんもロリコンなのかな。それともサディスト?」
 少女は膝の屈伸も交え始めた。
「ん? あたし、三代目じゃないよ。四代目。それでさ、帳場にすっごいお婆ちゃんがいたでしょ。あの人が、お話してた久美子さんだよ。ん? 今じゃワンポイントリリーフだけど、まだ現役だよ。プレイング・マネージャーってとこかな」
 初代とは違って、悲壮のひと欠片も感じさせずに、少女は奔放なグラインドを始めていた。

 『秘境・海女の宿』は、今日も盛況だった。

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SM_魔女拷問6

 今回の画像は『次号予告』です。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 7:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜



 妄想を書き垂れることこそ生き甲斐。とは思ってきましたが。
 社会人になって間もなくSFを本気で書き始めたのは、サラリーマンなんざやめたかったからです。つまり。大本には「小説で金を稼ぎたい」という不純で純粋な動機があったのです。
 SMにいたっては。ワープロを導入したら3時間/枚が3枚/時と、ほとんど十倍速になったので、当時のSM雑誌の素人投稿小説に
「こんなのより、俺のほうがずっと上手いし面白い!」と断定して書いて、その通りになったのです。

 つまり。やはり。画像系同人誌が主力のサイトで、せいぜい年間にNSソープ1回くらいの実入りではパイプクリーナーです詰まりません。というわけで、しつこく御仏蘭西とかもあらためて視野に入れたのですが。その他にも、電子記録で応募出来て結果も比較的すぐに出るところへも(R18作品OKを確認のうえで)ショットガンします。
 というのは、前置きで。


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・折檻と体罰の選択

 泣きながら坂道を下っていると、背後から自動車の音が近づいてきた。狭い道なので脇へよけると、軽トラックがゆっくりと久美子を追い越して、道をふさぐようにして停まった。荷台に白ペンキで学校の名前が書かれていた。そういえば、校務員宿舎の横に車庫があって、この車が置いてあったと、久美子は思い出した。自分のことにいっぱいいっぱいで、気にも留めていなかったのだが。
「勝手な早退は許さんぞ」
 運転席から降り立った男は、体育教師の物部だった。
「学校へ戻れ」
 久美子の手をつかんで、軽トラックに乗せようとする。
「嫌です! もう、学校になんか行きたくない!」
 手を振りほどこうとしたが、屈強な男の力に抗せるはずもなく、ずるずると引っ張られる。
「それなら、浜崎の家へ送り届けてやろうか」
 凄味のある声で脅された。
「網元の女将さんに折檻してもらうぞ」
「どんなに折檻されたって、たとえ責め殺されたって、絶対に学校へは行きません」
 これまで屈折させて心の奥底に溜め込んでいた一切を、久美子は大声で喚いた。
 物部は、と胸を突かれたように、腕を引っ張る力を緩めた。久美子が本気だと判断したのかもしれない。数秒ほど考えてから、声をやわらげて。
「それなら、先生の体罰を受けるか? 女将には、俺からとりなしてやってもいいぞ」
「嫌です!」
 久美子は金切り声で反発したのだが。
「あの擂粉木は、俺も見た。あれは、ひどいな」
「……?」
 女将さんより残忍な体罰を与えたくせに――と、久美子は訝しんだ。
「素直に先生の体罰を受けるなら、あの擂粉木はなんとかしてやる。それ以上のことをしないよう、生徒たちに言い聞かせてやってもいいぞ」
 つまり、昨日のような虐めは、これからもずっと続く。
「でも、男子が……」
「ふん。校務員とつるんで、また校内で性行為に及ぶだろうな」
 この先生(だけではないだろう)は、みんな知っている。もしかしたら、裏で糸を引いている張本人ではないだろうかとさえ、久美子は勘ぐった。
「現場を発見したら、その都度に体罰だな」
 声に愉快の響きを聞いて、久美子は確信した。この先生は、女子生徒に体罰を与えるのが趣味なんだ。趣味なんて奥ゆかしいものではなくて、性癖なんだ。
 だけど……。ふっと久美子の心に、奇妙な衝動が生まれた。
 女将さんは、あたしが憎くて虐めている。
 でも、この先生は……自分が愉しいからあたしを虐めるんだ。玩具にされると言ってもいい。だけど。嫌いな玩具で遊ぶ人がいるだろうか。恋愛とはまったく別の問題だけど、あたしの心なんかどうでもよくて、ただ身体にだけ興味があるんだろうけど。
 先生には、あたしが必要なんだ。か弱い女の子を縛って叩いて犯して、その鬼畜な欲望を満たすためだとわかってはいるけれど。あたしを憎んで虐めている女将さんよりは、この先生に虐められるほうが、何百倍もましなんじゃないだろうか。いや、そうじゃない。プラスとマイナスの違いなんだ。
「先生の体罰を受けます」
 久美子は顔を上げて、体育教師の顔を見上げながら、はっきりと言い切った。それは、これからの久美子が歩む悦虐への道の第一歩だと――気づいているのは物部だけだった。
 物部は久美子を軽トラックの荷台に乗せて、学校へ引き返した。体育館兼講堂の裏手に乗りつけて、校務員宿舎よりも大きな体育用具倉庫に久美子を連れ込んだ。跳び箱やマットだけでなく、運動会で使う大玉やアーケードなどが壁に沿って整然と並べられて、倉庫の中央には何も置かれていない。重量物を扱うための人力式巻き揚げ装置まで天井から吊られていた。
 その下に久美子を立たせて、腕を伸ばさせたまま腰の後ろで手首を縛り、吊り上げ装置のフックに引っかけた。二重になって垂れている細い鎖の一方ををチャラチャラチャラと引くと、だんだん久美子の腕が吊り上がっていく。それにつれて、久美子の状態が前へ倒れていく。備品置き場でカーテンを使って縛ったときと同じやり方だった。
 肩の負担をすこしでも減らそうとして久美子は立ち位置を変えてみたが、すぐに前へも後ろへも動けなくなった。上体が約四十五度まで倒れて、そこから腕が直角に伸びている姿勢で、いわば釣り合いが取れた。身体を倒せばいっそう腕が吊り上げられて肩の痛みが増す。上体を起こすと、足が宙に浮きそうになる。
 これから輪ゴムで乳房を絞られるのか、目玉クリップで敏感な突起を虐めらるのかと、それともいきなり(今度は肉棒ではなくて竹刀かバットで)お尻ペンペンされるのかと、激痛の予感に怯えている久美子だったが。
「三十分ほど、そうやって反省していろ」
 物部は久美子を置き去りにして倉庫から出て行った。すぐに、軽トラックが走り去る音が聞こえた。
 そんなにのんびりしていていいんだろうかと、久美子は余計な心配をした。体育の授業は昼休み前の四時限目と、午後からに集中している。今は二時限目が始まった頃だから、久美子に体罰を与える時間がなくなる。それとも、放課後までこのままで、それからゆっくりと愉しむつもりなんだろうか。
 ――軽トラックのエンジン音が聞こえたのは、三時限目の予鈴が鳴った直後だった。
 倉庫に姿を現わしたのは物部ひとりではなかった。その後ろに和服姿の女性が、家臣に露払いをさせた女主人然と立っていた。
「久美子への愛の鞭を参観していただこうと思ってな」
 これだけ厳しく体罰を与えるのだから、女将さんのほうでは手控えてやってください。そういう思惑が物部にはあるのだろう。
「なんだか、漁師風情には思いもつかない趣向があると聞いて、来てやったんだよ」
 久美子にしてみれば、地震と雷と火事がひとまとめに襲ってきた思いだった。
「なるほどねえ。こういう吊るし方をすれば、けっこうこたえそうだね」
 女将が久美子の真横まで近づいて、まったく身動きできない裸身を評する。
「いやいや。これは下準備にすぎません」
 久美子の恥部を隠すわずかな布切れを、無雑作にほどいた。つぶされていた乳房がぷるんと膨らんで、割れ目から小淫唇が垂れた。
「これは、ひとつ間違うと肩を脱臼させる危険がありますが……」
 巻き揚げ装置の鎖をチャリチャリと手繰って、すでに極限まで吊り上げられている久美子の腕をさらに高く引き上げた。
「うあああっ……痛い!」
 裸身が宙に浮いて。肩がグキッと鳴ったのを久美子は音でなく関節の痛みで感じた。
 久美子は、床から三十センチほどの高さまで引き上げられた、
 物部が壁際へ動いて、縄跳びを持って来た。二つに折ったて、グリップが縄の先にくるように握った。
「こいつは、荒縄なんかより効きますよ」
 縄跳びを軽く振ると、グリップがぶつかり合って、カチャカチャと音を立てた。
 物部が久美子の後ろへまわって、右腕を大きく引いた。肘をすこし曲げているのは、威力の調節というよりも狙いをっさ駄目やすくするためか。
 ぶんっ、バッジャン!
 グリップを叩きつけられた尻肉が目に見えてへこんで、ぷるんと爆ぜた。
「きひいいっ……」
 悲鳴は、二人に聞かせるためのものだった。悲鳴をこらえれば、いっそう強く叩かれる。
 叩かれた反動で、吊るされた裸身はわずかに揺れている。その揺れに合わせて、二発目が尻を襲った。
 ぶんっ、バジャジャン!
「きゃああっ……」
 三発四発と続けて叩かれて、揺れがだんだん大きくなっていく。尻にはグリップの形が赤く乱れ模様に散っている。
「うあああ……痛い。肩が抜けちゃう。せめて、揺れだけでも止めてください」
 肩を脱臼させる危険があるという物部の言葉は、脅しではなかった。
「心配するな。先生は柔道整復の心得がある。肩が抜けたら、はめてやる」
 ひぐっと、久美子が息を飲んだ。物部の言葉に怯えたからではない。視界に彼の姿がはいってきたからだった。『お尻ペンペン』は終わって、彼の言い方だと『おっぱいペンペン』が始まろうとしている。
 物部は久美子の斜め前で、下手に縄跳びを構えた。揺れて近づいてきたところを狙いすまして、しゃくり上げるように縄跳びを跳ねさせた。
 バジャッ!
 三か月前に比べてひとまわり大きくなっている乳房がひしゃげる。
「ぎゃはあああっ……!」
 久美子は凄絶な悲鳴を吐いた。荒縄の何倍も痛い。水を吸って重くなった荒縄も、肌に当たれば撓う。しかし、木製のグリップにはそれがない。縄の先端に錘をつけて振り回すのだから、竹尺の何十倍も威力がある。
 乳房を叩かれたと同じ数だけ悲鳴をあげた。グリップの刻印が重なって全体が赤黒く腫れてから、ようやく物部は手を休めた。
 これで赦してもらえるなんて甘っちょろいことを、久美子は期待していない。
 果たして、物部は久美子が恐れていたとおりの言葉を口にした。
「さあて。いよいよ『お股ペンペン』だ。素直に脚を開け――と言っても難しいか」
 物部が鎖を逆に手繰って、足が床に届くまで久美子を下ろした。といって、つま先立ちまでだった。
「女将さん、手伝っていただけますか」
 それまでは呆けたように体罰を眺めていた女将が、「え?」と物部に顔を向けた。
「片足をつかんで、開いてやってください」
 意図を察して、女将は久美子の膝をつかんで横へ引く。
 久美子は、もちろん逆らわない。そして、戸惑っている。
 憎悪に凝り固まった伯母の折檻よりは、女の子を虐めて愉しむ教師の手に掛かった方がまだしもと思っていたのに、二人が協力するなんて。
 物部の指示で、女将は久美子から離れて足首を持った。
 自然とく巫女の上体が反対側へ倒れて、肩がゴキッと鳴った。が、吊られていたときほどの痛みは無い。もちろん、ふつうの少女だったら悲鳴をあげているだろうが、より激しい痛みに馴らされてしまった久美子ならではの我慢だった。
 物部が久美子の背後に立った。上体が前傾しているので、正面からは狙いにくいのだ。二つのフリップを左手に持って、びしっと縄跳びをしごいた。
「五発で赦してやる。自分で数えろ。間違えたら、最初からやり直しだぞ」
「……はい」
 返事が終わると同時に、風切り音が聞こえた。
 ぶうん、バッジャジャン!
「がはあっ……ひとつ!」
 これまでは、打たれた部分だけに痛みが広がっていた。でも、股間への衝撃は腰から背骨まで突き抜けた。
 ぶうん、バッジャジャン!
「きひいっ……ふたつ!」
 久美子は大声で叫ぶことで、かろうじて意識を保っていられた。
「おお、やってますね」
 三人目の声。久美子にも聞き覚えはあったが、名前は思い出せないし、誰だろうと久美子の味方でないことだけは確実だった。
「西田先生、忙しいところをお呼び立てしてすみませんな。終わるまで見学しておってください」
「いや。僕は、こういう暴力的な体罰は苦手ですので」
 それなら、なぜ、こんな所へいらっしゃったのですか。皮肉を言いたくなる――だけの気力を、まだ久美子は残している。
 西田という名前は初めて聞いたのだが。彼が校長室での特別補習で久美子を犯した一人だったことは思い出した。制服を褌に変えられた技術科の教師だったことも。
 西田は倉庫の隅から跳び箱を引きずり出して、なにやら細工を加え始めた。
 ぶうん、バッジャジャン!
「うああああっ……三つ!」
 ぶうん、バッジャジャン!
「ぎゃああっ……四つ!」
 ぶうん、バッジャジャン!
「いつつ!!」
 絶叫と同時に、久美子はがっくりと頭を垂れた。これで赦してもらえる。あとはせいぜい、二人の先生に犯されるくらいのものだ。
「これだけで赦してやるんですか?」
 女将が物足りなさそうに尋ねる。
「はい。体罰は、これでおしまいです。ですが……」
 物部は、奇妙な形に変えられつつある跳び箱に目を向けた。
「罰を加えるだけでは、教育になりません。じっくりと反省させてやります」

