Progress Report 2:女神様と王女様と、いとこの(下)僕

 順調に進んでいます。とはいえ、3/31~4/16で6万文字=180枚。第1稿執筆だけで1日10枚。校訂や装丁を考えると、年間3600枚の目標を下回っています。チンチンに鞭100発(本文参照)。死にます。

 あらためて全体の章立てを書きますと。

伯父の家に  - 2 -
従妹と入浴  - 6 -
入部の儀式 - 12 -
従姉の悪戯 - 16 -
土曜の特訓 - 21 -
メコ筋に鞭 - 31 -
アナル快感 - 46 -
口封じの夜 - 55 -
夜のお散歩 - 73 -
真夏の幻想 - 80 -
SMショー
僕の初舞台


 数字は、40字×25行での出来高です。
 前半の各章が少なく、後半で盛り上がっています。良い傾向です。


 本文中では「僕」の期末テストが終わった時期に、美竹&美鈴の中間テスト結果が判明しています。これは、二人が2学期制の私学に通っているからです。いや、PLOTを固めた後で、テスト時期の矛盾に気がついて、あわててそういう設定にしたのです。書きながら設定を付け加えていくということをやっていくと、どこかで破綻が生じます。創作を志す方は他山の石です。

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メコ筋に鞭

ばすたおる    僕のほうの期末テストが終わった日。夕食のときから、なんとなく重苦しいふん囲気だった。とくに美竹さん。相づちを打ったり機転の利いた受け答えはするけど自分から話題を振ったりはせず、少量ずつ口に運んではていねいにモグモグ――は、いつもと同じだけど。今日はおしとやかて感じじゃなくて、何かにおびえてるみたいな印象だった。
 伯父さん&伯母さん、僕、W美姉妹の順におフロを使って。
 蒸し暑いので、僕はパジャマのズボンとTシャツ。伯父さんはパジャマの上を着ずにバスローブ、伯母さんはバスローブをきっちり身体に巻き付けて――ネグリジェがまったく見えていないから、もしかするとパンティだけかもしれない。なんて、フラチな想像もチラチラ。
 だって、漢字で書くから伯母さんだけど、小母さんでもオバサンでもなくてオネエサマあたりがふさわしい。とても母さんと同い年には見えない。フィットネスで引きしめてエステでみがいてる玉物だ。
 それを言うと。伯父さんは8才も父さん(母さんの1コ上)と離れてて、見た目もそれくらいだけど、伯父さんのほうがパワフルに感じられる。体格とかじゃなくて、何て言えばいいのかな。僕たちの祖父の後を次いで、当時は小さな会社を切り盛りしながら、まだ大学生だった父さんを卒業まで面倒見てくれた生活力かな。会社の名前は創業当時をしのんで変わっていないけど、雑貨品の輸入会社を総合商社まで発展させたのも、伯父さんの力量――と、父さんも伯父さんを尊敬している。
 なんて、必死に伯母さんの胸元から目をそらせてると。W美姉妹も、おフロから上がってきた。
(…………?)
 美鈴ちゃんは、いつも通りに可愛いネグリジェだけど。美竹さんは素はだにバスタオルを巻いただけのアラレもセンベイもない(ショックをギャグで和らげてる)姿。美鈴ちゃんがポニテをほどいて長い黒髪を垂らしているのとは対照的に、髪はきっちりツインテにまとめている。
 いつもの、僕をからかうセクシー衣装(?)かなと疑ったけど、やっぱりふん囲気が違う。との様の前にかしこまる家来みたいにきちんと、2人がけのソファーの前に正座した。
 美鈴ちゃんはいつも通りに、3人がけのソファーで僕の横。いつもと違うのは、30センチほど身体を離してるとこ。
「さて、中間試験の結果について、報告を聞こうか」
 うわあ、厳しい。僕も……1週間後には、ひ告席に座らされるのかな?
