Progress Report 4+ 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』
Progress Report 4 のあとで書き足した部分です。
相撲甚振りを取りやめにした経緯を利用して、 罪の意識なく、萌咲ちゃんを非合法ロリSMビデオに誘い込めました。
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わたしの部屋が遠慮がちにノックされて。
「月奈さん、いいですか?」
暗い声だったので、悩み事かなと思った。勉強絡みなら、文系限定で相談に乗ってあげられる。恋愛絡みなら、つまりパパが関係してるに決まってるから、聞きたくない。でも、まあ、とりあえず。
「どうぞ」
萌咲ちゃん、ドアのとこに立って、真っ青な顔でわたしを見つめて。三十秒もしてから、震える声できいてきた。
「ビデオ、見ました。あれって……フェイクじゃないですよね?」
あちゃあ――というのが、最初の感想。
なんとかして口を封じなきゃ。つぎに、それを思った。変に正義漢ぶって通報されるのも困るけど、ぽろっと友達に漏らしただけでも伝言ゲームが始まって……あの力士さんのことも、わたしの頭にあった。
「リアルよ。事実よ。たぶん、萌咲ちゃんが見たのは編集前のデータだと思うけど。なんだったら、完成版も観る?」
腹黒い作戦を練りながら、わたしは三本のUSBメモリーを引き出しの奥から取り出した。自分の出演作品だもの、どんなふうに仕上がったか知りたいじゃない。それに、豪華絢爛なオカズにもなるし。
「タイトルはね……天然マゾ処女へのリンチ調教、三角コーンで破瓜スクワットそして三穴へ、初めての鞭と初めての木馬。どれにする?」
「やめてください!」
萌咲ちゃんは耳をふさいで、床にへたり込んだ。
「そんなのって……そんなのって……どうしてなんですか!?」
答えを(半分だけ)知ってるくせに。
「パパが自殺して保険金で借金を返すのと、わたしが犠牲になるのと、萌咲ちゃんだったら、どっちを選ぶ?」
たずねながら、ずいぶんと意地悪だなと思ってしまう。だけど、わたしには、これくらいは言う権利があるよね。実際にパパを破滅から救ってあげたんだし、萌咲ちゃんはパパを寝取ったんだから。
萌咲ちゃん、耳のつぎは両手で顔をおおって、うつむいて、今度は三分くらい肩を震わせてた。
顔を上げてわたしを見詰めたとき、涙でぐしょぐしょだった。わたしへの同情なのか(パパのためにわたしだけが犠牲になったという)嫉妬なのかはわからないけど。こういう場面で素直に涙を流せるって、素敵なことだと思う。そりゃまあ、わたしだって女の子なんだから――自分の心までだまして涙を流すことだってあると、それくらいは経験もあるけど。
「どうして……」
震える小さな声には、恨みがましい響きが混じっていた。
「どうして、私を巻き込んでくれなかったんですか!」
きっとあなたはドMじゃないし、非処女には商品価値がなかったからよ――なんて意地悪なことは言わない。嫉妬の裏返しみたいな感情があったことも秘密にしとく。
「それじゃ、これから巻き込まれてみる?」
考えてたのとはすこし展開が違ったけど、結果は同じになりそうだ。
「え……?」
萌咲ちゃん、きょとんとしてる。でも、言葉の意味は察してる。圧倒的な不安とかすかな期待とが、瞳の中に浮かんでる。わたし自身が通ってきた道だから、それくらいは読み取れる。
「パパの借金は、まだまだ残ってるの。だけど、わたしは何回も出演して――そうよ、わたしが外泊したのは、非合法SMビデオを撮影するためだったんだから。わたしの商品価値はだんだん下がってるの」
そんなこと、健志さんは言わなかったし、ベテランにはベテランの風格があると、自分ではおもってたりするんだけど。
「萌咲ちゃんが一緒に出演してくれたら、ギャラは二倍ていうか――わたしがひどい目に遭わされる回数は半分になる」
これで拒否したら、さっきの涙が嘘になる。すくなくとも、萌咲ちゃんはそう思い込む。
「ヒロインが複数のとき、キャラ設定はかぶってないでしょ。だから、ハードな部分はできるだけわたしが引き受けるように頼んでみるから……」
ガチSMばっかり出演してても、演技するってことは自然と身についてくる。わたしは萌咲ちゃんと向かい合って床に座って、萌咲ちゃんの手を握った。
「おねがい。すこしだけでいいから、わたしを助けて……このままじゃ、心も身体もズタボロになっちゃう!」
どこまでが演技で、どこからが本音か、自分でもわからない。わたしは萌咲ちゃんにしがみついて、わああっと泣き出した。
萌咲ちゃんも――わたしと抱き合って泣いてくれた。
わたしには、萌咲ちゃんをだましてるっていう後ろめたさがない。これは、究極の口封じなんだ。萌咲ちゃんが、そしてわたしも、あの力士さんみたいなことにならないための、ベストの手段なんだ。
もし、萌咲ちゃんがパパとSEXしてなかったら、別の方法を思いついてたかもしれないけど。
気がついたら、わたしは萌咲ちゃんとキスしてた。舌を挿れたりはしなかったけど。萌咲ちゃんて、桃子さんより柔らかくておいしかった。
「わたしだって……パパを助けてあげなきゃ」
キスの後で萌咲ちゃんが、自分を説得するようにつぶやいた。
キスのおかげで、わたしは素敵なシナリオを思いついた。
だけど、もう八月も半ば。撮影は早くても下旬になるだろうから、あまり派手な傷は(お互いに)残らないようにしなきゃ。
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災い転じて福と為す、です。
まあね。連載小説だって、実情はこんなものでしょうよ。
そうそう「作者急病につき」はやってられませんし「前回の掲載分は取り消して書き直しました」なんて見たことも聞いたこともありませんし。連載でないから、筆者はしばしば書き直したり5年以上もお蔵入りにしたことは数えきれないほどですが。
激情のあまりわけがわからなくなって、気がついたら――多用するのは考え物ですが。複雑な心理描写を省けるので便利です。
実生活だって、そんなものでしょ。
「なんで、あんなことしたのかな?」
そう思うことはしょっちゅうでしょ。自分なりに分析しても、しょせんは後付けです。その後付けを他人に説明しても「そんな馬鹿な」と思われるかもしれません。
そうすると。小説における心理描写は、精神分析医による診断よりも難物なのかもしれません。
Progress Report 4 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』
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6.サンドバッグは痛いだけ(泣
終わりました。
PLOTでは、初日がボクシングで、サンドバッグに縛りつけての腹パン。2日目が場所を替えて相撲の予定でした。相撲のほうは、中身をぶっつけで決めるつもりでしたが。
初日は、この作品のモチーフであり、表紙画像もサンドバッグ・腹パンですから、書き込んで。
ふと気まぐれで従動にしました。帯2本で乳房の上下を縛って、首にまいた3本目をV字形に垂らして胸縄ならぬ胸帯に結んで、これが柔道着の衿の代わり。4本目でタスキを掛けさせて。これが衿の代わりですね。V字形首縄とタスキで、ここをつかんでぶん投げるわけです。5本目はふつうに腰に巻いて。6本目は立てづかいで、幅が広くて分厚くて表面がざらついてる帯をクレバスに食い込ませます。
ぶん投げて転がして痛めつけたあとは、ピストンで追い上げるのと、衿締めで落としかけて寸止めするのとを繰り返して、アクメと締め落ちとを同時体験させました。
さて、3日目に相撲を……ここまでで、この章は60枚を突破しています。
それに、相撲は何度も書いていますし。『僕の痛セクスアリス』『陸軍女子三等兵強制全裸突撃』『淫乱処女のエロエロ・デビュー』『縄と鞭の体育補習』『強制入院マゾ馴致』
同工異曲になりそうなので割愛しましょう。
でも、ヒロインたち(マゾ牝奴隷妻、ロリマゾ奴隷妻、マゾ牝下女、マゾっ娘)も黒部一家も遠くの撮影現場へ向かう特急に乗ってしまいました。撮影スタッフ5人は、昨夜から現地入りしています。
5枚分くらい破棄すればいいんですけどね。
資源の有効利用。
ということで、今回はエロでないシーンをご紹介。書きながら丁稚揚げたシーケンスです。
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――その日は、夕方までに自宅まで送ってもらえた。
パパが玄関まで出迎えてくれて。
「お帰り」
ただ一言だけ。
わたしが階段を登りかけたとき。
「ほんとうに、すまない。ありがとう」
パパを助けてあげてるんだという想いが胸に込み上げてきたけど、ちょっとだけ怒りも湧いた。
「これからは、なんとかするから。もう、つらいことはしなくていいんだよ」
どうして、そう言ってくれないのかな。クロベ・ファイナンスへの借金はわたしの身体で返すって当て込んでるんじゃないかと――もし、そうだったら、すごく悲しい。
ので、パパのことも萌咲ちゃんのことも、絶対に考えないようにした。
あ。いつのまにか、わたしの頭のなかでは義理の妹(わたしのほうが三か月早い)の人称は、『さん』から『ちゃん』に変わってる。だって、彼女はパパとのオママゴトみたいなSEXしか経験がないんだもの。LV99(せいぜい20かな?)の勇者様にかなうわけないでしょ。
日坂家を救うために、今日も勇者様は冒険に向かう。ボクシング、柔道のつぎは相撲。最近は女子相撲部なんてのもある(うちの学校には無い)けど、あれってマヤカシだよね。フンドシ(とマワシは違うみたいだけど)一本で闘ってこその国技だよ。
もちろん、今日はそうなるに決まってる。柔道と同じで、全裸じゃ相撲の技を掛けられないもの。でも、昨日のことがあるから。まともなマワシとはかぎらない。十中八九は縄ふんどしとかだと思う。
それよりも。やっぱり、対戦相手は男の人なんだろうな。土俵に転がされて土まみれになって、圧倒的な体重の差で押しつぶされて。
それとも。エロがメインの女相撲の可能性も捨てきれない。
今日の現場は遠いのでJRの特急で移動中なんだけど。わたしの横には美夏さんが座ってる。隣の箱には、二組の夫婦。どれだけ年齢が離れてても戸籍上は立派に夫婦なんだから、誰はばかることもない。結婚当初はもちろん、今だってお父様とアリサさんは職質とかに引っ掛かることがある。桃子さんが結婚した当時だったら、身元証明がややこしかったけど、今はマイナンバーがあるから、手っ取り早い。
疑いを晴らしたら、お父様は身分を明かして(国会議員にまでツテがある)、景観や補導員をネチネチいたぶるのが楽しみになってるらしい。
「親父も老人の仲間入りをしたな」
なんて、健志さんが言ってたけど。角度と硬さでは息子さんたちに一歩譲ってるけど、まだまだ現役だってことは、わたしの身体が知っている。
ちなみに。撮影班は機材があるので、昨日の撮影が終わったら、そのまま高速に乗って深夜に現地入りしてるそうだ。康雄さんも、そっちと一緒に行動してる。
後ろから人の近づく気配。は、健志さん。身体を許した男の人は、振り返るまでもなくわかる。顔を見たら、おっそろしく不機嫌なのもわかった。
「今日は中止だ。次の駅で降りて引き返す」
えええっ?
