魔羅神様の男神子:1章

この小説は、股腿姦淫鞭縄などエロ&SMジャンルに必須の漢字を除いて、おおむね漢検4級レベルで書かれています。但し、表題と章題はこの限りではありません。



1.男女判別

 進学して初めての夏休みに、初めてのひとり旅。電車と電車とバスとバスを乗り継いで。朝の七時に家を出て、終点の夕明ゆうあけ村バス停に着いたときには、十一時を過ぎていた。朝昼夕に一本ずつしかないバスは、のんびりと時刻待ち。降りたのは僕だけで、乗ってくる人はいないみたいだ。
 とりあえず、着いたよって電話。バス停からさらに一時間も歩く村は、大手のキャリアでも圏外だから、これが最後の連絡。ま、お祖母ちゃんちで固定電話を借りればいいだけの話だけどね。
「きみ、キヨシ君でしょ」
 待合所から出てきた女の子に声をかけられて、ちょっとびっくりした。というか、いぶかしんだ。
 だって、僕の名前は荘田清美。ふつうキヨミって読むし、戸席もそうなってる。だいいち、戸席上の性別は女だし、今だってサマーワンピースを着てる。どこから見ても女の子だぞ。ショートボブにしてるけど、胸のふくらみもないけど、それでもボーイッシュの範中だぞ。
 僕が男の子で、本当はキヨシだって知ってるのは、僕の両親だけなのに。なんてのは、とりあえず後回し。
「はい……ソウダキヨシですけど?」
 まだ声変わりしてないから、声でも男女の区別はつかないと思う。
「あたしはイチノミヤマソノ。迎えに来たんだけど……」
 マソノと名乗った女の子――じゃないね。僕より頭ひとつばかり背が高い。そりゃまあ、僕はクラスの女子と比べても小柄なほうだけど。それを割り引いても、僕より二つ三つは年上かな。腰に届きそうなロングヘアーをさらりと流して、Tシャツにスリムなジーンズが、かえって女っぽさを強調してる。
 マソノちゃん――じゃなくてマソノさん・・が、停まっているバスを指差した。
「あれに乗って、家へ帰りなさい。それが、君のためにも村のためにも、良いことなんだから」
「僕は……この村で生まれた男の子として、ちゃんと神事を済ませる義務があるんです」
 と、ママに言われてる。パパは、なぜか無言でそっぽを向いてたけど。
 マソノさんは、ふっと――ため息かな。
「後かいしても知らないよ。村まで案内してあげる」
 言うなり、きびすを返して、バス停から続く山道を登り始めた。
 なんなんだよ――と、「?」を三つくらい頭の中に浮かべながら、後を追いかける。
 マソノさんはずんずん歩き続ける。山道を歩き慣れてる。僕は後を追いかけるのが、やっと。僕は荷物を持ってるし、マソノさんは手ぶら。でも、僕も一応は男子。女子に荷物を持ってもらうなんて、出来るもんか。
 十五分(正確にじゃなくて、一時間の半分の半分くらいって意味)も歩くと、息が切れてくる。のに、マソノさんは余ゆうしゃくしゃくにさわる。
 だけど、後ろからみてると、本当に女の子だなあって実感する。歩くときに腰から動き始めて、真ん丸なヒップが上下にくねって、ひざから下はその動きを追いかける――みたい。いくら僕が女の子の格好をして、学校でも女の子として通用してても、本物にはかなわないや。
 マソノさんは、歩きながらひっきりなしにおしゃべりしてる。自分の名前は漢字だと真実に御苑のエンだとか。大昔は村じゅうが藤原とか立花って名字ばかりだったけど、明治時代に戸席制度が整備されたときに、家の格に従って一宮、二宮、三宮、世宮(シは縁起が悪い)ってふうに改名したとか。僕のママも旧姓は一宮だったとか。いろいろと教えてくれた。歩きながら後ろを振り返ったりもせずだから、独り言ぽい。僕には、相づちを打つ余ゆうもなかったよ。
 そうか。僕が訪ねて行く先はママの実家で、一宮だけど。真苑さんに改めて言われるまでは、ひょっとして親せきかなとは思ってなかった。なんてことを考えられたくらいだから、真苑さんは、僕の歩く速度には合わせてくれてたんだろうな。それは、次の言葉ではっきりした。
「はあ、やっと着いた。五十分の道のりが一時間以上かかったけどね」
 足腰の弱い都会者ってバカにしてるんじゃなくて、出来の悪い年下の子をあわれむみたいな口調だった。
 四歳のときに村を出た僕には、初めて訪れた地も同然。人口は四百人ちょっとらしいけど、都会ならてい宅規模の家がずらっと並んでるから、けっこう大規模に見える。ひとつの箱の中に何十世帯も詰め込まれてるマンションとは大違いだ。
 汗をふく暇もなく、百年前から建ってたと言われても納得しそうな、古びた大きな御屋敷へ案内されて。ろう下をずずずずずいと奥へ進んだ座敷に通されて。すずしさどころかうすら寒さを感じた。
 そこには、床の間を背にして、大ばば様みたいなおばあさん(僕の祖母の民江さんかな)と、僕の年齢の倍以上はありそうな、でも神社で見かける巫女さんの衣装を身に付けた女性が三人と。壁に沿って七人の男性がコの字形に並んで――僕を見つめていた。
 気圧されて、座敷に入ってすぐの所で、ぺたんと正座。
「おまえは、本当に初美の息子なのかね?」
 大ばば様から、御下問って感じ。
「はい。こんな格好をしていますけど、男です」
「なにゆえに女装をしておるのじゃ」
 巫女さんの一人。この人だけは、小さな金色のかんむりを頭に載せている。
「こうしていないと、この土地の神様にのろわれるって、母から聞かされています」
 迷信とかいう言葉を口に出来るようなふん囲気じゃなかった。
「ふん。どんななりをしようが、のろいからは逃れられぬぞ。しかし、おまえが真に男であると確かめた者は、この村に居らぬ」
「しかし、見れば見るほど女子おなごじゃのう。間違いがあってはいかん。服を脱いでみなさい」
 大ばば様をはさんでかんむり巫女の反対側に座っている巫女さんが、さらりと言った。
 村では、何を言われても何をされても、逆らってはいけないと――ママから厳しく言われてる。十日間だけの我慢。それでのろいから解放されるんだからと。
 僕としては。男の娘でいることが自然になってる。そりゃまあ、将来もこれじゃあいやだし。性別適合手術を受けて女性になりたいかというと、それもいやだ。むくつけき男に可愛がられるなんて、ぞっとする。きゃしゃで柔らかくて良いにおいのする女の子を、僕可愛がりたいんだ。
 というのは、ずううっと横へ押しのけて。
 僕は立ち上がって、素直に服を脱いだ。下着も(女の子らしく、両手をクロスさせて)脱いで、ショーツ一枚。ここまでは、身体測定でも体育の着替えでも慣れてる。
「何をしている。パンツも脱ぎなさい」
 大ばば様にしかられて、心臓が三十センチは跳び上がった。修学旅行のときだって、ほんとにドキドキしたんだから。
 全身が火照るのを感じながら、ショーツを脱いで。恥ずかしいので、両手で胸と股間を隠した――ら、やっぱりしかられた。
「手を下ろすのじゃ」
 見て驚くだろうな――と、恥ずかしさの中にも、やけっぱちな期待を交えて、手を下ろした。
 おおっと、座がどよめいた。胸にふくらみが無いのは当然だけど。男の付属品・・・が股間に付いてないのには、驚いたろうね。まるきりの一本筋だもの。まるきりのツルペタだもの。
「おまえ……まさか、女子おなごなのか?」
「隠してるんです。チン、だんせ……ペニスも見せないとダメですか?」
 ものすごく恥ずかしいのと、ちょっぴり得意なのとが混ざり合った複雑な気分。
「インターネットで見たことがあるぞ。それ、タックとかいうやつだな」
 七人の中でいちばん若いぽい(といっても、三十過ぎの小父さんだ)男性が、得意そうに言った。そして、大ばば様に向かって言い訳めいて。
「もちろん、サーバー経由のVPNでアドミン権限の情報収集の一環としてですよ」
 自分でも理解出来てないIT用語を並べてるぽいな。
「隠しておるのなら、出しなさい」
「はい」
 畳の上に正座して。バッグのポケットから、瞬間接着剤の「はがし液」と小筆を取り出した。後、ティッシュ。
 ひざを開いて、股間の一本筋に「はがし液」をぬって染み込ませる。毎朝タックをして女の子になって、家へ帰ったら男の子にもどる。三年前からはひとりで出来るようになってる。
 瞬間接着剤がふやけるまでの数分。液が垂れないように上体を反らせて畳に両手を突いて、股を開きっ放し。初対面のオトナに三方から囲まれて、とんでもないことをしてるなって……だんだん恥ずかしさがつのってくる。正気を取りもどしたっていうほうが当たってるな。
 神事って、具体的に何をするのか、ママも教えてくれなかった。実は知らないんじゃないかと疑ってるけど。そして、見知らぬ場所で見知らぬオトナたちに囲まれて。しかも、恥ずかしいことを要求されて。正気を保てるはずが無いだろ。
 正気を取りもどしたといっても、三十パーセントくらいかな。だから、恥ずかしい作業を続けられたんだと思う。
 左右のタマタマふくろをはり合わせて縦筋になってる部分をそっと引きはがすと、チンチンがぽろっと出てくる。
「おおおっ」
「まあ……」
「ふうむ?」
 そりゃ驚くよね。「女の子」の中から「男の子」が現われるんだから。
「妙にしなびた金玉だな?」
 タマタマはくくろから押し出して、下腹部に押し込んである。言葉で説明するのは面倒だし恥ずかしいから。畳の上ではクッションになるので。ろう下へ出て、ケンケン跳び。にょむ゙んって感じで、玉が片方ずつふくろの中に下りてくる。
「ええと……こんなです」
 まさか「おそまつ様」なんてあいさつもおかしいし、口の中でもぐもぐつぶやいてから、元の位置に座った。もう必要が無いから、ひざをぴったりそろえて正座。でも、みんなきちんと服を着てるのに、ぼくだけ裸。すごく居心地が悪い。
「しかし、実になんというか……短小包径もいいところですわね」
 三人の中で圧倒的に若い(僕とひと回り違うくらいかな)巫女さんが、口に手を当てて笑った。
 女の子として通してるから、クラスメイトのチンチンは見たことがない。ネットで見かけるサイズはオトナ基準だから、それに比べたらずっと小さいけど、起っきしてるときに四センチ以上あればSEXに問題は無いそうだけど、僕は縮んでるときでもそれくらいはあるぞ。包径だって仮性だから、多数派だぞ。
 でも……
「確かに。年齢を割り引いても小さいな」
「俺がこいつくらいのときには、倍はあったぞ」
「こいつに合うサイズなんて、あったっけ」
 そんなふうに言われると、泣きたくなってくる。
「大きさは問題ではないわえ」
 大ばば様は僕の味方――じゃなかった。
「かんじんなのは働きじゃ。キヨシよ、精通はしておろうの?」
 むぐ……学校ではほとんど教えてくれなくても、ネットで調べれば、精通でも初潮でもオナニーでもSEXでもニンシンでも中絶でも、何だって分かる。そして僕は……何ひとつ経験が無い!
 初潮とかニンシンじゃなくて、精通の話だよ。チンチンを指でつまんでしごくと(特にカリクビのところが)すごく気持ち良くなって、ビクビクッと腰がけいれんするんだけど、それだけ。空砲ってやつ? それでもけん者タイムの自己けん悪に突入するんだから、なんだか損をした気分になる。
 こういうときは、黙っているのが返事になってしまう。
「ふうん。まだ毛も生えてないし、声も子供だし……でも、本当に出ないのかな?」
 若い巫女さんが、ふわりと立ち上がった――次の瞬間には、赤いはかまが僕に向かって押し寄せて来て。
「あっ……?!」
 チンチンを握られてた。
「やめてください」
 カマトトじゃないよ。知らないよオトナに囲まれて裸ってだけで、恥ずかしくて頭がでんぐり返ってるのに、いちばん恥ずかしいところを、それも若い女の人に握られて。
 なんとか押し返そうと、じたばたあがいたら。
「おとなしくしろ。おまえのケガレをはらえるかどうかのせとぎわだぞ」
 男の人に、羽交いじめにされた。ものすごい力。身をもがくことすら出来ない。
 恥ずかしいことをされてるけど、危害を加えられてるんじゃない。そんなふうに自分を納得させて、抵抗をやめた。
 巫女さんが、チンチンをもにゅもにゅとしごく。目いっぱいに縮かんでたのが、たちまち起っきする。ものすごく気持ち良い。自分でするのが木綿豆腐なら、これは絹ごし。よりも柔らかくて甘い――プリンだ。
 切ない思いが腰に込み上げてきて。
「ああっ……!」
 自分でするときには声なんか出ないのに。ぴくぴくじゃなくて、がくがくと腰が震えた。
「あら、ま。本当に煙だけね。でも、先走りは出てるから、明日は無理でも一週間後くらいなら、どうかしら」
「では、お清めはそれからじゃな」
「それまでにほう納と修験は済ませておきましょう」
 さっぱり意味が分からないけど、僕に関する事柄が、僕を抜きにして決められていく。
「あの……もう、放してください。それと、どういうことなのか、神事ってしか聞かされてないんですけど、具体的に何をどうするのかも教えてください。それから……もう、服を着ていいですか?」
「ダメじゃ。おまえは、お清めが済むまでは裸で暮らすのじゃ」
「…………」
 とんでもないことを言われて、しばらくは頭がエンストしてた。
「そんなのって、人権無視です!」
 自分の思いをうまく表現できなくて、学校で習った言葉をそのまま使ったんだけど。
「この村で生まれた男に、人権なぞ無いわえ。昔じゃったら、赤子のときに間引かれているところぞ。命があるだけ幸せに思え」
 大ばば様の声は、ぞっとするほど冷たかった。この人、絶対に僕の祖母じゃない。
「真苑。チンコジを持って来なさい」
 僕を座敷に案内した後はどこかへ引っ込んでいた真苑さんが、大きな四角いお盆を持って現われた。
 これから何が始まるんだろうという疑問は、すぐに答を与えられた。僕は座敷の真ん中に引き出されて、あお向けに押し倒されて、男の人に手足を押さえつけられた。
 お盆が僕の顔のすぐ横に置かれた。厚さ一センチ以上の鉄板から切り出したような輪っかとか、それを半割にしたのとか、C形で薄い(といっても五ミリはある)輪っかは内側が凸凹になってる。直径一センチそこそこから四センチ以上のまで、何個も並べられている。
「これは小さすぎるわね」
「昔は、赤ん坊のころから着けさせたっていうから……ああ、これくらいかしら」
 頭にかんむりを載せてない(平の?)巫女さんが二人で相談して、ついでに僕のチンチンを握ったりしながら、円を半割にしたような鉄の輪っかをお盆から選び出した。一人がチンチンを引っ張りながら、もう一人が輪っかを根元にあてがった。
「あっ……何を?」
 ばしん。僕の横に座りこんでいた男の人にビンタを張られた。
「黙っておれ。何をどうするかは、順番に教えてやる」
 こんなことをされるって、ママは承知していたんだろうか。だから、何をされても逆らってはいけないなんてしつこく言ってたんだろうか。
 抵抗をやめた僕のチンチンに、鉄の輪っかがはめられて、他にも変てこな器具を取りつけられた。