「現代国語は97点、古文は93点、数学は75点……」
 美竹さんて優等生なんだ。理系が、ちょっと弱いかな。といっても、平均値上下の僕とはダンチ。さすがは女神様。なのに、美竹さんの声は震えてる。
「主要5教科の合計で415点。お父様と約束した450点には届きませんでした」
 90点平均が目標!
「へん差値は55でしたから、60には5ポイント足りていません」
「すると、罰はどうなるのだったかな」
 美竹さんの返事は、『入部儀式』でフルチンを命じられたときの百万倍もショックだった。
「お尻に35発の鞭と……メ、メコ筋に5発です」
 鞭だって……?!
 メコ筋って、つまり、女の子の縦スジだよね。初めて聞く言い方だけど、すごくエッチだ。美竹さんがそんな言葉を使うなんて……でも、恥ずかしそうに口ごもってた。そういう言い方をするように言いつけられてるのかもしれない。
 だけど、女の子だって急所のはず。金けりとどっちが痛いんだろう。
「罰を受ける準備をしなさい」
「……はい」
 僕がまん丸に見開いている目の前で、美竹さんが立ち上がった。こんなときでも優がな仕草でバスタオルをはぎ取って、また正座してからたたんだ。改めて立ち上がると、伯父さんたちに正面を向けたままパンティまで脱いだ!
 美竹さんのヌードを見るのも5年ぶり。美鈴ちゃんとの5年ぶりは平気だったけど、美竹さんとの5年ぶりは、ひと目見たしゅん間から心臓がドギマギ。そして、いきなりの展開に、僕は固まってしまった――から、視線も動かせなくなった。ということにしとく。
 グラビアアイドルのオールヌード(なんて見たことないけど)。形良く半球形に盛り上がった乳房も、白い下腹部も――何もかもが、シャンデリアのきらめきの下にさらされた。下腹部に黒い陰りは無かった。そういう体質なのか、オシャレで手入れしてるのかは分からない。
「はしたない声を出せないようにしてもよろしいですか?」
「ふん。均くんに聞かれるのは、恥ずかしいか」
 いきなり名前が出てきて、僕は我にかえった。
「あ、あの……僕、部屋へもどります」
「ここに居なさい」
 美竹さんに対するよりもずっと厳しい声で言われて、うかしかけていた腰が、ストンと落ちた。
 ななめ横であたふたしてる僕は無視して、美竹さんは脱いだばかりのパンティを丸めて口につっ込んだ。声を出せなくするそく席のサルグツワだ。
 それから。部屋のはしまで行ってから後ろ向きになって、両手を頭の後ろで組んだ。そのまま動かない。
 伯父さんが立ち上がった。不意の動作にビクッとしたのは僕だけだった。伯父さんは広いリビングを横断して。これまで(すくなくとも僕は)開けたことのない戸だなから鞭を取り出した。サーカスでライオンやトラをおどすときとか、洋画の時代劇で奴隷に使う、細長い鞭。何重にも巻かれているのを延ばすと、2メートル以上になった。
 美竹さんの2メートルくらい後ろに伯父さんが立った。
「均くん」
「は、はいいっ」
 名指しされて、返事の声が裏返ってしまった。
「鞭打ちの数を数えてやりなさい」
「え……あ、はい」
 人に命令するのに慣れた声。僕は逆らえなかった。ふたりが立っているのに僕だけが座っているのは横着に思えたので、僕も立ち上がった。
しん判みたいな位置取りがいいかなと考えて、ふたりの中間に、鞭が振るわれる空間をさけて立った。そして……伯父さんをななめ前から見て、気づいてしまった。伯父さんのバスローブが、はっきりと盛り上がっている。実の娘のはだかを見て、エッチな意味で興奮してるんだ。
「始めるぞ」
 ひゅんっ……バチイン!
 思っていたよりも大きな、お尻をたたく音。びくっと、身体がすくんでしまった。
「早く数えてやりなさい」
 うながされて、我に返った。
「あ、ひとつ……です」
「しっかり数えなさい。きみが間違えると、最初からやり直しになるよ」
