Progress Report A2:性少年包弄記

 平日でも2時間くらいは執筆に充てられるというのに、父として進まず母です。餅米少でしょうか(モチベーション+少)。
 全編を通じていちばん書きたかったシーンを書いてしまったせいでしょうか。
 そのシーンというのは……


◆紐で太腿とカリクビor袋の根元、8の字に縛る。片方がカリクビで、片方が袋?
 歩くたびにコリコリシコシコ。


 というネタです。上から見下ろした感じでは 〇x。x〇 こうなります。これでブルマを穿かせてランニングをさせる。
 実にイメージぴったりの画像があります。通販です。


brumaset.jpg

 ということで、そのシーケンスです。
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3.8の字バンド

 日曜日は、おとなしく家で過ごした。オナニーはリングで封じられているし、そうなると独り遊びをする気にもなれない。
 あ、でも。月曜からって言われていた直径25mmのプラグを試してみるくらいのことはした。圧迫感ていうか、内臓が押し上げられるような感覚があって、キノコの傘が通過するときは暑くて痛かったけど、軸の部分だと長時間でも耐えられた。
 30mmのほうは、さすがに無理だった。どんなに(サラダ油とかバターとかで)潤滑しても、穴のまわりの筋肉まで巻き込むみたいになって、全身に脂汗がにじむくらいに痛かった。
 でも、慣れって恐ろしいもんだね。先生に言いつけられてた金曜の夕方には、25mmを何度か抜き差ししてからだと、ぎりぎり入っちゃった。キノコの傘に糸を巻き付けて物差しで計ったら110mmあったから、傘の部分は35mmだ。35mmが通過したあとの30mmは、痛いというより巨大な違和感かな。ちゃんと眠れたもの。リングも緩めだったから、寝てるときに勝手に勃起して締め付けられて飛び起きた――のは、1週間で5回だけだった。
 だから、まあ。月曜から土曜の午前中までは、無事に過ぎた。抜き打ち検査なんて脅してたけど、先生はまったく僕をかまってくれなかった。それはそれで寂しいんだけど。実は嵐の前の静けさ。僕のマゾ気分を盛り上げ(て、精子をあふれさせ)る充電期間だったと、土曜の午後に思い知らされた。