・理科と技術の応用

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 画像は、筆者が好みの『後ろ手一本吊り』です。筆者の命名です。一般的にはどう呼ばれているか知りません。あちらの画像のタイトルに"Bent forward strappado"というのがありましたが、グルグル翻訳では「曲がった前方のストラップパド」ですとさ。
 おっと、定義がWebiloにありました。
"手を人の背中側で縛り、手首に縛ったロープで地面から引き上げ、ロープの動きで手が下がったことが確認されるまで吊り下げておく、拷問の一種”だそうです。「手を垂らした状態で」とか細かな定義が抜けていますが、まあ。
 肝心の日本語は……吊らない場合は「下手小手縛り」ともいうそうです。ほぼひとつの緊縛講座サイトの主張ですが。筆者が使う「後ろ手一本縛り」も造語ですし。
 そのものズバリを新背う言葉を使っても読み手側の受け取り方が違うばあいもあります。このブログの読者なら「亀甲縛り」と「菱縄縛り」の違いは御存知でしょうが、そうでない御仁もすくなくないはずですし。結局は細密描写でいくしかないですね。


 次章の『理科と技術の応用』では、跳び箱のマット段を取っ払って、厚めのベニヤ板を垂直に立てた木馬(いつもいつもハードル援用では手垢です)とか、感電式ビックリ箱の電圧増強型とかを出します。1963年ですから、スタンガンも低周波マッサージ機もありませんから。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

2マンです

 2017年元旦にカウンターを設置して、訪問者1万人到達は386日かかりましたが。1万人から2万人までは336日で達成しました。読者の皆様に感謝です。
 肝心の電子書籍の売り上げは、初期の30冊以上大量爆撃の効果が薄れて最近はちょい下降気味です。そこにもってきて、熱帯雨林消失
 まあね。あの電子書籍は読めばライブラリから削除する読者が大半でしょうから。百年千年後までも濠門長恭というハードSF書きの爪痕を残しておきたいという究極の目的には、PDFのほうが向いているかも知れません。筆者などは(販売停止に備えて)片っ端から溜め込んでいますもの。でも、あのコンテンツはコピーがむずい。PDFは簡単です。
 それと、PDFだとWORDで作成した通りの版型になりますから、特殊な文字の使い方もできます。フォントの色違いも可能です。今のところ『突撃! 戦車娘』でしか使っていませんが、それもこれも雨林対応を念頭に置いていたせいです。
 これからは遊べます。読者には迷惑かもしれませんが。


2マンコ

 画像の説明は不要ですね。

 では、ともかくも。これからも御贔屓くださいません。

追伸:今年は身内も身外も不幸がありましたので、年末年始のご挨拶は省略させていただきます。

テーマ : 日記
ジャンル : アダルト

Progress Report 6:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜

にじよめ - 二元美少女専門ブラウザゲーム&ソーシャルゲーム

 どうにもこうにも、災厄続きです。主として熱帯雨林のせいで精神的ストレスがフルヘッヘンドって、昨日の朝など立ちくらみ。10年ほど前に買った電子血圧計で測ったら、まさかの200突破!!!!!
 昼には222のゾロ目。ふとここで、気がついたのは。測るたびに値が上昇していく。まさか、どこかで空気が詰まってるんじゃないかと。身体が壊れてるか血圧計が壊れてるか、どっちだ?
 医院で測ったら、165。くだんの血圧計で測り直したら175。身体も血圧計も、どっちも壊れてました。
 だいたい。日常の血圧は130±10です。この1か月で30以上も上がりました。
 それもこれもあれもどれも、1中級ソープ/月から1NSソープ/年にまで激減した副収入のせいです。
 まあ。絶対にまともな回答を寄越さない電子出版部門に媚びるのも疲れ果てました。
 ロリが登場しない(娘は、ああされてこうされるだろうというヒロインの心理描写はありますが)作品まで本文アウト食らったのですから、いずれは金も$も縁も切れてはいたでしょう。
 しかし。年額たかがこれだけと割り切れません。絶版が無いのですから、10年20年の累計だと、百万円単位になります。おのれ、シャア少佐じゃなくて大差です。
 この状況でなおかつ書き続けられるかどうか。正念場です。
 というわけで。父として進まず母ですが、出来高のお披露目。