mv2水彩色鉛筆

 これで5,990文字。400字詰原稿用紙1枚の実績平均値は335文字ですから、18枚。
 今のところ8章の予定ですから、150枚内外で仕上がるかな。SMシーンは書き込みますから、200枚かも。まかり間違っても400とか600なんてインフレは起こさないでしょう。


テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

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 さて。PLOTも固まりました。ていうか。執筆開始してます。
 書きながらPLOTには随時手を入れていくのが、最近のやり方です。
 ともあれ。「おおむね」初期のPLOTです。タイトルは仮題。


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魔羅神様の男神子おとこみこ

実の姉:一宮真苑(15)異父B
巫女候補/観念ハードマゾ
巫女になるには、弟のケガレを祓う必要。
(実の弟と交合えば、無条件に生涯祓除)

祖母:一宮民江 祖父は死去

現在の巫女:二宮里美(35)
巫女は処女。ただし、魔羅神様の寵愛=レズ/ディルドはむしろ必須。

男衆総代:島田高志(御宮家)

高貴な女系村落/女450人+男30人。労働は主として女。ただし、所有山林の権益で農業は食い扶持分くらい。
一宮(1家)、二宮(3家)、三宮(15家)、世宮(20家)、御宮(10家)、陸宮(20家)、波宮(30家)
男は外部調達、一夫多妻(その宮家内)
明治中期まで、男児は間引き。または、出産前から養子先を決めておく。
近世は、村の中で全裸奴隷の例も。鉄環でくびって成長阻害。神子(みこ)ならぬ忌子(いみこ)。早死に。
鉄環は半割り、重たい。責めネジ4本。竿玉まとめて。その下に玉のみ。カリクビはEリング。分厚い。エッジは丸み。
1970年以後は出産前判定で中絶。
希に(母のエゴ)出産の場合、中1(数えで14歳)の一年間を御祓期間。直近は30年前。御祓の後に追放。
一宮家の者だから、形式的に10日だけ。