どういうこと?
これだけ大勢(撮影班を含めて十二人)で出掛けてきて、いきなり中止だなんて、よっぽどの理由があるんだろうけど。健志さんからは、まったくなんの説明もなかった。
戻るために乗り換えた特急は、まとまった席が取れなかったので、グリーン車になった。
健志さんからわたしたち四人(マゾ牝奴隷妻とロリマゾ奴隷妻とマゾ牝下女とマゾっ娘)のスマホにメッセージが届いた。そこに記されたURLをタップすると、ニュースサイトに飛んだ。
現役力士(幕下)が少女買春容疑で逮捕されたというニュースだった。
推理をする必要がないくらい、事情は明らか。この現役力士さんが、今日の相撲に参加するはずだったんだ。
うわああ。現役のプロに稽古をつけてもらえるはずだったんだ。容疑の少女買春が今日の企画と関係してるとは限らないけど。逮捕されたのは今朝だったらしいから、いきなりなにもかも自白して、撮影現場に警察が踏み込むとも思えないけど。君子危うきに近寄らずってやつだね。
おっと、新しいメッセージが届いた。
『手形決済の心配は無用』
つまり、今日のギャラはもらえる(そのまま手形の支払いで相殺される)ってことか。なんだか申しわけない気もする。
「かわいそうにね」
実は通路を挟んだシートに健志さんと座ってる桃子さんが、ぽつんとつぶやいた。
「くうう……」
桃子さんが、小さくうめいた。健志さんの片手が、スカートの中に消えてる。桃子さんはクリピアスをしてるし、ラビアに金属の輪を埋め込んで、ふだんは南京錠で封鎖してる。それを、健志さんにどうかされたんだろう。
そのときは、桃子さんのつぶやきの意味も、なぜ健志さんがお仕置きをしたのかもわからなかったけど。四日後のニュースで、わたしは驚いた。なんてものじゃない。びっくり仰天でも追いつかない。驚天動地かな。
少女買春容疑の力士さんは嫌疑不十分で釈放されて――その夜のうちに自殺してた。
ほんとうに自殺なのか、暗黒組織とか絡んでるのかは、もちろんわたしにはわからないし、健志さんも桃子さんも教えてくれないに決まってるけど。
ニュースを見た瞬間に、桃子さんはこのことを予測してたんだ。
健志さん――というより、クロベ・ファイナンスの恐ろしさを、わたしは初めて理解した。
だからといって、健志さんやお父様個人を恐いとは思わなかった。逆に。裏切りさえしなければ、あらゆる手段を講じて護ってもらえる。そんなふうに感じた。
とはいうものの。女の子をマゾ奴隷に調教したり非合法ビデオに出演させたりするとも、人命を奪うのとは、根本的に『悪』の性質が違う。
桃子さんは別れる直前に、こんなことも言ってた。
「旦那様も大旦那様も、何もしないわよ。誰かにお願いしたりもね。だって、うちの本業は金融なんだから」
つまり、健志さんはわたしを主役にした非合法ビデオの制作を企画したけれど、制作委員会か流通組織かは、もっとずっと深い闇の底に隠れてて、その組織が力士さんを自殺に追い込んだということなのかな。
わたしも、うっかり口を滑らせたりしたら、将来がなくなるなんてレベルじゃなくて、命そのものが危なくなるのかもしれない。
もっとも、現役力士さんとただの女子厨学生とでは、社会的影響力がまったく異なる。わたしがなにを叫んでも、まったく相手にされないというか、そんなふうに手を回すことだってできるだろう。もちろん、絶対に試したりはしないけど。
そんな大事件よりも、もっと深刻な大事件が起きた。
萌咲ちゃんがパパのパソコンをこっそり使った。これは、わたしだってしてる。だって、わたしたち用のパソコンにはパスワードで保護されたセーフサーチが掛かってるんだもの。
そして、パパ自身はセキュリティ対策が甘い。娘の夜遊びを厳しく叱って、自分は外に愛人を作ってるようなもの。パパの場合は、身内に愛人を囲ってるんだから、客観的にみれば、もっと悪いんだけど。それはともかく。
健志さんからもらったUSBメモリーのデータを外付けSDにコピーしてた。パスワードも掛けずに。
つまり、廃倉庫の編集前の映像を、萌咲ちゃんに見られたってこと!
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画像は柔道絡みで。小説の内容に比べると、ずっとおとなしいgifです。

原稿の最後で、継母の連れ子にビデオを観られています。
最初は(といっても書き始めてからの追加シーケンスですが)口封じと、ファザコンゆえの嫉妬から3か月遅生まれの義妹をレズSMに巻き込む予定でしたが。クロベ・ファイナンスに関する闇の力への恐怖を分かち合う相手が身近にいれば、すこしは心が安らぐという動機付けもできました。
ちょっといい加減な気もしますが。PLOTを墨守するから、枠を壊して大成できないのだ――なんて、自分に言い訳したり。当意即妙とか四文字熟語に逃げ込んだり。
出来栄えのほどは、9月に作品をお読みいただいたうえで、判断してください。

Progress Report 3 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』
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第4章『快感責めで膣アクメ(^^)』顔文字を含めて13字です。
第2章の責めは「趣向を凝らし」ていたので、ごくオーソドックスな調教部屋でのハードプレイもこの章の後半に追加します。
前半の膣逝き(正確にはクリトリスとの合わせ技)を一挙公開。
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前の晩に除毛フォームを二本使って全身ツルツル(直後はカサカサ)にして、当日は新品でセットの純白ブラショーツで、コーデは迷ったけど、青のサマ―ニットとタータンチェックの膝丈スカート。性感開発される乙女(自虐的に笑っちゃう)なんだから、地味目がいいよね。なんて、しっかりカメラ映りを考えてたりする。
まあ……『廃倉庫の十四歳:天然マゾ処女へのリンチ調教』とか『廃倉庫の十四歳:三角コーンで破瓜スクワットそして三穴へ』とか『廃倉庫の十四歳:初めての鞭と初めての木馬』とかを観てる人たちが買ってくれるんだから、むしろ痛いだけかな。
だけど、黒部さんは褒めてくれた――のかな?
「なかなかに初々しいな。初縄で酔って木馬で濡らす淫乱マゾっ娘には、とても見えない」
こういうのって、リアクションに困る。待ち受ける苛酷な被虐におののいて、がくがく震えてるのが(なのに、ショーツが濡れちゃうけど)性に合ってる。服従とか哀願(まれに、おねだり)の言葉以外は口にしたくない。
相変わらず銀ガムネクタイの手下さんも、まったくしゃべらない。ロケ現場までの一時間、ぽつりぽつりだけど、黒部さんの話が続いた。
黒部家の極刑というのを最初に受けたのは、黒部さんの奥さんで。結婚前のことだったそうだ。お誕生パーティーの席で、クロベ・ファイナンスのスポンサーみたいな貴賓から、わたしと同じようなことを強要されて、どうしても口に入れられなくて――芯が途中で切れてたりしない細めのロウソクを使ったので、わたしよりひどい火傷になったとか。
黒部さんのお父様は極度のロリコンで、今はアリサというフィリピン人ハーフを五人目の妻にしてるとか。アリサさんはパスポートでは二十二歳になってるけど、現地には十五歳の『妹』さんがいるそうだ。結婚したのは三年前だそうだから……
「十五から三を引いたりするなよ」
黒部さんに釘を刺された。
だけど、黒部さんもお父様のことを言えないと思う。桃子さんを黒部家に住み込ませたのは十四歳のときだし、現に今も、わたしに枕営業をさせてるし自分も手をつけてるし。
ロケ現場は、県庁所在市の郊外に建つ豪邸――黒部さんの家だった。LDKよりも広い調教部屋が完備してるんだそうだ。
出迎えてくれたのは、三人の女性というかマゾ雌奴隷たち。それぞれに趣向や目的の異なるボンデージハーネス(だけ!)を身にまとっている。
美熟女といっては、まだ失礼にあたるスリム(でもDカップはありそう)な女性は、股間の革バンドがY字形になっていて性器が剥き出し。大きな宝石をあしらったピアスがクリトリスを貫通していて、ラビアには大きな南京錠で閉ざされている。乳首は、これもピアスというべきなんだろうか、真珠が埋め込まれてる。両手は自由なまま。
白人(ハーフ)の年齢って、日本人には判別しにくいけど、それでもパスポートの年齢には見えないお姉さんは、太い革ベルトがクレバスにもぐり込んでる。両手を後ろにまわしてるのは、拘束されてるんだろう。
黒部さんには事前に聞かされてなかった三人目は、二人の中間くらいの年齢かな。ぽっちゃり系なんだけど、コルセットでウエストを蜂の胴みたいにくびられてる。股間にはディルドだかバイブだかが突き刺さってる。実はバネ仕掛けのU字形になってて、反対側はアヌスに挿入されてて、お腹の中で膣壁と腸壁とが圧迫されてるんだと、あとで黒部さんが教えてくれた。彼女は、三人の中ではただひとり、みずから望んで、スーパーのレジ係よりも安い時給(ただし、文字通りに一日二十四時間の拘束で休日無しだから月給では五十万円くらい?)で住み込みの下女してるんだそうだ。三か月ごとの契約を六回も更新してる。この人は、肘から上をハーネスで縛られてる。
あ、ハーネスはそれぞれに異なってるけど、三人にはマゾ女性(というより、黒部さん父子の趣味?)ならではの共通点がある。全員がパイパン。桃子さんだけは下腹部に『SLAVE』の文字が刻まれてるけど。
三人のエロチックでSMチックな裸体を前にして、わたしだけが服を着てるのが、なんだか不自然で恥ずかしく思えてきた。脱いじゃえば四人そろってパイパンで、それなりに統一感が出るんだけど。命令もされないのに自分から裸になるなんて、マゾっ娘(じゃなくても!)にあるまじき不行儀だよね。
「これが、その娘か」
奥から黒部さんに負けないくらいがっしりした男が姿を現わした。黒部さんの話だとお父様は六十五歳になるそうだけど、初老ではなくまだまだ助平パワー全開の中年オヤジにしか見えない。
「あ、初めまして」
いちおう、ぺこんとお辞儀しといた。
「ふむ……ビデオができたら、見せてもらうとしよう」
お父様は、すぐに引っ込んだ。のに、黒部さんもついてく。
「あの……?」
後ろから肩をつかまれて、もうちょっとで悲鳴をあげるところだった。
「今日の調教役は僕だ」
銀ガムネクタイの手下さんだった。この人、まだ二十代かな。状況によっては、恋愛対象になるかもしれない。もちろん、状況じゃないけど。
「それと、わたしがアドバイザーね」
桃子さんが、わたしの前に立った。
前後からサンドイッチにされて、広い廊下をまっすぐに進んで、奥の突き当りを右へ曲がると、真っ黒なドアがあった。
桃子さんがドアを開ける。
「…………!」
広い部屋の中には、こないだの無名だけど有名な監督さんとカメラマンのひとりとが待っていたけど、私の視線は二人をスルーして、部屋のあちこちを忙しく動き回った。
三角木馬に磔台に往生柱(受験勉強の合間を盗んで、そんなのも覚えた)に水責め水槽に、四隅の柱に拘束具とかが鎖でつながってるベッドもあった。
廃倉庫なんか使わず、ここで撮影すればよかったのに。あ、でも新鮮味がないのかな。
背中を押されて部屋に脚を踏み入れると、銀ガムさんが前に回り込んだ。無言でサマーニットの襟をつかんで引き伸ばして、大きなハサミで切り込みを入れてから。両手でブチチチチチッと引き裂いた。
なにをされるかわかって、おとなしくしてたので、悲鳴をあげるタイミングをのがしちゃった。
スカートもホックを引き千切られて、足元に落とされた。
それから、銀ガムさんはまた後ろへまわって、わりとやさしく、わたしをベッドに突き飛ばした。
わたしも、逆らわずに倒れ込む。
銀ガムさんがおおいかぶさるようにして、わたしの手首をつかんで上に引き上げ、ベッドの柱につながれた幅の広い革枷を手首に巻きつけた。片手ずつだし、脚は自由に動かせたから、その気になればうんと抵抗できた。その気はなかったし、あったとしても逆らったら殴られるかもしれないので、おとなしくしてた。
さっきは言葉責めが苦手だと思ったけど、こういうときはひと言かふた言くらいは脅してほしい。なんて考えてるうちに、両足首をひとまとめにして革枷を着けられた。
革枷の鎖が短くされて、わたしはベッドの上にY字形に張り付けられた。これって挿入しにくいんじゃないかなと、余計な心配をしちゃう。
銀ガムさんがせっせと働いてる(?)あいだずっと、桃子さんはすこし離れたところに立って眺めてるだけだった。
監督さんは桃子さんの横に椅子を置いて、ふんぞり返ってる。ときどき、ラビアの南京錠を引っ張たりクリピアスをこねくったりしてる。桃子さんは、おつきあいで悶えてるみたいな?