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・制服の残骸を褌に

 その日は特別補習が長引いたせいもあって、秀一たちに待ち伏せされることもなく、娘宿と称する淫売窟へ帰り着いた。男たちにもらった日用雑貨の中には裁縫箱もある。古びてはいるが中身はそろっているから、くれた男は奥さんのか母親のかを持ち出したのかもしれない。端切れにされてしまった制服を、すこしでも縫い合わせてみようと試みた。
 背中を切り裂かれた上衣はなんとかなったけれど、スカートは難しかった。縫い代の分だけ裾回りが縮むから、タイトスカートみたいになってしまう。正面と後ろだけを縫って、横の裂け目はそのままにしておいた。そうこうするうちに、短くなってきた日が暮れて、裁縫仕事はできなくなる。
 久美子は海へ降りて、下半身を清めた。そうして海女褌もほどいた全裸で、虫食い布団に身を横たえて――夜這いを待った。
 男は早番と遅番が二人ずつで四人。特別補習で教わった快感を再現してくれる男はひとりもいなかった。
 そして、二学期の四日目が始まった。
 教室にはいるなり、久美子は十人からの女子生徒に取り囲まれた。
「あの……?」
 男たちに囲まれる以上に、久美子は怯えた。男たちの顔は欲望でぎらついている。けれど、目の前にある顔には、憎悪と侮蔑しか浮かんでいない。
 久美子は羽交い絞めにされた。
 正面に立っていた女子が、洋バサミを突きつけた。制服の裾をジャキジャキと切っていく。
「やめてください」
 無駄とわかっていても抗議しなければ、理不尽を受け容れたことになってしまう。
 制服は上から下まで切り裂かれてしまった。
「ひ……」
 脇の下にハサミを押しつけられて、久美子はいっそう身を硬くした。袖ぐりが切り開かれて。両側から力まかせに袖を引っ張られた。ビリリッと音がして、袖が引き千切られた。
 別の女子が袖を細かく切り裂く。その間に、身頃の左右も切り裂かれて。制服は幾つもの端切れになって床に落ちた。
 スカートも同じようにされた。プリーツだけでなく、腰回りまで切り裂かれた。これでは、掻き集めて縫い合わせるとこもできない。
 女子生徒たちの狼藉は、海女褌にまでおよんだ。前を切って股間を露出させてから横ミツを切断するという念の入れようだった。
 すべてが終わったと同時に。
「こらあ! おまえら、何をしている!」
 物部が怒鳴りながら教室へはいってきた。偶然にしてはタイミングが良すぎる。物陰から眺めていたのかもしれない。
「おまえら戦後生まれは、物を粗末にしすぎる」
 叱る方角が違っている。久美子は、物部も女子生徒の肩を持っているのだと知った。
「おまえら、教室の後ろで正座しとれ。授業中もだ」
 女子生徒たちは悪びれるふうもなく、澄ました顔で床に座った。正座は、廊下に立たされるのと同じくらいの軽い罰なのだ。もっと厳しい罰になると、膝の裏に箒の柄を挟んで座らされたり、水の入ったバケツを持って立たされたりする。ビンタは、さらに厳しい罰となる。
「久美子。その残骸を全部持って、ついて来い」
 久美子が連れて行かれたのは、また校長室だった。
「ご覧の有様です。これでは、通学させられませんね」
「うむ……破れているくらいは大目に見ましたがねえ」
 ちょっと失礼――と、物部が出て行って、家庭科の女教師と技術科の教師を連れてきた。
「ここまでズタズタにされては、どうしようもありません」
 ひと目見るなり、女教師は匙を投げた。
「そうですか。御苦労様でした」
 彼女を呼んだのは体裁を取り繕うためだったようだ。
「こういうのは、どうでしょうかね」
 技術の教師が、リボン状になったスカートの残骸をつなぎ合わせた。
「これを褌にしなさい」
 無理難題だろうと羞恥だろうと苦痛だろうと、久美子は黙って受け容れる悲しい習慣が身についている。いわれたとおりに褌を締めようとして――途中で手が止まった。布の幅が狭すぎて、股間を包めない。
「割れ目に食い込ませなさい」
 久美子は、最初に街中を引き回されたときの、駐在さんと花江の会話を思い出していた。女性器は割れ目ではなく、その奥にあるという屁理屈を。股間に縄状の物を長時間食い込ませているとどうなるか、までには考えがおよばなかった。
 割れ目をくつろげて、内側の肉襞は押し込んで、その上に布を通した。凄まじい違和感だったが、苦痛はあまり無かった。もちろん官能も無い。
 久美子が『褌』を締めている間に、技術科の教師は上衣を同じようにつなぎ合わせた。
「これで胸を隠しなさい」
 ブラジャーを着けるのとは勝手が違ったが、とにかく胸に巻いてみた。
「おっぱいがつぶれるくらいきつく締めなさい。そうしないと、ずり落ちてしまう」
 三か月前には、布地がすれただけでも軽い痛みを感じていた乳房は、女将に叩かれ男たちに揉みしだかれるうちに、ずいぶんと(性感とは別の意味で)鈍感になっている。乳房が上下二段に見えるまで締めつけても、息苦しさは感じるが苦痛はそれほどでもない。
 名札は、乳帯の脇に付けた。
「どうでしょうね。いちおう制服の上着とスカートを身に着けているわけですが」
 くくくっと物部が含み笑いをして、校長は苦笑している。
「まあ、いいでしょう。特例として認めることにしてあげます。久美子くん。これからもきちんと登校してきちんと勉強するんだよ」
「はい……」
 きちんと虐められなさいの間違いだと内心で思いながら、諦めきった素直さで返答する久美子。
 もう授業が始まっているから、二時限目から教室に戻りなさいと言われて。のこる三十分ほどは、せっかく身に着けたボロ布をまたほどかれて。技術科の教師に身体でお礼をさせられた。物部には口で奉仕。校長があちこちを愛撫してくれたので、久美子は八合目あたりまで登ることが出来た。
 バケツに組んできてもらった水で汚れを清めてから、食い込み褌と乳房潰し帯を締めて。校長に連れられて教室へ戻った。教室では担任も待っていた。
「これから、白石さんはこの『制服』で過ごします。これ以上制服が破損したときは、その原因を作った人に制服の一部を提供してもらいます。いいですね」
 言葉の非常識さよりも、校長先生が直々に言い渡したという事実に、教室は静まり返っている。
「きみたちも席に戻りなさい」
 教室の後ろで正座していた女子が、やれやれといった顔で立ち上がった。彼女たちと入れ替わるように、久美子はいちばん後ろに隔離されている自分の机に着席した。
 女子が怒っているのは、男子が久美子に群がって彼女たちをないがしろにするからだ――くらいは、男子生徒にもわかっているので、休憩時間中も昼休みも、とばっちりが来ないようにおとなしくしていた。
 しかし、それも放課後になるまで。早々に逃げ帰ろうとした久美子だったが、秀一が校門に先回りして待ちかまえていた。
「途中まで一緒に帰ろう」
 久美子の腕をつかんで、強引に引っ張って――林の中に連れ込んだ。のではなく。遠回りして裏門から学校へ戻った。はいってすくのところにある校務員宿舎へ連れ込まれた。用具置き場を兼ねた土間と六畳ひと間の居室と狭い風呂場と台所。そこに二十人以上の男子生徒が集まっていた。初老の男もひとり。
「ほおお。遠目には見ておったが、いやはや。素っ裸よりもいやらしいくらいじゃ」
 久美子の裸身をねめまわす。
「みてるだけじゃつまんねえよ。久美子。そんな紐、取っちまえよ」
 秀一に言われて、乳帯をほどくと。
「ちょっと待った。下はそのままでやってみよう」
「はあ?」
 股の布は二本に分かれとるから――とにかく、そこに座ってごらん」
 部屋のまん中には煎餅布団が敷いてあった。
 久美子は無表情無感動に正座した。
 校務員が下半身を丸出しにして、わずかに鎌首をもたげた鈍(なまく)らを久美子の鼻先に近づけた。
「サービスしてくれるんじゃろ」
 久美子は無表情のまま、それを咥えた。不快そうに顔をしかめたのは、腐った牛乳のような臭いがしたからだった。歳のせいなのか、よほど清潔に無頓着なのか。
 けれど久美子は吐き気をこらえて、雁首を甘噛みし、舌で亀頭を舐めた。勢いよくではないが、徐々に硬く大きくなっていく。
 これくらいでいいかなと見当をつけて、久美子は仰臥した。手で顔をおおって、まわりに群がっている同級生を見えなくする。
「それじゃ、遠慮なく姦らせてもらうよ」
 と言ったわりには、校務員はおずおずといった態で久美子の両脚を割り開いた。
 久美子は逆らわず、むしろ自分から動いて膝を立てた。
 淫裂の両側に褌の紐がぎりぎりと食い込んでくる――のは、巨木が無理矢理に押し込まれようとしているせいだ。新鉢を割られたときは別として、すさまじい圧迫だった。
「うほほほ……まるで初物をいただいてるみたいじゃ」
 挿入される感触よりも、淫唇をこじ開けられるほうに意識が向く。それは軽い痛みをともなっていたが、突起を弄ばれるのとは違った心地良さもあった。
 抽挿が始まると、淫唇の谷間にも律動が伝わって。
「あっ、あっ、あっ……」
 久美子は小さく喘いでいた。とはいえ、官能の坂を押し上げられるほどではない。
 歳の功というよりは歳のせいで、公務員は延々と腰を振って、久美子を辟易させた。
 もっとも。公務員が激しく動いたのは最後の一分足らずだけだったから、一度は女子生徒を犯してみたいという――長年の勤務で培ってきた妄想を味わい尽くしていたのかもしれない。
 公務員は欲望を満足させると、宿舎から出て行った。
「全員下校のチャイムまで、見回りをしてくる。ちゃんと綺麗にしとけよ。汚したら、二度と貸してやらんぞ」
 それからが、本格的な狂宴になるのだが。
「待ってください。褌を取らせてください」
 自身の分泌物でよごれるとはいえ、男の体液でまで穢されたくなかった。久美子は膝立ちになって、股間に食い込む制服の残骸をほどいて、また布団に仰臥した。
「爺さんは下校時刻までなんて言ってたけど。俺、そんなに時間がない。畑の手伝いをしないと叱られる」
「僕だって、アルバイトが四時からだ」
 生徒たちが訴える相手は、おのずと秀一だった。秀一は考えるまでもなく即決した。
「サンコイチはかえって手間みたいだから、ニコイチにしよう」
「は……?」
 秀一の言葉を理解した生徒は一人もいなかったが、秀一に言われて久美子が姿勢を変えると、今度は即座に了解した。女が四つん這いになっていれば、後ろからも前からも犯すことが可能だ。
「一番は、もちろん俺な」
 秀一がズボンとパンツをひとまとめに脱いで、久美子の後ろにまわった。
「いよいよ、親父と穴兄弟かあ」
 怒張に自分で唾を塗って、濡れた手で久美子の腰をつかんだ。
「いけません、若主様。女将さんに叱られます」
「若主様……?」
「そう呼ばせてるん?」
 級友が半畳を入れる。
「まあな。こいつ、うちの穀つぶしで、女中より下の扱いだから」
 得意そうに応じながら、淫裂に怒張を突き挿れた。
「駄目です。いつものように、お尻にしてください」
 しかし、久美子は逃げようとはしないし、尻を振って拒もうともしない。秀一に逆らうなんて、恐くてできない。
「つべこべ言うな。黙ってりゃわからないさ。ばれたって、折檻されるのはおまえなんだ」
「…………」
 久美子が口をつぐんでいても、噂はすぐに広まる。それどころか、秀一自身が吹聴してまわるかもしれない。
 けれど。女将さんがその気になれば、なんの落ち度がなくても久美子を折檻するだろう。八月中は、一度も縛られたり荒縄で叩かれたりしていない。女将さんの腹の虫は癒えたのではなく、大噴火に備えて溶岩を溜めこんでいるのだろう。
「おい。ニコイチだぞ。前にも突っ込んでやれよ。健二、おまえがやれ」
「え……あ、うん」
 指名された男子が、久美子の正面で腰を落として、それからズボンを膝までずらした。
 生ぐさい臭いが鼻をついた。校務員のような饐えた臭いではなく、性欲に滾りたった若々しく獰猛な臭いだった。好ましいとは感じなかったが、嫌悪もなかった。久美子は目を閉じて、大きく口を開けた。ぐぼっと突っ込まれると、歯に唇をかぶせてしっかりと咥えた。
 秀一がせわしない抽挿を始めて、健二もそれを真似る。二人が同時に突き、同時に引く。久美子は手足を突っ張って身体を支えた。あまり揺すぶられると乗り物酔いみたいに気分が悪くなる。そんな心配をして自然と対応ができるまでに、複数を相手の淫技にも馴れてしまっている久美子だった。
 舌を使うまでもなく健二は暴発させて。それに誘発されたのか秀一も事を終えた。
「なあ。これって、やっぱり筆おろしになるんかな?」
 健二が誰にともなく尋ねた。
「違うんじゃねえの。オマ●コに挿れなきゃセックスじゃないんだから」
「なんだ。それじゃ、俺も今日までは童貞だったんか」
 秀一がとぼけると、皆が一斉に笑った。
 誰が二番手になるか争い始めると、秀一がジャンケンで順番を決めさせた」
「待ちきれないやつは、横から乳でも尻でも撫でてろよ。つかんで引っ張って叩いたっていいよ。こいつ、そういうのには慣れてるから」
 たちまち、久美子の裸身は男子の群に取り囲まれて、乱暴にあちこちを揉みしだかれる。歴戦の娼婦でも、そんなことをされれば悲鳴のひとつもあげるだろうが、久美子は黙って耐えている。いや、久美子の感覚では、耐えるというほどのことでもなかった。少年の側には、女体に触れるという遠慮があるし、同性の頑丈な肉体とは異なる柔らかな手応えに戸惑ってもいた。そしてなにより、久美子に苦痛を与えようという意図は無いのだ。
 短時間のうちに全員が久美子の肉体を貪って。二度目に挑むという発想までは無かった。久美子が風呂場で跡始末をしているうちに、男子は部屋を片付けて、さっさと引き揚げたのだった。
 これくらいだったら、毎日されたって平気だ。強がりではなく、本心だった。しかし。いずれはこれくらいでは済まなくなる。それもわかっていた。このところ、夜這いに来る男どもの要求は、だんだん変態じみてきた。
 顔が水に浸かりそうになる深さで手押し車をされたり、逆立ちで尺八を吹かされたり、鈴口(先端の穴をそう呼ぶのだと、その男に教わった)に乳首を挿れさせられたり、売り物にならない小さな海藻を詰め込まれてから挿入されたり――もちろん、折檻覚悟で拒むほどのことではないけれど。
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しかし、筆者はとことん褌が好きですね。

