Interrupt Report:Nightmare Rift (悪夢の裂け目)
『幼な妻甘々調教』は、月に300枚のペースで進行中ですが。
最近読んだコミックにインスパイアされまして。こういう「ぽっちゃリアル」な絵柄も好きなので、鬱勃たるパトスです。

コミックのタイトルは『鬼虫』柏木ハルコ(Big Spirits Comics)です。引用ですので、縮小もしていますので、許してね。
絶海の孤島で暮らす裸族の元に、倭国?から漂着した娘。言葉も通じず、災厄の兆しと断定されて、海へ流されようとする――といったお話です。
あ、倭国と書いたのは。このヒロイン、眉を剃っているぽいので。平安貴族あたりかなと、推測した次第。
第1巻(は、某金$で無料)を読んで、速行でストーリイが出来上がりました。
まずは、冒頭。
========================================
墜落
見渡すかぎりの青、青、青……と、ちょっとだけの白。パステルブルーの海と、その上に浮かぶ小さな白い雲。そのすべてを眼下に見ながら飛ぶ水上飛行機。
「どこからが空か、分からない。このファンタジックな景色だけでも、ツアーに参加した意義があるわ」
ソフィが、エンジンの音に負けまいとトモミの耳元に口を寄せて――ついでに、トモミの太腿を大胆に撫でた。
トモミもソフィの言葉に同意したが、手の動きには同意しかねている。
ワールドワイド・マッチングアプリの『アドベンチャラスガーデン』が企画した『ランダムブーケ』に応募したトモミは、ソフィとのペアリングを提案された。費用はすべて主催者持ちで2週間をリゾート地で過ごし、毎日の様子を二人別々にリポートする。親密な関係に発展しても、喧嘩別れしてもかまわない。もちろん主催者としては、ペアリングに自信満々なわけだが。
シスジェンダーでヘテロセクシャルを自認していたトモミとしては、意想外のペアリングだったが、それだけに興味も湧いた。南太平洋の観光ズレしていない小島というのも面白そうだし、大学の夏休み中というのも好都合だった。
ジェット旅客機とプロペラ機の不定期便を乗り継いで、2週間を滞在する島に到着したのが昨日のこと。そこで初めて、リアルのソフィと会った。年齢は18歳。トモミの2コ下だが、二人が並ぶと、体格も顔つきもトモミのほうが幼く見える。ソフィはジュニアハイスクールの頃からドミナント(タチ)だったというから――ややこしい2週間になりそうだというのが、トモミのソフィに対する第一印象だった。
そのややこしさが、いきなり頂点に達そうとしている。拠点の島から200マイル離れた無人島で、2泊3日のプチサバイバル。自分は確実に食べられてしまうんだろうなと、トモミは覚悟していた。
ガクンと、飛行機が揺れた。雲が左前方からせり上がってきて、激しく震える。
「ダムン! しっかりつかまっていろ!」
パイロットが叫ぶ。雲が正面でくるくる回っている。
「メーデー、メーデー、メーデー! ZKタンゴ・リマ・オスカー。エアタービュランス、ストーリング!」
機首のエンジンから黒煙が噴き出して、その一部が床下から吹き込んでくる。目がまわっているところに煙を吸い込んで、気分が悪くなった。
「オオオ! ワーッツ?」
真昼の明るさを圧倒する閃光が正面に広がって、ぱたっとエンジンの音が消えた。
もしかして、これが死の瞬間なのだろうか。薄れる意識の中で、トモミはそんなことを考えていた。
========================================
はい。ラノベではありふれた異世界転移ですね。
蛮族は言語体系も確立していず、ジェスチャーと混淆です。
おれ 「ミ」+右親指で胸を指す
おまえ 「ミ」+右人差指で相手を指す
彼ら 「ミ」+右手を伏せて水平
人間でないもの 「ニャ」+右手
イェス 「ジェ」
ノー 「ニョ」
疑問 「ジェニョ」:ジェスチャー伴わない
行動一般的 「ゴン」+両手
過去を指定 後ろを見る
未来を指定 上を見る
数は左手で1~5 グゥは「沢山」
※こいつは、俺たちとは違う。
ニャ(指差)、ニョミ(自分、対話者、全体を指差)。
※身体が違う。
ニョミ(乳房をつかむ、股間を叩く)
※化粧をしていなくても平然としている。
ミ(自分を指す)ゴン(自分の化粧をなぞる)、ジェ(女を指す)ニョゴン(女の身体をなぞる)、ゴンゴンゴン(そっくり反る)
※こいつは獣だ。