主人公:荘田清美(きよみ/きよし)13歳(7月22日)A/夏休みと同時
 女児として出生届け。就寝時以外は常時タックで睾丸発育不良。5歳で隠しきれなくなって、長女を祖父母に託して夫婦で出奔。戸籍はそのまま。日中は常時タックで、どこまでも女児として。
 未発毛未精通。
 小6の冬に村から使者。少年に祓除をさせる。「十日間だけ」。実際には難癖付けて夏休み中……の、はずが。
 夏休みに祖母から招待される形で。

父:研人A 母:初美O


夕明(ゆうあけ)村:人口400/10~18歳=50人

1:男女判別
昔なら、今度の正月で成人(数えで15)。
※ここを弄ればRいける?
それまでに必要な儀式と言われて、生まれ故郷を訪問。神事は十日間と聞かされてる。
母のアドバイスで女装(普段通り)。
終着バス停(朝晩1本ずつ)に少女(ひとりだけ)の出迎え。
このバスで帰れ。キヨシくん歓迎されてないよ。
なぜ、その名前を? 戸籍も通名もキヨミ。
少女の描写、平行して自分の容姿。
徒歩1時間半。村人なら1時間弱。
祖母の家。
和服の老婦人が祖母。巫女姿の20~40が3人。年輩が冠で、親玉。
30~40の男性が7人。一宮から波宮までの代表。服装まちまち。
マソノは廊下で別れる。11人の前で。
「ほんとに男か?」
脱げと言われて脱ぐ。母に言い含められている。
タックの説明。剥がして、ポロリ。
「歳の割に小さいな」背丈のことではない。
とにかく男なら、禊事をせねば。
精通の有無を尋ねられる。戸惑いながら「まだです」
「本当に?」一番若い巫女(エミ)がしごく。清美は抵抗して羽交い絞め。空砲。
本式の祓除は、精通してから十日じゃ。


2:男根封印
奉納行事を先に。男根封印の鉄輪装着。包茎矯正リング込み。周囲からイモネジ。取れない。
全裸のまま、外へ。抵抗して、後ろ手緊縛。鉄環に縄で引き回し。
神社へ。魔羅神様と無数の脇侍。
神事の説明。魔羅神様に認めていただくまで、人間ではない。
全裸労働、各種修行。最後は、脇侍に「女」にしていただいて、罪業の元を吐き出す。意味はそのうち分かる。
まずは、村を知れ。子供たち(女の子ばかり)に引き回される。冷飯足半。木の枝で追い鞭。
神社前で奉納。空中大の字。木の枝を前に、高所金玉感覚。勃起でなく萎縮。
重石付けて水垢離。
過激になると、真苑がブレーキ役。
近在の大きな村から、駐在の巡邏(原付)。
「これが、噂に聞く男禊か。頑張れよ」
わざと藪の中とか。身体じゅう傷だらけ。虫刺され。
注連縄の結界。この先は巫女修行の女の子だけ。あそこに小屋があるじゃろ。くふふ……
実は、娘の娘による娘のための娘宿。逃げ込む伏線。
村に戻って。女の子たちが軽く叱られる。傷の手当。キンカン。ついでに亀竿玉にも。
四つん這いに縛り直されて、樹につながれる。立って歩くのは人間だけじゃ。トイレは砂箱。
夕食。犬食い。とろろに擂卸ニンニクに卵黄。アサリたっぷりの汁。オクラ三杯酢。玄米飯少々。
夜になると虫除けスプレー。松の青葉を燻す蚊遣り火。
とんでもないことになった。十日じゃ返してもらえそうにない。せめて、夏休みが終わるまでに。
真苑。「だから、帰れと言ったのに」
玉揉み。刺激すれば性長促進効果があるかも。勃起すると、鉄環のイモネジが食い込む。雁首も締め付けられる。
気を散らせるために、村の仕来りの説明。
「我慢して」
空砲。さらに揉み続ける。


3:神前奉納
二日目。朝。今日の世話係。「五宮の者じゃ」昨日の7人には居なかった。
神様の御前に出るのじゃから。大便強要。イチヂク浣腸。我慢すれば川へ連れて行ってやる。
後ろ手緊縛に変更。まともな人間は縛られたりしない。わざと遠回り。
川に腰まで浸かって。束子で綺麗に。先を丸めた細い棒束子で中まで。
激痛を訴えても「修業は、こんなもんじゃないぞ」
ついでに水垢離。
首縄からの前手縛り。60cmじゆう。
米を倉庫から神前まで運ぶ。30kg紙袋を容れた段ボール箱。395x580x220。背負子(肩掛部はU字)で。
歩いていいんだ――皮肉。四つん這いで背中に乗せてやってもいいんだぞ。ごめんなさい。皮肉の罰に歩幅制限50cm。
いちいち、背負子に載せて縛って、背負って立ち上がる。200mの往復。
45箱(山積み)を今日中に。
荷積み30秒+往路200秒+荷卸し30秒+復路150秒=7分。45箱=5Hr
ひとり黙々。女の子の見物とか。水と塩は好きなだけ。
昼に様子を見に来て。夜中までかかるぞ。鞭追い。足の縄を踏んづけて転ばせる。擦り傷。お供えを落とした罰も。
ますます遅れる。
真苑がかばう。中休み。
「まあ、お嬢さんがそう言うんなら」
「身内だからって甘やかすのは良くない」男衆は村の外から迎えられてるから――と、軽く考えてしまう。マソノもミスリードするような返事。
昼の休憩はマソノがおにぎり。これも甘やかしてるのかな。
実際には15分×45箱+中休み45分×2=13時間。
食欲なくても夕食は強制。つらい。

三日目。同じ手順で倉庫へ戻す。ここを1行で済ますか描写するかで尺が……

4:村内修験
四日目。21箱奉納。午後早くに終わる。
引き回し。家を回って、托鉢。少女たちの余録。乳首クリップから吊るした横長の箱に、小銭とか菓子とか。どんどん重くなる。高所金玉感覚。萎縮。
合間にチンチン玩弄。イモネジ目一杯なので痛いのに、さらに勃起。苦痛と快感の融合。
托鉢とハロウィンと獅子舞がごっちゃ。

5:男精修行
五日目。収納。
午後からエロ修行。初日のメンバー。
エミのフェラチオ。凄絶快感。精液披露した後ゴックン。一番搾り。
代表七人によるアナル姦。
賢者タイムにイラマ。
一本目から、弄られて勃つ。お掃除フェラ。神事には関係なく嗜虐。三人目で、前立腺刺激だけで勃起。
屈辱と恥辱と肉体的快感の融合。
ケツ穴で感じてやがる。男巫女になれるんじゃないか。祖母が一喝。おまえは、巫女の意味でミコと言うたが。巫女(ふじょ)と神子(みこ)の違い。

6:恥獄巡行
六日目~十四日目。精通の翌日から九日間。
羞恥と屈辱は変わらないのに、修行を心待ち。水垢離さえも。高所金玉感覚で勃起。胸キュン。
毎晩、GANGBANGで、九日目にトコロテン。以後は射精禁止で、2穴同時も体験。


7:祓除失敗
新たな脇侍。それぞれが、一人の巫女に対応。男だから、巫女レベルでようやく神子。次の巫女はマソノに決まっておる。そのためにも、キヨシを。
ずいぶん太い。
ソフトなドライへ。勃起していない。多幸感。賢者タイム無し。
ドライではないかと、男。
罪業を溜め込んだまま。即ち失敗と、祖母。
罪業を叩き出してやる。空中大の字。勃起。
こいつ、マゾじゃないのか。鞭で射精。
修行やり直し。20日。

8:姉弟哀姦
いつまで経っても解放されない。縛られてなければ逃げられる。初めて、本気で手首をこねくる。縄が抜ける。
逃亡。バスの運転手に救けを求める。それまで娘小屋。バス停からは遠い。他に思い当たらない。
夜の森で迷う。明け方にようやく。
マソノが待っていた。鉄環を外してくれる(工具持参)。
強引に迫られる。ここで、マソノの正体を補完。血液型
姉弟で番えば、二人とも生涯を祓除。これまで以上の苛酷。女は大正に別の穢れで例がある。
マソノに押し倒される。本気で抗っても組み伏せられる。勃起してしまう。
ずっと虐められるなんて……甘美な想いが交じってしまう。
外に女たちの声。
戸板が打ち壊された瞬間に、ふたりとも絶頂。
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 最初期のPLOTとの違いは。
 少女と少年を、最初は全姉弟(父母共に同じ)を異父姉弟に変更。これは、さして意味がありません。あえて言うなら、乱婚が根付いていることの裏打ちですか。女の子しか認めないのですから、遺伝的な問題がありませんので。まあ、気分次第あるいは必然が生じて、変更するかもです。
 もう一点は、神前奉納に名を借りた無意味な重労働。最初は全裸無縄でしたが。猿コミックで見かけた絵面が白い液共同募っ金だったので、両手(かなり)自由の拘束にしました。ついでに足も歩幅制限して。PLOTでは、無拘束の作業所要時間のままですので、書くまでには再計算しておきます。


 これまでは、本編を進行に応じて「一部公開」していましたが。初の試みとして「全部公開」します。
 ただし。1.2.3.……と章を進めていくにつれて、頭から順次削除していきます。つまり。
 1.2.3.
 2.3.4.
 3.4.5.
 こんなふうに公開範囲をずらしていきます。脱稿後には、頭と尻尾だけにするか、ハイライトシーンだけを残すか。
 Now boxing.

