Progress Report Final:昭和集団羞辱史『売春編:女護ヶ島』

 かなり突っ走って脱稿しました。
 メインディッシュの責めシーンを40枚ほど書いて、デザートに三角木馬を書いて、最終章はタチ役視点で述懐形式。
 432枚(約12万文字)です。『ちょんの間』とあわせて1冊にすると730枚(約20万2千文字)です。
 すでに表紙絵は作ってあるので、校訂して11月1日発売予定です。

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   徹夜木馬


 まずユキが磔から解放された。袴が麻縄で上半身を緊縛する。ついで京子。
 その間も法被と六尺褌は舞台の大道具を片付けている。そして、まだ使われていなかった大道具を平舞台の中央に引き出した。ベニヤ板を三角形に組み合わせて、四隅を太い木材で支えた――首の無い木馬。
「四時間にもおよぶ長丁場にお付き合いいただき、今宵はありがとうございました。ご覧のように、二人の女優も疲れ果てております。明朝まではゆっくり休ませてやることにいたしましょう」
 そこで袴は木馬のそばへ移動して、ベニヤの胴体を軽く叩いた。
「――この上で」
 まだ虐められるのかと、ユキは落胆した。しかし、実はこれがもっとも過酷な責めだとは気づいていない。
「では、さっそくに女優を三角木馬に乗せることにいたします」
 最初に京子が大道具の横へ(立って歩けないので)引きずられて行った。二人の六尺褌が京子を抱え上げて、大道具を跨がせた。
 放心してされるがままになっていた京子の表情が強張った。
「な、なに……これ?」
 六尺褌が、ゆっくりと京子の身体を下ろしていく。
「待って……やめろ。裂ける……もう、赦して……お願いです!」
 逃れようとして激しくもがくが、後ろ手に緊縛されて男二人に抱えられていては、抵抗が成功したところで床に転げ落ちるだけだ。
 そういった不始末もなく、京子はまさしく木馬にまたがる形で大道具の上に座らされた。
「ぎぎゃあああああっ……痛い! 痛い痛い! 下ろして……いやだあああっ!」
 死力を振り絞るといった様子で激痛を訴え、激しく身悶えする。
 パッシイン!
 一本鞭が乳房を打ち据えた。
「もがけばもがくほど、股が裂けるぞ」
 脅されて、びくっと動きが止まる。
「うううう……」
 嗚咽が京子の口から漏れた。
 京子がおとなしくなったのを見届けると、二人の六尺褌はユキを同じように、木馬に乗せようとした。
 間近に木馬を見て、ユキは京子が狂乱した理由を知った。ベニヤ板を組み合わせた三角形の稜線は、板の断面の直角ではなく、鉋で削りでもしたのだろう、正三角形の六十度に尖っていた。髪の毛ひと筋ほどの丸みもない。こんなものを跨げば無事ではすまない。
 しかし、ユキは抗わなかった。抗っても無駄だと、京子で見せつけられている。
 もがけばもがくほど――袴の言葉を思い出して、ぴくりとも身体を動かさないようにしていた。
 京子と背中合わせに木馬をまたがされた。ベニヤ板のささくれた表面が内腿を擦りながら、六十度に開脚を強いる。淫裂がパックリと開いて、稜線がその中へ埋没して。
「ひゃぎゃあああああっ……あああ、あああああ!」
 ユキも京子と同じくらい凄絶に喚いた。
 これこそ刃物で切られた痛みだと思った。股を真っ二つに腰まで切り裂かれたような鋭い激痛。それが背筋を断ち割って脳天まで突き抜けた。一瞬ではない。股間を切り裂かれ続けている。
「ちょっとバランスが悪いな」
 半纏が六尺褌に、ユキの位置をずらせと指示を出した。
 ユキは両側から腰を持ち上げられて、縛られて手首が京子と接するまで後ろへずらされた。完全には持ち上がらず、三角木馬の稜線が会淫をこすった。
「きひいいいい……」
 ユキが甲高く悲鳴をあげる。