カメラマンさんは、銀ガムさんよりもっと忙しくチョコマカ動いて、撮影に余念がない。
最初の撮影のとき、接写でバギナの奥まで撮影されちゃってるから、いまさら恥ずかしいとは思わない――と、自分に思い込ませた。
腰の下に硬いクッションを押し込まれて、バギナを天井に向けて突き出す形にされて。乳房の下と腰にも、ベッドの横に取りつけられてる太いベルトが巻かれて、ほとんど身動きできなくなった。
折りたたみハシゴを組み合わせたみたいな台が、部屋の奥から運ばれてベッドの足元に据え付けられた。ただ置かれたんじゃなくて、金具でカチャンと床に固定された。ハシゴの上には四角い箱が取り付けられてて、箱からは長い金属棒が突き出ている。
あいかわらず無言のまま、銀ガムさんがバイブをわたしの目の前に突き出した。
そうか。性感開発だから、生ペニスで犯されるんじゃなくて、機械のパワーで延々とピストンされるんだ。
胴の部分はそんなに太くないけど、途中に三つもエラが張り出してる。指で強く押すと変形する。
ヴィイイイイイイイ……
うわ。振動しながらぐりんぐりんって首を振る。
バイブが長い金属棒の先端に差し込まれて、小さなボルトのようなもので、かっちり固定された。
銀ガムさんが、ライフル銃で狙いを定めるようにして棒の角度を調整して――ずぐぬうっとバイブを押し込んできた。
そこそこに濡れてたので、痛みもなくすんなり受け挿れてしまった。
いよいよ始まる――と思ったら、まだまだ準備が続く。
細長いキャップが乳首にかぶせられて、大きな注射器で乳首を吸い出された。ちょっと痛くて、かなり気持ちいい。キャップには内ブタみたいのが隠されてて、それが乳首を軽く押し返す。
キャップからは細長いコードが延びてる。ローターが内蔵されてる感じじゃないから、電撃とかだったら……恐い。けど、体験してみたかったりする。
クリトリスにも、同じキャプが取り付けられた。
さらに。低周波マッサージの電極パッドが、あちこちに貼り付けられた。乳房の上下、脇の下、内腿、クッションで宙に浮いてるお尻にも。
「こんなところで、どう――かな」
銀ガムさんが、始めてしゃべった。わたしにじゃない。ずっと眺めてた桃子さんに、だ。
「さすがに、女体の扱いには慣れてらっしゃいますね」
なんか、ふたりとも会話がぎこちない。
「では、始めます。スタンバイOKですね」
これは、カメラマンさんと監督さんに。
いきなり、全身が見えない手で揉まれ始めた――なんてものじゃない。揉みしだかれた。
ぐにんぐにんぐにんピクッ……
ぐにんぐにんぐにんピクッ……
ぐにんぐにんぐにんピクッ……
身体じゅうの筋肉が、勝手にうねくって震えてけいれんする。これ、すごく気持ちいい。けど、あまりHな気分にはならない。まったりしてくる。なんて、余裕をかましてたら。
「きゃっ……んんんんんんんん」
乳首に、わけのわからない快感が染み込んできた。低周波マッサージの刺激とは違うし、ローターやバイブでもない。Hアイテムでの経験はないけど、スマホのバイブ機能は有効活用してるから、断言できる。
正体不明の鋭い刺激。
「あ゙あ゙あ゙……ごれ゙……ずごい゙……」
声が震えてる。
でも、乳首に快感が集中して、かなり欲求不満――が、つのりかけたところで、クリトリスにも同じ刺激が来た!
「ゔあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙……!」
喘ぎか呻きか悲鳴か、自分でもわからない。頭が真っ白になって、全身がふわっと宙に浮かびかけて……
「やだあ……止めないでえ!」
いちばん感じてた部分への刺激が不意に消え失せて、腰の下に当たってる硬いクッションの感触が甦った。
ウィンウィンウィンウィンウィン……
ディルドがピストン運動を始めた。
バギナの内側をやわらかく引っかかれてる。けっして痛くも不快でもなくて、くすぐったいのとも違って……
「あひゃっ……!?」
一瞬、レンガでどかんと殴られたような、重たい快感がバギナを突き抜けて、すぐに消えた。
それを取り返したくて……腰はバンドで固定されてるけど、お尻はなんとか動かせるので、あれこれと角度を変えてみた。
でも、取り返せない。
「ああんんん……クリトリス、虐めてください」
答えは返ってこない。
もどかしくなって、きゅううって太腿を締めつけて、ぴいんと両脚を突っ張った。最近ではクリトリスへの直接の刺激が多くなってるけど、オナニーを覚えた頃には、よくこれをしてた。
金属棒が内腿を強くこすってラビアまで引っ張った。
「うああああっ……い゙い゙い゙い゙っ……!」
クリトリスが、下から激しく突き上げられて、キャップの刺激とは違う、もっとナチュラルな快感が押し寄せてきた。
そこへ、またレンガの一撃が来た。
「びゃああああああっ……!」
今度は、だいたいのポイントがわかった。革バンドが許すかぎり、腰をくねらせてお尻を突き上げて、ディルドの動きを追いかけた。
ウィンウィンウィンウィンウィン……
「うああああああああ……!」
クリトリスに押し寄せるとんがった快感と、バギナの中で爆発する重厚な快感。
身体が宙に浮かんで、バギナと一緒に爆発する。オナニーの快感よりずっと激しい。
「びゃわ゙あ゙あ゙っ……しちゃう……しちゃう……」
爆発しちゃうって言いたいのか、悶絶しちゃうって言いたいのか、自分でもわからない。
「……しちゃうよおおおおおおおおお!!」
息の続く限り絶叫して。バギナの爆発が全身に拡散して、肉体が消滅して快感だけが空中高く吹き飛ばされていって……。
不意に、一切の刺激が消えた。
「はああああああああああああ……」
そうか。ほんとうに逝くってのは、こういうことなんだ――女に生まれた幸せを、心の底からうれしく思う。
ふんわかと漂いながら、爆散した肉体が快感を核にして集まり始める。
オナニーで感じてた絶頂をアクメと呼ぶなら、これはエクスタシーそのものだ。
「ヤスオ様。これでまったりさせていては、後で月奈ちゃんに恨まれますわよ」
いつの間にか、桃子さんがベッドの脇に来てた。『SLAVE』の線刻が目の前。これ、タトゥなんかじゃない。赤黒く肉が盛り上がってる。もしかして、焼き印?
「もっともっと追い上げて、天国を突き抜けた先には地獄が待ってると教えてあげなくては」
なんだか、恐ろしいことを言ってる。
「そういうものか。たいていの女は、余韻を味わっているときにちょっかいを出されると嫌がるが……」
「マゾを甘やかすのは、ここぞというときだけでじゅうぶんです。この娘をマゾとして性長させるためにも、ヤスオ様がご立派なサディストになられるためにも」
つきんつきんつきんと……全身に無数の指を突き立てられるような、さっきとは微妙に違う刺激が始まった。
トトトトトトトトトト……乳首とクリトリスに甘い針が降り注ぐ。
ウィンウィンウィンウィンウィン……ディルドが暴れだす。
快感の引き潮にゆだねていた身体が、突然の大波で持ち上げられた。
「ゔあ゙あ゙あ゙あ゙……ああああっ!」
たちまち、大きなエクスタシーが全身を満たして、爆発する。
「い゙い゙い゙い゙……ちゃううよおおお!」
わたしの肉体も感覚も、粉微塵になって宇宙まで吹き飛ばされる。
だけど……刺激が続いてる。粉々になった快感のひとつずつが、さらに爆発して……意識が透明になってく。
「ああああああああああ……あああああああああああ……ああああああああああ!!」
息の続く限り絶叫して、それでも足りなくて、息継ぎして絶叫を繰り返す。
ぐぼっと、口になにかを突っ込まれた。やわらかいなにかを噛み締めて、そこに絶叫を吐き出し続けた。
何十分も、それが続いて。
肉体への刺激は快感をどこまでも押し上げていくのに、同時に苦痛にもなっていた。
快感にも苦痛にも耐えられなくなって、わたしは詰め物を吐き出して叫んだ。
「もう、嫌あ……やめて! お願いだから、もう赦してください!」
マゾっ娘のお願いなんか絶対に無視されるって諦めてたら――ぴたっと一切の刺激が消え失せた。全身への低周波マッサージも、乳首とクリトリスへの甘く鋭い凄絶な快感も、ディルドの荒々しい重厚なピストン運動も、なにもかもがなくなって、わたしは宙に放り出された。
そして、また叫んでいた。
「嫌だああああ! やめないで! もっともっと虐めてくださいいいいい!!」
再び、わがままな願いは聞き届けられた。
「うああああっ……死んじゃう! 死んじゃうよおおおおおおおおおおお!!」
快感にのたうつのも地獄、放り出されるのも地獄。わたしの逃げ込める先は、どこにもなかった。
――気絶していたのは、ほんの数分だったと思う。意識がゆっくりと戻ってきたけど、身体は動かなかった。動かそうと思えばできたかもしれないけど、動かしたくはなかった。
「ずいぶんと女を逝かせてきたとうぬぼれていたが……参ったな」
「マゾならではの快感ですわ。牝をそこまで突き墜とすのが、サディストの悦び――なんって言うのを健志様に聞かれたら、どんなお仕置きをされるかしら」
「告げ口をしてあげ……やろうか?」
「ヤスオ様もサディストらしくなってきましたわね」
「さて、ね。まったく……こんな小娘に開眼させられるとは、俺もどうかしている。だが、サディストの悦びというのはペニスとは別のところにあると、つくづく思ったね」
「私は、最後はやっぱり健志様に貫いていただかないと満足できない……これも、内緒にしてくださいね」
「ふん。兄貴でなくても親父でも、いや、チンポだったら、なんでもかまわんくせに」
「違います! ごめんなさい、お言葉に逆らった罪をお赦しください。ヤスオ様のおっしゃるとおりです。でも……それは、健志様がそうしろとおっしゃるからです。旦那様のご命令に逆らって厳罰をいただくくらいなら、不貞をはたらいた奴隷妻として折檻していただくほうが、ずっと幸せですから」
気絶したふり(というより、肉体はほんとうに気絶してる)を続けながら、わたしはいろいろと驚いていた。手下だと思っていた銀ガムさんが、黒部さんの弟だったなんて、すぐには信じられない。銀ガムさんは、三十歳にもなってないはず。ずいぶんと、歳がはなれてる。
それは、ともかく。桃子さんのバギナは黒部さん専用で、アヌスはお父様だとか言ってたっけ。もしかして、銀ガムさんはお口とか?