ニャ(女を指す)、ジェニョ(森を指す)
※働け
ウオオ! ゴンゴン(土を掘る仕草)、ゴンゴン(殴る仕草)
などと、筆者が遊んでいます。
さて。さんざ異世界転生などをクソミソにけなしていた筆者です。安っぽいSFモドキを書くわけがありません。
も、ネタをばらしときますと。金力で好き放題しているが、スナッフとかには良心の呵責を感じる善良な(?)連中のお遊びです。
二人のヒロインを弄んで循姦して。こいつらがいると、狩りも畑仕事もおろそかになってしまうと――焼き殺すのです。
煙にむせて気を失って、墜落当時の服装のまま、拠点の海岸に打ち上げられている。蛮族につかまっていたのは数日のはずなのに、10日以上が経過している。
実は、計算の合わない日数は(ウラシマ効果などではなく)、残虐に傷つけられた身体の修復にあてられているわけです。
最後は、トモミの推理で真相が語られるわけですが。期限の2週間で帰国できたわけでもあるし、現地の警察でも相手にされなかったし。すべては、ひと夏の夢で泣き寝入りです。
あ。数日間の中でも、種明かしの伏線は張りますよ。
※蛮族は成人男子ばかり。
→小松左京の『お召し』のような異世界かもしれませんけど。
※日中の特定の時間になると、天をおおうばかりの煙を焚き上げて、大声で祈る。
→ジェット旅客機をヒロインたちに見せないためです。
※夕方、ゆっくりと動く流れ星。
→さすがに、宇宙ステーション(ISS?)までは想定していなかった。
※ヒロインは洞窟に閉じ込めておくか、磔にするか。村落の中を探索させたりはしません。
→まして、森の向こう側に隠してある通信機器や燃料電池発電機においておやまあ。
ともかく、ぶっつけで書き進めます。
しかも。R18部分を大幅に削った健全バージョン(Notissue version)も予定しています。これは、某創作同人誌に掲載予定です。2022年刊行目標(2023年以降に遅れるほうへ、3500ガバス)。
追記:本作のタイトルは、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『The Starly Rift』からのインスパイアです。
最近読んだコミックにインスパイアされまして。こういう「ぽっちゃリアル」な絵柄も好きなので、鬱勃たるパトスです。

コミックのタイトルは『鬼虫』柏木ハルコ(Big Spirits Comics)です。引用ですので、縮小もしていますので、許してね。
絶海の孤島で暮らす裸族の元に、倭国?から漂着した娘。言葉も通じず、災厄の兆しと断定されて、海へ流されようとする――といったお話です。
あ、倭国と書いたのは。このヒロイン、眉を剃っているぽいので。平安貴族あたりかなと、推測した次第。
第1巻(は、某金$で無料)を読んで、速行でストーリイが出来上がりました。
まずは、冒頭。
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墜落
見渡すかぎりの青、青、青……と、ちょっとだけの白。パステルブルーの海と、その上に浮かぶ小さな白い雲。そのすべてを眼下に見ながら飛ぶ水上飛行機。
「どこからが空か、分からない。このファンタジックな景色だけでも、ツアーに参加した意義があるわ」
ソフィが、エンジンの音に負けまいとトモミの耳元に口を寄せて――ついでに、トモミの太腿を大胆に撫でた。
トモミもソフィの言葉に同意したが、手の動きには同意しかねている。
ワールドワイド・マッチングアプリの『アドベンチャラスガーデン』が企画した『ランダムブーケ』に応募したトモミは、ソフィとのペアリングを提案された。費用はすべて主催者持ちで2週間をリゾート地で過ごし、毎日の様子を二人別々にリポートする。親密な関係に発展しても、喧嘩別れしてもかまわない。もちろん主催者としては、ペアリングに自信満々なわけだが。
シスジェンダーでヘテロセクシャルを自認していたトモミとしては、意想外のペアリングだったが、それだけに興味も湧いた。南太平洋の観光ズレしていない小島というのも面白そうだし、大学の夏休み中というのも好都合だった。
ジェット旅客機とプロペラ機の不定期便を乗り継いで、2週間を滞在する島に到着したのが昨日のこと。そこで初めて、リアルのソフィと会った。年齢は18歳。トモミの2コ下だが、二人が並ぶと、体格も顔つきもトモミのほうが幼く見える。ソフィはジュニアハイスクールの頃からドミナント(タチ)だったというから――ややこしい2週間になりそうだというのが、トモミのソフィに対する第一印象だった。
