非情と淫虐の上意 Prgress Report 8.1

マニアチャンネル

 物語の初日から、衣服検めの間から吟味所へノンストップ直行便で、敲き責め・海老責め・海老責めからのマングリ返し姦です。
 男の誰も彼もが最初からサディストで責めも上手というのもワンパタテンプレの非現実的設定ですので、今回の悪役:勘定方奉行・斯波和成はSM素人という設定で(民江で経験値を上げてから、娘の琴乃を嬲るという順序です)下人のひとりが指南役になる――というPLOTを組んでいましたが。ついキーボードが躍り過ぎて人物設定が深入りしすぎて。それに、いきなり『御馳走責め』に言及すると、ちょっと先走り過ぎるし、ヒロインが牢にぶち込まれてからの尺が短くなりそうなので、牢役人の八幡佐内を指南役に変更して、下人は趣味を同じくする輩ということに変更しました。


以下は、変更前の下人キャラ立ち過ぎのシーケンスです。ボツです。でも、責めの内容は同じです。
another storyとしてお読みください。


「へへへ……」
 仕切り壁の向こうから、下人がヒョコッと姿を現わした。斯波に箒尻の講釈をした男だった。三十を幾つか出ているだろうか。
「貴様ッ、そこでなにをしておる」
「いえ、旦那が苦労なすってるようなんで」
「出て行けと申したはずだぜ」
「へえ、ちゃんと出て行きやした。んで、裏口から舞い戻って来やした」
 斯波が、床に置いてある脇差に手を伸ばす。
「おおっと。別に旦那の邪魔立てをする気はありやせん。むしろ、お手伝いをしたいんで」
「手伝い?」
「へへへ。蛇の道は蛇ってやつで。吟味方の旦那衆だって、色っぽい女にはおっ勃ちまさあ。けど、女囚を抱いたとあっちゃ、良くてお役御免ですからね」
「何が言いたいのだ」
「ええと。口でどうこう言うより……ちょいと、御免くださいまし」
 下人は民江に歩み寄ると、元の海老責めの姿に裏返した。肩と脛とを縛り合わせている縄を緩めて上体を起こさせ、あらためて足首に縄を巻いて首につないだ。その縄を引き絞って、上体を半分ばかり倒させた。
「この形、座禅を組んでいるように見えますでしょ」
「……」
「それを、これ、このように……」
 民江の肩をつかんで、ゆっくりと前へ押し倒す。民江の身体は、両膝と顔の三点で支えられる形になった。その結果、尻が高く突き上げられて、後ろからもパックリ割れた秘所が覗き込める。
「こうしておいて、旦那は腰を突き出すだけで、なんて言いますかね……たまたまそこにあったなにかに魔羅が嵌ってしまう。けっして女囚を抱いたわけじゃない。ていう寸法でさあ」
 斯波は、呆れた顔で下人と民江の尻を見比べている。
「そのような詭弁が通用するはずもなかろう」
「ところがどっこい、てやつでして。どのみち、旦那は御家老様の御墨付を頂戴してるじゃないですか。どうぞ、御存分に座禅転がしをお愉しみください」
 下人は仕切り壁の向こうへ姿を消した。パタンと、戸の閉まる音がしたが、はたしてほんとうに出て行ったのか。
 斯波は、あらためて民江の尻に向かい合った。桃尻とはいうが、じゅうぶんに熟して、今のうちに食べておかねば味が落ちる。そんな風情だった。いったんは垂れていた魔羅が、グウウッと剛直に変貌した。
「なるほど……」
 斯波は膝を追って高さを合わせると、グイと腰を突き出した。
 ズブウッと、なにかが魔羅に嵌り込んだ。
「く……」
 民江が、屈辱に呻く。
「なるほど、これは具合が良い」
 ズン、ズン、ズンと腰を突き挿れ、斯波がひとり頷く。
「しかも、こうすれば……」
 上体を民江の背中に預けて、両手で乳房をつかんだ。
「こちらも愉しめるな」
 最前よりも、いっそう乱暴に乳房をこねくりまわした。今度は太腿が邪魔にならないので、存分に甚振れる。
「くっ……くう……」
 乳房を突き抜ける痛みに、歯を食い縛って悲鳴をこらえる民江。
「ほほう。骸が声を出すのか」