銀ガムさんがSMは初心者みたいなことも言ってたし。
桃子さんのマゾ哲学を聴けたのも収穫かな。命令に逆らっても厳罰、従っても折檻。胸がきゅううんて、ねじ切れそうになる。
「あら。とっくに目を覚まして、狸寝入りしてるようね」
わちゃ。ばれちゃった。
「それじゃ、もっともっと地獄に逝かせていただきなさい」
もみんもみんピクッ、ぴぴぴぴぴぴ、ウィンウィンウィン……すべての刺激が一斉に押し寄せてくる。
「そうだ、いいことを教えてあげる」
だんだん正気を失いかけているわたしの耳元に唇を寄せて、桃子さんがささやいた。
「お義父様の名前は、黒部高夫というのは知ってる? 面と向かって『クロブタガオ』って、ののしってごらんなさい。廃倉庫の十四歳ちゃんだって、心の底から赦しを乞い願うような、恐ろしい懲罰を受けるわよ」
豚というより、つぶれブルドックだな――なんて、黒部さんのお父様の顔を思い出しながら、快感に悶絶してるというのに、くすっと笑ってしまった。
だけど、桃子さん。なんで、そんなことを教えてくれたんだろう。
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調教主はPLOTを変更して銀ガム・ネクタイさんにしました。
彼は助演男優である黒部健志の年の離れた異母弟です。御幼少のみぎりに父兄から薫陶を受けなかったので、遊び人ではあってもサディストではありません。ところが、ヒロインが真摯に被虐道を突き進む姿に感動して(* ´艸`)クスクス、自分の手で調教してみたくなった――かなり早い時点で見え見えの伏線です。
ここまでで、すでに190枚。
最終的には(筆者には)収まり心地のよい400枚になりそうです。
6月中には、9月発売登録まで持っていきたいところです。

メモ公開:23 陳腐だけど使いました



すでに使ったか、具体的に使い道が確定しているネタの中でも、他人様から拝借したものとか、ネットで多数が検索に掛かるものを集めました。
まずは、他人様から拝借したのを
・グチャグチャと咀嚼した食物の口移し。
おーい、本宮ひろしサーン
『大いなる完』です。炭鉱のタコ部屋で、病気で食事すらできなくなった男に、主人公が食事を咀嚼してから口移しで食べさせてやるという、感動的でもむさくるしいシーンです。
濠門長恭クンだと、御主人様からマゾ牝奴隷への極上の御褒美です。
どこかで使った記憶がありますが、過去作を読み返さないとわかりません。わからないまま放置プレイ。
・水滴を額に落としつづける拷問の悦虐バージョン
目隠し。全身に、ランダムに、ポタ……ポタ
by ぷち屋 とらわれ姫ぷらす
『ミスリルの悲劇』の拷問で使いました。
額に落とし続けるのは、魔女審問とかCIAで実際に使われていました。ひと晩で発狂するとか。
悦虐バージョンは、乳首と栗だけでなく、性感帯ですらない部分にまで。
女体は動きますから、ピンポイントで水滴を落とすのは困難です。現在なら、センサーとか画像分析とかできますが。『ミスリルの悲劇』では、狙う部分から糸を引っ張って、ノズルを常にロックオンさせました。
ここからは、わざわざメモるほどではない微小ネタです。
・乳首クリップ錘(鈴?)で縄跳び。クリも?
今さら何をかイワンの馬鹿です。でも、先に自力着想したシーンをAVでお目にかかると、嬉しいやら悲しいやら。同好の士は濠門長恭作品の潜在需要者ですが、自分の着想の陳腐さにはウンザリです。
・鎖貞操帯なら排泄可能(要洗滌)
本格貞操帯は、もちろん排泄可能に作られていますが、即席の場合です。
縄褌では無理でも鉄鎖褌ならOKという、そういう方向です。
『1/16の牝奴隷』で使いました。鎖の環から剥き栗をくびり出して、さらに南京錠で淫唇を刺激する。この貞操帯が外されるのは、実父である飼い主に種付されるときだけです。
・背反らしフェラ。ブリッジ・イラマチオ。
背反らしってのは、体力テストの柔軟度測定です。
とくにブリッジは、実写しこ多摩川。

・固定ディルド(ビール瓶、バトンetc)の上でヒンズースクワット。
マンコ? アナル?
あまりの陳腐さに無言絶句。
・口マンコ、尻マンコなら……牝マンコ
口マンコと尻マンコは、男の娘必須です。最近の濠門長恭クンは、表記を三マンコに統一することが多いです。
・開脚逆さ磔/マンコ晒し
『悲剣肌風:発動編』で、逃散農民の処刑に使いました。
・立小便の筒持ち
『ピンク海女』で使いました。他には使っていないと思いますが。使ったの使ってないのと騒ぐほどのネタではないです。
・裸体で手拭き。
膣や肛門を検査した後の処置ですね。
破瓜の血は、もちろんお掃除フェラ。
おもらしは髪の毛雑巾です。
これで、創作メモはすべて公開しました。
今後も新ネタは出てきます。すぐに使うときは Progress Report ですが、使わないストックが溜まったら、また記事にするでしょう。
長い間お付き合いくださって、ありがとうございました。もちろん『メモ公開』についてのことです。
硬式ブログは、キーボードを叩き壊す(ペンを折るの現代風表現)まで続けます。
というのは、平成30年にこれをストック原稿として書いた当時のこと。
まだまだ、続くのです。
Progress Report 2 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』
Progress Report 0 →
第3章『黄金と蟲だけは絶対嫌なの!』
今回の各章タイトルは、記号も含めて13文字に統一しました。ビックラメーション記号の数で調整なんて姑息な手段も。
それはともかく。黄金とかバルーンカテーテルとか、規制単語のオンパレードですので、この部分の紹介は割愛。
この二つの責めを赦してやるかわりにと、狂言回し途中まで助演男優最後はNTR(未定)の男が『極刑』を提案します。
20世紀中にネットでイラストを観て、『未性熟処女の強制足入れ婚』で使った『極刑』の再現です。小説の人物にとっては再現でも、作者的には「使いまわし」ともいいます。
それをいえば、2019年6月公開予定の『ドンキーガール』のビデオを作中サディストが鑑賞しているシーンもあります。
極刑のロウソクが短くなるまで、ずっとヒロインにモノローグさせるわけにもいかず、かといって
「――十五分後。」なんてのも味気ないし。別シーンを挿入しておけば、厳密に何分後と書く必要もありません。
これは、まあ「わたしにとっては何十分にも思えたけど、実際にはずっと短かったのかもしれない」なんて逃げる手もありますが。
ともかく、初稿をご紹介しましょう。
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もう薄暗くなっているのに、ぽつんぽつんと見えているほかの家には、窓に明かりが見えない。バブルがはじけたゴーストタウン? それとも、梅雨でオフシーズンだから?
バルコニーの下にある水道のホースで全身に水を浴びせられた。わたしは自分から水流に頭を突っ込んで、髪も洗った。あの蟲が残ってるんじゃないかと、こわごわと指で探ってたしかめた。
身体をわざと乱暴に黒部さんが拭いてくれた。
「そういうなぶり方もあるんだろうが、わしにはいちゃついているようにしか見えんな」
覆面男の感想なんか、わたしの知ったことじゃない。黒部さんも同意見だったらいいんだけど。
連れ戻されて。広いリビングルームのまん中で屋根のてっぺんを支えている太い柱を背中に抱く形に、あぐら座りにされて、わたしは縛りつけられた。こういう目的の為に、不自然な間取りにしたんだろう。
黒部さんは外に出てたときに、車から大きなバッグを持ってきてた。それを開けて取り出したのは――まっ赤な太いロウソク。こないだのより太い。白いのはあまり熱くなくてメタリックのは激熱だったけど、赤はどうなんだろ。
覆面男が後ろからわたしのお尻をすこし持ち上げて、開いた教科書を二冊並べたくらいの分厚い板が敷かれた。太い釘が、ラビアを押し広げたまん中へ(もちろん板に)打ち付けられた。そこにロウソクが立てられる。
ちょ、ちょっと! まさか、このまま火を点けるなんて無茶をするつもりじゃ……。
なかった。このまま(ヽヽヽヽ)じゃなかった。ラビアを引っ張って伸ばして、ロウソクを左右から包み込むようにして……床に射ちつけられたのと同じ太い釘が、水平にラビアに押しつけられた。
黒部さんの意図はわかった(つもり)けど、あえて抗議も哀願もしなかった。黄金とか蟲よりは、性器を火あぶりにされるほうが、まだ我慢できる(かもしれない)。
こないだの撮影で女医さんが待機していたように、黒部さんは安全をちゃんと考えてくれていると信用……したい。
反対側のラビアにカマボコ板みたいのがあてがわれて。黒部さんが金槌を構えて。
ゴッ……!
「ぎゃわ゙あああああああっ……」
ブツッと、釘が突き刺さるの衝撃と激痛が脳天まで突き抜けて、目の前で星が飛び交った。
ゴツッ……!