 二の腕と二の腕を合わせて縛られて、ふたりの肌がいっそう密着した。と同時に。身体を前にも後ろにも倒せなくなった。つねに股間の同じ個所が稜線に切られ続ける。
「もう切れたか」
 半纏がユキの内腿を指でなぞって、目の前に突きつけた。まっ赤に濡れている。
 このまま朝まで放置されたら、出血多量で死んでしまうかもしれない。全身に――乳房にまでも鳥肌が立った。
 しかし、このままではなかった。三角木馬の四本の脚のあいだに四本の縄が置かれた。十露板責めに使われた石板が、木馬に直行する形で縄の上に置かれた。縄が縦横に掛けられて、長辺の二か所ずつから縄尻が伸ばされる。
「まさか……」
 京子が震える声でつぶやいた。ユキも同じ思いだが――わざわざこんなことをする理由は、そのまさかしかないと絶望している。
「よいせ」
 六尺褌のひとりが石板の一端を持ち上げて、もう一人が縄をユキと京子の足首に結びつけた。
 石板から手が放されると――二人の足首に十キログラムずつがのしかかる。
「ぎびいいいい……!」
「いやああああ……!」
 激痛が二倍にも三倍にも跳ね上がった。
 石板の反対側も、二人の足首から吊るされた。再び凄惨な悲鳴の二重唱。
 ようやく、六尺褌も法被も、木馬のそばから離れた。
 ほんとうに、こんな過酷な責めのまま朝まで放置されるのだろうか。絶望は、さらに悪い方向へ裏切られる。
 木馬の横に、また手押しワゴンが置かれた。今度は三段のすべてに小道具が満載されている。靴ベラ、竹尺、金属製の紙挟みクリップ、張形ほどもある蝋燭、画鋲、細引きと凧糸、文鎮……文房具を主体とした日用雑貨ばかり。しかし、どれもこれも女体を虐める道具になると、ユキにも想像できた。
「それでは、これにて『半殺し』ショーは閉幕となります。さらに劇場にとどまって女優と親睦を深められてもかまいませんが、そのときは赤い薔薇の四人もしくはここにいる助手たちの指示に従ってください」
 袴姿がアナウンスを終えると、『サザンドリーム』の女将と森田が舞台の袖から現われて、最前列の親分衆に深々と頭を下げた。
「これにて、神田京子にケジメをつけさせたと納得していただけたでしょうか」
 五人がそれぞれにうなずいた。
「それでは、お宿まで案内させていただきます。それとも、もうすこしここで遊ばれますか」
 申し合わせるふうもなく、五人が立ち上がった。
「いや、こういう殺伐とした遊びはどうもな。それに小娘は苦手だ。もっと脂の乗った女をつけてくれ」
 女は突っ込んで善がらせて言うことを聞かせるものというのが信条の彼らにとっては、サドマゾのような異常性愛は理解の外にあるのだろう。
 親分衆は女将と森田に案内されて、ストリップ小屋を立ち去った。
 やはりどことなく張りつめていた空気が、とたんに緩んだ。
 二十人の男たちが、我先に舞台へ駆け上がる。
「一度に大勢で群がらないでくれ。四人ずつ十五分交替だ」
 袴姿も言葉づかいが砕けてきた。
 残り物には福があるとばかりに引き返す者もいたが、十人ほどが舞台に残って。袴姿の提案でジャンケンが始まった。
 熱気の渦巻く小屋の中で、二人の娘は絶望のどん底で、新たな加虐をおとなしく待つしかないのだった。
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木馬6 


 さて。次は……内容はいつもの如くですが、少年と男性教師ですので、「女性向け」で出してみようと考えています。販売の足踏み状況の突破口となるか、はたまた単純に1冊無駄足となるか。
まだ仮題ですが、

ロリマゾ番外編(筍の悦虐:ショタマゾ) 完全フィクション版:痛セクスアリス2
[悦辱少年奉弄記]

 前半と後半とでまるきりトーンもテーマも変わって来るので、どんな出来になるか楽しみで不安です。
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