Progress Report 7 『いじめられっ娘二重唱』

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 あれこれ迷いましたが、前後編に分割するにとどめます。
 前編が1章~10章で、原稿用紙480枚(15万7千文字)になりました。ただいま、第一校訂中です。
 後編は11章~18章あるいは20章になりそうです。
 『縄と鞭の体育補習』で書いた他校合同全裸運動会をアナザーサイドで書きますが、これの尺によっては、エピソードの増減をします。


Progress Report 1 は、こちら→

 現在は「11章・接着剤で性器密着」のシーケンスです。下腹部と淫毛(ロリヒロインが後半まで毛を残しているのは、今回が初めてです)に瞬間接着剤を塗りたくられ、抱き合った形でぐるぐる巻きにされて、ひと晩放置されます。引き剥がす際に毛が無くなって、以後は(男が)チクチクして不評なので、常に剃毛状態です。

では、恒例の大ボリューム引用です。


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10.香純ちゃんの過去

 それから一時間以上も、わたしたちは拷問部屋に放置されていた。
 誰にも邪魔されずにふたりきりでいるのに、わたしが縛られてるからエッチなことはできない。そりゃ、相互クンニとか貝合わせとか、できなくもないけど。珍しいことに、カスちゃんはすごくおとなしかった。わたしに助けられた恩義とか、そのためにわたしが残酷な拷問にかけられるとか、ちゃんと理解してくれてるのかもしれない。
 でも、カスちゃんはそのことに触れなかったし、わたしも恩着せがましいことは言わない。ので、カスちゃんが自分のことを、ぽつりぽつり、あっちこっちに飛びながら話してくれるのを黙って聞いてた。
 カスちゃんの母親のほうが、この村の昔からの住民だったこととか。石山さんは否定していたけど、一年生の本郷友恵も三年生の本郷彩香も、また従兄妹かもすこし遠いくらいの親戚だとか。
 自分の母親が「カスちゃんよりもたくさんおとこのひとにかあいがってもらって、たくさんおかねをもらってる」ことも、ちゃんと知ってた。
 そうそ。なにかと話題にのぼる知子さんのことは、村の語り草になってて、カスちゃんもいろいろと知ってた。フンドシが大好きで、今は廃部になってる相撲部に(マネージャーとかでなく)入部して、モリトクに可愛がられていたとか。あたしみたいに強制されてじゃなく自発的に超過激露出制服しかもノーパンだったとか。下級生が余所者に襲われかけたとき、身代わりになってその子のバージンを守ってあげたとか。その余所者は後日、カマタ建設の社員がとっ捕まえて袋にしたとか。うん、ほんのちょっぴり蒲田を見直した。
 そして、知子さんをすこし恨んだ。わたしへの虐めは、知子さんが好きでやってたことを真似してる部分もあるらしい。もっとも、ほんとにどこまで自発的だったかは、すこぶる怪しい。カスちゃんだって、自発的にマゾ奴隷妻の代役を引き受けたことにされてるんだから。
 その知子さんだけど。七白学園に進学してすぐに自主退学したらしい。理想のご主人様を見つけて、幼な奴隷妻になった。なんてことは、わたしと関係がない。関係があるのは、この夏休みにここで輪姦学校が催されて、カスちゃんはもちろんだけど、知子さんも参加したってこと。
「じゅうがつにはね、またあつまって、うんどうかいがあるんだよ。カスちゃん、がんばる」
 わたしも強制参加させられるに決まってるじゃない!
 不意にドアが開いた。まるきり人の気配がしなかったのに。もしかしたら、こういう性質の部屋だから、厳重な防音になってるのかな。
 わたしも緊縛から解放されて。今さら隠すのもおかしいし、隠さないのも不自然だし。手のやり場に困っていると。
「先に出すものを出しておけ」
 失禁されても面倒だと、蒲田が言う。それくらい過激な拷問なんだ。