「ぎいいいい……」
あまり痛くなかった。でも、釘がずくずくっとラビアを押し通ったのがわかった。
釘の先が反対側へ突き抜けて。そこからは、釘の頭がラビアに密着するまで手で押し込まれた。
痛みは続いてるけど、恐怖のほうが、ずっと大きい。
黒部さんがライターでロウソクに火を点けた。気化したロウの臭いが鼻をつく。
今は、むしろ煙が目に沁みるだけでしかないけれど。
「いい加減なところで火を消してもらえるとでも思っているんだろうな?」
黒部さんが、ズバリとわたしの恐怖の根源を言い当てた。
もしも最後まで消してくれなかったら――ロウ責めじゃなくローストになっちゃう。なんて、うまいこと言ってる場合じゃない。
「……消して、いただけますよね?」
救いを求める想いで、あたしは黒部さんの目を見詰めた。
黒部さんも、じっとわたしの目をのぞき込んでる。そして、わたしの信頼を木っ端微塵に打ち砕く言葉を発した。
「甘えるな。自然に燃え尽きるまで、消すわけがなかろう」
唇がわなないた。そして、絶叫の形に開いた瞬間に縄でサルグツワをかまされた。
「んみゃああああああっ……!」
サカリのついた猫の泣き声みたいになった。
「おえがいでうかあ、いどいこおおはいないえくああい……」
完全に口をふさがれたわけじゃないから、声は出せる。だけど……ロウソクの炎は吹き消せない。
黒部んさんも覆面男も部屋の隅へ引き上げて、わたしのことはほったらかしにして、大きなモニターに映るSMビデオを鑑賞し始めた。
わたしの位置からもよく見える。女優(だか犠牲者だか)は、外人ばかりが何人も。全裸にボディハーネスを着けて、男の人を乗せた二輪馬車を曳いてる。ポニーガールってジャンルだ。
六人(六頭?)が足並みをそろえてパレードしたり、二組に分かれてスラロームですれ違ったり。わたしのビデオに比べたら、すごく健全で健康的だ。わたしとあまり違わない年齢の人もいるみたいだけど、おおむね合法かな。
あら。日本人も登場した。すっごい、オバサン。軽快な二輪車じゃなくて、荷物をいっぱい積んだリヤカーを曳いてる――んだけど、なんかおかしい。
と思ったら。リヤカーから突き出た曳棒が股間を通ってる。曳棒と(かなり肥満した)腰をつなぐ手綱がたるんでる。ということは、あの曳棒を股間で引っ張ってる?
別にずっとビデオを見てたわけじゃないけど。うつむいたら顔が炎に炙られるし煙が目に沁みるし。二人(とくに黒部さん)が、もしかすると慈悲を掛けてくれないかなと――こっちを見たときに、わたしがそっぽを向いてるよりは、いい結果につながるかもしれない。
ビデオの場面が変わった。わたしの推測どおりだった。曳棒からは巨大なディルドが二本上向きに突き出ていた。あれで、何百キログラムもありそうなリヤカーを、しかも舗装されていないデコボコ道を曳いていたんだ。
上には上があるもんだなあと、自分の立場も忘れて感心しちゃった。
「あうっ……!」
いよいよロウソクが溶けて、ラビアの上にしたたった。こないだほども熱くない――今日は、ラビアが傷ついていないせいだろう。プラチェーンでさんざん叩かれた後は、肌が裂けてなくても内出血はしてたから。
だけど、このロウソク。内側にくぼんで燃えてる。このまま燃えてってくれたら……やっぱり、駄目かな。いずれは、ロウソクが短くなって、ラビアの内側を焦がす。いや、焼く。
覆面男が、小淫唇の整形とか言ってたっけ。火傷した部分を手術で切り取ってしまうのかな。わたしとしても、具のはみ出し方が多いかなとは思ってるけど――焼き切って美容整形なんてプラス思考はさすがにできない。
「あういっ……ううううう」
ロウが間断なくしたたり落ち始めた。ラビアが赤いロウに埋まってく。
数分もすると、固まったロウが、また炎に溶かされだした。溶けて、流れ落ちて、そこに新しい熱いロウが落ちてくる。
そうだ!
わたしは炎が真上から見える位置まで首を差し伸べて、できるだけ口の中に唾を溜めようとした。うまく炎の真上に落ちれば、消えてくれるかも。
わざと消したと言われて、火を点け直されるかもしれないけど、やってみる価値はある。
熱いので目をつむって。
「うううう、ううううう……」
股間が焼けるよう(じゃなくて、実際に焼けてる!)。
「うううううううううう……」
駄目だ。縄のサルグツワに唾が吸収される。
「ゔゔゔゔゔゔゔゔっ……!」
縄から唾がしたたり始めた。でも、ほんとに雀の涙ってやつだ。燃えてる部分にうまくおちても、チュンッて小さな音を立てて蒸発してしまう。
ロウの臭いに、タンパク質の焦げる悪臭が混じり始めた。
炎の根元は、ちょうどクリトリスの真横まで来ている。
熱の刺激のせいで、クリトリスがすこし勃起して、剥けた先っが上から見える。クリトリスが焼けてしまう!
「ぐむ゙む゙む゙む゙む゙―――っ!!」
激熱に耐えられなくて、腰を揺すった。ロウがあちこちにたくさん流れ落ちて、炎で溶かされて……熱い!
もう、火傷のレベルじゃない。性器全体が焼かれて、使い物にならなくなる。
「おえ゙あ゙いえ゙ゔ……!」
なんとか二人に振り向いてもらおうとして、大声で叫んだ。
いたいけな少女に自分たちの手で、こんな残酷な仕打ちをして、知らん顔でビデオを観てるはずがない。知らんぷりをしてるだけだ。必死で訴えれば、かならず振り向いてくれる。情けをかけてくれる。そう信じたい。
「お゙おゆゔいえ! あ゙ゔえ゙えええ!!」
振り向いてくれた!
でも……淫残に笑ってる! 悪魔だ!
「ゔあ゙あああああああああっっっ……!!」
それまではすこしずつ流れていた涙が、滝のようにあふれてきて、わたしは恐怖と絶望のどん底に……あれ?
えええええっ!?
奇跡だ! ロウソクが消えてる!!
助かった。ラビアは内側が赤黒くなってるけど、一部は焦げてるんだろうけど、焼けてなくなってはいなかった。
安心と激痛とで――目の前が、すうっと暗くなっていった。
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この責めのイメージイラストです。


メモ公開:22 昭和という時代
筆者は、昭和という時代を生きていました。現在とはいろいろに隔たりがあります。
あちこちからメッセージをもらって、即RESしなければ嫌われるなんてこともなかったし、ひと仕事終えて呑んでると「すまんが、これからドコソコでナントカの処理をしてくれ」なんて電話が掛かってくることもありませんでした。
スマホだのパソコンだの、当時は庶民にここまで浸透するとは、ほとんどのシロウトは考えていませんでした。四半世紀昔に筆者が書いたSF長編でも、宇宙船内にマザーコンピュータが鎮座ましましていました。
当時でも、近い将来に携帯電話が発明されてそれなりに普及するだろうとは、ことにSF屋なら当然に予測していましたが。
「チェックメイトキングツー、こちらホワイトルーク」とか「それじゃ、例のブツは第三埠頭で深夜の十一時に」みたいな場面は想定しましたが、女子校生が「もしもし、いま、なにしてるう?」とはホワイトホールの彼方でした。
当時とたいして変わっていないように見える物も、中身はまったく変わっています。昔の自動車には、電動モーターは、エンジンスタート用のセルモーターとワイパー用の二つしかありませんでした。バックミラーの角度までモーター駆動なんて、まさかりかついだ金太郎です。飛行機だって、操縦桿を引けば素直に機首を上げて素直に失速して素直に墜落していました。いまや、アルファプロテクションとかMCASとか、操縦桿を引いても頭を下げて推力を勝手にMAXにして……墜落しますものね。
さて。どうでもいい前置きが長くなりました。
昭和と現代で大きく変わっているのは、性にかかわる事柄と、自動にかかわる事柄でしょうか。
子供に性的魅力などないという偏見がまかり通っていました。ロリコンなんて、社会の敵ではなく病院に収容されるべき存在でした。
我が子でも生徒でも、裸にして緊縛して物置にひと晩放り込んでおくくらいは、厳しすぎる躾の範囲でした。
というわけで。昭和時代を舞台にすれば、あれこれ書けます。筆者の実体験も活かせます。
しかも。戦前・戦中・戦後・所得倍増・石油ショック・バブルと、特高による拷問からお立ち台の上で自発的ストリップショーまで、いろんなシーンが描けます。
そして、大衆の性に関する禁忌感は現在との比ではありません。
「同伴喫茶」なんて言葉を思い出しました。カップルが利用する、パーティションで仕切られている(という店もある)薄暗い喫茶店です。とはいえ、ハプバーほど乱れてはいないしアッケラカンともしていないし。おっパブとか昼サロ(すでに死語ですか?)とは、比べものにならない、清らかな場所でした。
それでも。潔癖な処女にはウエイトレスなんて務まりませんでした。
なんてグガグダ書かずに、MEMO行きましょう。
・集団就職特別斡旋
金銭的に窮している家庭を対象に、「大金が手に入る仕事」を斡旋。
昭和30年代までは、高校進学する者は裕福な家庭の子女か、奇特な御仁が資金を出してくれるほどに学業優秀な子だけでした。ほとんどは、義務教育終了=就職でした。
といっても、ことに女子は、就職先も限られていました。付け込む余地は、いろいろあります。
政略結婚用養女(進学が餌)
先輩が数人
小陰唇縫合
処女&性技調教
現代を舞台にしても書けそうですが、ご近所の目とか炎上とか、あれこれ対策が必要です。
当時なら、仮に警察に駆け込んだとしても、「民事不介入」で、連れ戻されてしまいます。
トルコ嬢
当時、なり手が少ない/婆あ
プロ意識を持った姐御の特訓
ソープ嬢ではなくトルコ嬢です。