 またブリーフ一枚の上に制服という先週と同じ格好で午後4時に、先生の住居のほうのマンション近くの公園へ行った。ぐずついた天気だったので、念のために傘を持った。
 ランクルで調教部屋のマンションに連れて行ってもらってというより、連行されたというほうが、雰囲気出るかな。
 この部屋の普段着、つまり全裸になって。四つんばいで30mmのプラグをちゃんと挿入してるのを確認してもらって。
「頑張っているな。感心感心」
 ぐりぐりとこねくられたのは、頭をなでられたのと同じかな。でも、すぐに(予測はしていたけど)恐ろしいことを言われた。
「水曜からは35mmだぞ」
 先週と同じ女a子の体操服に着替えさせられて。またランクルで移動。街の中心部を挟んで反対側にある市営の運動公園。全国レベルの大会は開催されないささやかな陸上競技場で、敷地の外側部分が一般に開放されている。更衣室とかコインロッカーもある。
 でも僕は、後部座席を倒したランクルの荷物室で準備をさせられた。体操服だから、そのまま走らされるんだろうなんて考えてたのは大間違い。
 まずブルマを脱がされて。太ももに幅の広いゴムバンドを巻かれた。両端が布製で、マジックテープで止めるようになってる。ゴムバンドには、(太ももに巻かれたのを大とすれば)中と小のゴムバンドが通されてた。こっちのは、輪ゴムの親玉みたいに円が閉じている。
 中のゴムバンドが、両側から男性器全体の付け根を締めつける。こんなので走ったらどうなるんだろう――どころじゃなかった。勃起を強引に後ろへ折り曲げられて、小のゴムバンドがカリクビに巻きつけられた。ゴムバンドは引き伸ばされて、抜けないように普通サイズの輪ゴムで縛られた。
 そして、ブルマを元通りにはかされた。チンチンが後ろに引っ張られてるから、シルエットはあまり目立たなくなった。でも、太ももに巻かれたゴムバンドは露出している。変なことをしている(されているんだけど)のが一目瞭然。
 そんな格好で車の外へ追い出された。
 先生も、先週と同じジャージ姿。今度は本物の竹刀を握ってる。
「外周に沿って走れ」
 公園と外の道路との仕切りは植え込みになってる。植え込みの内側を走れば、外からは上半身しか見えない。ランニングする人たちは競技場を取り巻いている広い道を使うから、50m以上離れている。ので、ブルマとショートパンツの見分けはつかないと思う。
 見られているようで、実は見えていない。スリルだね。
 ただ、問題は――走り出して、10歩と行かないうちに足が止まった。左右の足を前後に動かすと、身体の中心線上にある軸が左右にこねくられる。2台のルームランナーのあいだに置かれた逆さ十字架と同じ原理。痛いんじゃなくて、即射精しそうになってしまう。
「走れ。足を止めるな」
 バッシイン!
 竹刀でお尻をたたかれた。たぶん手加減してくれてない。
 痛いからではなくて、たたかれているところを見られるのが恥ずかしいから、そろそろと走り始めた。チンチンをこねくらないよう、歩幅を小さく――してたら、また思い切りたたかれた。歩幅を大きくして、刺激はピッチを下げてしのぐ。
「もっと速く」
 バッシイン!
 ええい。もう知らないから。持久走のピッチで何十歩か走って。
「あ……」
 出ちゃった。とたんにマゾ気分が失せちゃって。
(なに馬鹿なことをしてるんだろ)
 膝をついて、へたり込んじゃった。でも、たたかれなかった。そうだよね、男同士だもの。射精直後の虚しさを分かってくれるよね。というのは、僕の勝手な思い込み。先生がたたかなかったのは、別の理由があった。
「何をしてらっしゃるのですか?」
 いきなり声をかけられて、びくっとしたのは僕だけ。先生は人が近づいたのを知ってたみたい。
「ご覧の通り、ランニングですよ。この子は2年になってから入部したのですが、基本もできていないし筋肉もついていない。特訓といったところです」
「変わったランニングウェアですね」
 声を掛けてきたのは、50代後半くらいの人。薄いジャンパーみたいな服装で、『管理員』の腕章をつけている。ヘチマを寸詰まりにしたような顔。
「ランナー養成ギプスといったところですね。筋肉の動きを見るためにショートパンツをはかせています」
 イケシャアシャアって、こういうのをいうんだろうな。
 管理人さんは、じっと僕の下半身を見詰めている。やばいよ。しみどころか、太ももまで精液が伝っている。
 管理人さんが先生に目を戻して。
「もっと詳しくお話をうかがいたいですな。雨もぱらついてきたことですし、管理小屋へいらっしゃいませんか」
 先生が鋭い目つきで管理人さんを見た。管理人さんは先生を見詰め返して、唇の片端をわざとらしく釣り上げる。先生も、同じような表情になって。
「そうですな。こいつも一緒でかまいませんか」
 というわけで。公園の端っこにあるプレハブ小屋へ案内された。
「ランナー養成ギプスとやらを、直(ちょく)で見せていただけますかな」
 先生のへ理屈の出番だと思っていたら。
「おい。ブルマを脱いで、粗チンギプスをお見せしろ」
 とんでもない命令。ためらっていたら、竹刀で股間を(軽く)突かれた。
「俺の命令には絶対服従のはずだぞ」
「…………」
 諦めて、ブルマをずり下げた。
「ほほう。これはまた……初めて見る趣向ですな」
 言葉の抑揚かな。管理人さんの表情かな。男性器を虐める仕掛けはいろいろ知っているが、これは初めて見た――そんなふうに聞こえた。
