Pressing Report 2:逝かされたって口は割らない

 15日間で195枚。休日が5日あったことを考えると、それほど速いペースでもないですね。
 しかも、あとちょっと(200枚くらい)で、明示してあるPLOTが終わって、ドンデンドンデンデンデン、プワァー(というふうに聞こえるのです「ツァラトゥストラ斯く語りき』は)これが、さて50枚……未満か。
 まあ、PLOTが長いせいもありますが、筆者はつくづく「長くて硬い(Hard)」ものが好きですな。しかも本人は骨のつもりでいるし。

 S学生時代が嘘のようです。文脈に関係なく禁止ワードが発動します。
「3枚以上の作文」が宿題に出たら、
『日曜に家ぞくでゆう園地に行きました。ボートにのってかんらん車にのって、しば生でおべん当を食べて……』
 必ず3枚目の1行が『楽しかったです。』で終わってましたもの。

 まあ、今でもSFの方では発作的に(1年に1本くらいは)ショートショートを書いてますし、『修学旅行Mデビュー』が86枚、『真剣裸勝負』が70枚ですから、短いのも書けるんでしょうね。

 さて。今回ご紹介するのは、微リョナくらいですか。最後の拷問です。
 ドンデンドンデンでは、味方からさらに苛酷な責めを受けるかもですが、実は拷問の内容は決めていません。明日以降に書きながら決めます。いや、決めながら書きます。

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   極虐

 捕らえられてから七日間責められ続けて。気力体力ともに弱っていたと痛感したのは、檻の中で静養させられていた二日の間にめきめき恢復していくのが実感できたせいだった。山のてっぺんとはいわないけど中腹から麓を眺めて、うわあ、あんな遥か下でうろちょろしてたんだと驚く――そんな感じだった。指も於女子も尻穴も、まだ傷だらけのままだけど、くノ一の術はなんとか使えるぞ(と思う)。
 けれど。中二日の安逸の後に待っていたのは、くノ一の術も使いようのない、おれを女として辱める・・・・・・・んじゃなくて、生きた昆虫の翅を毟り取るような残虐な責めだった。