スペシャル(手抜き)とかダブル(+手マン)が主流で、ホンバンはさせない現在のヘルスみたいな店もありましたが、うら若き乙女が処女デビューするような場ではありませんでした。現在でも処女デビューは稀有ですが、うら若いのは当たり前になってます。
同伴喫茶のウェイトレス
お相手あり(本番禁止)
少女側の羞恥を書き込みたいものです。
集団就職から時代は下がりますが、ノーパン喫茶もネタになりますね。
ノーパンどころか、スッポンポンもありました。
とはいえ、しゃぶしゃぶ食いながら鑑賞するなんて二兎を追うようなことはせず、一杯2千円だかのコーヒーを自然冷却にまかせて、制限時間いっぱいまで総鏡張りの床とにらめっこをしていました。お触りは現金でも厳禁でした。
チョンの間
トルコ以上に、うら若き処女には縁のない場所です。
しかし、令和の世にまで生き残っています。
あくまでも、客は旅館でひと休みするだけで、お茶菓子を運んできた女中さんが勝手に恋愛するという体裁です。
このシステムはソープも同じです。ので、ゴム代イソジン代などは、すべて嬢持ちです。たぶん、市価よりも割高な品を買わされてるんでしょうね。
特殊モデル
「裸にならないでOK」の甘言
もちろん、縄という衣装を着せてあげるのです。
住み込みの湯女
銭湯では難しいですが、さびれた温泉地の起死回生の秘策です。
ストリップ嬢
元は裕福な家庭の子女で、バレエの基本くらいは習っているという設定で。
家が没落したか、父親が死んだかで母の実家(貧農)。
踊れるのならストリップ嬢としてデビュー。
サウナ従業員(少年)
たいへんにハッテンすると思います。
Progress Report 1 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』
Progress Report 0 →
連休の終わりにワット(出力の単位は馬力でなくワットを使います)を掛けて、スタートダッシュでした。
第2章の導入部と、連続3穴は省略して『締め』の三角木馬をご紹介。
==============================
黒部さんともうひとりのスーツさんが、わたしの前後に立った。ビデオカメラが黒部さんの後ろと、わたしの真横。
「父親の借金を返せるなら、どんなひどいことをされてもいい。たしかに、そう言ったな」
黒部さんが、ドスの利いた声で尋ねる。
あ、そうか。地のままでいいんだ。シロウトっぽい演技なんかいらないんだ。
「は、はい……」
自然と、わたしの声が震える。
「では、覚悟のほどを見せてもらおう。素っ裸になれ」
着替えたばかりのセーラー服を脱ぎ始めたんだけど。役になりきってるというか、アイドル気分が吹っ飛んだというか。イメージビデオのときは、もちろん恥ずかしかったけど、指がわなないたりはしなかった。
黒部さんは腕組みをして、ただじっと立っている。イメージビデオのときは、画面の外から
「すごくきれいなヌードだ。さすがは処女だ」とか褒めてくれたけど。今度は無言。かなりおっかない。
それでも、ソックスまで脱いで、文字どおりに一糸まとわぬ姿になった。
わたしは、自分からハードなSMを志願した、でも処女。キャラ設定が難しい。どう振る舞えばいいか、わからない。ので。前を隠したりせずに、『気をつけ』の姿勢で、つぎの指示じゃなくて命令を待った。
「先生、お願いします」
背後に気配が迫って。両手を背中にねじ上げられた。
いよいよ、縛られるんだ。それも、自分ではできない後ろ手縛り。そう思っただけど、頭がぼうっとしてきて、股間が熱くなる。
手首に縄を巻かれて、腕がW字形になるまで吊り上げられて、胸を縛られた。上乳のところ。いちおうは(ぎりぎり)Cカップの乳房に、まっ赤な縄が食い込む。
基礎知識として知ってたけど、縄は二重で使われてる。ので、ひと巻きでも十分に厳しい。
手首の縄で折り返して、下乳も縛られた。上下から圧迫されて、乳房がひしゃげた。のを、男の人(縄師さん?)が、ぎゅむっとつかんで引っ張り出して形を整えな。見た感じ、Dカップに近づいた。
二本目の縄が、首に巻かれて前に垂らされて、乳房の谷間で上下の胸縄を絞った。下乳を通って左右に分かれて、腋の下でも縄を絞る。上下左右から圧迫されて、でも乳房はきれいな球形になってる。
トンッて、肩に軽い衝撃があった。
「驚いたな。初縄で酔っている」
縄師さんの声が、遠くで聞こえた。
「これは……桃子とそん色のないマゾだな」
黒部さんの声は、もっと遠い。
「予定を変える。すぐに剃毛だ」
「股縄を堪能させるのですな」
「さすがに、わかってらっしゃる」
わたしは、後ろ手に縛られたまま、あお向けに寝かされた。手首に体重がかかって、痛くて、ますます頭がかすんできた。
プシュワワワ……下腹部がひんやりする。脚を広げられて、同じのが股間にも吹き付けられた。太腿から手が離れたけど、そのままにしとく。もっと見てほしい。
つうっと、肌に硬い感触が滑った。ああ、剃毛されてるんだと、やっと気づいた。
剃ってるのは黒部さんかな。すごく上手。ちょっとでも刃物が肌を引っかいたりしない。すううっ、すううっと滑ってく。
下腹部が終わると、大陰唇を片側ずつ内側へ指で寄せられて、鼠蹊部を剃られた。大陰唇をめくられて、縁にも刃物が滑る。
「あふ……」
声が出ちゃった。
マングリ返し(手への圧迫が減って、楽になった)にされて、アヌスのまわりまで刃物が侵入した。そんなとこに生えてないってば。
剃り終わったら、両脚を伸ばして揃えた形で縛られた。足首も膝の上も太腿も。
これだけじゃ物足りないなと、ぼんやり考えてたら、腰に縄を巻かれた。
そして。お尻の谷間を割って、閉じ合わせた太ももをこすって、縄が後ろから前へ通された。
あお向けにされて。わずかに顔を覗かせてる小淫唇が左右に広げられて、その内側に結び瘤が埋められた。そして、股縄がぎゅうっと引き絞られた。クレバスを割って、すごく太い感触が食い込んでくる。
自分でするときの何倍も厳しく引っ張られてる。瘤がクレバスに食い込んで、毛羽が小淫唇の内側の粘膜に突き刺さる。
「きひいい……痛い……くうう、ううんん」
ずうんと、股間から背中へ甘い痛みが突き抜けて、そのまま居座って、小さな悲鳴はすぐに甘い吐息に変わってしまった。
股縄が、前で腰縄に絡められて折り返した。今度は二本に分かれて鼠蹊部を通った。
大陰唇を外から圧迫されて、小淫唇は内側から押し出されて――もう、なにがなんだかわからない。
うつ伏せにされて。縄がアヌスの上で結ばれて、こっちも圧迫してくる。
最後に脚を折り曲げられて、足首と手首を別の縄で結ばれた。逆海老ってやつ。
「一服しますか」
縄師さんが立ち上がって、それきり視界から消えた。首をひねって左右を見ても、人影はない。正面に三脚スタンドがあるきり。ビデオを設置して放置プレイかな。
放置プレイといっても、誰かが外へ出てった気配は(かすんだ頭で認識できる範囲では)ないし、すこしくらい離れててもモニターでドアップを見られてるのは確実だけど。見られていようといまいと、じっくり縄の味を肌に染み込ませたい。
手首がびくとも動かせないのが素敵だし、二の腕に食い込む縄は、逞しい彼氏(現実には、今もかつても存在しない)に抱きすくめられているみたい。縄でくびり出された乳房が床に押しつぶされるのも、適度に苦しくて好き。わざともがいて乳首が擦れるのも痛気持ちいい。
そして、なによりも。股縄の目くるめく食い込み。縛られている以上にぐううっと身体を反らせて、いっそう食い込ませて。
「くううううう……んんんん」
クリトリスが勃起して顔を出したところを、縄に圧迫されて、おし●こを漏らしそうになる。
お金なんていらないから、もっときつく縛ってくださいって言いそうになるくらい。
身体を揺すって、あちこち圧迫されたり擦られたり締め付けられたり。全身を使った床オナニーだ。
「あああああ……縛られてる。股縄されてる。見られてる。恥ずかしい……気持ちいい」
言葉にすると、ますます興奮して、バギナが熱く溶けていく。乳房全体が心臓になって脈打つ。
「うああああ……白いよ赤いよ……」
頭の中がビジュアル的に真っ白になる。目の前が赤く染まる。
来る……すごく大きな波が、全身を持ち上げて……
「あああああああああっ……! 逝くうう!」
私自身が波となって砕け散った。
ふんわかと幸せな気分になって。いつもだったら、股間をきれいにして(家に誰もいなければシャワーを使って)、使った小道具をこそこそと隠しにかかるんだけど。
今は縛られているから……冷めていく余韻を引き戻そうとして、また腰をくねらせ乳房を押しつぶして……つぎの大波が押し寄せる。
そうやって、何度砕け散ったかわからない。ふっと気がつくと。脚が自由になっていて(でも、幸せな疲労で動かせない)、股縄もほどかれかけているところだった。
「ああんん……やだ……もっと縛ってて」
ぼすんと、お腹を殴られた。
「うぶ……ぐぶぇえ……」
幸せ気分から一転、苦痛に悶絶しかけた。
「見事な逝きっぷりだったな。いよいよ、おまえの処女をぶち破ってやる」
◇ ◇ ◇
フォークリフトが、倉庫の隅っこに置かれた木枠をマットの横まで運んできた。置台といったほうがいいのかな。縦横が一メートルちょっとで、高さは十センチくらい。上下の面は、目の粗いスノコになってる。たしか、パレットていうんだっけ。この上に荷物を積んで、フォークリフトで運ぶ。
パレットの上には、いくつかの木材が載ってるだけ。
その木材を片して、黒部さんが天面のスダレを持ち上げたら――まん中から二つに折れて、三角形(△)になった。
これ、組み立て式の三角木馬だ!