変形縄褌

 ちょっと面白い縄褌を御紹介。左の画像は、『非国民の烙淫:後編』の表紙絵の元ネタです。




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メモ公開:39 囚人のジレンマ


パラドックスではなく、確固としたゲーム理論です。

 二人の共犯者が取り調べ中に司法取引を持ちかけられます。

「本来なら二人とも懲役5年だが、証拠が少ないので、ふたりとも自白しなければ釈放せざるを得ない」
A:おまえが自白して相棒が罪を認めなければ、おまえは釈放して相棒を懲役10年にする。
B:逆におまえが罪を認めず相棒だけが自白すれば、おまえが懲役10年で相棒は釈放する。


 二人は別々に収容されて、一切連絡は取れません。

 囚人は、どうすべきか。
 相棒を信じて黙秘を貫くか。しかし、相棒が自白すれば自分は懲役10年になる。
 ゲームの理論によれば、『最悪の事態』を避けるためには自白するしかないのです。そうすれば、懲役10年だけは免れます。おそらく、相棒も同じことを考えて自白するでしょう。まあ、犯罪者の仲間意識なんて、そんなところです。
 この理論については、「確固とした」と書きましたが、ヘソ曲り的には疑問があります。

・二人とも自白すれば懲役5年ずつ。
 二人とも黙秘するなら釈放。
 一人だけが自白すれば、釈放と懲役5年6か月。
 ――こういう条件なら、最悪でも半年延びるだけですから、黙秘するでしょう。

・二人とも自白すれば絞首刑。
 二人とも黙秘するなら安楽死。
 一人だけが自白すれば、火あぶりと電気椅子。
 ――さて??

 さらには、共犯者の関係があります。
 掲示板とかで行きずりの関係では面白くないです。
 親子、姉妹、恋人同士。

 ここから、SM的考察です。
 男はいりませんし、ババアも排除。姉妹、あるいはネコとタチですかね。
 相手を信じて黙秘するか。
 おおっと。自己犠牲の精神で、自分ひとりの犯行だと主張する選択肢があります。


 なぜに、こんなことを考えたかというと。
 無実の娘を白昼衆人環視下で捕えて、その場で裸にひん剥いて連行して、拷問色責め――ばかりでは、犬の卒倒(ワン・パタン)だからです。
 実際に罪を犯した娘が拷問に耐える理由を考えて、ふと思いついたわけです。

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 囚人のジレンマは、前から知っていましたが。
 コミック乱2019年七月号の[『雲霧仁左衛門』で
「おまえが自白しなけりゃあ、女房と娘をしょっ引いて拷問にかけるぜ」
というのを見て。
 ふたつが有機的結合を果たしたのでした。

 この設定は、時代劇でなくても使えます。
 ぱっと思いつくのは、反戦活動とか共産主義者と特高警察。
 娘が「無実の罪」で逮捕されるのではなく「有罪確定」で捕まるわけです。
 二人を隔離するか、あえて同じ牢獄に入れるか、いろいろバリエーションがありそうです。
 まさか、すべての組み合わせは書きませんけど。
 盗賊娘と目明し/牢役人
 アカ娘と特高警官
 ぐっと甘々にして、テストの答えを教え合った女子生徒とサド教師。
 いずれは、なにか書いてみましょう。

 で。とぜんこですが。
 金$さんちは、ルサンチマンでして。
 健全売上ゼロに改装しました。


五冊

 よろしければ→

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メモ公開:38 ダジャレとか

しれっと平常運転にもどりましょう。


 他の記事で書いたものもありますが。
 どちらかというと『戦闘詳報』の[ニチホン語講座]にふさわしい内容ですが。R18なので、こちらで。


援交金好
 援助交際のことですね。

全裸の特異点
 SF時代に思いついた小ネタです。
 栴檀は双葉より芳し、ですな。
 なお、この場合の「より」は、more の意味ではなく、from です。美人は赤ちゃんの頃から可愛らしい。


超拘束航行/超拘束高校
 意図的な誤変換ですね。後者のほうが、妄想が膨らみます。

幼艶 勃金箱
 あまりに艶っぽいのも、考え物ではあります。あくまで、innocent で Pure だから、虐め甲斐があるんです。
 勃金箱には、表にちゃんと数字が書かれていたりします。
  アヌス ¥1,000/バギナ ¥1,000/オーラル ¥1,000/タッチ ¥0
 金額が高ければ単なる売春ですが、この値段なら羞恥&陵辱プレイですね。


凄社淫性奴 辱身寮 羞弄状況
 これは別記事で書きましたっけ?
 24時間拘束の、女子社淫にとってはピンク&ブラック企業です。でも、時給千円でも日額2万4千円、月額70万円です。休日も辱身寮から外出禁止――なんてことは、ありません。男性社員とデートを楽しめます。ノーパンノーブラミニスカシースルーとか、コーディネートは指定されますけど。
 男性社員は成績に応じて、エロエロと特権があるので、業績は業界トップです。成績の悪い社員には、社内でのセクハラ(指挿れまで)くらいしか認められていません。
 マゾ男への処遇をどうするか。凄社淫でない、企業戦力としての女性をどうモチベらすか。ここらあたりをうまく処理しないと、PLOTに成長しません。たまには『性長』以外の書き方もします。


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刺し挿れ
 読んだままです。せいぜい、ロリマゾでヒロインがおちゃらける場面の台詞くらいにしか使えません。

パパ拉致
 SパパをMに調教とか?

素でキス出来んほど本気で好きです(きさきさき) @DLsite
 あまりに素晴らしいタイトルなので紹介しました。作品は、DLSで検索してください。

喉元過ぎれば望むのもっと
 ズタボロにされて、「もう、SMなんて厭!」と本気で思ってたマゾっ娘が、やがて調教/被虐を思い返しながらオナニーにふけって、ついにはいっそうの過激な責めを求める。作者のドツボパターンです。

 『凄社淫性奴』は、ぼちぼちと暖めてみましょうか。

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Progress Report 5:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜



 まあ、ぼちぼちと書き進めております。
 前編9万文字を終わって後編です。
 冒頭は1ページかそこらで次の小見出とか、アンバランスです。
 今回は、後編の今現在書いているところまで全公開。


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学校でも屈辱

・恥ずかしい夏休み

 学校が夏休みのあいだ、久美子はこれまで以上に恥ずかしい思いをしなければならなかった。朝から夕方まで、海岸のいたるところで子供たちが遊んでいる。親からは、かかわり合いになってはいけないと注意されているようだが、それでも男の子たちは久美子を取り囲んではやし立てたりする。
「やーい、裸ん坊。いんらんおんなのふしだらむすめ」
「せっかんビシビシ、おまたヒリヒリ」
 久美子の母がしたとされていること、久美子が現にしているされていることが、子供にまで筒抜けだった。女将や花江が御用聞きにちょっと(悪意を込めて)漏らすだけで、その日のうちに島じゅうに噂が尾鰭をつけて広まるのだ。
 いちばん恥ずかしいのは、久美子と同じ年頃の少年少女が舟溜まりで親の手伝いをしていることだった。少女はあわてて目をそらすか何かしらの用事を見つけて逃げていくが、少年はかたわらにいる親の目を気にしながらも、久美子の裸身を穴のあくほど見詰める。ほかの海女には目もくれない。法被を着ているいないの差ではなく、彼女たちはおっかないオバサンであり、久美子は性欲の対象なのだった。
 親に厳しく言われているのだろう。時間がいくらでもある夏休みになっても、娘小屋に近づく少年はいなかった。秀一を除いては。四、五日に一度は久美子に肛姦を強いる。久美子が整理して積み上げたガラクタの陰に隠れての行為だから、女将の目を盗んでのことだろう。けれど、露見して折檻されるのは久美子なのだ。秀一を拒んで、女将に告げ口されても同じ結果になる。
 たいていの男は、後ろを犯すときは前も指でくじったりするのだが、秀一だけはそこに触れようとしなかった。父親(ではないらしいが)の性器が突っ込まれた部位をさわりたくないのかもしれない。
 漁に出ない日は、昼間から物々交換の売春をもちかけられる。これも、久美子に断わる権利は無い。娘小屋に生活必需品が足りてくると、男たちはしわくなった。もっとたくさんやるから抱かせろ――とはならなかった。女将が糸を引いているのか、男たちが談合して順番を決めているのかまではわからないが、男たちの数は昼間に三人から五人、夜這いも同じくらいに収まっていた。
 夜に外から施錠させることもなくなった。それでも、夜這いの男たちはいちいち久美子に鍵を見せる。いわば、女将が発行する夜這いの許可証みたいなものだった。
 夜這いにもすっかり馴れてしまって、なんの感動もなく淡々と仕事(ヽヽ)をこなすようになっている久美子だったが、心に余裕ができた分だけ、妊娠への恐怖を現実のものとして考えるようになっていた。
 もっとも。今のところ久美子は妊娠していない(らしい)。若かりし頃の女将の妊娠は、当人が自覚するよりも早く同僚の海女に気づかれていたそうだ。裸で接しているのだから、同じ女として微妙な変化でも察知するのだ。
「まだ、大丈夫だよ」
 それでも、八月の初旬に二度目の生理がきたときは、ほっとした。