「ええっ……はい」
 ひゅんっ……バチイン!
「ふたつ!」
 さけんでいた。僕がオタオタビクビクドギマギしているのに比べて、美竹さんは平然と(ではないと思うけど)たえている。うめき声ひとつもらさない。
 ひゅんっ……バチイン!
「みっつ」
 ひゅんっ……バチイン!
「よっつ」
 ひゅんっ……バチイン!
「いつつ」
 美竹さんのお尻に、真っ赤な筋が刻まれていく。鞭の先がドングリみたいにふくらんでいるから、はだを切りさかれることはない。その代わり、痛みは大きいんじゃないだろうか。
 ひゅんっ……バチイン!
「にじゅうさん」
 ひゅんっ……バチイン!
「にじゅうよん」
 伯父さんはフォアハンドとバックハンドを使い分けて、左右のお尻を均等に鞭打っている。上下にも意図的に散らしている。ダメージの集中をさける配りょだろう。
 美竹さんのお尻は全体が真っ赤に染まっている。
 ひゅんっ……バチイン!
「さんじゅうご!」
 全身から力が抜けて、へたり込みそうになった。のを、ふん張ってこらえた。鞭打たれた美竹さんがしゃんと立っているのに、みっともない真似は出来ない。
 これで罰は終わり――じゃなかった。
「次はへん差値の罰だな。正面を向きなさい」
 ぐらっと美竹さんの身体がゆれた。のろのろと向きを変える。頭の後ろで手を組んでひじを張り、背筋をのばして両足を50センチほども開いた――のは、メコ筋を打たれ易くするためだろう。でも、全身が小刻みに震えている。
「伯父さん……」
 他人の家の教育方針にコドモの僕が口出しするのは生意気だけど、だまってられなくなった。
「テストの成績が悪かったからって、女の子のいちばん大切なところを鞭でたたくなんて、ひど過ぎると思います」
 美竹さんが心配そうな目で僕を見た。けど、伯父さんは怒ったりしなかった。
「均くんは感違いをしているね。第一に、このペナルティは美竹自身が申し出たものだ。試験の目標もね」
 特効隊員は自発的な志願を強制されたって、何かで読んだことがある。
「そしてもっとも覚えておいてもらいたいのは、美竹がこのペナルティを喜んで受け入れているということだ」
「……喜んで?」
 伯父さんが美竹さんに(キスできるくらいまで)近寄った。鞭を左手に持ち変えて、右手を美竹さんの割れ目にのばした。美竹さんのは美鈴ちゃんみたいな一本スジではなくて、貝の足のようなものが……今は、そんなびょう写をしてる場合じゃない。
 美竹さんはにげない。伯父さんの指が、陰りの無い割れ目につき立てられた。だけでなく、ぐりぐりと中をかき回した。
 伯父さんは指を抜いて、僕の鼻先につきつけた。ねばっと濡れていた。
「これがどういう意味なのか、均くんでも知っているんじゃないかな」
 知らない。傷口をいじったら、こんなジュクジュクした液が出る。伯父さんの指で(たぶんツメ先で)中が傷ついたんだ。
「知らないみたいだな。まあ、いい。本人の口から聞いてごらん」
 伯父さんは美竹さんの口に(メコ筋に入れたと同じ)指を入れて、パンティを引っ張り出した。
「父親にセッカンされて、美竹はどう思っている?」
 美竹さんはチラッと僕を見て、すぐに目をふせた。
「喜んではいません。でも、自分で決めた目標を達成できなかったのですから、自分で自分に罰をあたえないといけません。お父様の手をわずらわせて、申し訳なく思っています」
 ほんとは違うことを言いたいけど、伯父さんに(それとも僕に?)えんりょしてる。そんな印象を受けた。
「メス穴をいやらしく濡らしているのは、なぜだ?」
 メスあな……すごくヒワイ(エッチとは違う)な言い方だ。父親が娘に向かって言う言葉じゃないと思う。
「それは……メコ筋に鞭をいただくのはとてもつらいので、すこしでも痛みをやわらげようとして、自然と身体が反応しています。条件反射です」