 プレハブ中屋の隅っこには、ちゃんと水洗便器まで備えられてる。個室どころか仕切り壁すらなくて丸見えだけど。
 今さら恥かしがることもない。なぜか便座のない便器に、腰かけるというよりお尻をはめ込んで、用を済ませた。
「これを着ろ」
 冬の制服が、下着まで添えて目の前に投げられた。
「コスプレじゃなくて、本物の制服だぞ。そして、これ一着きりだからな」
 モリトクの言葉に含まれている意味は、今のわたしにはすぐわかった。脱げと言われたときに逆らったら、また切り刻まれて――全裸通学か、よくてフンドシ通学をさせられる。
「どうせなら、カスへの説得を忠実に再現しようという蒲田様のご提案だ」
 後ろからついて来てた岳人がスマホを取り出した。けたたましい音楽が部屋に満ちる。やっぱり防音だ。音が反響せず、壁に吸い込まれてく。のは、どうでもいい。逆ストリップをやれってことね。
 ご要望にお応えして、派手派手しくキレッキレに踊りながら、服を着ていった。前にも感じてたけど、脱ぐより着るほうが難しい。
 カスちゃんが斜め後ろで、わたしの踊りを真似してる。ペアストリップを演じるつもりなんだろうか。
「おまえたちは四人で遊んでろ」
 蒲田が二人の息子に命じた。
「四人って……?」
「チグサが残る。おまえたちだけにプレイルームを使わせるのは危ないからな」
 カスちゃんには申しわけないけど。虐待者が減ってくれれば、すこしは負担が軽くなるかもしれない。蒲田ひとりだって、わたしを半殺しどころか九分殺しにでもできるだろうけど。
 わたしは助手席に乗せられて、蒲田の車で村役場へ連れてかれた。でも、ここは目的地じゃない。
「今回も立ち会わせていただけるとは、光栄です」
 奥村と同じくらいにパッとしない中年男が乗り込んできた。
「それじゃ、わたしはこれで」
 入れ違いに奥村が車から降りた。カスちゃんへの『説得』を忠実に再現するということだから、そのときは奥村がいなかったんっだろう。
 でも、村役場の人間まで絡んでるとなると、ほんとに村ぐるみで村公認の虐待だ。どころか。駐在所で背服姿のポリ公まで合流した。行政と司法がタッグを組んでる。しかも県会議員にもツテがあるようなことを蒲田は言ってたから、三権連立村シチブ。か弱い女の子が立ち向かえる敵じゃない。
 役者がそろったところで、なんと車は学校への山道を登り始めた。
 考えてみれば、ここの学校は蒲田の裏庭プレハブより、よっぽど(性的虐待にとって)好都合かも。休日に山道を登って来る物好きもいないし、たった七人で狭く感じることもない。縄跳びとか竹刀とかバットとかハードルとかボール籠とか跳び箱とか水道とか、SMに仕える道具も豊富。教室に行けば針もハサミもクリップもあるし。
 わたしが連れて行かれたのは体育館。四人の男どもが、わたしを取り囲んだ。
『自分で服を脱ぐか? 破られて素っ裸で帰りたいか?』
 モリトクの声がボイスレコーダーから流れた。
『話し合いをするだけって言ったのは、ウソだったんですか』
 カスちゃんじゃなくて、本郷香純ちゃんの声。うわずって震えてる。
『裸になって胸を割っての話し合いだ。ついでにマンコも割ってほしいか?』
 お追従笑いから、モリトクの声が聴き分けられる。
「さて、おまえはどうする?」
 蒲田がわたしの顔をのぞき込んだ。
「踊ったりはしませんから」
 それが、精一杯の皮肉。久しぶりに身に着けたまともな服を、わたしは脱いでいった。
『いやあ! やめて! 脱がさないで!』
 香純ちゃんの悲鳴。
「カスよりは賢いな。それとも、マゾっ気が強いのか?」
 わたしだって、十日前だったら死に物狂いで抵抗してた。今は――脱げと言われれば脱ぐし、股を開けと言えば開く。許してくれるなら、唾も自分で付けるわよ。
『いやっ……なにするんです! 縛らないで……やめて、やめてよおお!』
 今のカスちゃんには、切迫した悲鳴の中にも、どことなく甘えているようなこびているような響きが混じっている。でも、今耳にしている香純ちゃんの悲鳴は、純粋の恐怖と激しい怒り。