・二学期からは通学

 八月三十一日。明日から二学期が始まるという日。久美子は屋敷に呼び出された。
 勝手口から声をかけると、女将と見知らぬ男が現われた。都会の人間のように、きちんとネクタイを締めている。ぶよぶよした身体は、農業や漁業のような肉体労働者でないことを語っている。
「校長先生だよ、ご挨拶しな」
 事前に女将から事情を聴いていたのだろう。生徒と同じ年齢の少女の裸身に驚いた様子もなく、貪るように眺めている。
 性欲の対象にされている――それがわかるようになっている久美子だった。それでも、女将に命じられたことには無条件に服従する。
「白石久美子です。よろしくお願いします」
「うん、よろしくしてあげましょう」
 なんだか漫才みたいな返事だったが。
 久美子の前に風呂敷包みと音頭靴が放られた。
「明日からは、学校に通いな」
 え……と、久美子は女将の顔を見た。
「校長先生はお堅くてね。ちゃんと制服を着なけりゃ駄目だとさ」
 久美子は風呂敷包みを開けてみた。取り上げられていた制服だった。
「あ……ありがとうございます」
 久美子は深々と頭を下げた。女将さんに本心からのお礼を言うのは、これが初めてだった。
 しかし、感謝の気持ちは次の言葉で砕け散った。
「なにしろ、ふしだらな盗人の娘ですからね。うんと厳しく躾けてやってください。もげちゃあ困りますが、手足の一本くらい折れたって文句は言いませんよ」

・口開けは校長先生

 翌朝。久美子はほとんど三か月ぶりに、裸ではない姿で道を歩いていた。下着までは返してもらえなかったので、海女褌だけの素肌に制服を着ている。それでも、外見はふつうの女学生と、ほとんど変わらない。違いは胸当てを剥ぎ取られていることと、もはや乙女とはいえない色香が全身からにじみ出ていることくらいだろうか。顔が赤銅色なのは、漁師村の少年少女なら誰も同じだ。
 海女仕事で身体を鍛えられて、とくに肺活量が増えているのだろう。胸がきついし、一歩ごとに乳首が服の生地に擦れて、少し痛い。乳首をつねられたり叩かれるのとはまるきり違う、ごく軽い痛さでしかないのだが、それがかえってうっとうしかった。
 入学のときに(母が大奮発して)誂えてもらったスカートは、丈をいっぱいに伸ばしても裾は膝小僧から三センチほども上だが、それでも褌で外を歩くよりは、よほどみっとも良い。
 午前七時に校長室へ来るよう、命じられている。転校初日だから、事前の手続とかがあるのだろうと、久美子は簡単に考えている。
 商店街を突っ切って、以前に引き回された農村へ折れる道を通り過ぎてから、島の裏側にある漁村と中間のあたりで右に折れて――十五分ほども山道を登って、ようやく学校に着く。片道に一時間ちかくもかかる。もっとも、五時過ぎに起きるなんて、今の久美子の感覚ではちっとも早起きではない。カンジという男からもらった中古の目覚ましが鳴るよりも早く目が覚めた。この目覚ましには、忌まわしい記憶がともなっている。棕櫚縄を巻きつけて極端に太くなった、男の……。
 久美子が校門をくぐったとき、木造二階建ての校舎の壁に掛かった大時計は、七時十分を指していた。じゅうぶんに余裕を見込んで出てきたつもりだったが、海女仕事で鍛えた体力も、坂道を上る役には立たないらしい。それとも、汽笛に時計を合わせたから、ずれていたのだろうか。
 久美子は急いで(廊下は走らずに)二階にある校長室へ行った。
「遅刻だね。夕べは仕事に励み過ぎたのかな」
 校長の言う仕事が海女のことではないと、久美子にもわかる。たしかに、昨夜も三人の相手をさせられた。でも漁師は朝が早いから、午後十時には寝ている。
「その仕事のことで話があるのです」
 校長が、いやにていねいな言葉づかいになった。
「学校の中でも外でも、生徒を相手に娼売をしてはいけません」
 なにを馬鹿なことを――と久美子は思ったが、校長はからかっているのではないらしい。
「とくに学校の中では、絶対に淫らな真似をしてはいけません。外でなら、さわらせたり抜いてあげるくらいは大目に見ますが、それでも性行為だけは駄目です。不純異性交遊になります」
 久美子は二重の意味でぽかんとしていた。
 抜くという言葉の意味がわからなかった。たぶん、淫らなことなのだろうけど。
 それよりも、学校の外でなら級友に身体をさわらせてもかまわないだなんて、学校の先生の言うことだろうか。
「あまり時間がありませんね。ちゃっちゃと服を脱ぎなさい」
 久美子は聞き間違いかと思った。しかし、駄目押しともいえる言葉が続いた。
「裸になって、そこのソファに寝なさい」
 校長先生は、あたしを犯そうとしている。と、そこまで頭に浮かんでも、信じられなかった。
「でも、ここ……学校じゃないですか」
「学内で禁止したのは、生徒との性行為です。先生を相手ならかまいません」
 無茶苦茶だとは思ったけれど。校長先生の横に立っていた女将さんの姿を思い出すと、なにも言えなくなった。
 服を着ているぶんだけ羞恥心が甦って。制服を脱ぐときには指が震えた。けれど、海女褌姿になると覚悟も座った。二か月前までは外で平然と(ではなかったかれど)大勢の目にさらしていた部分だ。部屋の中で一人を相手に、今さら恥ずかしくなんかない。そうは思ったのだけれど。
「ほほう。つるつるだね。まさか、まだ生えてないってことはないね?」
「……自分で剃っています」
 二、三ミリも伸びると、男たちから苦情が出る。久美子にはさんざん痛いことや不快なことをするくせに、自分がチクチクするのは厭なのだ。
 もちろん、それは言わなかったが、好悪長は事情を察したようだ。
「ふんふん。なかなかに商売熱心なことだね」
 校長はズボンと開襟シャツを脱がずにソファに座って、まだ褌を持って突っ立っている久美子を自分の膝に座らせた。
「もうじゅうぶんにオトナの身体だね」
 左手で肩を抱いて、右手で乳房を揉む。
 校長の言葉のとおり。この三か月足らずで、久美子の身体つきはずいぶんと変わってきた。上半分がえぐれ気味だった乳房の膨らみも、すっかり球形になってきた。尻にも丸みと厚みが増した。その一方で、腰は以前よりも細くなったくらいだ。そして淫裂からは一センチばかり貝の脚のような肉片がのぞいている。つまり、性熟したのだ。
 校長の手つきは、ほかの男の誰とも違って、緩やかで繊細だった。指が丸みをなぞるだけで、久美子の背筋にさざ波が走った。
「ひゃんん……」
 乳首を指の腹で転がされて、悲鳴が鼻に抜けた。
 校長が久美子の顎をつかんで振り返らせて、唇を重ねようとした。
 久美子は、反射的に顔をそむけた。
「駄目です。あたし、汚れてるから……」
 ほかの男たちは、久美子にキスをしようとはしなかった。誰が、男の排泄器官を咥えた口を吸おうとするだろうか。
「久美ちゃんは、どこもかしこも綺麗だよ」
 強引に唇を奪われても、久美子は逆らわなかった。人間の女性として扱われているようで、ちょっぴり嬉しく感じた。舌を挿れられて、口の中を歯の裏側まで舐められ、舌を絡め取られても、されるがままになっていた。女将の折檻が怖いのはたしかだが、女の本能として受け身になっている部分もあった。

・仄かな官能の兆し

 校長は久美子を膝の上から下ろして、ソファに寝かせた。その横にひざまずいて、あらためてキスをしてから。久美子の乳房に肌を這わせた。
「あ……」
 痛くもくすぐったくもなかったが。カタツムリに這われているような気色の悪さがあった。
 校長が乳首を咥えた。
「ひゃんんっ……んん」
 舐められて。鼻に抜けた悲鳴が吐息になった。指で摘ままれたり転がされたりしたときとは違って、ピリピリする電気ショックではなく、くすぐったさの混じった心地良い刺激だった。
 校長の舌が右の乳首を離れて左へ移った。今度は左の乳首にくすぐったい心地良さが生じた。そして、右の乳首に物足りなさを感じた。
 校長はさらに顔をずらして、久美子の肌を舐めていく。
 へその穴を舌先でつつかれて、久美子はくすぐったさに身悶えした。舌はさらに肌を舐め進んで。
「やっ……」
 久美子は顔から両手を放して半身を起こし、校長の肩を突き飛ばそうとした。
「そこ、ほんとに駄目だです」
 校長が上体を起こす。
「いいから、おとなしくしていなさい。きみの着ている制服はうちのとは違うね。没収してもいいんだよ」
 裸で授業を受けるか、通学を諦めるか。どちらも厭だった。久美子はソファにあお向けになって、また両手で顔をおおった。
「聞き分けのいい娘だね」
 固く閉ざされた腿を、校長の手が押し開く。鼻息が淫埠をくすぐって……
「あ……」
 予期してはいたが。淫裂からはみ出ている肉襞を舐められて、おぞましさとくすぐったさが腰をぴくりと震わせた。
 考えてみたら。逆のことは、しょっちゅう男に求められてきた。そこからほとばしる精汁さえ飲まされてきた。その男とたちに代わって、校長先生が罪滅ぼししてくれている。そんな気分になった。のも、束の間。
 淫裂の中にまで舌が到達すると。くすぐったさが、さざ波のように揺れて、それが心地よく感じられてきた。
 校長はいったん顔をはなして。両手で淫唇をかき分けると、その頂点にある突起をすすった。
 ずちゅうううう……
「ひゃあっ……あああ、ああんん」
 電気が走るというよりも、甘く鋭い感覚が立て続けに跳ねた。
「ああっ……なに、これ? あああっ……」
 朝にまみれた肌を風に吹かれて気持ちが良い。凍えた手をストーブにかざして気持ちが良い。そういった気持ちの良さとはまるで違っているけれど……腰が震えるような、気持ち良さの塊りだった。久美子の中で、電気とかくすぐったさが、ついに性感として目覚めたのだった。
 久美子の反応に呼応して、校長もいっそう久美子を刺激する。肉芽をすすりながら、左手で乳房をさっきよりも強く揉み、右手は尻を抱きかかえて撫でた。
「うああああ……身体、どうかなっちゃう」
 もしも校長が女体についてもっと知り尽くしていれば、そのまま刺激を続けて、久美子をいっそう登り詰めさせただろうが。彼はおのれの欲望を優先した。いや、若い娘にとっては挿入よりも淫芽への刺激のほうが逝かせやすいとは知らなかったのかもしれない。
「あ……やめないで……」
 久美子が思わず口走った淫らな訴えには応えず、校長はズボンと猿股を脱いだ。
「まってなさい。もっと気持ち良くしてあげるから」
 まだ半勃ちの肉棒をみずからの手でしごいて猛り勃たせると、久美子におおいかぶさった。久美子の右脚をソファの背もたれに掛けて、その開脚した中芯に老木(とまでいっては、彼がかわいそうだが)を突き挿れた。
「ああ……」
 久美子の吐息は――せっかく芽生えて急速に成長しつつあった性感を取り上げられた嘆きだった。挿入と抽挿とに快感を得るところまで、まだ久美子は達していない。いつもの我慢の時間が始まっただけだった。
 校長は五分ほどでおのれの欲望を吐き出してしまった。生徒を犯しているという背徳感と、、若い娘から性の悦びを引き出したことで、挿入前から畳分の極にあったのだ。
 事を終えると、校長もほかの男たちと同じように、久美子の身体に興味を失った。
 服装を整えて、腕時計を見て。
「きみも、はやく服を着なさい。行動へは先生が引率するから、それまで外で待っていなさい」
 机に座ると、何枚かの書類を引き出しから取り出して、事務仕事を始めた。
 久美子は制服だけを着て、褌は折りたたんで鞄に入れた。
「失礼します」
 当てつけとかは意識せず、ふつうに挨拶をして校長室を出た。便所を探して、股間を清めてから、スカートは脱いで上着の裾をたくし上げて、褌を締めた。そして、校長室の扉の前へ引き返した。