「ときに。ここに相撲小屋があるのはご存知ですか?」
 管理人さんが、まるきり無関係な(に思える)ことを言いだした。
「8時から18時まで、半日単位の貸切ですが。管理簿に記載されない時間外の使用もたまにありましてね」
 管理人さんが引き出しから写真を取り出して、先生に見せた。僕からは見えない。
「あなたも興味をお持ちだろうと思いましてね」
 先生が僕を振り返った。
「おまえは外に出ていろ」
 話がさっぱり見えないけど、絶対服従。ドアを開けようとしたら、管理人さんに留められた。
「こういうのは、どうですか?」
 写真の1枚を先生に見せて、なにかゴニョゴニョ言う。
「なるほど。貴兄とはなかなか気が合いそうですね」
 気が合った結果。僕は体操服とブルマを脱がされた。裏口から外へ連れ出されて。そこは植込みの手前に大きな看板がいくつも並んでいて、外からも公園の中からも死角になっている。
「これは筋トレ用ですが、大きさによってはいろいろと使い道があるのですよ」
 管理人さんが持ち出してきたのは小さな鉄アレイ。僕のカリクビに荷造り用の細いヒモを巻きつけて、それにつるした。
「くううう……」
 比喩表現ではなくて、ほんとうに目から火花が飛び散った。先生がすぐに鉄アレイを支えてくれなかったら、たぶん泣き叫んでいた。
 鉄アレイに、もうすこし太い縄が巻かれて、それが僕の両手を縛った。
 はああ……。バンザイをしたら鉄アレイが釣り上がって、細いヒモはたるむ。でも、管理人さん(と、先生)は、そんなにやさしくなかった。両手首のあいだに別の縄が通されて、それが男性器全体の付け根につながれた。腕が上向きに30度くらいになるまで縄を絞られた。
 つまり。両腕をまっすぐ伸ばして30度にするか、肘をすこし曲げて45度くらいにするかのどちらかしかできない。バンザイをすると縄が玉を絞り出すような形になって、重たい痛みが生じる。
「先生は、この人と話がある。それまで、ここで待っていろ」
 雨が本降りになってきたというのに、先生と管理人さんは僕を置き去りにして小屋へ戻った。
 Hでマゾなことをさせられてるって思いで、最初は半勃起くらいしてたんだけど。いくら4月下旬でも、夕暮れだし雨も降っている。だんだん身体が冷えてきて、それ以前に腕がつらくなってくる。肘を曲げたり伸ばしたりして、それに合わせて手首は上げたり下げたりして、常に鉄アレイを釣り上げてるのも、限界になってくる。といって手首を下げると、細いヒモが鉄アレイにひっぱられてカリクビに食い込んで、立っていられないくらいに痛い。
 あ、そうか。立ってなければいいんだ。座ってしまえば鉄アレイが地面に着くから、腕を下ろしても大丈夫……なんだけど。
 座るのはズルをするみたいだし、きっと先生にしかられる。だけならいいけど、もっとひどい罰を受けるんじゃないかな。
 だから。全身ずぶ濡れになって、がたがた全身を震わせて、腕をぷるぷる震わせながら、元の位置に立ち続けた。
 それが30分続いたのか1時間以上なのか。やっと先生が小屋から出てきてくれたとき、僕は半分失神したみたいになって、地面にへたり込んだ。
 縄をほどかれて、管理小屋に戻されて。貸してもらったバスタオルで全身を拭いた。
「馬鹿なやつだな。軒下にでもうずくまっていればいいものを」
 あ、そうか。雨だって避けれたんだ。
「でも、あの場所で待つように命令したじゃないですか」
 僕は、さっき考えたことを説明した。
 そしたら、先生は満足そうに(それとも、意地悪そうに?)ほほえんだ。
「そういうふうに自分を被虐に追い込むのは、マゾの心理だ。先週のビデオ鑑賞でだいたいは分かっていたが、おまえは筋金入りのマゾだよ」
 もっとも、今はここに筋金がはいっていないがな――なんて言いながら、縮こまっているチンチンをわしづかみにして、可愛がってくれた(のかな?)。
 だけど、それ以上のことはしてくれされなかった。
 先生の車で家まで送ってもらうとき(学ランは積んであった)、僕はおそるおそる質問した。
「ビデオ鑑賞で分かったって、どういうことですか。キミエさんが調教されているときも、僕、ずっと……興奮してましたよね。あれって、僕にもサドっ気あるからじゃないんでしょうか」
「おまえは、虐められているキミエに感情移入していたんだよ」
 キミエさんみたいに虐められたいっていうのが、画面ごとの反応で分かるんだそうだ。
 そうかな? 強い人(イコール年上の男性)に虐められたいって願望はあるけど、女性になりたいなんて思ったことはない。あ、でも……ホットパンツとかブルマをはいて勃起させちゃったから、潜在意識としては、あるのかな。自分でもわからないことまで見抜くなんて、先生は凄いのか恐ろしいのか、そういう人だ。
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 ところで。この作品は、明治はしていませんが、昭和はしています。58年です。37年の昔です。「風と木の詩」が連載中であるとか、女子更衣室はあるが男子は教室で着替えるとか。におわせてはいます。
 となると。「ロリマゾ番外編(ショタマゾ)」であると同時に、「昭和ノスタルジー」でもあります。
 ブログの本棚で紹介するとき、どっちに入れたものか、ふと迷ったりもします。まあ、ロリマゾ本棚の右端でしょうか。




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