==========注記:すこし遡った場面を引用しておきます===========
 なにをするつもりかと見上げる民江の目に、醜く盛り上がった越中褌が映じた。
「ま、まさか……」
「まさか? 最後まで言ってみろ。小早川に嬲られてすっかり熟れた女淫(ほと)に魔羅を突き立てるのですか、と」
「舌を噛みます!」
 民江は思いきり舌を突き出して、歯で咥えた。当然のことだった。夫以外の男に操を穢されて、生きていられよう筈も無い。
 夫の行方と金の隠し場所を知っているのではないかと疑われているのなら、むざと自害はさせまい。狼藉を諦めてくれるのではないかという、淡い望みもあった。
 しかし、斯波は平然と褌を取り払った。
 夫のそれよりも、ずっと急峻に聳え勃つ逸物を目の当たりにして、民江は慌てて目をそらした。
「死にたければ、勝手に死ね」
「…………!!」
 まさかの言葉を浴びせられた。
「しかし、彼奴の追及はせねばならん。琴乃を召し取って牢問に、いや、ずっと厳しい拷問に掛けることになるぞ」
「あの子は、何も知りません!」
 叫んだ民江を、斯波が冷たく見下ろす。
「ほう。おまえは、知っておるのだな」
「わたくしも知りません。佐太郎も綾乃も、一切係わりの無いことです」
 身体を真っ二つに折られている苦しみも、母が子を庇う気持ちの前には消し飛んでいる。
「どうかな。本人を責めてみればわかることだ。ふむ。彼奴の手垢のついた年増よりも、まだ熟れておらぬ木通(あけび)を食してみるのも、一興かも知らんな」
 木通がどのような形をしているかくらい、御城下からほとんど出たことのない民江でも知っている。拷問に掛けるだけでなく、民江と同じように手籠めにすると、斯波は言っているのだ。
 自害して操を守るという最後の手段を、民江は封じられた。
「そのような出鱈目、御上が許す筈がありません」
 ワアハッハッハ――斯波が大笑した。作られた笑いだと、民江にもわかる。
「その御上は、ここにおるわ。拙者は、御家老より、如何なる手立てを講じても小早川を討ち果たし、公金の一部なりとも取り返せと、この件については総差配を給わっておる。もちろん、殿も御承知のことだ」
 絶望で目の前が昏くなる。それでも、民江は気丈に斯波を睨みつけた。
「それを良いことに、昔の私怨を晴らそうというのですか」
「余禄というものじゃ」
 生殺与奪の権を握っているという増上慢が、斯波の顔に浮かんでいる。
「一切を白状するなら、八幡を呼んでやっても良いぞ」
 民江は、ついに目を閉じた。
「お好きなようになさいませ。自害は諦めましたが、心はもはや死にました。骸をどのように扱われましょうとも、民江は痛くもかゆくもありませぬ!」
 それが、最後の果敢ない抵抗だった。
「そうか。その高言、嘘か真か試してくれよう」
=========こういうわけで『骸』なのです。==========

