メモ公開:34 MCについて

屈辱2みにくいモジカの子ギルドマスター

 筆者が「禁じ手」にしている設定に、マインドコントロールと媚薬と透明化があります。

 透明化は、設定が現実離れしているし、コメディになってしまいます。すくなくとも筆者には、これをネタにして現代を舞台にシリアスな話を構成する力量は、ありません。

 媚薬についても、貞操観念の高い処女が、男が欲しくてたまらなくなって自分から股を開くような特効薬は存在しません。まあ、現代物においては『貞操観念の高い処女』というのが、もっと非現実的かもしれませんけどね。
 筆者は『ミスリルの悲劇』で媚薬を登場させました。アルコール度数の高い妖しげな飲み物で、東洋の秘薬がどうとか、さんざん前置きをしてから飲ませました。文中に明記はしていませんが、プラシーボ効果がメインだとわかるように書いたつもりです。
 実際問題として、媚薬にしろアロマにしろ、気分をリラックスさせて性的感受性を高める働きをするというのが、せいぜいでしょう。


 マインドコントロールも然り。なんか高等テクぽく感じられるので、書き手もこの言葉を使うのでしょうが、煎じ詰めれば催眠術でしかないと思います。MC物は食わず嫌いなので、あるいは、電磁波による脳への直接刺激とかも使われているのかもしれませんが。
 催眠術に限っていうなら。被験者が「ほんとうに」望んでいないことは、させられません。ビルから飛び降りさせることは不可能です。すぐ目の前にプールがあるといった暗示に掛けても、です。
 これについての詳細は、プロの催眠術師が解説してくれていますので、こちらへどうぞ→ て、あれ? リンク切れ?

 おそらく、白昼の路上でストリップを演じさせることも不可能でしょう。
 ただし、被虐願望のある女性に「俺はおまえのご主人様だ」とかは効く可能性が大いにあります。
「わたし、酔っぱらっちゃった。なんだか暑いわ……」というのと、同じ文脈ですね。

 とはいえ。「おまえの血を抜き取っているぞ」とい暗示だけで被験者を死に至らしめたという実験結果もあるそうですから。催眠術ならぬマインドコントロールで、白昼路上ストリップも可能――と読者を納得させられれば、フィクションですから宜しいのでしょうけれど。
 こうなると、もう、書き手/読み手の好みですね。


 さて、ここからがメモの抜粋です。

・死の間際には、脳がそれを感知してドパミンドパドパ(ではなく、βエンドルフィン)で至福に包まれるという。SEXの200倍?
 不意打ちの原爆でも? というツッコミは、さておいて。
 なんらかの操作で、脳に勘違いを起こさせれば……悦虐とか超絶アクメとか?


02.jpg   現在の技術では不可能かもしれません。それとも、どこかの国の諜報機関の秘密研究組織で、実用化目前になっているかもしれませんが。
 実際に小説で扱うとなると、あまりに万能過ぎて、面白みに欠けるきらいがあります。厭がる女を鞭とか電撃とかで従順に調教していくのが、SMX作品です。たいていは、秘められたる被虐願望があって、最後には悦んでマゾ堕ちするというのも、定番というかマンネリですが。おのれの妄想を具象化しているのですから、仕方がありません。
 いささか自慢になってしまいますが。
 たまには読者からお便りをいただくこともあります。そのひとつに。
「鬼畜なテーマを扱いながら、陰惨な印象を受けないのは、三人のキャラがみな明るく、それぞれ魅力的だからでしょう」
というお褒めの言葉がありました。魅力的云々は面映ゆいのですが、一部だけの抜粋というのも、近年喧しい改竄にあたるので、引用に含めておきます。
 キャラが明るいというのは、筆者の裡に棲むアニマが一人しかいないせです。アニマの多重人格があるとは、寡聞にして知りませんが。


・ブレインロック
 特定の脳部位刺激とかで起こせるとしたら……なにか使えそう?

 やり慣れた動作が、不意に出来なくなる。アクセルとブレーキの踏み違いも、咄嗟に踏み替えることが出来なくなるからだそうです。それどころか、スカイダイビングの事故の何割かは「(パラシュートを開く)紐の引き方を忘れた」からだとか。

 危機的状況で『度忘れ』が起きるというのは、催眠術に掛かっても自己防衛本能は働いている(厳密には違います:上記のリンク参照)という現象とは矛盾している気がしないでもないですが。
いずれにしろ、こちらは、ちょっと使いづらいですね。自縛で脱出なくなり、見知らぬ男(or 彼氏 or 父親 or 教師……)に見つかって云々。は、ただの手違いでじゅうぶんでしょう。『ママと歩む Slave Road』の導入部が、これです。


 まあね。プラシーボ効果も限界はあります。
「シアリスちゃんと服用してる。勃て、勃つんだ、ジョオオオオオ!」でも、駄目な時もありますから。

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