 檻から引き出されると、縄ではなく太い鎖で高手小手に縛られた。胸にも鎖が回されて――ずうんと身体が沈み込むと感じるくらいに、鎖が重たい。冷たい鉄が気色悪いし、身体を動かすと鎖と鎖が擦れ合って軋む。縄で緊縛されるのとは、まったく異なる。足首にも同じ鉄鎖が巻かれて、歩幅を一尺半ほどに狭められた。
 ここまでは、元気を取り戻したおれの抵抗を封じる意味があるんだろうけど。
 腰にも鎖をきつく巻かれて、後ろから前へ回した鎖に於女子を割られた。ぎりぎりと食い込ませて、腰の鎖と重ねて小さな楔で留められた。楔から先にも一間半は鎖が延びている。そうか。おれを引き回すつもりなんだな。
 立っているだけでも痛いのに、鎖を引っ張られると、さらに於女子に食い込んでくる。
「さっさと歩け」
 左内の采配で二人の下忍がおれを前後から挟んで、鎖を引っ張り尻を六尺棒で叩く。
 じゃらん、がぢゃん、じゃらん。
 一歩ごとに足の鎖が鳴って、於女子の肉襞が鎖に擦れる。女穴にまで食い込むと三角木馬に切り裂かれた傷が灼けるように痛むので、へっぴり腰になっちまう。
 裏庭へ引き出されても、謙吾の姿はなかった。
 鎖の重さが倍に増えた気分。左内は忍びだ。必要なら、どんな残虐なことだって平然としてのける。今日一日が終わったとき、おれは……殺されてはいないだろうが、半殺し(には、何度もされてる)どころか九分殺しにされてるだろう。
 小さな通用門を潜って、牢屋敷の外まで引き出された。そこに謙吾が居た。
 ふうっと安堵の息が漏れた。愛しいとか、こいつになら甚振られてもいいとか、そんなんじゃないぞ。謙吾なら、九分殺しじゃなくて七分殺しくらいに手加減してもらえそうだからだ。
 謙吾は馬に乗っている。おれを見下ろして、降りようとはしない。
「狭い檻に籠りきりで陽にも当たらねば、気もふさぎ性根もひねくれよう」
 閉じ込めてるのはてめえじゃねえか。
「今日は遠乗りの供をさせてやろう。素裸に陽と風を受けて存分に走り回れば、気分も晴れようぞ」
 くそ。野晒じゃ飽き足らず、引き回そうってのか。野晒にされたときも、刑場までは股座を縄で縦に割られてたっけ。
 おれの股座から延びてる鎖が、馬の尻尾に括り付けられた。おい、ちょっと待てよ。まさか……
「行くぞ。しっかり付いて来いよ。転んでも止まってはやらんぞ」
 言うなり、謙吾は正面に向き直って馬腹を蹴った。
 ぽくぽくと馬が歩き始めた。すぐに、鎖がぴいんと張って。
 ぶふうう……不快げに鼻息を吹くと、馬はさらに歩を進めた。
「くっ……」
 おれは慌てて歩き始めた。引き倒されたら、そのまま地べたを引きずられる。繰り返すけど、おれは素っ裸だぞ。たちまち肌を擦り剥く――なんて生易しいもんじゃない。今度こそ因幡の白兎にされちまう。
 謙吾が、おれを振り返った。付いて来てるのを確かめたって感じじゃなくて。縛られたおれが鎖の重みによたよたしながら、一尺半に制限された歩幅でちょこちょこ歩いてるのを眺めて愉しんでやがる。
 やつの瞳に情欲の陽炎かぎろいが揺らめいてる。それを知った途端に――あの熱い痺れが女穴の奥で渦巻いた。だけでなく、心の臓が早鐘のように打ち始めた。
 おれの惨めな姿が謙吾を悦ばせるのなら、もっと惨めにされてもいい。おれを甚振って欲情するのなら、もっと甚振ってくれ。
 何を血迷ってるんだろう。やつがおれに執着するのは、分からないでもない。やつにとって、おれは初めての女(ちょっと穴が違うけどな)だ。でも、おれにとっては二番目でしかないんだぞ。まあ……幸兵衛小父とはくノ一の稽古だったから、真剣仕合としては、おれも謙吾が初めての相手だった。だけど、おれは……搦手門でも糧道でも、見事謙吾を討ち取ったんだぞ。そんな弱っちい男に虐められたいだなんて……そんなこと、おれが思うわけがねえだろ。
 謙吾が、おれに笑顔を見せた。そして、前に向き直ると……
「はいっ……」
 手綱を送って、足並を早くした。
 うわわ……腰をがくんと引かれて(脳天まで突き抜けるほど、於女子に鎖が食い込んで)、たたらを踏みながら、おれは駈け足になった。
 じゃらじゃらじゃらじゃら……足の鎖が宙を跳ねる。 馬は軽々と速足で進んでるけど、おれは全力疾走。そのまま一町ほど駈けたあたりで、謙吾のやつは馬の尻に鞭をいれた。
 馬が、ぐんっと脚を速めた。蹄が四つとも宙を翔ぶ。軽装の(もちろん縛られていない)足軽でも追い付けない速さだ。
「うわわっ……」
 一瞬にして、おれは引き倒された。そのまま、ざりざりと地面を引きずられる。
 じゃらららら……おれの身体を縛っている鎖が鎧代わりになって、すこしは肌を護ってくれた。けど、腕もせなかも尻も腿も、たちまち肌が裂けて……くそ、こういう痛みだと熱い痺れが湧いてくれない。
 なのに。謙吾がおれを甚振ってる。そう思うと、肌を切り裂く激痛が甘美に感じられる。
 引きずられたのは、せいぜい二十間か三十間だろう。だから、馬が止まったときに、おれはどうにか立ち上がれた。また走り出されたら引き倒されるに決まってるのに。
 何て言うのかな。これしきのことで降参してちゃ、謙吾をがっかりさせ……じゃない。風間忍びの沽券に係わるからに決まってる。
「ふむ。なかなか頑張りおるな」
 謙吾に褒められて嬉しく……なんか、ないやい。