「語るに落ちたな。メコ筋打ちにヨダレをこぼすまでに条件付けされていると認めたのだぞ」
「…………」
 美竹さんは、きみょうな目つきで伯父さんを見上げた。うらめしそうな眼差し――という表現が当たっているかもしれない。
「均くんへのレクチャーは、ここまでだ。メスあなが熱いうちに鞭をくれてやる」
「はい……ありがとうございます」
 美竹さんは口を引き結んで、ぐっと腰をつき出した。
 伯父さんが右手に鞭を持ち変えて後ろへ下がった。ひゅんっと鞭をゆかにはわせて――真重にきょりを調整している。
 娘が父親に残こくなセッカンをされて、母親は平気なんだろうか。2人がけのソファーを振り返って、僕はまたおどろいた。なんてもんじゃない。クリビッテンギョーだ。しつこいけど、ショックをギャグで和らげてる。
 いつの間にか美鈴ちゃんが伯母さんの横に座っていた。顔を伯母さんの胸にうずめている。お姉さんがひどい目に合っているのを正視できない――んだろうけど。伯母さんの手が美鈴ちゃんのネグリジェのすそを割って、かぼちゃパンツみたいなズボンの中に差し入れられていた。またのあたりで、もごもごと動いてる。これって、スジをいじってる――エッチな言い方をすると、愛ぶしてる。
 美鈴ちゃんは、いやがってない。どころか、伯母さんのバスローブの中に手を入れて、やっぱり下半身をま探っている。
 いったい、父親といい、母親といい……
「きひいいいっ……!」
 かん高い悲鳴で思考がくだけ散って。美竹さんに視線をもどすと――腰を引いてももを閉じ合わせていた。僕が目をはなしているうちにセッカンが始まっていたんだ。
 伯父さんは鞭を垂らしたまま、美竹さんがもだえるのを無表情にながめている。
 美竹さんが姿勢を立て直した。両足を開いて腰をつき出して――ゆかに垂れている鞭を見つめた。
 鞭がゆっくりと後ろへ引かれて。美竹さんがくちびるをきゅっと引き結んだ。
 伯父さんの右うでが動いて……ヒュンッ、パシン!
「きひいいっ!」
 鞭の先がメコ筋に食い込んだしゅん間、美竹さんの口から可愛い悲鳴がほとばしった。反射的に腰を引いて、ももを閉じ合わせて、いたみにもだえている。
 5秒ほどで、美竹さんが姿勢を立て直して。すかさず3発目が打ち込まれる。
「くううっ……」
 今度は低くうめいただけで、姿勢もくずさなかった。
 4発目も同じくらいに軽い。伯父さんもかわいそうに思って手加減したのかな――なんて、とんでもなかった。
 しゅんんっ、バチイン!
 お尻をたたいていたときと同じくらいの大きな音。
「ぎゃああっ……!」
 美竹さんがさけんだ。がくっとひざがくだけて……でも、ふん張った。頭の後ろで組んだ手も、そのままだった。
 たっぷり10秒くらいは中腰の不自然なポーズでもだえていたけれど。ついに、元の姿勢にもどった。
「ありがとうございました、お父様」
 そう言うように仕付けられているんだろうけど、不本意にではなくて、ほんとにそう思っているように聞こえた。
「良くがんばったな。均くんに無様な姿は見せられんといったところか」
 え? それって、どいう……?
「だがワシとしては、均くんにメスの本性を見せつけて、男は女をいかにあつかうべきか教えてやる義務がある」
 また僕が引き合いに出されたけど――伯父さんの言っている意味が、さっぱり分からない。
「わずか5発とはいえ、最後まできちんと罰を受けたのだから、ホウビをやろう。クリ打ちも5発だ」
「いやです!」
 初めて美竹さんが取り乱した。
「均くんに見られるのは、いやです。均くんを部屋へ帰してください」
「ダメだ。いつからおまえは、ワシの命令に逆らえる身分になったんだ?」
「……ごめんなさい。お父様の思うようになさってください」
 美竹さんが、いっそうピシッと背筋をのばした。
 ひゅうん、バッシイイン!