そのややこしさが、いきなり頂点に達そうとしている。拠点の島から200マイル離れた無人島で、2泊3日のプチサバイバル。自分は確実に食べられてしまうんだろうなと、トモミは覚悟していた。
ガクンと、飛行機が揺れた。雲が左前方からせり上がってきて、激しく震える。
「ダムン! しっかりつかまっていろ!」
パイロットが叫ぶ。雲が正面でくるくる回っている。
「メーデー、メーデー、メーデー! ZKタンゴ・リマ・オスカー。エアタービュランス、ストーリング!」
機首のエンジンから黒煙が噴き出して、その一部が床下から吹き込んでくる。目がまわっているところに煙を吸い込んで、気分が悪くなった。
「オオオ! ワーッツ?」
真昼の明るさを圧倒する閃光が正面に広がって、ぱたっとエンジンの音が消えた。
もしかして、これが死の瞬間なのだろうか。薄れる意識の中で、トモミはそんなことを考えていた。
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はい。ラノベではありふれた異世界転移ですね。
蛮族は言語体系も確立していず、ジェスチャーと混淆です。
おれ 「ミ」+右親指で胸を指す
おまえ 「ミ」+右人差指で相手を指す
彼ら 「ミ」+右手を伏せて水平
人間でないもの 「ニャ」+右手
イェス 「ジェ」
ノー 「ニョ」
疑問 「ジェニョ」:ジェスチャー伴わない
行動一般的 「ゴン」+両手
過去を指定 後ろを見る
未来を指定 上を見る
数は左手で1~5 グゥは「沢山」
※こいつは、俺たちとは違う。
ニャ(指差)、ニョミ(自分、対話者、全体を指差)。
※身体が違う。
ニョミ(乳房をつかむ、股間を叩く)
※化粧をしていなくても平然としている。
ミ(自分を指す)ゴン(自分の化粧をなぞる)、ジェ(女を指す)ニョゴン(女の身体をなぞる)、ゴンゴンゴン(そっくり反る)
※こいつは獣だ。
ニャ(女を指す)、ジェニョ(森を指す)
※働け
ウオオ! ゴンゴン(土を掘る仕草)、ゴンゴン(殴る仕草)
などと、筆者が遊んでいます。
さて。さんざ異世界転生などをクソミソにけなしていた筆者です。安っぽいSFモドキを書くわけがありません。
も、ネタをばらしときますと。金力で好き放題しているが、スナッフとかには良心の呵責を感じる善良な(?)連中のお遊びです。
二人のヒロインを弄んで循姦して。こいつらがいると、狩りも畑仕事もおろそかになってしまうと――焼き殺すのです。
煙にむせて気を失って、墜落当時の服装のまま、拠点の海岸に打ち上げられている。蛮族につかまっていたのは数日のはずなのに、10日以上が経過している。
実は、計算の合わない日数は(ウラシマ効果などではなく)、残虐に傷つけられた身体の修復にあてられているわけです。
最後は、トモミの推理で真相が語られるわけですが。期限の2週間で帰国できたわけでもあるし、現地の警察でも相手にされなかったし。すべては、ひと夏の夢で泣き寝入りです。
あ。数日間の中でも、種明かしの伏線は張りますよ。
※蛮族は成人男子ばかり。
→小松左京の『お召し』のような異世界かもしれませんけど。
※日中の特定の時間になると、天をおおうばかりの煙を焚き上げて、大声で祈る。
→ジェット旅客機をヒロインたちに見せないためです。
※夕方、ゆっくりと動く流れ星。
→さすがに、宇宙ステーション(ISS?)までは想定していなかった。
※ヒロインは洞窟に閉じ込めておくか、磔にするか。村落の中を探索させたりはしません。
→まして、森の向こう側に隠してある通信機器や燃料電池発電機においておやまあ。
ともかく、ぶっつけで書き進めます。
しかも。R18部分を大幅に削った健全バージョン(Notissue version)も予定しています。これは、某創作同人誌に掲載予定です。2022年刊行目標(2023年以降に遅れるほうへ、3500ガバス)。
追記:本作のタイトルは、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『The Starly Rift』からのインスパイアです。
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