「カスがどんな形に縛られたか想像できるか?」
 モリトクと二人がかりで、立っているわたしの手足に黄色と黒のしま模様のロープを巻きつけながら、蒲田が尋ねる。
「想像するだけ無駄だから……好きにしてください」
「香純より従順なようでいて、こりゃ相当にしぶとそうですな」
 村役場の男が、ポリ公に向かって話しかけてる。
「それだけ、落とす楽しみが増えるというものだ」
 蒲田がうそぶく。
 落とすもなにも、とっくに落ちて堕ちてるわよ。
 わたしはバスケのゴールポストの下で、うつぶせに寝かされた。ロープがリングに掛けられて――引っ張られた。手足が上へ釣り上げられ、だんだんと背中が反っていく。
 ブリッジの裏返しみたいだけど、四肢を広げて突っ張るのではなく、一点に絞られていく。とうぜん、折り曲げられる角度が深くて、背骨への負担も大きい。
「痛い……もう、やめてください」
 蒲田が合図して、四人の手が止まった。でも、それは蒲田がボイスレコーダーを操作するためだった。
『痛い痛い……許して。背骨が折れる』
『まだヘソが床に着いとるじゃないか。これでは、いちいちしゃがまねば説得もできん』
『やめてください。痛い……きゃああっ、怖い。持ち上げないでえ!』
 声が止まって、再びロープが引っ張られた。ボイスレコーダーの情景を再現して、お腹の一部を残して身体が床から離れて、ついに宙に浮いてしまった。
 わたしの全体重が肩と股関節に集中して、たたかれたり縛られるたりとは性質の違う、身体の中心から突き抜けてくるような重たい激痛。へたにもがいたら、脱臼するかもしれない。背骨もミシミシきしんでる――音までは聞こえないけど。
「うああああ……痛い、苦しい、下ろして!」
それでも、まだ引き上げられる。目の高さにあった男どもの腰がゆっくり下がっていって、胸が見えて――頭の高さで、やっと止まった。手を伸ばせば、わたしの胸も股間も簡単に虐められる高さ。
『どうだ。マリンの代役を務める気になったか?』
『嫌です。どうせ、奥さんにもこんなことをしたんでしょ。逃げられて当たり前じゃないですか』
 ガツンという衝撃音。
『卑きょう者。縛ったり殴ったり――これが、あなたの言う説得なんですか!』
 聴いてるわたしまでたじたじになる、すごい気迫。
 これだけ気の強い子だったら、拷問で屈服させられて、こいつらに犯されたら――たぶん、最初が蒲田で、それから三人がかりだったんじゃないかな。硬いガラス玉が一瞬に砕け散るように、精神が崩壊するだろう。
 拷問じゃなくて脅迫だったという違いはあるけど、わたしなんか、いきなり十三人に犯されて、それでもへろへろ(でもないよ!)生きてるんだから……恥かしくなってくる。
『ぎゃがあっ……! やめて! ぶたないで!』
 バチン、ビシッ、パアン。体育用具倉庫でされたみたいに、いろんな得物で四人からたたかれてるんだろう。
 肉を打つ音と、香純ちゃんの悲鳴と抗議の叫び。
 現実世界でも、四人がわたしを取り囲んだ。モリトクが竹刀、蒲田がズボンのベルト(細身だけど分厚くて表面に凸凹が浮かんでる)、村役場が縄跳び、ポリ公は伸縮式の警棒。
「ひとりあたり二十発ほどは説得に当たったが、ついにカスは拒否を貫いた。おまえは、どうかな?」
「これからも電気鞭でかわいがってくださいと言えば、すぐにやめてやるぞ」
 冗談。わたしより一学年下(当時の香純ちゃんと今のわたしとでは一年半以上の差がある)の香純ちゃんが耐え抜いたんだ。たとえ最終的に屈服させられるにしても、せめて香純ちゃんと同じくらいには頑張らないと、自分にも香純ちゃんにも恥かしい。
「絶対に言いません。もしも、香純ちゃんが降参した拷問まで耐えたら、電気鞭は永久になしにしてくれるんですよね」
「約束してやる」
 蒲田が真面目くさった顔でうなずいた。どうせ耐えられっこないと高を括ってるんだろう。たぶん、その通りだと思うけど。