 それまでより1歩くらい近い位置から伯父さんが水平に振るった鞭は、美竹さんの左右の乳房を同時になぎはらった。
「きゃああっ……」
 お尻に刻まれていたよりも太い筋が乳房に走った。鞭の中間あたりから先までが当たったんだ。
 ひゅうん、バッシイイン!
 ひゅうん、バッシイイン!
 ひゅうん、バッシイイン!
 それからの立て続けの3発には、美竹さんは無言だった。最初の悲鳴は、不意打ちへのおどろきだったんだろう。イスに画ビョウがあるのを知らないで座ったら飛び上がるけど、ずっといたいはずの注射はやせがまんできる。
「今のは、ワシに逆らおうとした罰だ」
 おじさんがまた鞭をゆかにはわせて、メコ筋打ちのとき以上に真重に間合いを決めた。
 そうか、『クリ打ち』だ。クリというのはクリトリスのことだろう。女の子のスジの上はしには小さなチンチンみたいな出っ張りがかくれていて、そこをさわるとすごく気持ちいいらしい――悪友から聞いたウワサはガセネタじゃなかったみたいだ。
 え……あれ?
 美竹さんの縦スジからちょこっとはみ出ていた貝の足みたいなビラビラが、大きくなってる。それと……ビラビラのはしっこに、真っ赤な宝石みたいなイボが見えている。もしかして、あれがクリトリスかな。ビラビラが貝の足みたいに見えるせいで、マテ貝を連想しちゃった。
「いくぞ……」
 伯父さんが、ソフトボールの投球みたいな感じでうでを動かした。風切り音も無く鞭がゆっくりとゆかすれすれを走って、美竹さんの足元で上にはねた。
 空振り……と、思ったけど。
「ひいいいいっ……」
 かん高い悲鳴。これまでのようなばく発的にはき出す悲鳴ではなくて、鼻に抜けるような後を引く鳴き声だった。
「あああっ……」
 これまでの激しい鞭打ちに気然と立ち続けていた美竹さんが、両手でまたを押さえて、ゆかにひざを着いた。
「まだアクメには達しておらんはずだ。立たなくていいから、手をどけろ」
 美竹さんが、おずおずと両手を広げて、頭を反らせた。
 音も無く鞭がゆかをはって、正確にクリトリスを打った(んだろう)。前屈みになっているお腹をこすって、最後は鞭の先がゆう導ミサイルみたいに左へ曲がり、乳首をはじいてななめ上へ抜けた。ねらった通りの動きだとしたら、すごいテクニックだ。
 それだけ年季が入ってる。ということは……美竹さんは何年も前から、鞭打たれてきた?
「あうう……」
 美竹さんは、またを押さえていない。両手で乳房を……もぎ取るみたいに激しくこねくっている。
 しゅうんん、バチイン!
 鞭がメコ筋に食い込んだ。そのままはね上がって、鞭の先のドングリが真っ赤な宝石を打ちすえた。
「ぎゃはあっ……!」
 美竹さんが、のけぞった。尻もちをついて、かべにもたれかかった。快感のさ中に激痛をあたえられた反応だと、僕にも分かった。
 美竹さんは尻もちをついたまま、足を開いている。
 そこをねらって鞭が、上からたたきつけられる。最初に見たときの3倍くらいに大きくなっていたクリトリスがひしゃげて……
「ぎゃわああっ……いいいい、もっと……ください」
 僕は自分の耳も目も信じられなかった。優がで清そな(セクシー衣装のイタズラで、最近は印象が割り引かれてるけど)美竹さんが、女の子のいちばんびん感なところを鞭打たれて、快感にもだえている。美竹さんって、マゾだったんだ。
 サドマゾって、ホモ以上にアブノーマルだよね。変態だよね。
 違う。美竹さんはマゾの変態なんかじゃない。きっと、伯父さんがサドなんだ。実の娘を調教するキチクなんだ。でも、マゾに調教された美竹さんは、やっぱり変態……じゃない。ほんとはイヤでたまらなくても、母親まで加担してるから、だれにも救けを求められなくて……僕が救出してあげなくちゃ。
「ああああっ……いいいいい!」
 僕をいっそう混乱させるように、アルトのフォルテッシモが、広い部屋にひびきわたった。