727c24e5.jpg
 今のところ、150~200枚を目処です。トヨタニッサン10枚と、のんびりモードで進めても8月上旬には脱稿。校訂とBF含めて下旬には納品ですかしら。
 それから、9月中にZSSSを100枚ばかり仕上げるか。別リクエストが来れば、そちらをやるか。
 まあ。WILL様への600枚で、今年前半の生産量は1800枚。後半は1か月以上にわたって17枚/日なんて無茶はしない予定ですけど。


テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

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・毎日のように激しい羞恥や侮蔑を浴びて自尊心や尊厳を傷つけられ続けた結果、少年は自分の心を守るためにマゾヒズムに縋っていく。

女の娘1  SMとは何ぞやという根本的な問題に通じるという、その考察です。
「SMプレイ」というように、ほとんどの人にとっては「ごっこ」であり、敢えて言うならSEXの外延です。
 筆者は「そうではない」SMを書いているつもりですが、それでも尻尾は引き摺っています。筆者が生理的に受け付けないプレイは、ヒロインも拒絶します。拒絶の代償として(筆者もヒロインも受け付けられる範囲の)厳重な罰を渇仰します。

 プレイではないSM/悦虐にしても、歪んで限定的な形ではあるにせよ、愛情と信頼とが不可欠だというのが、筆者の考えです。これが言い過ぎだとすれば、執着と服従ですかな。
 ヒロインによく言わせる(内言)言葉に「御主人様は、私を必要とされている」というのがあります。本当に憎んでいるのであれば、無視するか殺してしまうか。
 被虐者の人格を(少なくとも性的意味合いにおいて)認めているからこその加虐なのです。
 手間暇かけて監禁して、何度も責めを繰り返せる範囲に留めながら、どんな責めでも性器への悪戯・虐待を忘れない。まさしく、異性として愛でているのです。執着しているのです。そこが、現実に、たとえばウクライナで起きた「戦術としてのGANGBANG」とは異なるのです。ホロコーストとも決定的に異なります。
 これは何度か書いていますが。筆者御幼少の砌に、さる学習雑誌で読んだ、ナチスの悪逆非道。レジスタンスの家族と思しい姉弟を(本部へ連行するのではなく)戦火で朽ち果てたアパルトメントの一室に監禁して、連日のようにそこを訪れては、姉弟を半裸にしては曖昧にしか描写されない肉体への尋問を繰り返す(のは、掲載媒体の限界ですが)という。この将校などは、ペドのサドの典型でしょう。この場合は、筆者もさすがに、姉弟の悦虐は求めませんけれど。
 ぎりぎりのところ。加虐者に被虐者への性的関心が有るか否か。被虐者が、加虐者から性的に扱われているのを自覚しているか。まあ……性的関心があって、局部を切り刻んで殺すというのは、さすがに極限を突破しています。
 やはり。四半世紀以上も考え続けてきた問題に、この小文で回答を見い出すのは無理ですな。
 もっとも。筆者には理解しがたい性癖の人も居ます。出典は忘れましたが、ある女性は、歯医者で痛い目に遭うのが好きと告白しています。強引に解釈すれば、歯科医が仮想の御主人様なのかも?
 しかし。歩いていてうっかり電柱にぶつかったり、交通事故に遭ったりして、それでエクスタシーを感じる人間がいるとは、筆者には思えません。
 冒頭のリクエストは、だから、筆者の心情とは相容れないのです。いや、ずいぶんと前後に隔たりのある「だから」だとは分かっていますけどね。
 まあ、リクエストに9割方は応じた展開には出来ますよ。「結果」の部分にワンクッションを挿れればいいんですから。
 やはり。個別のケースとして小説を書いて。それらしい形に逃げることになるでしょう。
 尻切れトンボです。

 ところで。リクエストを読み返していて気づいたのですが。「強制自慰や愛撫」という文言はありますが、ケツにぶち込むシチュエーションには言及されていません。まあ、いいか。濠門長恭クンへのリクエストです。標準装備とは御承知の筈。
 リクエストでは、そもそもの原因が、女性(母親)が御神体を蔑ろにしたことですが。レスポンスは、ちょっとずれてるかな。まあ、男児を女児と偽るのですから、これも「蔑ろにした」ことに変わりはないでしょう。

 次回では、一気にPLOTを固めます。これも順を追って解説すべきですが、出来ません。前回にあれこれ書いて、それが大筋を決めてしまっています。


テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

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 PIXIVで小説のリクエストを募集していますが、新しいのが来ました。
 その前に、募集要項です。新規ページで開きます。→
 さて、どんなのが来たかというと、これです。↓


----------------------------------------
ストーリイ
 →田舎を訪れた男の娘が、土着信仰の清めの儀式として全裸生活を強制される。

時代設定
 →現代日本
シチュエーション
 →田舎の因習で常時全裸生活を強いられる少年が激しい羞恥に苦悩し、いじめや侮蔑を受けて自尊心や尊厳を奪われていく。
キャラ設定
・少年
一人称:僕。色白黒髪。中学一年生。小柄でなよなよした楊枝(fc2規制による当て字)体型。短小包茎。
内向的だが大人びた性格で強い理性を持っており、羞恥と屈辱でマゾに目覚めながらも
人間らしく服を着て、人としての尊厳を取り戻したいと常に願っている。
昔田舎に住んでいた母が神を雑に扱ったため、儀式の参加を強制される。
人間関係
・神:土着信仰の神。
御神体を蔑ろにした者が女性の場合、その子供が男子なら親子ごと呪うとされる。
解呪法は、清めの儀式として対象者の男子が全裸のまま奴隷のような扱いを村人から一定期間受けること。
・村の子供
何故か女子しかおらず、少年を好きに苛めて良いと許可を出され激しい苛めを行う。
・少女
少年に一人だけ優しくしてくれ、この土地から逃げるよう忠告する。

特定の責めのリクエスト
・少年が自分だけが全裸を強いられることに強い羞恥や屈辱を感じる。

・家に入れてもらえず、動物のように地べたで寝泊まりを強いられる。
 竿と袋の根元に金属の輪を嵌められ、逃げ出さないようロープで繋がれる。

・学校に行かせてもらえず、奴隷として裸のまま荷物運びや土木作業など重労働を強いられる。

・村の子供に短小包茎をバカにされ、金属の輪につけられたロープを引っ張られ晒し者として歩く。
急流に突き落とされ溺れるが、股間のロープで引き上げられ、睾丸に体重がかかり激しい痛みに苦しむ。

・毎日のように激しい羞恥や侮蔑を浴びて自尊心や尊厳を傷つけられ続けた結果、
少年は自分の心を守るためにマゾヒズムに縋っていく。
自尊心から快楽に溺れまいとこらえていた強制自慰や愛撫に対して快楽に逆らえず溺れるようになってしまう。快楽に逆らえなくなっても自分だけ裸でいることに常に恥ずかしさを覚え続ける。

・逃げ出した少年が全裸のまま何日も森を彷徨う。

※以下は無視して頂いて問題ありません。
・少女に不思議な空間に匿われる。長い時間が経ち自分が年を取らないのか不思議に思うが少女に手コキされどうでもよくなる。
R-18男の子全裸露出奴隷ショタCFNM
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 まず、総合所見を。
 過去には、箸棒なリクエストもありました。その点、このリクエストはそれなりに結構が整っています。が、金魚すくいの出目金な部分も。よほど上手くやらないと紙が破れますわな。
 その点、常連のWILL様は、御自分でも書き始めただけあって、リクエスト一読でストーリイが浮かんできます。
 いや、しかし。今回のリクエストが『普通』なのでしょう。

