Progress Report 1:復讐の雷跡果てるとき

フィリピン撤退

 フィリピン全土が日本軍の支配下に置かれたのは1942年6月であるが、その三か月前に司令官のダグラス・マッカーサーは魚雷艇部隊とともにフィリピンを脱出している。
 魚雷艇部隊のうち一区隊四隻は、遠距離哨戒の補給地であったバンダ海のタウェル島に常駐することとなった。ここをオーストラリア防衛の根拠地とするため、大型艦船の水路を確保すると同時に機雷原の設定が急がれていた。
 この物語は、まだ開発途上にあるデリケートな音響測深機(ソナー)の専門家であるピーター・オークリッジ(軍属)の一人娘、アンナに起きた悲劇を描いた架空戦記である。

 いうまでもないことだが、物語に登場する人物・組織・地名・年齢などは、すべて仮構である。また、物語に描写されている行為を平時において実行すれば、ほとんどの国家において犯罪として糾弾されるであろう。
 なお、西暦1942年を舞台としているため、当時はふつうに使われていた差別用語などは、そのまま表記している。

注記
日本語表記の会話は、実際には英語です。
日本語による会話は「Hiroinga kiitatohrino Rohmaji-hyoukito shimasu.」

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 と、まあ。こんな出だしにしました。後半は、これまで後書きに書いていた魔除けの呪文です。

P15vietnam_aflo.jpg
画像は、小説と微妙に関連性があります……かな?

 それはそれとして。以前からふらついているのが、横書きの場合の数字の取り扱いです。「西暦一九四二年」「西暦千九百四十二年」などもあります。元号を使うときは、そんな表記を使ったこともあります。
 いっそ算用数字に統一というのもありますが。「3か月前」「1区隊4隻」……前者は、どうにも違和感があるのです。
 今回は、年月日、テクニカルな数字(1350馬力、20mmエリコン機関銃)は算用数字、それ以外は漢数字でいってみましょう。
 縦書きは漢数字に統一できそうですが、これまで、昭和年代以前の日本が舞台の話のみ縦書きで、あとは横書きを通してきたので、やはりなのです。それに「A6M5a」を縦書きでどうするかという問題もあるので、縦書き万能でもないですし。

 さて。本編を書き進めるとしましょう。




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