「では、いくぞ。カスのときは処女だったからメコ筋打ちだけは勘弁してやったが、おまえにはしん酌不要だな」
 蒲田の姿が視界から消えた。
 四肢をひとまとめに釣り上げられてるけど、むしろ、だから、両膝は開いている。
 バッシイン!
「あがっ……!!」
 日本刀で斬り裂かれたかと思うような、重たくて鋭くて劇烈な痛みが股間で爆発した。衝撃が脳天まで突き抜けた。悲しみが深いと涙を流せないっていうけど、あまりの激痛に悲鳴が喉をふさいでしまった。
 バシイン! パアン! ドス!
 一拍を置いて、乳房とお尻と二の腕にも鈍痛が走った。その衝撃で、喉をふさいでいた悲鳴が押し出された。
「ぎゃばわあああああっ……!」
 自分の声を録音して聞くと、まるで違って聞こえる。それに、ボイスレコーダーだから音量は調整できる。
 だから。香純ちゃんへの拷問よりわたしへのほうが容赦なかったとは断言しないし、わたしの悲鳴のほうが凄まじかったもわからない。わかっているのは……これをあと十九回も繰り返されるくらいなら、電気鞭だけを二十発のほうがまし(ヽヽ)かもしれないと、思い始めてるってこと。
 でも、でも、でも……耐え抜けば、電気鞭だけは封印してもらえる。
 ふたたび、四つの打撃がわたしを襲った。
「きゃあああっ……!」
 悲鳴は、さっきより可愛い。メコ筋打ちはされなかったし、両側から太腿をたたかれるくらい、学校でのゲームと大差ない。
 だけど三発目は、また息がつまった。両側から竹刀と警棒で背中をたたかれた。肩も脚も千切れそうなほどの関節の痛みが、たたかれた痛みよりも強かった。
 もしも……メコ筋打ちと背中への打撃ばかりを繰り返されていたら、十発以内に降参してしまったと思う。
 でも、こいつらは、途方もなく残忍だった。わたしがぎりぎり耐えられる限度を見抜いて、たまに限界オーバーの打撃を交えながら、とうとう最後までわたしを耐えさせた。わたしが耐え抜いたんじゃなく、こいつらに耐えさせられたんだ。
『強情な娘だな。ひとことハイと言えば楽になるものを』
『ううう……絶対に、いや。たとえ殺されたって、いやです』
 泣き声で、それでも気丈に拒否を続けてる。わたし、香純ちゃんを見直すどころか尊敬しちゃう。でも、わたしは泣いてない。
『どうしても、ハイとは言いたくないんだな』
 やば、なんか企んでる。ねちっこい声から、それが察せられた。
『言いません……』
 香純ちゃんは気づいてないのか、真正面から答えた。
『そうか。ならば、言いたくなっても言えなくしてやろう』
 蒲田がボイスレコーダーを止めた。
「口を開けろ」
 フェルトでおおわれた黄色いボールが口元に突きつけられた。テニスボール。縄跳びの縄が通してある。喉に詰まらせて窒息する恐れはなさそうなので、言われた通りにした。
 ぎゅうっと握りつぶされたボールが口に押し込まれて、中で元の大きさに戻った。顎がはずれそうになる。
「穴を明けてもしぼまんとは、不思議なボールじゃ」
 そういうふうにできてるんだよ。
 縄が首の後ろで縛られた。これで、どんなに努力しても吐き出せなくなった。
「んんんん……」
 もちろん、しゃべれない。
『この釣りの形は駿河問といって、逆さ釣りよりも苦しいそうだ』
 だから、なんだってのよ。
『昔は、背中に石を載せたりもしたそうだが、わしもそこまで残酷ではない。なにより、これはSMプレイでも拷問でもなく、おまえを説得しておるだけっだからな』
 蒲田の生の声だと思ってたけど、録音の声らしい。
 つまり、香純ちゃんもまったく同じ目に遭わされて……乳房をつかんで横に引っ張られ、ももの間に手を突っ込まれて反対側へ押されて。からだがぐるぐる回り始めた。
「んんんんん……」
『んん、んんーっ!』
 わたしの声と香純ちゃんの声とが、ハモってる。