 実は、太思いついた(エロシーンは、十年来の抱卵)ZSSSJapaneseSamuraiを、着想から記事にしていこうと『Making of むすめ女敵討めがたきうち』を仕込み始めていたところだったので、それをこれでやっつけようと。
 リクエストを出された方(以下、customer)が、自分でも書いてみたいという野望と書いて無謀と読まれるのでしたら、参考になるかも。筆者の方法論を吸収取捨選択して、その上に独自の感性(妄想)と文体をフルヘッヘンドすれば、穴勝ち竿負けするかもしれません。意味不明。


 さて。これまでは「可能なら追加してほしい」というシーケンスも、ほぼすべてぶっ込んできましたが。今回の「以下は無視して~」部分は、まさしく無視します。
 これを入れると、まるきり別の小説になってしまいます。
 背理法的に、もし採用するとどうなるかを考えます。筆者的には、A:無限ループ、B:フルダイブVR。この2点しか思いつきませんでした。
 Aの無限ループは、必然性を見出だせません。
 Bは、ぱっと思いついたのが、少年は少女の(タイムシェアリング的に独立した自我を持つ)アバターという設定。少女がショタ好きの妄想マゾで、アバターの受難&マゾ堕ちに自分を重ねて……
 伏線は、いろいろ考えられます。小道具でも、スマホだPCだが一切無くて、ダイヤル式黒電話とか……冒頭で「2023年8月」とか書いておけば、大本営発表だろうがHAL9000だろうが、伏線どころか露線ですな。
 けど、まあ。一種の夢落ちですから、ネタバラシの瞬間に少年の悲惨が飛散します。それに、余分な描写で長くなるし。
 もう、前車の轍は、600枚は懲りました。今度こそ、200枚以内に収めましょう。
<挿入>
 あ、そうそう。これは決定事項ですが、この小説の地域ではスマホ電波届きません。インターネットもつなぎたくないけど、電気が来てればつながるみたいだし。いや、PLCの普及率が低いのは承知。『淫乱処女のエロエロ・デビュー』執筆当時の「ADSLも通じてないなんて、どんだけ田舎なのよ」の1行では済まない時代という、そういうことです。ま、村内LANで接続を管理してる――書くか田舎はともかく、そういう設定にしましょう。

 ただ。AとBの考察も。コロンでも只では起きません。素敵な設定が出てきました。少女は、実は少年の全姉(父母ともに同じ)で、自覚but未経験のマゾという。実のところ、他の設定を固めていくうちに鮮明になったわけですが。
 キャラ配置に関連性を持たせるというのも、劇剣ドラマツルギーに必須です。やり過ぎると、あざとくなりますが。

 さて。「無視する」部分は無視して。
 customerは、気楽に(ではなかったら、御免なさい)、村には女の子ばかりと指定していますが。大人は、どうなの?
 十数年前に異変が起こって……だから、少年の一家が村を出たというのもアリナミン。
 けど、素直に。大人も大半が女という、それが数百年の過去から。アマゾネス設定です。昔は、男児が生まれたら間引くか捨子か養子。今は生前検査で中絶。
 ああ、これで少年が男の娘なのも合理的(かなあ)に説明できます。母親が検査結果を偽って(亭主は、下記の設定で言いなり)出生届も女児にして。生まれてすぐからタックを施して。
 タックというのは、玉を体内に押し込んで、空になった袋でチンを包んで接着するのです。
 股間がきれいな一本筋になります。参考→
 夜は開放するとしても、体内でタマが高温になって、発育不全。短小包茎の説明にもなります。
 このようにして、設定に合理性もどきを作り込んでいくのです。
 で、まあ。隠しきれなくなって、夫婦で村から逃げる。でも、その家の後継ぎは必要だし、さいわいに長女は祖母に懐いているので、置いてきぼり。これで、customer指定の女の子が少年にアンビバレントな感情を持つのも当然ですわな。
 戸籍が女だから、学校でも女の子として通すのです。
 さて、アマゾネス設定の続き。今回の記事は、いつも以上にあっち飛びこっち飛びしますが、思考過程を追っているので、やむを得ません。覚悟しておいてください。
 じゃあ、子作りはどうしてるかというと。外へ出て子種を――では、村に男が居なくなる。誰が少年を犯すんだよ。ペニバンだけじゃ味気無い。
 近在の村から納得ずくで婿に来てもらうとか、たまたま迷い込んだ学生をたぶらかすとか。一夫多妻です。ハーレムじゃなくて種馬です。どれだけ種が交じっても、女の子だけなので近親姦の問題はありません。
 女系村落です。その由来は、先の戦争で落ち延びた高貴な姫君と女官たちでデンデンカンカン。
<余談>京都の人が「こないだの戦で家を焼かれましてな」。あれ、京都は空襲されなかったはず――と、よくよく話を聞いてみれば、こないだの戦とは、応仁の乱のことだったとか。</余談>
 これに信仰を絡めて。神主が居なくて神子みこばかり。どの家の女も非処女を含めて神子の潜在的資格があって。でも、家の格で順番が。
 これに絡めて。明治初頭の全国民戸籍制度のとき。村の大半が藤原と立花じゃあ煩わしいってんで。家の格に従って、一宮・二宮・三宮・良宮・御宮・陸宮……お遊びです。

 次は、宗教の設定です。「土着信仰」ですから、人里離れたサティアンは設定のOut of rangeです。土着信仰となれば、うん、金精様とか道祖神(厳密には別物)とか。ばかでかい御神体だけでなく、大小の脇侍が何十体。石も木も近年のバイブも。これで、実際的に神様に操を捧げられますな。
 じゃあ、少年の御祓みそぎの最後(完了)も決まりますな。太めのやつに貫かれて、トコロテン。神聖な儀式で粗相があってはならないからと、事前に特訓です。強制自慰、男衆による慣熟運転GANGBANGともいう。
 女の子による虐めも、修行に位置づけましょう。川に突き落とされるのは水垢離です。

 問題は奴隷労働。
 村の日常生活は、少年抜きで完結しています。何十年ぶりかの『儀式』が割り込む余地がないのです。
 過酷な奴隷労働を成立させるには、そういうシステムが出来ていなければなりません。出来ていなければ(ある程度の永続性を担保して)作らなくてはなりません。前者の代表例が『1/16の牝奴隷』、『偽りの殉難』です。後者は『強制入院マゾ馴致』、『未通海女哭虐』、『性少年包弄記』あたり。
 つまり、短期滞在(予定)者に日常的な労働を担わせるのは不合理なのです。
 駄菓子案山子。実は無問題。もっとも屈辱的な労働とは、生産に寄与しない無駄働きなのです。穴を掘らせて、その中に当人を――じゃなくて、また穴を埋めさせるのです。『大正弄瞞』に、二つの蔵の間で米俵を往復させる虐めが出てきます。先日脱稿した『特別娼学性奴』でも。Progress Report→
 無駄な労働のポピュラーな例としては、歯ブラシでトイレの床掃除ですか。欧米の軍隊で(残念ながら男の新兵に、ですが)実際にあったのかなかったのか。SM画像なら、全裸の女の子です。さらに屈辱を増すなら、四角いブラシを口に咥えさせて縛り付けるとか。
 というわけで。米俵あたりを蔵から神前に奉納ですね。鞭で督励してもよろしい。積み上げたら、また蔵に戻させる。

