非情と淫虐の上意 Prgress Report Final
脱兎の如き脱稿でした。
最終部分は「綾乃編」からのコピペを視点変更した個所が多くてスピードが上がりましたが、もっと大きな要因はロリマゾ6『いじめられっ娘二重唱』を早く書きたいという、鬱勃たるパトスのフルヘッヘンドった創作意欲です。じっくり腰を据えて書くという姿勢からは程遠く、これはこれで問題ではありますが。
出来栄えは、皆様のご判断に任せます。
予定を前倒しにできたのは、インフルエンザのおかげでもありました。
1/22~1/25まで出勤停止。医療費を除いても4万8千円の損失。短期的に見れば大損です。
ともかく。これで、7月までの月刊スケジュールが埋まりました。
3月『魔女狩りのプロローグ』
4月『淫虐と非情の上意:佐太郎編 陰間寺出世菊』
5月『淫虐と非情の上意:民江編 女囚永代吟味』
6月『SMツアー1:女囚性務所』
7月『SMツアー2:ドンキーガール』
『いじめられっ娘二重唱』は600枚以上を予定していますから、春の10連休中には終わりません。校訂に1か月を見込むと、さて8月号に間に合うか微妙なところです。
Ponpoko-Skin Calculatioinは、これぐらいで。作品のことなど。
==========初稿より引用=====
「さて、どうしたものかな」
さらに鞭打ちを続ければ、抱く気の失せる女体と化す。
「斯波殿。非常の手段もよろしいが、御法度に定められた牢問にも、なかなかに効き目のあるものがござるぞ」
八幡がイチに命じて、部屋の片隅にポツンと立っている柱の前に筵を移させ、その上に十露盤を据えた。幅三寸五分高さ五寸の三角材を五本横に並べて(出典:志乃嬢「被虐幻想」)両端だけを板で支えてある。
民江はごく簡単に後ろ手に縛されて、その上に正座させられた。ただ座るだけでも、脛に木の鋭角が食い込んでくる。背後の柱に肩を括りつけられたが、幾らかは上体を動かせる余裕があった。この余裕は、もちろん民江に楽をさせる目的ではない。
「石抱きがどれほどすさまじいものか、茂平が責められるところを聞いていたであろう」
ブルッと、民江は身を震わせて。そのせいで脛に鋭角が食い込んで、痛みに顔を歪ませた。
昨日の囚人は、白状すれば死罪になるとわかっていても、小半時もせず拷問に屈している。いずれは自身も同じ責めを受けるだろうと覚悟をしていた民江だったが、まさか昨日の今日とは思ってもいなかった。
クロが大きな石板を運んできて、民江の横に積み上げた。石は長さが二尺半、幅が八寸(約七十五センチ×二十四センチ)、重さは八貫(約三十キログラム)にもなる。これでも華奢な女囚に合わせた大きさで、男は十二貫もの石板で責められる。
「やれい」
八幡の指図で、一枚目の石が民江の太腿に乗せられた。
「きひいいいいいっ……」
民江は悲鳴をあげた。脛は弁慶の泣き所。ちょっと角にぶつけただけでも、激痛にうずくまってしまう。身体の重みにさらに八貫も乗せられて、脛は五本の三角だけで支えられている。嫋やかな悲鳴だけで堪えている民江の気力は、相当なものだった。
「白状せい」
ドスンと、八幡が石を踏みつけた。
「ぐううっ……うう。知らぬものは白状のし様がありません」
「斯波殿。箒尻で打ち据えてやってください」
得たりや応と、斯波が獲物を手に執った。
バシイン、バシインと、手加減せずに肩を敲く。その都度に、脛にも鋭い激痛が奔って、民江は悲鳴を堪えられない。
「きひい……痛いっ……ぐううう」
「白状せねば、さらに積むぞ」
民江は、もう言い返さない。頭を振るのさえ脛に響く。うつむいて、ひたすら痛みに耐えている。
ゴトン。鈍い音とともに二枚目が積まれる。
「ぎびいいいいっ……!」
激痛が二倍になったどころの話ではなかった。五倍にも十倍にも感じられる。あまりの痛みに、気を失うことすらできない。
バシイン!