底の面も直角に折れて脚になった。
三角形は、正三角形よりとがってる。折り目の材木は、きちんと(?)鋭角に削ってある。
これから三角木馬に乗せられるんだと思うと……身体が震えてきた。のに、バギナか子宮かわからないけど、腰の奥がきゅううんと切なくなって、じわあっと濡れてきた。わたしって、自分で思ってた以上にドMだ。
黒部さんがわたしを見て、また苦笑した。何度目だろ。
「目が潤んでるな。まったく……すこしは怖がるとか怯えるとか、初心な少女らしい反応をしてみろ」
初心じゃない。わたし、学校では奥手で通ってるけど。クラスメート(女の子)の低レベルな猥談にしらけて、無視してるだけ――黒部さんは、そんなこと知らないか。
またウインチで吊るされて、三角木馬の真上まで運ばれた。
三角木馬の上に下ろされていって。素直に脚を開いて、またいだ。木馬の側面はスノコだから、いざとなればそこに脚を掛けて腰を浮かせるかな。
木馬の頂点がクレバスを割った。食い込んでくる。痛いけど、想像(妄想)してたほどじゃない。
「痛い……」
と言ったのは、痛みをやわらげようとして悶えて――クリトリスを木馬に押しつけるため。うまくいかなかった。
「桃子も物足りないと言っていたが、なるほどな」
ふうん。奥さんで試したんだ。
二人のADさんが、わたしの脚を木馬の角度以上に開いた。とたんに、食い込みがきつくなった。
「痛い……くうううう」
今度のは、本気。悲鳴まではいかないけど、自然と呻き声が漏れる。
スノコに鉄パイプが通されて、膝の上を縛られた。ADさんが手をはなしたら、一方に身体が傾いてバギナがえぐられた。
木馬の下にロープが通されて、身体の傾きを修正しながら、鉄パイプの両端に結びつけられた。ロープで引っ張られた分だけ、さらに食い込んでくる。本格的に痛い。
「あああああ……痛い。すこし緩めてください」
はっきりと、黒部さんに顔を向けてお願いした。
黒部さんがわたしのすぐ前まで来て。りゅてをのばして、乳房をわしづかみにした。ぎゅううっと指を食い込ませて、乳房全体をひねった。
「やめてください。痛い、痛い……」
「こういう状況でおっぱいを虐めないというのは、マゾ牝に対して失礼だからな」
虐めるのは、もっと失礼だと思う。
しばらく乳房を虐めてから。黒部さんは、紙を何百枚も束ねられそうな、大きな目玉クリップを取り出した。
「これもサービスだ」
刺激されてぴょこんと飛び出てる乳房に噛みつかせた。
「きゃああ……痛い! 取ってください」
噛みつかれた瞬間には、目から火花が飛び散った。そして、ずっと激痛が続く。洗濯バサミの何倍も痛い。バネが強いし、すごく重たい。
黒部さんが、さらに目玉クリップをポケットから取り出した。
「これで、どこを挟まれるのが、いちばんつらいと思う?」
ううううううう……洗濯バサミでも秒殺されるのに。しかも、自分では取れないのに。あ……これも、わたしが妄想してるシチュだ。妄想より苛酷だけど。
「どうした? 自分で自分のことがわからないのか?」
黒部さんの右手が、木馬で割り開かれたラビアをかき分けて、クリトリスをつまんだ。
「……そこです」
「そこ、とは?」
「クリトリスです。お願いですから、そこには着けないでください」
黒部さんはクリトリスを(やさしく)扱いて勃起させて、にゅるんと皮を剥き下げた。
「いやです! やめてください!」
本気でお願い――懇願した。やめてくれないのは分かってるし、やめたら黒部さんに失望するけど。でも、本気で恐い。やっぱり、やめてほしい。
目玉クリップがクワッと口を開けて、その陰にクリトリスが隠れた――と同時に、プラチェーンや有刺鉄線とは比べものにならない、凄まじい大激痛が爆発した。
「ぎぎゃあああああああああああっ……!!」
爆発じゃない。大激痛は、そのまま居座ってる。もしも、今すぐこれを取ってもらえるなら、なんだってする。何をされてもいい。
でも、それは口にしない。わたしが想像できるよっりずっとひどいことをされるような予感がしてる。
わたしは初めて、心の底から黒部さんが恐くなった。
三脚が据えられて、そこにビデオカメラがセットされた。
「まさか……このまま放置するんですか?」
五分も十分も(まさか、三十プのか一時間?)このままにされた……心の底から怯えて、なのに、胸の奥がきゅうんってねじれる。
「このままではないよ」
ADさんがひとり一個ずつ、コンクリートブロックを運んできた。
「嫌です……ほんとに、もう赦してください。虐めないでください」
無視されて。鉄パイプにコンクリートブロックの穴が通された。
ずううううんと重みが加わって、股間が真っ二つに割り裂かれたような錯覚と、いっそうの激痛。
「やあああああああああっ……痛い!」
別のロープがスノコに通されて、コンクリートブロック同士を結び付けた。これで、コンクリートブロックが滑り落ちてくれる偶然も、完全に消し去られた。
股間に食い込む重たい激痛と、目玉クリップの鋭い激痛と。また、ぼろぼろと涙を流しているわたしと――を残して、ほんとうにみんなが、倉庫から出て行った。
==============================
最初の舞台は、郊外の廃工場の倉庫です。どうせ、工場を潰したのはクロベ・ファイナンスでしょうけどね。
せっかくの舞台ですので、大道具小道具にこだわりました。
縄はそのまま縄ですが、有刺鉄線でぐるぐる巻きにして床を転がすなんて凄絶な責め(ヒロインは、それなりに満喫したようですが)もあります。
鞭ではなく、プラチェーン。簡易駐車場のゲート代わりとか、待ち行列規制とかに使う黄色いやつです。これでも、1mあたり100gくらいの重さがあります。一本鞭よりは軽いです。しかも素材が丸いから、肌を切り裂くことがないので、思う存分打ち据えられます。
頑張ったご褒美の三角木馬は、なんと組み立て式です。
サイトで検索して見つけて、「これ、すごい」と喜んだら、フィギュア用の1/12でした。
考えあぐねて、ふと思いついたのが、ガラス運搬台。荷台にヤグラを組んでガラスを立て掛けて運んでるのを、見たことはありませんか。先端は平たいのですが、削れば尖る。
しかし、これでは工夫が足りないと考えて、本文中のような、(フォークリフト運搬用)パレット変形サンカクモクバーンを丁稚揚げました。

今回は、本人がドMと自覚して、真剣に(笑)SMと向き合う作品ですので、『いじめられっ娘二重唱』ほど、おちゃらけて現実逃避したりはしません。
でも、『マゾっ娘』と褒められて(?)、
極長バイブとか持って呪文を唱えてる『マゾっ娘ルナ』の姿が頭に浮かぶ。
くらいには(作者が)ふざけています。
すでに、構想が暴走し始めています。黒部健志の手下が、実は異母弟(成人まで別居後、クロベ・ファイナンスにエンコ入社)で、これまでは父や兄の極悪非道ロリコンサディストぶりに辟易していたが、月奈のひたむきな態度にSMを見直して――ラストで告白させようかな、とか。
やっぱり、予感していたとおりに萌咲と月奈は絡ませようとか。
リョナファイトでは、桃子と対戦させてみようとか。『未性熟処女の強制足入れ婚』のラストで登場したエスニックロリ(エスロリと書くとニュアンスが違ってきますな)のアィヤンも、今は健志が面倒をみているので、登場させようとか。
いきなり締め落としにかかります。
この調子で突っ走って、6月前半にも脱稿するか、残業だのなんだので、6月いっぱいかかるか。
どうなりますことやら。

新シリーズ開膜



『Splendid Marvelous Tours~貴女の妄想叶えます』
EPISODE 1 『女囚性務所』 5/10各サイトで一斉に発売開始です。
シリーズの概要は各サイトの商品紹介(本棚下のリンクからどうぞ)で見ていただくとして。
内幕をばらせば、「ごった煮」です。長編にまとめるには弱いPLOTの寄せ集め。のはずでしたが。
EPISODE1の狂言回しヒロイン(ツアーコンダクター)が、新企画ツアーの調査に行って、そこが自分の妄想を叶えてくれる楽園だと知って、SMツアー社をやめる(現地要員にさせるかもしれません)EPISODE4『ミックス・リョナファイト』仮題――というSMツアー社社長の予想外(筆者の想定内)の事件が起きて、表社員から新人を抜擢して、研修と力試しをかねてEPISODE5『寒中座禅(転がし)修業』の添乗(実際には乗られますけどね^^;)をさせるとか、有機的につながってはいます。長い文章でした。
EPISODE2『ドンキーガール』は6/20発売ですが、この後はしばらく本シリーズは途絶えます。というか、書いていません。EPISODE3と6はPLOT完成、5も若干の手入れで書けますが。4が未完成です。
『淫乱処女のエロエロ・デビュー』で国内の闇ファイトをいちど書いていますので、本場(笑)の興行では如何に差別化するかに苦慮しているのです。客の間での賭けはやめて、出場選手はギャラのかわりに、観客からのスマホおひねりをもらう。金額の高かった上位何名かは、その選手とのデート権を獲得して、あとは大人同士(あるいは、ロリ少女と助平親父)のお付き合いとか。
筆者の基礎体力も問題です。ゼロ戦の左捻り込みなら千文字(では足りない)でも書けますが、柔道の巴投げもホラーのフランケンシュタイナーも殺虫剤のDDTも名前くらいしか知りません。ロメロ・スペシャルは恥辱技ですので、すこしは書けますが。
いっそ、STAR WARS みたいにエピソードのつまみ食いをしようかと考えないでもありませんが、そのうちなんとかまとまるでしょう。
現在執筆中の『OAV三穴拷貫』のあとはEPISODE3『海女と鮑と褌と』を書きますし、『赤い本と白い百合』も書きたいし。昭和を舞台にした新PLOTもふたつみっつ練っているし。でも、EPISOD6『裸族の性人儀式』は満を持している最中だし。
とにかく。まだまだ月刊濠門長恭は続くでしょう(強気&楽観的)。
読者の皆様(北海道に1人、東京に2人、富山に1人……沖縄に1人)濠門長恭クンを見捨てないでください(超弱気&悲観的)。
メモ公開:21 メロンぱい
投稿&H系4コマ漫画で拾ったネタです。
ツアーコンダクターの裏話として。
宴会でコンパニオンの1人がとりわけ巨乳。男の目が釘付け。
「よろしかったら食べてみます? 片方500円」
「はい、どうぞ」と、ブラジャーの中からメロンパン。
「人肌の温もり……!」とか、男は喜んで食べてたとか。
以下、筆者のツッコミ
絵では2人の男が、それぞれ千円札を出してたよ? お釣りはどうなったの?
……JKあたりが、クラスメートに毎日商売とか?? パンツの中には「草餅」???

これ、メロンパンを売るときにブラジャーを外して生乳を見せるとか、パンツを脱いでナマンコ見せて臭餅を売るとか。
変形として、生理時にはジャムパンを売るとか。
シリアスなストーリイの息抜きに使えるかも知れません。
コメディ系エロ(SM)は、筆者の王シフト(古すぎる)範囲外です。
まあ。ロリマゾでは、マゾっ娘が相当におちゃらけてますが、これは筆者の人格を投影したアニマだから仕方ないでしょう。
Progress Report 0 『OAV三穴拷貫~今夜はハードリョナ?』
『いじめられっ娘二重唱(後編)』をKINDLE,DLsite,FANZAに登録しました。
審査完了次第予告開始。
8/1一斉発売予定です。BOOTHには8/1(前後)に登録即発売です。
Rakutenは、Automatic-Pornの疑いデンデンと言ってくること必定ですので、本棚にゴミが溜まるのは機械水雷なので、登録しません。
祝杯は脱稿時に上げているので。
さっそく次の作品に着手です。
つぎは、何を書こうか。あれも書きたい、これも掻きたい。でも、こいつのPLOTも練り込みたい。実に欲張りな悩みです。
が、下記の理由でタイトルの作品にしました。
・ロリマゾ文体(ヒロイン一人称)が続けられる。これを書いて、しばらく一人称は封印。
・ブログトップページの本棚(ロリマゾ2段目)が、ちょうど埋まる。
・着想して間が無いので、熟成はしていないが新鮮。
まあ。『いじめられっ娘』終盤のごとく、ラフスケッチだけで書きながら詳細を決めていきます。
だいたい。自分が読みたいものを書くというスタイルですから、思いつきを即ブチ込みこそ本来の姿です。
まずは、ラフなPLOTを御紹介。
OVA三穴拷貫~今夜はハードリョナ?

PLOT中、不自然な単語は同じ「読み」の別字を宛ててください。ダビデの星ほどではないですが、Fc2のAI規制対策です。
日坂月奈(ルナ:わたし)14歳、最上級生。ポニー。出演時はツインテ。
柔道部。不真面目(失望)。←男子部員に投げられたかった。
155cm/50.0Kg 83(C70)/58/84
学校ではオクテで通っている。幼稚なY談にしらけてるだけ。
父の実子(DNA確定)
実母は浮気で3年前に離婚
松野萌咲(モエ:わたしぃ)14歳 ワンレンのロング
手芸部
157cm/49.5Kg 84(C70)/57/84
母の連れ子。実は継父と出来ている。母は黙認。
改姓していないのは、母の意向。
日坂和夫:父親 個人経営の町工場
日坂良子:母親 派手好きなわりに依存体質
黒部武志:893金融(足入れ婚から1X年後)。桃子は出てこない?
1:処女喪失はリョナビデオ……
4月中旬。
債権者(893)が親にイメージビデオへの出演を持ちかける。
月奈だけ債権者に引き合わされる。
OKが出る。父親からの懇願。イメージビデオ。
萌咲は塾(スケジュールが違うだけ)。
すこし考えてOK。先に退出。家の近くで。
債権者を追いかけて。出演料を聞いて。
「イメージビデオなんて嘘でしょ。どうせなら、理想のロストバージンを撮って」
債権者が考え込んで――OK。
2:縄と鞭と木馬と針と蝋燭と?