 これで、リクエストの内容はおおむねカバー出来ました。

 ついでに。少年が村を訪れる理由とかを。
 ルーツを訪ねて、ではいけません。事前に親に相談したら反対されます。それに逆らう動機が必要。さらに、親が警察に相談しない理由とか。ごちゃごちゃ積み上げるより。
 一家の居所は把握されていて。村からの使者。
「今は事情も変わっている。ほんの形だけ。十日間も儀式の真似事をすれば、それですべて帳消しになるから」
 母親もそれを信じて。積極的に送り出す。
 実際には、修行を失敗するたびに、何日かずつ増やされて。しかも、最後に神様に精を捧げる儀式に失敗して、さらに1か月とか。
 これに絶望して、森へ逃げ込むんですね。バス停(徒歩1時間)までの道は見張られてるから、迂回しようとして迷う。
 しかしね。あっさりと「森を彷徨う」て書いてくれますけど。全裸ですよ。冬なら凍死、他の季節なら虫に刺されます。痒いどころか命にかかわります。
 地べたに寝かせるのも同じですが、少年が一定期間行方不明になっても騒がれないよう、夏休みを利用するので、凍死はありません。傷口を含めて防虫スプレーで、周囲では昔ながらの蚊遣りを焚いて、ついでに煙責め。
 しかし、森の中ねえ。何日もねえ。
 うん、これは無理です。森の中を数時間、あちこち迷いながら。最後には、村の外まで引き回されているときに見ていた廃屋に隠れましょう。
 神事に失敗して、折檻されて、いつものように玉竿環を縄で樹あたりにつながれて。勝手にほどかないように後ろ手縛り(デフォルトですな)。ずっと同じ縄を使ってたので摩り切れかけてたかな。つまり、深夜に村から逃げて。
 ああ、この村の特殊性は知れ渡っていて、今思いついたけど、何百年の歴史の結果、周辺の山も村の物になっていて、入会権とかで、村を怒らせると面倒。なので。近在の村から駐在さんがパトロールに立ち寄って、全裸で引き回されている少年を見ても「六十年ぶりの神事ですか。御苦労様」。
 この、末端警察は見て見ぬ振りパターンは、濠門長恭作品では枚挙に毎度ですな。
 それでも、少年の浅知恵で、朝一番のバスで運転手さんに事情を話せば町まで乗せていってもらえるかな。町まで逃げれば何とかなる。逆にいえば、もし捕まっても、まさか殺されはしない。厳しく折檻されるだけだと――すでにマゾ堕ちしてる少年は勃起させて、まだ嵌められている竿玉枷に締め付けられて(内側に刺?)、さらにカチコチ。
 このマゾ堕ちも、customerの設定にgood tea question=いい茶問がありますが。その前に、森の中の決着すなわち大団円を。
 少年の脱走はすぐに気づかれるが。どうせバスに助けを求めて運転手に捕まるか、隣村まで逃げても同じこと。森の中で泣いてるかな。朝になったら救助に行ってやろう、くらいに構えている。
 書き忘れてましたが、少年一人称なので、彼に対して隠されている設定には言及できません。読者がそれとなく推察出来るような形に持っていくには、相応の技量が必要です。それが筆者にあるかないかは、作品で判断してください。
 大人たちがのんびり構えているうちに、少女は行動を起こします。隠れていそうな場所をしらみ潰しか、引き回しのあたりでさりげなく隠れ場所の候補を示唆しておくか。
 ともかく。少年を見つけて。閉鎖空間に若い男女が二人きり。姉弟とはいえ、少年に実感は無く。
 彼女は一宮家の娘。神子頭の筆頭候補。今は二宮家が神子頭だが、本来は一宮のもの。
 でも、なりたくない。だって、マゾなんだもん。
 もしも、姉弟でまぐわったりしたら、男児出産どころのケガレでは済まない。生涯の御祓。
 そう聞かされて。理性は金切り声なのに、憧れも感じる少年。だって、マゾなんだもん。
 短い葛藤とか姉の誘惑とか。
 姉への思慕が高まるシーケンスは事前にね。
 そして。結ばれて。外に足音話し声が聞こえても、腰は止まらない。戸が蹴破られた瞬間に二人揃って絶頂。
 姉が処女か、神に捧げてるかは、要検討。

 ということで、PLOTも見えてきたのですが。
 敢えて、ここまで触れなかった重大問題が残っています。これまでの問題は、いわばテクニカルなものです。しかし、これは――SMとはなんぞやという、根本的な問題。作者のそしてcustomerのSM観を問われる問題なのです。
 それは何かというと。

・毎日のように激しい羞恥や侮蔑を浴びて自尊心や尊厳を傷つけられ続けた結果、少年は自分の心を守るためにマゾヒズムに縋っていく。

 この部分です。

 これについては、次の記事で論じます。
 ただ。この問題はリクエストを一読した時点で把握していました。小説を書くことで、自身にも読者にも納得のいく結論を出せたらなあ――というのも、リクエストに応じた大きな動機ではあるのです。

To be continued.
Wait for next article!




km007.jpg
画像はタックの実際。タックを紹介したリンク http://kokan.tvlife-net.com/ から拝借。

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お気に入りの写真(ロリ衣装:1)

 ロリータの衣装といえば、これはもうランドセルに尽きます。いや、これは衣装じゃないです。でも意匠だと思います。
 意匠ついでに意想を凝らすと、行き着く先は裸ランドセルですね。


裸ランドセル

 まあ、リアルだと左の画像が限界でしょう。今は、これでも 18Kかしら。

 その他のアイコンとしては、ブルマとかスク水ですが、これはU12に限りません。
 むしろ吊りスカです。

裸ジャンスカ

 おっと、左の画像は似て非なるものでした。でも、お気に入り。
 上の画像でも分かるように、ミニスカートでなく「パンツが見えそうなスカート」も強烈なアイコンです。


ロリミニスカ

 左はフェイクですが、パンツが見えているので良し。右はリアルですかU12ではないですし。

 アイコンから離れて。ロリにエロい格好をさせるというのも定番ですね。

mum00175jp-1.jpg

 それから。こういうのは、本来はエロい衣装ではないのに、完全にエロいです。制服フェチとも違うと思います。

ロリ_ガールスカウト

 そして。これはまったくロリではなく「若い娘」ですが。モンペと褌。ミスマッチなようでいて戦時中を髣髴として、ご飯お替りです。

もんぺ少女

 今回も、ちょっと失速気味の記事になりました。

 最後に、DLsite Affiliateで、ロリマゾシリーズを紹介しておきます。


ちなみに、キーワードを「ロリマゾ」にすると、こうなります。

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Progress Report Final :『特別娼学性奴』

 無事脱稿しました。ベタ打ち632枚/21万8千文字。
 ベタ打ちというのは、章ごとに改ページとかせず、章の終わりから2行明けて次の章題、そこから1行明けて本文――を繰り返した状態です。今回はマルチエンディングのための改頁とか、他にも騙し絵的イタズラを目論んでいるので。着膨れするでしょう。

 ヒロイン本人は、「わたくしは変態マゾヒストではありません」て、最後まで(どのエンドでも)突っ張っていますが、まあ、無理矢理「自覚」しないように努めてるフシはありあり――と、読んでくださることを期待しましょう。
 屈辱で腰の奥が炎の渦巻と化しても、「女は子宮でものを考えるといいますけど、その通りです」なんて逃げてるけど。完全な嫌悪とか義憤だと、胸いっぱいに鉛のように重たく氷のように冷たい塊が生じるのです。最後には炎と氷とがアウフヘーベンして、犯されて心底嫌悪してても性感を刺激されてエベレスト(8,848m)に押し上げられていたのが、とうとう火星のオリュンポス(27,000m)のてっぺんから宇宙へ向けて発射されたりしますからねえ。
 ま、解釈は読者に委ねます。

表紙50_SSS

 ちょこっと息抜きにBFをやっつけました。
 すでに午後2時。5時くらいからは大悦糖を気にしつつ晩爵様です。
 書きながら漢字チェック(常用漢字+SM漢字)がてら一次校訂はしてあるので、二次は明日からですが、校訂はスマホの無料WORDでは困難です。ので、早起きしてちょこっとやって。まあ、10,11が連休ですから600枚を300分で校訂……できるかな?
 せっかくPIXIVでもジャンプできるから、こうなったら本文も[[rb:紅玉>ruby]]に開きますか。今回は数百カ所のルビですから。しかし、14日も休日だから、大丈夫でしょう。13日は紙飛行機です。


 そだ。これから2枚/分で校訂できるか何十枚かは確認しておきましょう。

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ブスは毒也

「ブスじゃ、ブスじゃ」と小坊主どもが騒ぐ中で……遥か昔に国語の時間に習った記憶。
 和尚さんが「これはブス(毒)じゃから、舐めては胃肝臓」と脅した壷の中身は蜂蜜で。和尚が出掛けた隙に小坊主どもが……ええい、ヤフれググれ。


 つまりはBOOTHですでるでむでん。
 ヨーシューセーで、
  ★センシティブな内容を含むため、詳細はPIXV小説(体験版)で御確認ください。


 と、ぶん投げて。Dサイトとかで使う「紹介画像」も削除したのに。まだ、画像もテキストもヨーシューセーですとさのこうちのはまりやばしで。

 テキストで引っ掛かるとすると、タイトルしか有馬温泉草津の湯テルマエロマエえ湯だな♪
 burnt poop! で御座候はどら焼きだっけ?