 10分間くらい、美竹さんはゆかにつっぷして快感(?)の余員にひたっていた。美鈴ちゃんは伯母さんのひざの上で抱きすくめられて、指でメコ筋(と、クリトリス?)をいじられていた。
「あんん……ダメえ。みすず、おかしくなっちゃうう」
 舌っ足らずにあえいでるけど、美竹さんみたいにすさまじいもだえ方はしない。まだ性感が未熟なんだ。それとも、伯母さんがコントロールしてるのかな。
 伯父さんは僕と並んで3人がけのソファーで、タバコをくゆらせていた。
「女は、こういうふうにあつかうものだ。家族といえども、いや、家族だからこそだな」
「…………」
 頭のなかがグチャグチャで、相づちも打てない。相づちを打ったら伯父さんの言葉を受け入れたことになる。
「だけど、男女は平等だって習っています」
 なぜ平等かといえば、人間はみんな平等だからだ。
「戦争は絶対的に悪いとだれもが言いながら、現実にはあちこちで戦争が起きている。きれいごとではなく、現実を見なさい」
「…………」
「社会の現実は、強い者が弱い者を支配している。肉体的にも経済的にも弱い立場にある女が男に支配されるのは自然の説理だ。その分、男は女を護り養ってやらねばならん」
 伯父さんは、灰皿にタバコをねじ捨てた。
「二つばかり年上の美竹に手も足も出ず、美鈴にはほんろうされっぱなし。見ていて歯がゆくなってくる。美竹を妻に従えて、美鈴は愛人として飼う。それぐらいのかい性を持ってもらいたいね」
 なんだか、とんでもないことをけしかけられてる。じょう談だろうと思うけど、さっきのセッカンを見てると、じょう談とばかりも言ってられない。
 美竹さんが起き上がった。伯父さんに向かって、きちんと(はだかのまま)正座した。ので、話は立ち消えた。
「お仕置きしてくださって、ありがとうございました」
 三ツ指をついて、頭を下げた。
「うむ。それで、期末テストの目標は、どうするかな」
「はい。今度こそ、5教科450点、へん差値60を目指します」
「達成出来るまで目標はすえ置きか。佐渡家の者が、そんな志しが低くて良いと思っているのか?」
「いえ……」
 美竹さんはうつむいてだまり込んだけど、すぐに頭を上げた。
「460点、へん差値62を目標にします」
「62とは中と半ぱだな」
「……65を目指します」
 これ、美竹さんが自主的に決めた目標っていえるんだろうか。60でも65でも5発しか違わないって、ヤケクソになったんじゃないかな。だけど、メコ筋に鞭だよ。5発と10発の差は大きいと思う。
「罰も同じでは、だれてしまうな。美竹は、そう思わないか?」
 美竹さん、今度はうつむいたまま、いつまでも動かなかった。
「4年生にもなってオモラシをしたことがあったな。あのときは、どんなセッカンをしてやったかな」
「……クリトリスにオキュウしてください!」
 美竹さんは顔をふせたまま、さけぶように答えて――ぶるぶるっと身を振るわせた。チンチンにオキュウをすえられると考えたら、背筋が寒くなった。のに、なぜだろう、チンチンんがすこし固くなった。
「いさぎよいな。しかし、おまえはもう包皮切除をしているからな。本体にケロイドを残してはかわいそうだ。せんねんキュウでかんべんしてやろう」
「ありがとうございます。かん大な処置に感謝いたします」
 美竹さんは額をゆかにすり付けた。
「おいおい……今からセッカン確定みたいにふるまうんじゃない。セッカンをのがれられるよう、死に物ぐるいでがんばりなさい」
 なんて、簡単に言うけど。へん差値65って、上位5パーセントくらい。クラスのトップか次席。だけど、現国が97点。理数系を克服できたら、美竹さんなら届くかもしれない。ちょっとだけ美竹さんがみじめに見えていたけど、やっぱり僕のあこがれの人だ。