・若主さまの玩弄物

 校長に引率されて講堂へ入ると、前の学校よりも狭い講堂に生徒があふれていた。久美子は別の先生に案内されて、最前列でほかの生徒からすこし離れた席に着いた。さっそくに、男子生徒の視線が集中する。
 校長先生が、前の学校でも聞いたような挨拶を長々として。それから転校生である久美子の紹介。
 壇上に立つと、生徒たちがいっせいにざわめいた。前の学校で久美子が転校生を迎える立場だったときとは、明らかに雰囲気が違っていた。
「へええ。ちゃんと制服を着てるんだ」
「よく学校へ来れたものね」
「真っ黒けだけど、けっこう可愛いじゃん」
「一発米一合って、ほんとか?」
 久美子は、できるだけ平静を装って、挨拶の言葉を述べた。
「浜崎様のところでお世話になっている白石久美子です。卒業までの短いあいだですが、皆さんと一緒に楽しく勉強していきたいと思います」
「なんの勉強だよ。俺にも教えてな」
 そんな野次は無視して、ぺこりとお辞儀をして、久美子は壇上から逃げた。
 椅子に戻ってからも、皆から離れている久美子は晒し者状態だった。身じろぎひとつせず壇上を中止する久美子の耳に、先生方の話は素通りだった。
 教室へ戻って。始業式とは逆に、久美子の机は教室のいちばん後ろになった。横の列には誰もいない。隔離されたと感じたのは、けっしてひがみではないだろy。さすがに授業中に久美子を振り返って眺める生徒もいないだろうから、そういう意味ではありがたいのだけれど。
 初日の授業はロング・ホームルームだけ。学級委員をはじめとする各委員の選挙があったが、もちろん久美子は立候補しなかったし、転校生をわざわざ推薦する生徒もいない。
 午前十時半にはホームルームも終わって。久美子は遠慮して、最後に教室を出ようとしたのだが、男子の五人が席に着いたままだった。そこへ、隣のクラスから、秀一が五人の男子を引き連れて教室にはいってきた。
「おまえの仕事着を見せてやれよ」
 机で固まっている久美子に、秀一が命令口調で言った。
 秀一を除く十人が、久美子の机を取り囲んだ。
 久美子は動かない。どう対処しようか考えても、頭は空回りする。
 秀一が背後に回り込んで、久美子の肩に手を置いた。馴れ馴れしく耳元に口を寄せてささやく。
「お・か・み・さん」
 秀一は母親に面と向かっては『かあちゃん』と呼んでいる。久美子や級友に使う三人称は『お袋』だ。それをこの場で『女将さん』と言う理由は、ひとつしか考えられない。久美子への脅しなのだ。
 久美子は黙って立ち上がった。せっかく来ているのに脱ぐのは惜しい。思ったのはそれくらいで、羞恥の感情は折檻への恐怖に圧しつぶされている。
「うおおっ……」
「フンドシだ」
「おれ、同級生の裸を見たのは初めてだよ」
 興奮の声が教室に響く。
「仕事着って言ったぞ。その恰好で海に潜るんか?」
 今度は、全員に聞こえる声で秀一が言った。言っただけでなく、上着の裾から両手を突っ込んで、乳房を揉んだ。
「やめ……」
 やめてくださいと言いかけた声が、か細く立ち消えた。逆らってはいけない校長先生の言葉もよみがえったけれど。学校の中で淫らな真似をしても(事実は、されているのだけれど)、素肌で縛られた急所を縄で叩かれたりはしない。
「手をはなしてくれないと、脱げません」
 同じ制止の言葉でも、まりきる逆の意味になった。
 秀一が後ろに下がって。久美子は淡々と、褌一本の姿になった。
 教室に雄叫びが轟いた。
 それをあおるように、秀逸が後ろから抱きついて、級友に見せびらかすように双つの乳房をわしづかみにした。
「く……」
 その程度は、今の久美子にとってはちょっと痛いだけの仕打ちになっている。
 久美子は(すくなくとも表面上は)嫌がっていない。そうなると、ほかの男子も指を咥えて見ているだけではなくなる。
「ぼ、ぼくもさわっていいかな」
「どんどんさわってやれよ。ほら」
 久美子に代わって秀一が答える。当人は場所をゆずって、久美子の正面にしゃがみ込んだ。
 二人が後ろで押し合いへし合いしながら、乳房の根元をつかみ、別の二人が秀一を挟む格好で乳首のあたりを摘まんだ。
 こんなにたくさんの手で嬲られるのは初めての体験だが、意図的に虐めるつもりはないらしく、乳房を握る手の力はそんなに強くない。
 秀一が久美子の股間に顔を押しつけて両手を尻にまわすと、褌をほどき始めた。
 久美子は、諦めの溜め息すら吐かない。
 褌をほどくと、秀一は股間を間近に眺めて。それだけでは満足せず、右手の人差し指を挿れてきた。
「うわ……ぬるぬるしてる」
「濡れるのは感じてる証拠だって聞いたこと、あるよ」
「ぼくにも見せてくれ」
 あぶれていた六人のうちの二人が、乳房を弄んでいる生徒と秀一とのあいだに割り込んできた。さらに二人が、横合いから尻を撫でる。
「いつまでやってんだ。交替しろよ」
 佐藤に群がる蟻そのものの光景だった。砂糖のほうが黒くて、群がっている蟻は白いシャツを着ているのだが。