 つまりは、ブチ切れました。修正しました。

 修正前画像
表紙改訂



 修正後画像
愉快と良俗


 たとえば「ふざけ過ぎてる」とかアウチ通告でも来ようものなら
『電影クロスゲージ、オープン。ターゲット、インサイト。OpenFIRE!』ですぜ。いや、実力行使はしませんけど。実力ないものねだり。

 

テーマ : 日記
ジャンル : アダルト

Progress Report 7:『特別娼学性奴』

 くそ忙しいのに、また新たな趣向を考えついてしまって。というか、WORDの機能にあったのに気づかなかった。
 どんな趣向かは、小説内容紹介の最後にあります。

 明るいミニマム(暗いマックスの反対??)の『Showtime』は、製品版でのお愉しみ。ということは、約1名様を除いて1年ほどお待ちいただくわけですが。

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Sequel

 講堂での実演で、セカンダリー生徒全員が見物する中で、それまでにない激しいオーガズムを迎えて――それくらいのことで、わたくしの尊厳が打ち砕かれたりはしませんでした。少なくとも、わたくしの中では。
 生徒たちは、以前よりおおっぴらに、セキスパート生徒を求めるようになりました。クリスマス休暇前の中間テストでは、前年に比べて平均点が一割も上がりました。ことに、それまでは目立たなかった生徒の中に、めきめきと頭角を現わした人が何人も出現しました。セキスパート生徒が三人から七人に増えて、その一人ずつの『受け容れ能力』が訓練と実践で増えたこともあり、成績上位者へのボーナス枠が大奮発されたことも生徒の発奮をうながしたのです。
 男女を問わず各科目の上位三人には、一日デート権が与えられました。総合成績は男子が上位五名、女子は二名。同じようにデート権です。文系、理系と別れたコース別の成績にも権利が与えられたので、合計数は七十を超えました。七人のSS生徒一人あたり十回のデートです。
 学園の公認ではないけれど、デート権のオークションも黙認されましたから、ひとりで複数の権利を得た人は、ちょっとしたお小遣いもせしめたのです。五つ以上の権利を獲得したエースのひとりは、五人の女子をすべて制覇するという勇猛果敢を発揮しました。
 さいわいに変態的趣味を持った生徒は居ませんでしたので、わたくしも安心して奉仕出来ました。けれど、初心者が多いから――腰の奥に生じる炎の渦巻は、ごくささやかなもので、もちろん不満など感じませんでしたけれど、なんとなく寂しい思いをしたのは……
 話題を変えます。
 年が開けると、頻繁に外部から臨時講師が招かれるようになりました。泡の国の技術よりもレパートリーが広かったり、奥が深かったり、純粋に習得が難しかったりするジャンルばかりでしたので、二か月の集中特訓が平均的な講義になりました。
 視覚的に男性を楽しませる技術としては、ストリップティーズに始り、ベリーダンスやポールダンス。ベッドテクニックとしては、オリエントの幾つかの流儀。カーマ・スートラとか、白黒裏表九十六体位とかです。
 わたくしの自負をぺしゃんこにしてくれたのは、ダンス系の技術でした。リズム感がまったく違うので、社交ダンスで培った身体さばきが、まったく通用しなかったのです。
 逆に、あまり熱心でもなかった美術クラブの経験は、おおいに役立ちました。これもチャーパンから招いた、リュウナ・ヒシノ嬢による花電車(decolated tram)という……狭い舞台で行なわれるショーです。花電車は見物専用で、お客は乗せません。膣を使う特殊技術です。
 腹筋を利用して膣に空気を出し入れさせて、吹奏楽器を演奏したり吹矢を飛ばしたりします。もっと単純に(もっと難しいのですが)膣にコインとか卵を何個も挿れて、手を使わずに膣の筋肉だけで、ひとつずつ取り出して見せるとか。そういった芸当のひとつに、膣にペイントブラシをくわえて、腰の動きだけで文字を書くというのがあります。しゃがんで後ずさりながら書き進めるのですが、縦書きのチャーパン文字ならともかく、横書きのアルファベットですと右に九十度回転させなければなりません。他の六人が四苦八苦する中、わたくしだけは簡単にマスターしました。スケッチの空間把握能力とデッサン力が物を言ったのです。他人に抜きん出ると、もっと究めてやろうという意欲が出ます。じきにわたくしは、二本のペイントブラシを使い分けて同時に二行の文章を書けるまでに上達しました。しかも、普通のペイントブラシを使ってです。というのは、陰茎並みの太さのあるほうがグリップが安定するからです。細い柄でじゅうぶん保持できるというのは、それだけ膣の(肛門も)締まりが良いということですから、自慢出来ます。
 二本の筆を使い分けると言いました。ですから、他の技は女子生徒専用ですが、文字を書くのはチャーリイとヌビアンも出来るようになりました。余談です。
 外部講師の集中講座がないときは、課外活動です。ポルノビデオの観賞に加えて、膣や肛門のトレーニングも始まりました。わたくしたちは若いですし、本職の売春婦ほどには使い込みませんから不要だとは思いますけれど。血圧計を応用した膣圧計で数字が示されると、やりがいはあります。実は、わたくしがいちばん使用頻度が多いのですけれど――頑張って、常にトップの数字を維持しています。
 補習で二期生が悪い成績を取ったときにわたくしまで罰せられるシステムは、ずっと続けられました。なにかにつけて口実を設けては、わたくしに(だけ)体罰を加えるのも慣例化しましたし、長期休暇中も学園に軟禁されて(他い行く場所もありません)、不要不急の労働にこき使われるのも続きました。
 何度か視察に来たノートンにこびれば、「どうか可愛がってください」と懇願すれば、理不尽な仕打ちは終わっていたでしょうけれど。わたくしの処女を(三つとも)奪い、母様を売春婦に堕とした男にこびることなど、わたくしの最後のプライドが許しませんでした。
 それに。いちばん一緒に居る時間の長い他のSS生徒からの意地悪は、自然に無くなっていきました。なんといっても、まともな教科での補習は、わたくしが教師なのですから。
 ただ――チャーリイとジニアからの意地悪は、飽きることなく続けられました。わたくしが二人の上に君臨していた期間は四年以上ですから、少なくともY11までは続くのでしょうね。夜毎に手錠で拘束されるのが続いたせいで、手首にも足首にも、半永久的に残るかもしれない痕が付いてしまいました。いえ、ただ装着するだけならそんなことにはなりません。チャーリイには三年間同じように着けさせて、なんともなっていません。わたくしにだけ痕が残ったのは、力を込めて手錠を引っ張ったりするからです。なぜそんなことをするかというと、チャーリイとジニアがいろんな意地悪を仕掛けてくるからです。貞操帯が無くなってからは、すこし酷くなりましたし。
 手足を強制的に広げさせられて眠るのも、一般生徒に視姦されたり挨拶代わりに胸をもまれお尻をなでられ膣に指を挿れられるのにも、取りに足りない落ち度を理由に教鞭でたたかれるのにも、いつの間にかすっかり慣れてしまいました。
 長期休暇中に課される無意味な重労働は苦痛ですが、その代わり(チャーリイとジニアが居ないので)手足を丸めて眠れるし寝返りも自由に打てますから、そんなにつらくはない。運動クラブの特訓で身体を鍛えているのと同じ――と、前向きに考えるようにしています。
 夏休み中のことも、もうすこしお話ししておきましょう。
 SS生徒はチャーリイとジニアを除いて、帰省を許されていません。家庭が無い子もいますし、あっても悪い道へ引き戻されかねないからです。普段通りに特別寮に寝泊まりをして、ここぞとばかりに補習浸けにされます。わたくしは重労働をさせられているので、ほぼ全面的に自習ですが、みんな一生懸命です。息抜きに郊外でのキャンプとか、近在の街に泊りがけで遊びに行くとかもします。すべて、教師の監督付きですけれど。
 もちろん、わたくしだけは例外です。どころか、夏休み中は特別寮からも追い出されて、昔の物置小屋で寝なければなりません。もう、もっともらしい口実も無し。ノートンの格別のごひいきと、はっきり宣告されました。権力者に逆らうとどうなうかという、他のSS生徒に対する見せしめを兼ねているのです。
 夏休みはしのげましたけれど、クリスマス休みは最悪でした。さすがに屋外での全裸(無意味)重労働こそありませんでしたが、校舎内の掃除でも大変でした。なにしろ暖房が切られています。そしてわたくしは、乳房も股間も冷たい空気の中に露出しています。もしも腰の奥が羞恥と屈辱に熱くなっていなければ風邪を引いて肺炎になっていたかもしれません。
 そんな過酷で恥辱にまみれた奴隷生徒あるいは特別虐待生徒としての生活にも、次第に順応していきました。順応してしまったから、すこしくらい性的に刺激されたって平気になりました。女性器を教鞭でたたかれても、以前ほど羞恥や恐怖で腰が熱くはなりません。三人の教師が示した悪いお手本をデートのときに真似する生徒もいますけれど、みんな早漏ですから、エベレストにすら登頂出来ません。
 いえ、オリュンポスにまで登りたいとは、まったく思っていません。
 一年に四回まで増えた参観日というか視察では、何人もの来賓と『歓談』をしますけれど。彼らのうちの一部は教師よりもずっとタフで、わたくしを宇宙まで打ち上げるのですけれど。わたくしがそれを心待ちにしているかというと、そんなことは絶対にありません。強制的に麻薬を注射されれば、わたくしの意思とは関わりなくオーガズムを貪ってしまいます。
 ですが、みずから注射器に手を伸ばしたりはしません。わたくしは魂の高潔まで失ったわけではないのです。
 それは校長も見抜いているようです。わたくしを屈服させるつもりでしょうか。来賓の中で特殊な性癖をお持ちの方を接待させられるのは、だいたいにおいてわたくしでした。縄で縛られるのも、猛獣に使うような長い一本鞭で全身をたたかれるのも、溺死寸前までバスタブに沈められるのも、敏感な部位に高電圧(もっとも残酷な方はワニグチクリップを使いました)を流されるのも体験しました。いずれの場合も、絶叫して号泣して赦しを乞いました。心の底からではありません。お客がそれを望んでいると分かったからです。
 サディストの餌食にはされましたけれど、基本的には『接待』であり『歓談』です。つまり、時間の限られたプレイです。しかも、そういったお客は監視カメラで見張るようになったので、残念なことに入院して安楽に過ごす機会はありませんでした。
 もちろん、サディストの餌食にされるのはわたくしだけではありません。どんなジャンルにでも就職できるようにと、全員が経験を積まされました。わたくしがいちばん多かったというだけのことです。
 逆に、わたくしがほとんど命じられなかったのは、マゾヒストの来賓の接待です。これは、わたくしの運命が最終的に定まってから思い当たったのですが――かなり早い時期に、わたくしの就職先が決められていたのではないかと思います。これについては、後でお話しするかもしれません。
 季節は移ろっても、性的に虐待され搾取される日々は変わりません。
 わたくしの波乱万丈ながら単調な一年のうちで、もっとも大きなアクセントは、クリスマスカードです。母様とは基本的に音信不通なのですが、クリスマスカードだけは弁護士のハバクック氏が届けてくれました。わたくしにはクリスマスカードを買うお金もありませんし、ハバクック氏は伝言も頼まれてくれません。
 Y8のときのクリスマスカードは、こうでした。
 特別奨学生の仕組は、わたくしも知りませんでした。
 わたくしよりも辛い目に遭っているのですね。どれだけ謝罪の言葉を尽くしても足りません。
 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
 一年でも早く借金を返済して、きっとあなたを迎えに行きます。
 愛娘アイリスへ、愛を込めて。
メリー
 謝罪の文字は涙でにじんでいました。
 たとえ何千語を連ねても、母様は思いを伝えきれなかったでしょう。たとえ一語でも、わたくしには掛け替えのないメッセージです。そして、母様の署名は――これ以上はないほどの決意の表われだと思います。「メリー」とだけ。子爵未亡人でもなく、伯爵令嬢でもなく――ただ一個人としてのメリー。我が身ひとつで難局を克服するという決意です。
 ですが一年後、Y9のときのクリスマスカードは、わたくしを不安にさせました。
 今年もクリスマスの季節になりました。
 神様の恵みが、常にあなたの上にありますように。来年のクリスマスまでには、
 愛娘アイリスへ、愛を込めて。
メリー
 まるきり素っ気ないカードです。母様に何かあったのではないかと心配になりましたけれど、事情を知っているらしいハバクック弁護士は何も教えてくれませんでした。
 母様のことを考えると、不安で胸が締めつけられるだけです。熱い渦巻も冷たい氷塊も生じず、ただ虚ろに。
 他のSS生徒のこともお話ししておきましょう。
 わたくしがY8を終了したときには、ヌビアンが卒業しましたけれどアビリアは卒業せず、延長教育のSS生徒第一号になりました。そして、三期生が三人加わりました。このときから、貞操帯は廃止されました。処女膜を残している子はいませんでしたし、肛門も陰茎も『未使用』の証拠なんて無いですものね。わたくしのアナルバージンにノートンがこだわったとばっちりだとすると、二期生に申し訳ないです。チャーリイとジニアには申し訳なくないです。
 Y9の終了時にはウラニアが卒業してアビリアも中途退学で就職して去りました。フュリーは延長教育です。四期生は一気に五人が入りました。これでSS生徒の総数は十二人の定員に達しました。
 そして、わたくしは誕生日を過ぎて――Y10になろうとしています。Y13の卒業まで、まだ四年も残っています。
 そうそう。わたくしの胸は、昔のジニアよりも大きくなりました。グレープフルーツを赤道で割ったくらいの感じです。




