創作メモ:スケ番リンチ

 20世紀からの妄想/Gネタにスケ番リンチがあります。
 といっても、5次元方向に捻っていますけれど。


 ヒロインは、真面目な目立たない少女。
 偶然に、スケ番が対立勢力のトップに凄まじいヤキを入れている場面を目撃。現代なら、当然スマホ写ですね。
 それはチクらずに。校内での喫煙とか、しょうもないことを先生にチクります。
 スケ番は学園の理事長の娘だか姪だかで、アンタッチャブル。
 ヒロインがスケ番に呼び出されて。ドキドキオドオドしながら連れて行かれると。
「しょうもないこと、チクるんじゃねえよ。次は勘弁しないからな」無罪放免というか執行猶予。
 正義感の強い少女は、さらに告発を重ねて。
 ついに、リンチの場に引き据えられます。
 ヒロインの様子を見ていたスケ番は、突如として人払い。
「おめえ、まさかリンチされたくて、わざとか?」
 リンチを目撃されたことを白状して、あんなふうにされたいと告白。
 当然、あんなふうにされて。でも処女は残して、後日に資金源にされます。
 その後はスケ番専用のパシリ。
 手下も一緒になってヒロインを虐めるか
「こいつを虐めていいのは、あたしだけだ」にするか。


 と、まあ、こんなストーリーでした。
 弱いです。短いです。お蔵入りです。

スケ番

 ところが。
 ブログの埋め草にと書いているうちに、天啓は舞い降りた。

 実はこのスケ番、強烈なマゾ願望の持ち主。
 それまでの数々のリンチは、実は自分がされたいこと――というのは、自覚していません。あくまで、女の子を虐めるのが快感の、レズのサディスチンだと思い込んでいます。
 さらに、副旋律。
 ヒロインがチクッたネタのひとつに円交があります。その生徒は自主退学。実は、スケ番の手下ではなく、資金源。
「あと1年我慢すれば、それで終わっていたのに。あなたのせいで、人生終わった!」と、逆恨みされたり。
 ヒロインがリンチの場に引っ立てられたとき、スマホをチェックされて、リンチの証拠写真。
「なぜ、こいつはチクらなかったんだ?」
 そこで、スケ番がピンときて。
 人払いなんかせずに。
「虐められたいのなら、自分で素っ裸になりな。そうじゃないなら、とっとと帰れ」とか。


 で、望んでいた以上にズタボロにされて。
 退学したやつの身代わりだ。と、鞭と縄と処女を一括オークション。
 円交させては、「この淫乱マゾ」なんて、甘々に虐めるとか。
 このあたりで、ヒロインがスケ番の秘めたる願望に気づくというのもアリというより、無ければ読者が納得しません。


 やがて、急展開。
 ヒロインが「お姉様」の願望を叶えてあげるために画策――というのは、やり過ぎですね。
 理事長の急死で虎の威が無くなって、手下の造反というパターンか。
 リンチの相手が実はヤクザ(は弱体化したから、国外勢力とかもあるかな)の娘で。
 ヒロインともどもさらわれて。
 ここからも2パターン。
 ふたり一緒にズタボロ。
 「こいつには手を出すな。恨む相手はオレだろ」
 さて、どっちがいいでしょうか。


 もうすこし練れば、1本出来そうです。

アフィリンクのキーワードは「スケバン」です。
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