Making of 振袖十手淫乱変化:1

 最初にお断わりしておきますが。小説として完成するかしないか判りません。
 こんなふうにして「膨らませて」いくという一例です。
 そもそもは、80枚前後の明るいエロラノベという猿編集部からの要求で丁稚揚げたPLOTです。無慮10数本がボツ喰らいました。唯一生き残って活字になったのが『槍姫千本突き』です。まあ、『W.A.S.P.』と『お嬢頭目の婿選び』もオンライン小説になりましたが。




 当時は『十手小町淫乱変化』ですが、十手小町の4文字は六道慧氏が使っているので、振袖十手に(今)変更した次第。

 そのPLOT

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ヒロインは目明しの娘
父親に捕縄術を教わり、町の道場で小太刀を修業している。
難事件を解決したご褒美に、とくに十手を賜わる。


白昼、父親の子分と町中の川べりを捜索するヒロイン。
破落戸に襲われる。子分は当身一発でキュウ。
浪人者が出てきて、ヒロイン敗北。
当身をわずかにはずして、気絶したふり。

船でヒロインだけ運ばれる。
様子をうかがいながら回想。
頻発する若い娘のかどわかし。大店のお嬢さんまで。

良家の娘に変装して囮捜査。(父の子分が付添の手代に変装)
かどわかそうとした破落戸3人のうち2人を捕らえる。
2人は牢へ連行の途中、弓矢で射殺される。
手がかりを求めて現場の再捜査中だった。

小船は海へ出てしまう。失策に気づくヒロイン。ここらで意識を回復したふり。
沖がかりしている大船に連れていかれる。
かどわかされた娘たちが閉じ込められている。待遇は悪くない(商品価値の維持)。
異国へ高値で売る。

ヒロインも商品の1人。
捜査がどこまで進んでいるか尋問。もちろん答えない。
「身体に聞いてやる」
腰巻1枚にして笞打ち。
快感無きロストバージン。とは、書かないけれど。
-------------------- Main Dish --------------------
翌日。媚薬混入のアヘンを吸引させられる。
ヒロイン、誘導されるままに自白。捜査は五里霧中。
「教えてくれた褒美に法悦境を味わわせてやる」
凄まじい快感。それまでの自分が死んでいく。
-------------------- Main Dish --------------------
アヘンの効き目が消えても、ぼんやりしている。
凄まじい快感のことしか考えられない。
またアヘンを見せられる。積極的にむさぼる。
拘束を解かれて、ほかの娘と一緒の牢へ。

引き出されて。みずからアヘンをねだる(本気)。
気力をふりしぼって、相手の短刀を奪って刺殺。
娘たちを牢から出して、騒がないよう言い聞かせる。
屋形(船室)を襲って破落戸と水夫(保守要員の少数のみ)を叩き伏せる。

水夫を脅して船を動かすことは出来ない。
頭数が足りない。罪に問われると分かっているのだから沖へ出る。ヒロインも制止できない。
娘たちを甲板へ。手桶に水を汲ませておいて、帆に火をかける。
煙を見て、役人が来るはず。

燃えあがる炎に、自分の火葬を重ねるヒロイン。
もう二度と、あんな快楽は得られない。
すこしでも、あの快楽に近づこうとして男を漁るようになるのだろうか。
それとも、法悦境は生涯に一度と思い定めて、「余生」を生きるのだろうか。

※難事件
女板の間稼ぎ。脱衣所に下手人の衣服が残っていない。
実は陰間が下手人。
男のほうで脱衣して(褌姿)混浴にはいり、
早変わり(髪型、腰巻)で女のほうへ。
盗難騒ぎが起きたすきに、相棒が下手人の衣服を持ち出していた。
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  これも Zero Sum Short Stories の一編にしようかなと思っていましたが。
 Japanese Samurai Syoujo Short にしても、町娘は厳密には区分外です。その他のJSSS候補は
・真剣裸勝負(Now Writing)
・人質姫牢虐譚
・弄虐で償う非道剣
・影法師姫異聞
 みんな武家階級のお話なのです。


 で。本日の早朝New Yorkにて。
 ヒロインを牢屋に放り込んだらどうなるかなと妄想竹が伸び始めて。
 そいえば、上記のPLOTで他にも拐われていた娘がいたっけ。後日譚でレズらせちゃおうか。複数にするか、大商人の娘だけにするか。大商人の娘は、実は妾腹で。正妻の策略で売り飛ばされようとしていた。まあ、こっちはこっちで膨らみそうですが。


 とりあえず。『振袖十手淫乱変化』を全体の表題にして。

以上は『抜荷始末』
続いて『穴竿姉妹』 助け出した娘たちと……(大商人の妾腹娘とか)
最後は『牢内仕置』 勝手に十手を持ち歩いたと。与えた同心の上役である与力を失脚させる陰謀。
          節抜縦竹轡。十手者への制裁の禁止。しかし牢内仕置。擁護する女囚もいる。


 以上というのは==========で囲んだPLOT部分です。
 節抜縦竹轡というのは……口の中にパイプを突っ込んでおくわけです。言葉を封じたまま、流動食を与えられます。もちろん、他の女囚がクチャクチャカミカミしたやつです。


 『穴竿姉妹』は、同じ男に犯されて竿姉妹になって、さらに穴と穴とで結びつくという。
 別題として『白白姦姦』とかも考えましたが。


 もしも、大商人の妾腹の娘を膨らますと、『抜荷始末』の前に『未通女妾』とか『妾腹受難』とかを置きますか。
 『抜荷始末』で二人のヒロインが邂逅して『穴竿姉妹』で深い仲になって……すると『牢内仕置』が唐突になるので、さらに大団円エピソードが必要……大河長編になります。妾腹娘を孕ませ膨らませなければ、ふつうに400枚規模ですか。


 しかし。十手娘を看板にすると、BFの元ネタに苦しみます。目明しが町娘を甚振るのなら、縄吉さんちにしこたまですが。
振袖十手

 さて。Makingが続くかポシャるか。某大臣の言葉ではありませんが「神のみぞ知る」です。
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