Select ENDING


←Sacrifice END



























Sacrifice END
 製品版をお読みください。
END_sac.png






























Saitsfice END
 せいひんばんをおよみください。
End_sat.jpg





















Sadistics END
 セイヒンバンヲオヨミクダサイ。
END_sad.jpg





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 デュアルENDは『非国民の烙淫』に先例があります。変形としては『悦虐へのエチュード』も。
 ですが、「ひとつ、ふたつ……たくさん」マルチENDは初の試み。まあ、文書内ジャンプのために、三つ目のENDは強引に取って強引に着けたわけですけど。
 この文書内ジャンプは、PIXIVでは使えません。
 pdfとepubで機能するのは昨日確認しました。


 現在585枚で、SacrificeENDが終わるところです。それぞれのENDは短いので、まあ、全部で600枚ちょっとになるでしょう。
 オムニバス『非情と淫虐の上意』、『いじめられっ娘二重唱』、『生贄王女簒奪侍女』、一粒で三度おいしい『Family SM Triangle』に次ぐ長さです。『大正弄瞞』613枚、『縄と鞭の体育補習』609枚は確実に抜くでしょう。
 1か月半で、よくもまあ。
 リクエスト募集要項では「100枚前後」と謳っているのですから、次からは200枚に収めるようにしたいものですけれど……依頼があって、お仕事として書くのではなくて。依頼に妄想竹を増殖させて、「我が赴くはG線上の大地」なのですから。
 遥か未来のPonpoko(トランター抜き)は決まり手はウッチャリ。7/7の休日脱稿を目処に、燃料尽きるまでリヒート装置全開!



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『生贄王女と簒奪侍女(後編)』本日発売

 今年はこれでやっと、最初の1作品が終わった気分です。
 いや。中の人的には『檻の中の野生児』も書いたけれど、製品版(大幅改稿予定)の発売は来年だし。
 外の人的には『名札のピアスはどれいの証し』を2月に、『女神様と王女様といとこの(下)僕』を5月に発売していますが、書いたのは1年前だし。
 去年の年間3347枚に比べてペースダウンしています。などと言いながら、6月は16枚/日ですから。さすがに、6月は2回しか紙飛行機を飛ばしていません。
 などと、余談はさておき。


表紙(後編)50
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今回は、あっちゃこっちゃで表紙絵にE茶文がつきました。まあ、いつものBFをさぼって、実写をボカシ処理で逃げた報いではありますが。Dについてはいつもの如く「実写に近い」のクレーム。面倒なので前編の画像を流用しました。下の画像の左側です。前編後編を上下に並べて、片方をネガ反転させることで、今回はポジ部分の小説ですよ――という趣旨だったのですが。
Rでは「乳首が見えてる、死体に見える」など。しかも、前編画像を流用すると「画像については後でチェックすることもございます」なんてほざきおって、シレッと前編にアウチ食らわせて来やがられましたぜ。万由旬を経て怒髪天に至りました。これなら文句なかろう! てのが、下の画像の右側。

表紙(後編)楽天これでもかい

 ということで。表紙絵がまともなのは、FとBWとBOです。
 BOは、いずれ紹介文にヨーシューセーと謂ってくるでしょうが、そしたら例によって件のごとしで
『★センシティブな内容ですので、詳細はPIXIV小説参照してください』ですわ。
そいえば、BOOTHのヨーシューセーは、まだ半分くらいかな。チェックして問題無かったとは、自慢にならない(ヨーシューセーとは「事実かと思わせるようなリアルな描写」の御墨付なのです!)ので、先様が未チェックか。それとも、どこかのヒマジン川水清く滔々と流る♪ の24に頼ってるのか。チェック体制がどうなってるのか知らんがな。

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