 身体が回されるにつれてロープがよじれて、どんどん釣り上げられてく。手が届かなくなると、竹刀とバットと警棒とで、乳房と股間をつっついて、さらに回す。最初は二十センチくらい離れてた手首と足とが、ロープに引き寄せられて、くっついてしまった。それだけ折り曲げられる角度がきつくなって、身体がばらばらになりそう。
 そこでやっと、回転を止めてくれた。
 その直後から、逆回転が始まった。どんどん速くなってく。視界が右から左に流れて、男どもの顔が一瞬で通り過ぎる。
「んんん、んんんんんんっ!」
 目まいなんて生易しいものじゃない。遠心力で頭に血が溜まって、がんがん割れるように痛い。目玉が飛び出すんじゃないかと怖くなる。流れ過ぎる景色は見分けがつかなくなって、だんだん薄暗くなってく。
 気がついたら、お腹が床にくっついてた。おかげで、肩と脚の痛みが半減してる。背骨もかなり楽。
『つぎは、乳首と実核に、この鉄アレイを縛りつけて回してやるぞ』
 録音に合わせて、目の前の床に小さなダンベルが転がされた。サネというのがクリトリスなことは、文脈から明白。そんな敏感な部位に物を釣るしたことなんてないけど、きっとつねられるよりずっと痛い。それで身体を回されたら……
『一回だけチャンスをやる』
 沈黙の(と、都合の悪い)部分はカットされてるんだろう。すぐに香純ちゃんの声。
『なります……奥さんの……代わり……だから……赦して!』
 泣きじゃくりながら、とぎれとぎれに屈服の言葉を口にする香純ちゃん。
 わたしの首に(たぶん蒲田の)手が触れた。テニスボールを押し込んでる縄跳びをほどこうとしてる。
「んんんんっ!」
 わたしは激しく首を振って、その手を拒んだ。
「おや? まだ降参しないのか?」
「んんん!」
 まだくらくらしてる頭を、何度も縦に振った。せっかくここまで頑張ったんだ。屈服するもんか。それに……限界を超えたら気絶して楽になれる。
「後藤薫子」
 モリトクが、わたしの名前を呼んだ。そばに膝を突いて、耳元でささやく。
「強情を張るな。電気鞭よりも厳しい責めは、いくらでもあるんだぞ。降参しろ」
 ほんとならにらみつけてやりたいところだけど、それは怖いので、そっぽを向いて意思表示。
 モリトクが溜め息をついて立ち上がった。
 また、四人掛かりで釣り上げられた。蒲田とモリトクが床に座って、わたしの乳首とクリトリスにタコ糸を結び付けた。それで締めつけられるだけで、じゅうぶんに拷問になってる。
 さらに身体が釣り上げられて、タコ糸がぴいんと張って。
「ん゙ん゙ん゙ん゙ーっ!!」
 無理、絶対無理、限界。ダンベルが宙に浮いたら、乳首もクリトリスも千切れちゃう。
 だけど、わたしの必死の叫びも、鬼畜どもの耳には届かない。
「ん゙ゔい゙い゙い゙っ!!」
 乳首もクリトリスも、メコ筋打ちよりも鋭い超絶な激痛で揺すぶられてる。
 さらに五十センチほど身体が浮いたところで。
「いきなり全回転ではかわいそうだから、お試し版だ」
 四人の手が、わたしを反対方向にぶん回した。
「ん゙、む゙ゔゔゔゔゔっ……!」
 頭に血が上るのとは性質の違う激痛。意識が遠のいてくれない。乳首とクリトリスだけに、途方もない激痛が集中する。肩が抜けそうな痛みも背骨がへし折れそうな苦痛も、まるきり比較にならない。
 誤算だった。こんなに痛くて苦しくても気絶できないなんて。
 さっきよりは回転してる時間は短かったんだろうけど、ずっと長く感じられた。
 ゴトンと音を立ててダンベルが床に着いたとき、かえって安どで気を失いかけた。
「どうする? 本番に挑む気力は残っておるかな」
 わたしに残ってる気力は、激痛の嵐の中で首を横に振ることだけだった。

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 バスケリングに駿河問吊りなんて、手頃な画像がありません。いちばん似てるかなというやつでお茶を濁します。

駿河問苛酷バージョン


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