 斯波にからかわれて、呻き声さえも呑み込んだ。
「十八年も待たされた初夜じゃ。さすがに緩いな」
 とは、斯波の強がりだった。たしかに、隧道はじゅうぶんに掘削されているが、それだけ柔らかくこなれている。女がその気になれば、若妻とはまた異なる味わいがあろう――女がその気になれば、である。
 しかし。貫かれ抽挿を繰り返されても、民江の隧道は乾上がっている。斯波にとっては、ギチギチゴシゴシと、鮫肌に魔羅を擦りつけているようなものだった。
 それはそれで、刺激は強い。加えて――女を縛って犯しているという、日常では許されるべからざる行為。しかも、有明行燈の明かりに浮かぶおぼろな裸身ではなく、陽の光に満ちた部屋で白い肌を目の当たりにもして。
「引導を渡してくれるわ!」
 感極まった声とともに、欲望を民江の中に解き放ったのだった。
「用はお済みですか」
 図々しく下人がまた姿を現わしても、斯波は驚きも怒りもしなかった。
「先人の知恵というものかな」
「へへ。御牢に秘伝の技は、他にも色々とありやすがね」
 懐紙を拝借と、両手を出して。押し頂いた懐紙で民江の跡始末をした。それから首縄はほどいて、斯波と二人がかりで、民江をまた真っ二つに折り曲げて、元の形に縛り直した。
「おまえ、名はなんという?」
「イチと申しやす。もう一人はクロですが、やつは力ばかりの薄ノロでして」
 斯波は財布を取り出して、ちょっと思案してから小判を取り出した。悪事(とは、斯波は思っていないのだが)の片棒を担がせたにしても、張り込み過ぎている。
「ありがたく頂戴しやす。これからも、秘伝の技をお披露目させていただきやすぜ」
「うむ。頼むぞ」
 そういうことなのだった。
「では、早速に」
 イチが壁にしつらえられた棚から、短い竹を連ねた道具を取ってきた。
「口を開けな」
 民江に噛ませ、髪の下で両端を絡ませて紙縒りで封じた。
「これでは、白状したくとも出来まい。それに、この者が何を訴えようと、それこそ痛くも痒くもないぞ?」
 イチが首を横に振った。
「ふつうは、さっきみたいに舌を噛むのどうのってときに使いやすが、これは、そうじゃないんで。こいつの為でもありまさあ」
「……?」
「十手者とか、女牢なら子殺しあたりですかね。御牢の中でどんな目に遭うか御存知ですか」
「いや……」
「たっぷりと御馳走を喰らわされますんで。こう……」
 イチがしゃがんで、右手を尻の下に入れた。
「椀を持って、御馳走をひり出して――三杯もおかわりさせられると、毒で身体中に吹き出物が出来て、熱に苦しんで、三日のうちには死にまさあ」
 拒んでも押さえつけられて口を開けさせられて押し込まれるのだろうとは、斯波にも想像がつく。
「元がお侍ってだけじゃあ、どうってこともねえですが、御役目を悪用しての盗みですからね。まして、三千両からともなると」
「罪人のあいだでは、盗んだ金高が多いと威張れると耳にしたことがあるぞ」
「それが、そうじゃねえんで」
 斯波を部屋の隅へ招いて、耳打ちする。
「まさか、千両箱三つも穴が明いて、そのままってわけにもいかねえんでしょ。御年貢や運上金を割り増すんじゃねえんですか。回り回って、割りを食うのはあっしらでさ」
「おまえ……」
 斯波が半歩下がって、脇差に手を掛けた。
「おおっと。あっしは旦那の手下(てか)ですぜ。それに、これくらいのこたあ、ちょっと考えりゃ誰だって見当がつきまさ」
 イチは左手を胸の前に持ってきて、指を三本折った。それを右の人差し指で弾いて指を広げ、今度は左の指を一本ずつ――最後まで折り曲げた。
「ま、ここまでは誰も口にしやせんでしょうがね」
 上目遣いに斯波を見て、肩をすくめる。
「その小指の一本も欲しいと言うつもりか」
 斯波の左手は、今にも脇差の鯉口を切らぬばかり。
「とんでもない」
 イチが両手を前に突き出して、ヒラヒラ振った。
「斯波様が吟味なさるとき、あっしが何をしても八幡様を抑えていただきたいんで。いえ、斯波様と穴兄弟になるなんて恐れ多いことは考えちゃいません」
 斯波は、疑わしそうにイチをにらみつけていたが。ついに鯉口を切り、ハバキ[本文では漢字です]まで抜くとチインと鍔鳴りをさせて鞘に戻した。
「意味はわかっておろうな」
「心得てござる――てのは、御無礼ですか?」
 首を撫でながらイチが答える。
 斯波が苦笑した。斯波の仕種には二重の意味があった。ひとつは、言わずと知れた金打(きんちょう)、武士の誓約である。それに対して、イチは侍言葉で応えた。同時に、首に手をやることで他言したときはどうなるかを身をもって示したのである。
「お主、ただの下人ではあるまい」
「そりゃ、そうでさ」
 否定も謙遜もしない。
「あっしが親父から継いだ十九文屋をたたんで、どうかすりゃ非人と間違えられかねない下人に雇われたのは、今日のような目を、たまに見られるからです。なんたって、折檻が過ぎて女房に縁切寺へ駆け込まれたくらいですから」
 斯波は、呆気にとられた顔でイチを見詰めた。が、残淫な色が浮かんでくる。
「拙者としては、縛る敲く犯すくらいしか思いつかぬが、おまえはもっと面白い趣向を知っておるらしいな」
「へい。腕に撚りを掛けて、この女――で、いいんですか。なにやら因縁がありそうですが」
「かまわん。女だろうと民江だろうと、好きに呼べ」


木馬素材 
 表紙絵は『大正弄瞞』以来の三角木馬を予定しています。KINDLEがあるのでアングルを工夫するか、潔く白丸かですが。
[女囚 全裸 三角木馬]ではドンピシャの画像がありません。そもそも、女囚のシンボルは囚衣ですから、全裸と矛盾します。両立させるのが力量でしょうけど。
 調べてみると、当時の牢は刑務所ではなく未決囚の拘置所ですから(当時、懲役刑はありませんでした)、捕縛時の着衣か、家族が差し入れた着物が普通でした。
物語中では、やむをえない事情(大立ち回りで衣服がズタボロとか、わざわざ営業中の夜鷹を現行犯逮捕とか、入浴中を狙って捕縛とか)のある場合は、牢名主から衣服の借用を嘆願させるという設定にしました。
 民江は女囚全員から憎まれているので(上記のボツ文参照)ずっと素っ裸という筋書きです。

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