・輪ゴムとクリップ

いつ終わるとも知れない幼稚な戯れは、突如として中断された。
「こらあっ! なにをやってるんだ!」
 たちまち、白い蟻どもが逃げ散った。怒鳴った教師は腕組みをして前の入り口をふさいでいるが、男子生徒たちが後ろの扉のねじ錠を開けるあいだ、なにも言わなかった。
 久美子がひとり取り残されてから、教師がおもむろに動いた。
「学校では淫らなことはするなと、校長先生に注意されていたはずだぞ」
「ごめんなさい。でも、浜崎さんに命令されて……」
 バチン!
 頬を叩かれた。女将さんの拳骨と同じくらいに痛かった。
「言い訳をするな。ちょっと来い」
 トレパンに開襟シャツ姿の教師が、久美子の乳首を摘まんだ。強く摘まんで、前へ引っ張る。
「待ってください。服を着させてください」
 きっと、この先生も敵なんだ。自分の願いなんか無視されるだろう。すでに久美子は諦めていたが、その通りになった。
「どうせ、自分から脱いだんだろうに。無理矢理に脱がされたのなら、どこか破れているはずだ」
 当てずっぽうにしても、図星だった。
 久美子は乳首を引っ張られて教室から引きずり出され、廊下の突き当りにある小部屋へ連れ込まれた。備品置き場だろう。大きな教材や古ぼけた教科書を並べた本棚が雑然と並べられている。
 教師は久美子を部屋のまん中に立たせて、向かい合った。
「おまえの考えなど、お見通しだぞ。秀一に告げ口されて、浜崎の女将さんに折檻されるよりは、先生から罰を受けるほうが、ずっと甘っちょろい。そうだな」
 これは当てずっぽうではないだろう。女将の凄まじい折檻を話半分に聞いたとしても、誰もがそう考える。
「ふん、だんまりか。そういえば、淫売のときもよがり声ひとつあげないそうだな」
 これまでは、そうだった。でも、さっき校長先生に犯されたときは違っていた。いや、ちがわない。あれこれ弄られたときは、すごく気持ちが良くなったけど、『性行為』のときは、これまでとたいして違わなかった。数秒、そんなことを考えていたのを、教師はどう受け止めたのか。
「女将に折檻されたほうが、よっぽど楽だと思わせてやる」
「ご、ごめんなさい……」
 久美子は、反射的に土下座していた。そんな卑屈が身にも心にも浸みこんでいた。
「もう、絶対にしません。だから、虐めないでください」
「勘違いするんじゃないぞ。俺は、おまえに適した教育を施してやるだけだ」
 言葉は幾分かやわらいでいたが、女将と同じ冷酷で残忍な響きを久美子は聞き取った。
 おさげをつかんで立たされた。
 教師はトレパンの後ろポケットから紅白のハチマキを取り出した。そんな物を持っているし、この格好だから、この人は体育の先生かなと、久美子は見当をつけた。体育だろうと音楽だろうと、どうでもいいことだけど。
 体育教師はハチマキを、久美子が予想した通りに使った。後ろ手に縛ったのだ。
 久美子にしてみれば、手首をひねり上げられもせず、肌ざわりも荒縄よりずっとやわらかかった。
 つぎに教師は、本棚に置かれていた小箱から輪ゴムを幾つも取り出して、それを久美子の乳房に嵌めようとした。しかし手をはなすと、輪ゴムは肌を滑ってはずれてしまう。
 チッと舌打ちをして、教師は忌々し気に久美子の乳首を指で弾いた。
「おお、そうだ」
 何を思ったか、右の手首に数十本の輪ゴムを嵌めた。そして、久美子の左の乳房をわしづかみにした。左手を使って、輪ゴムの一本を乳房の付け根まで動かした。指が乳房に食い込んでいるので、輪ゴムはそこに留まっている。
 教師は、次々と輪ゴムを乳房に食い込ませていく。
「い、痛い……」
 わしづかみの何倍も強い力で乳房を圧迫されて、激痛に馴致された久美子が呻いた。
 教師が手をはなすと――乳房は野球のボールよりもひと回り大きな球形になっていた。
「ひねると、もげそうだな」
 九十度もひねられて、とうとう久美子は悲鳴をあげた。
「ひさしぶりに聞く音色だ」
 その言葉は、この教師がほかの女子生徒にも悲鳴をあげさせるような行為をしてきたことを暗示している。
 これは、生徒にまでは知られていないことなのだが。性的虐待混じりの体罰が、この時代にあっても行き過ぎた行為と咎められて、この教師は『島流し』にされているのだ。地元民の結束が強い田舎なら、そうも無茶はできないだろうという上層部の判断だった。
 その判断は正しかったのだが――久美子のような『生贄』が現われるとまでは予想していなかったのかもしれない。
 教師は右の乳房も、同じように輪ゴムで球形にくびった。
 これくらい、竹尺で叩かれるほども痛くない。と、見くびった久美子だが。教育は、まだ始まったばかりだった。
 教師は古びた机の引き出しから、六センチほどの大きさの目玉クリップを取り出した。その目玉に作文集を作るときの紐を結んだ。
「動くんじゃないぞ。おとなしくしていれば、昼休みが終わるまでには帰してやる」
 教師は久美子の乳房をつかんで固定して、クワッと口を開けた目玉クリップを近づけた。
 そこまでされて、やっと久美子は教師の意図を悟った。叩かれたりつねられたりはしょっちゅうだけど、こんなふうに道具を使われたことはなかった。それだけ痛いかは――すぐにわかった。
「きゃあああああっ……!」
 久美子は切迫した悲鳴をあげた。しかし、野獣の吠え声にまではなっていない。
 乳首を水平に噛んだ目玉クリップは、乳房の弾力に支えられて、まだ水平に立っている。
「敏子には五円玉十枚ずつで赦してやったが……さて」
 教師は独り言をいいながら、室内を物色した。
「おお。これは、ちょっと厳しいぞ」
 喜色満面の教師が手にしているのは、書道に使う文鎮だった。五つほどもあった。
「うまい具合に、ツマミがある」
 文鎮の中央にあるツマミに紐が結び付けられた。教師が手を放すと……
「びぎいいいいっ……痛い! 痛い痛い……赦してください」
 痛みに身悶えすると文鎮が揺れて、さらに乳首が責められる。
「もう片方、残ってるぞ」
 両方の乳首に文鎮を吊るされた。わずかでも文鎮を揺らさないよう、久美子はじっと立っていることしかできない。涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながら。
「実はな、ここからが本式の教育なんだよ。先生も、一度はしていたかったんだ」
 つまり。他校の生徒にはできなかった残虐なことを目論んでいる。
 教師は同じ大きさの目玉クリップを二つ、今度は先に文鎮を結び付けた。
「もっと脚を開け」
 教師の狙いを知って、久美子は文鎮が揺れるのもかまわず、イヤイヤをした。
「お願いです。どうか赦してください。赦してくれるんだったら……」
 言葉に詰まって、とっさに頭に浮かんだのは。
「どんなサービスでもします。尺八でもオカマでも帆掛け船でも、あたしの身体を好きにしていいですから……」
 バチンとビンタを張られて、久美子は正気に還った。淫売を交換条件にするなんて……どうしようもなく惨めになった。と同時に。
「そういうふしだらな態度を直してやろうとしているんだぞ」
 閉じ合わせている久美子の腿に膝をねじ入れて、教師は強引に久美子を開脚させた。さっきの秀一と同じように、正面にしゃがんで。ずっとひどいことをした。
「ううう、うう……」
 淫裂から顔を出している肉襞に目玉クリップを噛まされて、乳首ほどには痛くなかった。
 しかし。教師がこれまでの倍ちかくあるクリップを取り出すのを見て、身体がぐらりと揺れた。
 文鎮を吊るした目玉クリップが、股間のど真ん中に近づく。教師は、淫核を剥く手間を惜しまなかった。
 目玉クリップが、縦に実核を咬んだ。
「がわああああああっ……」
 久美子は吠えた。息を吐き出し終えると、そのまま後ろへ倒れかけた。
 危ういところで、教師が抱き止めた。ほとんど気絶している久美子の無惨な裸身を窓際へ引きずっていった。カーテンを絞って、頭越しに手首に巻き付けた。それで、手をはなしても久美子は倒れなくなった。
 教師が備品置き場から出て行った。十分もしないうちに、縄束を持って戻って来た。
「ふん。やっぱりズルをしていたな」
 久美子は窓に頭を押しつけて、乳首の文鎮を窓枠に乗せていたのだ。
「ひさしぶりのことで、俺も気が急いていたな。最初から用意しておくべきだった」
 縄を久美子の腰に巻いて、引っ張った。
 久美子の腕が斜めに吊り上げられて、上体が傾ぐ。
「うああああ……赦して……赦してください」
 意識が朦朧としたまま哀願する久美子。そういった弱々しい訴えが嗜虐癖のある男を喜ばせると、久美子は知らない。もっとも、強情を張り通してもいっそうつよく責められるだけなのだが。
 教師は縄尻を本棚に結んだ。それだけなら、思い切り踏ん張れば本棚を引きずって、すこしは楽な姿勢になれたかもしれないが。さらに開脚させられて、両足を箒の柄に縛りつけられた。ますます身体が沈んで腕が引き上げられ、肩の付け根が軋んだ。
「さんざん手をやかせてくれたから、昼休みまでで勘弁してやるわけにはいかんな」
 まだ、四時限目が始まるチャイムも鳴っていない。これから二時間だって絶対に無理なのに――けれど、久美子は抗議しなかった。哀願でさえ、折檻を酷くする口実にされる。
「これから、お尻ペンペンするぞ。泣かずにじっといい子にしていたら、昼休みの終わりまでで勘弁してやる。声を出したり逃げようとしたら、六時限が終わるまでだ」
 ずっと黙っている久美子が面白くないのか、教師は丸くくびられて鬱血している乳房を、握りつぶした。男の本気の力だ。折檻に馴れた少女がで耐えられない痛さだった。
「ぎひいい……痛い!」
「返事は?」
「は、はい……わかりました。声を出さず動かず、いい子にしています」
「そうだ。素直になれば、先生だってやさしくしてやるぞ」
 言葉とは裏腹に、両手で久美子の腰をつかんで激しく揺すって、股間の三つの文鎮を暴れさせた。
「ぎゃああっ……素直になります。だから……」
 やめてくださいと訴えれば、もっとひどいことをされると、久美子の経験が教えていた。
「だから……早く、お尻ペンペンしてください!」
 そうねだるよりなかった。
「そうかそうか」
 教師は、やっと久美子の身体からはなれた。
「お尻ペンペンは、これでしてやる」
 久美子を開脚させているのと同じ、柄の長い箒を逆手に持って教師は、股間に垂れている三つの文鎮のうち、真ん中のをコンコンと叩いた。
「うああ……?」
 激痛が震えて、その奥に別の感覚がひそんでいた。校長にやさしく嬲られたときの官能に、似ていなくもなかった。
 教師が、おや?――という顔をした。何人もの女子生徒に『愛の鞭』を振るっててきた男は、他の少女にはない何かを、久美子に見たのだろうか。しかし、一年半にわたる、いわば禁欲生活は、まずおのれの劣情を満足させるほうを優先した。
「いくぞ。動いたり声を出したら、六時限の終了まで立たせておくぞ」
 教師は片手で持った箒を振り上げて、手加減無しで柄を黒褐色の尻に叩きつけた。
 バシン!
「…………」
 久美子は身じろぎひとつせずに、呻き声も漏らさなかった。耐えた――のではない。水を吸った荒縄の束に比べれば痛みは一瞬で鋭く、どこか爽快でさえあったのだ。
 バシン!
 バシン!
 バシン!
 尻を叩かれること自体は、今の久美子にとっては折檻の名に値しないほどだったが。叩かれた衝撃で文鎮が揺れて、乳首と実核とで激痛が震える。しかし、痛みの奥底からにじみ出てくる官能が、久美子を当惑させていた。そのかすかな官能があったから、どうにか耐えられていたのだが。
「なかなか頑張るじゃないか」
 手を休めた教師が、久美子の横にまわった。
(…………!?)
 トレパンの前が異様に膨らんでいるのに気づいて、久美子は不思議に思った。全裸になったときも、身体のあちこちに凶悪な仕掛けを施されていたときも、トレパンはこんなにも盛り上がってはいなかった。先生は、あたしを叩いて、それで性的に興奮しているんだろうか。
 そういう性癖の男がいる――いや、すべての男の心には嗜虐が潜んでいるとは、久美子に限らず、たいていの女は知らない。
 教師はトレパンをずり下げて、腹にくっつくほどの急角度に聳え立った巨木を露わにした。
「今度はこれで、お尻ペンペンしてやろうか?」
「お願いします。先生のマラで、お尻ペンペンしてください」
 即答だった。マラでお尻ペンペン(ズボズボだと、久美子は正しく理解している)して、樹液を吐き出してくれたら、それで赦してもらえる。これまでの淫惨な経験で、久美子はそう思った。
「さすがは淫売娘だな。恥ずかしがりもせずに、マラとはな」
 久美子を抱く男たちは、たいていその言葉を使う。久美子にしても、チ●コと言うよりは、よほど口にしやすい。
「まあ、いいだろう。先生も言葉遊びは好きじゃない」
 教師は、シャツの胸ポケットから小さな紙箱を取り出した。箱を開けて、輪ゴムの中に薄い膜が張ってあるような物を取り出して、それをマラの先に嵌めた。輪ゴムを巻き下げると、マラ全体が半透明の膜に包まれた。
 これが、ときどき耳にしているコンドームというものだろうと、久美子は思った。これなら、性行為をしても妊娠の恐れがない。でも、後ろで使うというのは――マラを汚さないためだろう。久美子への配慮でない。
 教師は、すぐに挿入しようとはしなかった。今度はトレパンのポケットから小さな平べったい缶を取り出して、中の軟膏を指で掬って肛門に塗り始めた。塗るだけでなく、指を挿れて内側からも揉みほぐす。
「あ……」
 肛門の縁を冷たい風が吹き抜けるような感覚に、久美子は戸惑った。その感覚には、覚えがあった。しかし爽快感は、すぐに浸み込むような熱を伴なう疼きに変わった。
「あ……はああ」
 指の動きが止まって、久美子はもどかしさに腰を揺すり……文鎮が揺れた。
「つうっ……」
 痛みに呻く声が艶を帯びていた。
「経験の差か……それとも?」
 教師が低い声でつぶやいた。彼がこれまでに『愛の鞭』を振るった生徒は、処女ばかりだった。『お股ペンペン』にまで至った獲物は、二人人だけだった。それも交わりとしては正常な行為しかしていない。肛門に刺激性の軟膏を塗ったことは(自身での実験を除けば)なかった。だから、久美子の反応が尋常のものか異常なのか、判断がつかなかった。
 教師は、疑問を追及しようとはしなかった。この生贄なら、いつでも教育を施せるのだ。
 教師は久美子の後ろにまわって、両手で腰をつかんだ。コンドームに包まれた魔羅の先を焦げ茶色の蕾に押しつけた。
「いくぞ」
 たぎる欲望にまかせて、ぐいっと腰を突き出した。
「ひいいっ……熱い!」
 可憐な悲鳴とともに、久美子の蕾は大きく広がって巨木を受け挿れた。
「はううう……」
 奥まで挿入されて、いったん教師が動きを止めると、久美子は安堵の息を吐いた。熱痛は去って、拡張される痛みというよりも違和感だけが残っていた。そのくらいには、肛姦にも馴らされている。
 教師が抽挿を始めた。軟膏のおかげで痛みはほとんど無かったが、全身を揺すられて文鎮が暴れまくる。
「きひいっ……痛い痛い……先生、早く終わってください」
 乳首も実核も引き千切られそうな激痛。官能が蠢く余地はなかった。
「お、おう……もうすこしの我慢だぞ」
 久美子は驚いた。折檻でも夜這いでも、哀願を聞き入れてもらえたのは、これが初めてだった。
「痛い……ひいい……」
 教師の動きが荒々しくなっても、久美子の悲鳴は弱々しく可憐だった。
 そうして。数分の嵐が去って。
 数多の男がそうであるように、教師は急にやさしくなった。なんと、目玉クリップを外して、カーテンの拘束まで解いてくれたのだ。
「素直になった褒美だ。今日は、これで赦してやる」
「ありがとうございます!」
 咄嗟に打算がはたらいて、久美子は土下座した。この人は、女将さんみたいな冷血じゃない。校長先生と同じくらいに慈悲深いのかもしれない。久美子は、とんでもなくずれた基準で教師を評価したのだった。
 教師も、犯した生徒に感謝されたのは初めてのことだったろう。戸惑った表情で久美子を見下ろしていたが。
「先生は先に出る。ひと休みしてから帰りなさい」
 言い残して、さっさと備品置き場から出て行ったのだった。
 久美子は裸のまま、しばらくうずくまっていた。乳首と淫核の痛み、軟膏のせいでいつまでも続く肛門の熱痛。そして、不自然な形に腕をねじ上げられていた肩の痛み。
 それでも、女将さんの残酷な折檻よりは、はるかにましだと久美子は思っている。股間を打ち据えられる激痛と、突起を咬まれて引き伸ばされる劇痛と。どちらが厳しいかは、甲乙つけがたい。瞬間的な痛さは、水に濡らした荒縄だ。けれど、目玉クリップの痛みは、延々と続く。先生が最初に言っていたように、午後の授業開始とか、まして六時限の終了まで放置されていたら、とても耐えられなかっただろう。いや、久美子が耐えられようと耐えられまいと、責める者が満足するまで赦してはもらえないのだが。
 ガラッと扉の開く音がして。顔を上げると、さっきの教師が立っていた。また虐められるんだろうか。怯えではなく物憂い気分で、そのままうずくまっていると。教師がはいってきて、久美子の前に鞄とくしゃくしゃの制服と三雑に折りたたまれた褌とを置いた。そして、無言で立ち去った。
 ただそれだけのことで。やさしい先生だなと思ってしまう久美子だった。