正面から乳房を敲かれた。
「強情なやつめ。白状すれば、赦してやるというのに。女囚どもの勝手仕置を免れるように、揚座敷に移してやってもよいのだぞ」
民江に白状することなど無いと知りながら、斯波はもっともらしく芝居をしている。それとも、ただに拷問して犯すよりほかに、なんらかの思惑があるのか。
三枚目が積まれ、間を置かず四枚目も重ねられた。全部で三十二貫(約百二十キログラム)。民江の身の重さの三倍に近い。
民江は悲鳴をあげる気力体力も奪われ、か細く呻吟するばかり。顔だけでなく上体も白く変じている。逆に腿と脛は赤紫色に変じて、肌も肉も破れたすねからは、血を滴らせている。血は三角の材木を伝い落ちて、わずかに空けられた隙間から筵に吸い込まれる。
「どうにもしぶとい。一時でも二時でも耐え抜きそうじゃの」
八幡が聞こえよがしに呟くと、イチが答える。
「乳潰しに掛けやすか」
「可哀想だが、致し方ない」
言いながら、目も口元も淫虐に染まっている。
抱き石が一枚に減らされた。極刑の下ごしらえとも知らず、ホウッと息をつく民江。
五寸角ほどの材木が二本、抱き石の両端に置かれた。その上へ、あらためて二枚目が乗せられる。抱き石が民江の乳首の高さに迫った。
八幡の手で乳房が鷲掴みに引き上げられて、抱き石の上に乗せられた。それだけでも、石の縁が乳房の根元を擦って、脛の痛みに比べれば取るに足りないのだけれど。
イチとクロが抱き石を慎重に重ねる。乳房が圧し潰されて、
「ぎゃはああっ……!」
民江は野太く咆えて、そのまま息を詰まらせた。
さらに四枚目も重ねられて。
斯波が石の隙間から覗き込んで。
「ほおお。あの熟れた乳が、熨斗烏賊のごとくに平たく潰れておるわ。これでは、拷問のあとも元に戻らぬのではなかろうか」
「執着がおありかな。心配ご無用、女の乳は、それほど柔わではない。それと、今ひとつ」
二人が話しているあいだに、抱き石がずり落ちないようにイチが縄を掛けた。
「これは拷問の手前、牢問に過ぎません。拷問とは、釣り責めです。逆さ釣り、あるいは駿河問ですな」
これで白状しなければ、つぎこそ拷問だと八幡が残虐を隠そうともせずに嘯く。
「それは愉しみですな」
斯波も頷いた。これまで、女を責め嬲ったことのない斯波も、八幡とイチの薫陶よろしきを得て、急速に嗜虐に染まってきたらしい。いや、本人が気づかぬだけで、素質は大いにあったのだろうが。
「ところで、このまま捨て置いてよろしいのですかな」
「とは?」
「これでは使えないでしょう。まさかに、虎口を試されるおつもりか?」
「冗談ではない。食い千切られてしまう」
斯波が大仰にかぶりを振った。民江にとっては、それが諸悪の根源である。たとえ殺されて琴乃が身代わりに責められることになっても、娘の操だけは護ってやれる――などと思い詰めぬでもない。それくらい、斯波も読んでいる。
「寄る年波というやつですかな。昨日の今日では、ちとしんどい」
「まさか。まだまだ四十し盛りではござらんか」
「旦那。そいつあ、女のことです」
侍同士の話に、イチが馴れ馴れしく割り込んでくる。八幡も斯波もそれを咎めず、三人で大笑い。クロは口を開けてポカンとしている。民江は、脛と胸の凄まじい痛みに、ほかは何も考えられないのだが――今日のところは辱められずに済みそうだと、それは安堵したのだった。
民江はほんとうに二時の余も石抱きに掛けられていた。石をどかされ十露盤から引きずり下ろされても、おのれの足で立つなど到底できなかった。医師が呼ばれて、脛の傷は入念に手当てされた。
「骨は折れておらぬ。五日もすれば、歩けるようになりましょう」
縄鞭の傷には簡単に軟膏を塗られたが、赤黒く腫れあがった乳房は、そのままにされた。手当といっても湿布くらいしかないし、放っておいても治りが遅れるだけのことだと、医者は突き放した。法度吟味に外れた責めに、含むところがあるのだろう。囚人にとっては迷惑千万な話ではあったが。
半死半生の民江に、また竹轡が噛まされた。手鎖も後ろ手に掛けられて。民江は戸板で運ばれて、女牢に放り込まれた。
「こりゃまた……」
一石のクマが言葉を失った。民江の凄惨な姿に、顔を背ける女囚もすくなくない。
「仕方ねえなあ。御神酒振る舞いは、もう勘弁してやらあ。詰の間の横にでもうっちゃっときな」
=====引用ここまで=====

十露盤責め(石抱き)は、これまで敬遠してきました。ギザギザの台に正座させて100Kgを超える石を乗せれば、確実に出血します。石を揺すったりすれば、脛の骨が折れかねません。画像の脛の傷は、あくまでプレイにおけるものです。
後遺症が残る責めは生理的に受け付けません。そうでなくても、療養期間が必要なので、責めの連荘が出来ません。ストーリイの構成上、不都合です。
しかし、今回は敢行しました。『佐太郎編 陰間寺出世菊』で、構成上と気分的(男の娘成分のない少年は、どうもねえ)に責めが少なかった反動です。
さすがに『ごちそう責め』はしませんでしたが、四角い穴(婉曲表現)に顔を嵌め込んでの『御神酒振る舞い』はやりました。そのまま、他の女囚に大もさせました。胸や顔に盛り上がったブツは水洗(冗句的換喩)で処理しました。
初稿10章284枚(8万5千文字
単純水増し
ビシイッ!
「きゃああっ!」
↓
ビュウン、ビッシイイイイイン!
「ひゃぎゃあああああっ!」
ともかく。フルタイムサラリーマンしながら、月産200枚以上です。呆れたものです。
以下02/03追記
しかし。案山子。駄菓子瑕疵。今年は確定申告をしないといけないんですよね。AMAZON大明神大権現大本山のおかげです。医療費控除とか、雑損控除(台風21号)とか。アレコレまとめると、数万円は違ってきます。手間暇かかりますけど、時給1500円以上でしょうね。
下の画像は自作品へのアフィリンクです。お買い上げくださるときは、下記よりお願いします。銅貨数枚分が稼げます。セコイ



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