「ところで……美鈴の目標は、どうだったかな?」
 いきなりホコ先を向けられて、美鈴ちゃんが伯母さんのひざからずり落ちた。そのまま正座して、ハキハキと答える。
「はい。オール4以上。理科算数国語は5です。自信はあります」
「未達成の罰は?」
美鈴ちゃんが、ちろっと僕を見た。
「おかんちょうを1時間のがまんで、1点につき100㏄です。3教科を落としたら、1点につき1時間の延長です」
 これは、厳しいのかどうか僕には分からない。でも、もしも半数が3で音楽が2だったりしたら(だれのことだったか忘れたよ)、600㏄以上になる。それだけの水を飲むのだってつらいから、お尻から入れるなんて……相当に厳しいのかな。
「アヌスストッパーの世話にならないよう、がんばれよ」
「はあい」
 脳天気な返事で、僕も気が抜けちゃった。でも、アヌスストッパーて何のことだろう?
「よし。美竹への仕置きは、これで終わりだ。夜もふけた。子供は早く寝なさい」
「はあい。おやすみなさい」
「お休みなさいませ、お父様お母様、均くん」
 美竹さんは何事もなかったみたいに、バスタオルを身体に巻いて(パンティは手に持って)リビングから出て行った。いつものように美鈴ちゃんが後を追う。
「どうした。均くんは、まだ寝ないのか」
「あの……僕は?」
 さっきから引っかかっていた疑問を、思い切ってたずねた。
「僕には、目標とか罰とかは、無いんでしょうか?」
 イソウロウというかゲストだから、別あつかいなのかな。
 伯父さんが、大きくため息をついた。
「分かっていないようだな。きみは男だ。支配する立場だ。支配者は独立独歩、目標を他人に強制されたり罰をあたえられたりはしない。もっとも、ふたりにバカにされるような成績では話にならんがね」
 ぐううう。実は僕へのプレッシャーが、いちばんきつかったりして。
 でも、いいや。成績って、勉強だけじゃない。ふたりとも帰宅部だ。僕はサッカー部で……県大会優勝は、オール5より難しいかな。
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 本日(4/17)はQ日。4/18に2時間スマホ執筆できて。19,20もQ日。ここらで一機火星に仕上げますか。その後も22がQなので。うん、4月いっぱいでBFも含めて終わりますかしら。
 とはいえ、Q日のどこかで再演習(『戦闘詳報』参照)を予定していますので、まあ、いざとなれば平日に勤務地の夙川から高速神戸まで阪急電車で行ってしまう(そこから徒歩10分で福原)という時間の有効活用もアリナミン。
 とはいえ。またしてもツーコンだったりすると意気消沈して執筆意欲消滅なんて事態……んいなって、たまるもんかあ!
 ボストーク以前から、SFでは人類は銀河帝国を築いてたんじゃ。エロ小説では男が女のアクメをマコトシヤカに描写しとるんじゃ。などと予防線を張るあたり……?


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調教第一弾は美竹さんですか!均くんに見られそうになって取り乱すところが良いですね
メスガキモードをエンジョイしてる美鈴ちゃんや、均くんの調教も楽しみにしています!

しかし、ホントに美竹さんと美鈴ちゃんの裸を見たときの態度ぜんぜん違うなぁ
プロフィール

濠門長恭

Author:濠門長恭
S70%+M80%=150%
高々度の変態非行が可能です!

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