@GW
希望通りの拷問&3穴ロストバージン
縛り初め:縄酔い (裏AVの)シナリオ変更で股縄緊縛放置
極太ディルドにスクワットでロストバージンを命令/断固拒否 肉棒がいいの♪
有刺鉄線緊縛(乳房潰し、乳首ピンポイント)
ディルド嘴管で浣腸。ストッパー。電マ責め。ついにスクワット受容
最初にイラマ。それからペナルティとして2穴スクワット
ご褒美で3穴×3
ズタボロで帰宅。父親の憤慨。月奈の健気。でも、増えたギャラの1/3はヘソクリ。
3:蟲と黄金だけは絶対厭なの!
6月末
喉元過ぎて。最初に月奈に打診。OKあってから父親を口説く債権者。
食●強制虫責め。屈しない。
おまけ:擽り責め
4:快感責めで初アクメ(^^)
翌日
快感責め(初アクメ)
低周波刺激&電極バイブ&擽り(腋の下など)
5:サンドバッグは痛いだけ(泣
8月中旬(ダメージ受けても休養が取れる)
一方的スパーリングとサンドバッグの腹パン(肉体的なリスク)。
1日休んで場所を変えて、相撲で可愛がる。根性を見せて頑張る。
ここ。桃子とアイャンで月奈を痛めつけるというのも有り??
同業者として黒部息子の友情出演?
6:露出遊戯にハマっちゃった♪
10月上旬~11月
露出&置換受け
肉体的なリスクは少ない(最後まで至ればAIDSなど?)
社会的リスクは大きい。親バレその他。
・素肌ジャージ上衣だけで電車。事前告知無し。
・本物腹巻ワンピ+電動バタフライ。電車乗り継いで混浴温泉。川に湧いている。管理無し。水着が大半。
電動バタフライも堂々と抜き取る?
もっと上流に穴場があると、三人連れに誘われて。後ろからも数人。←『大正弄瞞』じゃんか。
1穴30分5千円。ゴム必須。
・帰路の電車はがら空き。ボックス席。男2人女1人が移ってくる。3P中だった。
月奈も交えて、濃厚置換遊戯。女とレズ(初体験)も。
仲間と連絡して途中下車。営業。
すでに夜。早い時刻の終電は1時間後。無人駅舎で最後の露出遊び。
7:晴天の霹靂のドンデン返し?
クリスマス
露出の快感を嬉々として語る。
これまでの危険性の説明。
スナッフビデオや達磨ビデオ
人が死ぬのを見る、まして実行するのは生理的嫌悪を抱く者も多い。
(そのくせ、飛行機の墜落シーンがネット動画で人気だが)
そういう偽善者の富裕層をターゲット。闇ビデオとの違い。
リョナビデオの少女は、ただ泣き叫んで赦しを乞うだけ。
おまえのような人材は稀有で貴重。
だから、専属奴隷にしてやる。当惑するヒロイン。
稼ぎの3か月分なんて、もったいない。これは1か月分だ。
でかいダイヤの指輪。ン百万円?
勘違いするなよ。結婚なんかしないぞ。専属奴隷だぞ。照れて宣告する893。
ここのところ、過去作品と設定を絡ませて遊んでいます。
今回は『未性熟処女の強制足入れ婚』の悪役ヒーロー「黒豚顔」の息子が Co-Staring です。助演男優です。
当時14歳のヒロインは、クリスマス越え熟女未満でしょう(両作品の厳密な時間差は未決定)が、覚書では登場させないと書いていますが、たぶん、どこかで乱入するでしょう。『強制足入れ婚』のラストでちょこっと出てくるエスニック少女(ヒロイン桃子より歳下ですが、AOV時点ではオトナのオンナの匂いプンプンです)まで登場するかもしれません。
実は継母とか、その連れ子というのは、この記事を書いている当日に思いついたのです。
編集者との打ち合わせもなく、好き勝手に書けるんです。思いっ切し、ハッチャケるつもりです。我臀淫水するなら。伸び伸びと書いて、これまでの作者の皮を剥いて亀頭露出できれば、包茎の至りですかしら。
1プレイ1エピソードですし。冒頭では、ヒロインの実父と継母の連れ子との禁断の淫猥な絡みをヒロインの回想として挿入するつもりですし。どこぞで、ヒロインと義理の妹(設定にするか姉にするか、同年齢同学年ですので……未定)とのレズ・シーンも挿入するかも。それをやらかすと、ラストが大幅に変わるかもしれませんが。
ともかくも。我がファロス(気取ってみました)の勃つ方向へ方向へと、キーを叩いていきます。
Progress Rport Supplement 『いじめられっ娘二重唱』
ひさしぶりに、DLsiteから駄目出しがきました。
後編の背景が、実写の加工が弱くて、容易に実物が特定できるとのこと。
最近は『陰間寺出世菊』で寺院をもろ背景にしていたりで、脇が甘くなっていました。
講堂の形とか、背景の旗とか、関係者が見ればわかるなと、ちと反省。
形状に特徴のない講堂の写真を使って、手ブレ加工(モーシャンぼかし、というそうです)を加えたりして。無事通過です。
紹介画像ですが、表紙も同じ絵柄です。下がDLsite向け、上がその他サイトです。KINDLEには右の女の子の股縄を白丸で抜いていますが。
前編が7/1発売。後編が8/1です。KINDLEでは400円、その他では540円です。
その他はPDFで、20字×20行固定。KINDLEはepub形式(KINDLE専用フォーマット)ですので、文字サイズに合わせて1行の字数は変動します。KINDLEのほうが(15万文字/14万文字に対して)3千文字ほど長いです。今回はエピソードの削除/追加の差別化はしていません。
どうぞ、いずれかのサイトでお買い上げのほどを。
『淫乱処女のエロエロ・デビュー』 『縄と鞭の体育補習』 『強制入院マゾ馴致』のヒロインも、秋の全裸運動会(後編)に集合して、艶技を競います。
追記:もう一点。
KINDLEは年齢に関してはおおらかなので[U15]と謳って、DLとFA(プロ野球みたいですね)では、このキーワードを削除していたのですが、今回は削除しませんでした。
結果は DL:U〇5 / FA:U15
以後の参考にしましょう。



Progress Report Final 『いじめられっ娘二重唱』
最後は猛スピードで書き抜きました。70枚/2日。
連休中にCommon校訂/Dlsite校訂/Kindle校訂まで上げてしまいたいところです。
Progress Report 1 →
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19.卒業式でピル贈呈
それでも。一日ずつがすぎていって。とうとう卒業の日がやってきた。
さすがに娘の人生の大きな区切りとあって、父親も来てくれた。微妙にありがた迷惑ではあるんだけど。まあ、今日からは下着も解禁でちつトレもないし、縄跡も鞭痕もないピッカピカの身体だから、まるきり心配はないんだけどね。
卒業式そのものは、ひたすらに退屈。
カスちゃんとのいろんな出来事を思い返してみたり、雪ダルマと三角木馬の違いについて、また考えてみたり(結論はでなかった)、モリトクのたくましい身体には何度も消しゴムをかけて。
ついに、卒業生退場。在校生一同が作るささやかなアーチ(二十六人だから十三個)をくぐりながら、複雑な心境。今日だけは、村とはあまり縁のない来賓とか、わたしの父親の目もあるので、シチブはお休み。わたしと一緒にアーチをくぐる三年生、あんまり愉快じゃないだろうな。
だけど、十三個のアーチ。そもそも、不吉な数字だし。ロストバージンの輪姦が十三人だったし。どうにも、晴れ晴れとした気分になれない。
全員がアーチをくぐり終えると、在校生がプレゼントを持って、わっと卒業生を取り巻いた。わたしは、当然に蚊帳の外――じゃなかった。
カスちゃんが、抱きついてきた。
「おねえちゃん、そつぎょうしちゃうんだね」
人非人卑劣下劣残虐拷貫魔どもの中に置き去りにする後ろめたさに、返す言葉がない。これを最後と、万感の思いで抱き締めてあげた。
さすがにカスちゃんも、キスとか『まんまんあんあん』はおねだりしてこない。
だけど、不思議だな。申しわけない気持ちがいっぱいなのに、涙は出てこない。女子どころか男子も何人かが泣きじゃくってるっていうのに。やっぱり、地獄から逃げられるうれしさは、モリトクと別れる悲しさの百倍以上だ。
カスちゃんが、自分から身を振りほどいた。右手に提げてた小さな紙袋を、わたしに差し出す。
「これ、ぷれぜんとだよ」
さすがに涙がにじんだ。
「ありがとう」
受け取って……がく然となった。淡い水色グラデーションの小箱が、三つ。筆記体の文字も見える。これ、ピルだ。
「なつやすみには、きゃんぷにきてね。みんなでおねえちゃんをまってる」
カスちゃんに聞いた輪姦キャンプのことだ。
「もりとくせんせいに、いわれたからじゃないよ」
モリトクも蒲田も、二度と脅迫はしないと約束してくれた。あんまりあてにはできないけど。もう山村留学は終わったんだ。わたしがこの村を訪れる理由がない。父親を納得させられない。
「カスちゃんが、またおねえちゃんとあそびたいの」
そこで、カスちゃんがわずかに顎を上げて(まだ、わたしのほうが背が高い)わたしをまっすぐに見上げたんだけど。
印象が一変していた。ほんのちょっと頬っぺの筋肉が釣り上がって、目の焦点がぴたりとわたしの顔に合ってて。それだけで、別人だった。
「おねえちゃんがいてくれたから、かすちゃんひとりじゃできないあそびも、あったね」
言葉づかいはカスちゃんだけど、抑揚が微妙に違う。メリハリがある。
「カスちゃんがないたら、おねえちゃんばかりいじめられたよね。ごめんなさい」
この子、香純ちゃんだ!
わたしは確信した。泣いて虐待の対象をわたしに向けさせるなんて、そんな発想がカスちゃんにできっこない。
「おねえちゃんも、もっとないたほうが、らくになるよ。ないてあまえれば、いいんだよ?」
そうだったんだ。
カスちゃんの退行は演技だったんだ。いや、演技と決めつけてはかわいそうだ。香純ちゃんは、心の底からカスちゃんだったと思う。そうじゃなけりゃ、鞭でたたかれて泣き叫びながらカスちゃんを続けられない。
自分はカスちゃんだと思い込むことで――香純ちゃんは自我をたもっていられたんだ。
それに。カスちゃんが泣き叫んだら、たしかに虐待に手心が加えられていた。わたしの哀願は、むしろ逆効果だったけど。
どこまでが計算で、どこからが地なのかはわからないけど。この子の根っこは、ずっと本郷香純だったんだ。
「それじゃ、やくそくだよ」
いかにもカスちゃんらしい仕種で、香純ちゃんが右の小指を差し出した。
わたしは目まいに襲われながら小指を絡めた。
「ゆびきりげんまん。うそついたら、はりせんぼんのーます」
香純ちゃんに嘘をつくことに後ろめたさを感じながら。本郷香純ちゃんなら、絶対にわたしが輪姦キャンプになんか参加しないとわかっているはずだという違和感を覚えていた。
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このあとに数行続いて、ヒロインの高校生活がどのようなものになるか暗示(ほとんど明示)されますが、それは作品にてご覧ください。