・手の届かない電話

 昼休みの始まりを告げるチャイムを聞いてから、久美子は帰り支度を始めた。痛みはだいぶん引いていた。股を開く代償に男からもらったチリ紙を鞄から取り出して、犯された穴のまわりを丹念にぬぐって、汚れた紙は新しいチリ紙に包んで鞄に入れて。褌は締める気になれず、素裸の上に制服を着て、備品置き場から出た。
 ひとり山道をくだる足取りは重かったが、登校のときよりは早く、商店街まで来てしまった。
 小走りに通り過ぎようとして、煙草屋の店先にある赤い公衆電話がいまさらのように目にはいった。
 海底に通した電線で、島にも電話はつながっている。けれど加入権がとても高いし、工事まで半年以上も待たされるので、一般家庭に電話は無い。電話があるのは、駐在所と学校と浜崎家くらいだろう。商店街は共同の電話を、この公衆電話とは別に持っているが。
 電話で、陸の警察か役所に助けを求める――そんなことは無理と、久美子は最初から諦めている。
 一一〇番以外に連絡先を知らない。そして、駆け付けてくるのは駐在さんだ。
 いや、電話を掛けることすらできないだろう。手を伸ばしただけで、誰かに取り押さえられてしまうに決まっている。
 娘宿に戻って。久美子はすぐに裸になって海女褌を締めた。制服を着ていいのは通学のときだけと、女将に言われている。ときおり様子を見に来るけれど、それより怖いのは他人の目と口だった。

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この後の目次(予定)です。最初に比べて増えました。

・海女褌で体育授業
・特別補習は三穴姦
官能への階段
・折檻と体罰の選択
・保健室も地獄部屋
・喪哀妻の快楽地獄
・三穴の絶頂に哭悦
・淫乱娘への灸折檻
・哭虐と諦虐と悦虐
妊娠と流産と
・妊娠中は姦り放題
・厳冬の海女漁強制
・流産と新たな種付
・若過ぎるもやい妻
かな後日譚
・令和に継がれた命

 今回もアイキャッチに困りました。まったく無関係の画像でお茶を濁します。
逆手吊り
 脚で体重を支える形なら、何度か書いていますが。実経験の有無はノーコメント。
 まさか宙吊りできるとは、考えていませんでした。しかも、動画ではブランコみたいに振り回されています。
 脱臼しないのかしら??



テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

金蹴りはすごく痛い!

 まして、金に$がつくとなると……
 しかし。審査基準を公開せず、なにがいけないのか問い合わせても、
こげな文言で判断せいと、一切答えてくれま先祖。
 いったんは審査をパスさせて公開しときながら、1週間もして一方的にポルノと決めつけて、あげくに垢停止しやがって。
 まあ、書き連ねるうちに万由旬を経て怒髪天に至る。光瀬龍先生、萩尾望都先生、ごめんなさい。
 とにかく。地球上で最もエロ小説同人作家をないがしろにする会社とは、縁を切りました。
 売り上げの2/3が、なんじゃい。たかだか、月に1ソープ(なんちゅう単位)で、物書きの魂を蹂躙されてたまるもんかい。こっちから、¥も$も切ってやらあ。

 しかし。法的には文章におけるAutomatic pornograpyは規制されておらぬというのに。R書房どころか、DもFも厳しくなってきましたねえ。『四畳半襖の下張り』かい?
 拙も数字へのこだわりは捨てて。曖昧に書きましょうかしら。それでもって、検閲には耐えて読者にはわからせる。というのも、力量でしょうな。チャレンジ! 38年生。数字に意味は有馬温泉。

 ともあれ。このたびの金$顛末。
 小成(いや、微々成)に甘んずるな。正念場よ、聖徳太子を抱け。つうても、平成生まれには通じんか。
 おフランスも含めて、ショットガンの再開といきましょう。

金蹴り
 はい。画像は金蹴りですね。$が無いのが残念。

テーマ : 日記
ジャンル : アダルト

『プライベート・リョナファイト』本日発売……まだ売れてない



 U15が登場するので、こいつはKINDLE版を販売中止しました。
 ツバナレしてないけど予約注文はいってたし、初日に数千KENPCはいっただろうに。もったいない。
 けど、まあ。月に1ソープ(なんちゅう単位じゃ?)ばかしの金$で、作家もとい、エロSM小説書きの魂を売り渡してたまるもんかい。渾身の力作『大正弄瞞~義理の伯父と継母と異母兄に三穴淫虐調教される箱入り娘』DLsite,FANZA,ロリ御法度の楽天koboでパスした作品をブロックされて、なんの面目も魔羅も勃ち申そうぞ。いえ、せめて国民年金くらいのインカムがウェルカムなら、節を枉げても後穴擂粉木並肉棒挿入でも、あへあへしますよ?
 文脈の乱れは、万由旬を経て怒髪天に至る©光瀬龍です。こんなしょうもない文章に引用してすみません、CC35だっけ?
 お話はワープ9でCMタイム中を鋭意邁進して難しい言葉を使えばいいってもんじゃないけど。そんだけ、濠門長恭クンは風立ちぬ魔羅立ちぬ腹立ちぬフランシーヌの場合は♪
 文脈の乱れはすなわち怨高です。
 …………こほん。急速にお話を変えます。
 どうも、一般書籍しかチェックしてないので、R18は他所で売ってても見過ごしだかオメコ干しだかになってるみたい。まだ34冊残してるから、なにかのはずみで垢凍結されるまでは、ちまちまちまちま入金していただきましょう。

リョナファイトの検索
 リョナファイトって、あまり使われないキーワードなんですかね[にじなし]=”-二次 -虹 -コミック -漫画 -マンガ -CG -ゲーム”の制約をつけなくても、最初のページで濠門長恭クンが3枚も出てきました。3ページ目あたりにはAMAZON.caの本作品表紙までありました。
 まあ。リョナつっても、骨折すらしないんですから、マニアにいわせれば微々リョナでしょうね。


 読者の皆様。
 KINDLE完全撤退だと売上が70%ダウンする濠門長恭クンを助けるとおもって、お買い上げください。
 BOOTHがいちばん還元率が高いので、そちらからお買い上げいただくと、なお嬉しいです。税込み330円です。
 _(._.)_




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濠門長恭

Author:濠門長恭
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高々度の変態非行が可能です!

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