 左内はいつの間にか馬で謙吾と並んで走っていたが、二人の下忍は徒歩かちで馬の駈け足に付いて来てる。
「では、もうひと走りするぞ」
 謙吾は左内に声を掛けて、けれど並足で馬を進めた。おかげで、なんとか転ばずに歩けた。全身擦り傷だらけ。皮膚があちこち剥けて、痛くないとこが無いってくらいだけど。乳首は無事だった。いくらなんでも、むねのささやかな膨らみが鎖の厚みに負けてたわけじゃないぞ。転んだとき、仰向けになったからだ。尻は猿みたいになったけどな。
 牢屋敷なんて剣呑で不浄な場所は、街はずれに追いやられてる。さすがに街道筋を引き回すのは憚ったらしく、畦道のようなところばかりだったが、それでも近在の農民の目に晒されてたんだろうけど。馬を追い掛けるのがやっとで、どんなやつと何人くらいすれ違ったかも、まったく覚えてない。
 他人の目に気づいたのは――小川の畔で馬が止まったときだった。田圃に水を引く堰があって、そこで女子供を交えて十何人かで普請をしている。男どもは手を休めて見物を始めるし、女どもは子供をおれがみえない所まで連れ去った。
「今日は蒸し暑い。ちと水浴びなどしたいが、構わぬであろうな」///1st
 堰から五間ばかり上流へ連れて行かれて、鎖で縛られたまま川の中へ追い立てられた。
 謙吾は馬から降りて下帯ひとつになると、おれの鎖を持って、じゃぶじゃぶと川へ入って行った。
 鎖を引っ張られて、おれも川へ足を踏み入れた。すぐ下流で堰き止められているので、幅が二間しかないくせに脚がすっぽり浸かるくらいに深い。冷たい水に傷が洗われて、ちょっぴり沁みるけど心地好い。
 謙吾はおれを引き寄せると、一間半の鎖をおれの首に巻き付けた。そして……おれの足を払って肩を突いた。
 うわわっ……ざぶんと、頭まで水に沈んだ。起き上がろうとしたけど、首に巻かれた鎖が重くて身体を起こせない。足の鎖に邪魔されて立ち上がれない。
 くそっ。こんなところまで引き出して、また水責めかよ。
 じゃなかったみたいだ。じたばた足掻いても息が苦しくなるだけだからじっとしてると、髪をつかんですぐに引き上げてくれた。
「今日は、ずいぶんとしおらしいな」
 目が嗤ってやがる。
「煮て食おうと焼いて食おうと意のままなんだろ。好きにしろよ」
 なんで、相手をけしかけるような返事をするかな。案の定。
「なるほど。では、こうしてくれよう」
 首の鎖を引っ張られて、仰向けに沈められた。どすんと腹を踏んづけられて、大量の泡を吹いた。ぐりぐりと腹を踏みにじられる。そのたびに、ぼこぼこと泡を搾り出されて、ついに息を吐き切ってしまった。腹の皮が背中にくっつくほど踏みつけられているので、息を吸いたくても吸えない。そのおかげで肺腑に水を吸わなくて済んでいるけど……急速に目の前が暗くなっていく。びくんびくんと全身の痙攣が始まった――ところで、引き上げてもらえた。
「もう一度、溺れさせてやろうか」
「堪忍してくれよお……」
 我ながら情けない、哀れっぽい声。半分は芝居だ。こいつなら、きっと赦してくれる。
「よかろう。では、息を整えろ」
 何か企んでるのは分かってるが、それが分かったところで、おれには抗う術もない。あれこれ考えないで、深呼吸を続けた。
 謙吾は水の中で下帯を解いてる。ということは……
「くノ一の術で、おれの精を絞り取ってみろ。出来たら赦してやる」
 今度は頭を押さえて沈められた。目の前に、鉄槍どころか鉄杭がある。おれを甚振ることで、こんなにも興奮するんだ。なんか、胸がきゅうんとねじれてきたけど、女穴を痺れさせてるときじゃない。
 おれは水中で跪くと、膝を開いて身体を安定させた。
 ぱくんと鉄杭を咥えて、知っている限りのくノ一の術を駆使した。息が続くうちに吐精させるのは、謙吾がその気になってくれていても難しい。
 あむあむもぐもぐ……息を吸って唇を震わす術は、水の中では使えないと分かった。ので、歯に唇をかぶせて強めに竿を噛んで。頭を前後に揺すった。これも、水の中では動かしにくい。
 吐精の前には金玉が吊り上がって、いよいよになると亀頭がぐんと膨れてくる。その兆しも無いままに……頭が、がんがんして、目の前が薄暗くなってくる。
 謙吾の手が、おれの頭をつかんだ。そして、激しく腰を遣い始めた。ばしゃばしゃと水面が激しく揺れる音が、水中のおれにまで聞こえた。これは、おれを虐めてるんじゃなくて助けてくれてるんだ。そう思ったから、気力を振り絞って……舌で裏筋を舐め、歯の先で雁首をしごいた。
 口の中で於珍宝が、ぐぐっと膨れて……口の中の水が揺れた。直後に、髪をつかんで牛蒡抜きにされた。
「げふっ……」
 水を吐き出して息を貪った。
 ばしん! ばしん!
 頬桁を張られて、痛いよりも呆然が先に立った。おれ、何か怒らせるようなことをしたかな。
「誰が吐き出して良いと言った。この莫迦者が」
 飲めと言われたことも無いぞ。そりゃまあ、男の精を飲むのは(男が悦ぶから)くノ一の基本だけど。
 弁解の余地も与えられず、また水に沈められた。どうすれば良いのか見当はついたので。まだ萎えていない於珍宝を咥え直して、強く息を吐いて口の中の水を追い出してから、竿の中に残っている精汁を吸い出した。
 水から引き上げられると、口を開けて精汁が(わずかだけど)残っているのを見せてから、ごっくんと飲み下してみせた。
「これからは二度と吐き出したりしないから、堪忍してくれよお」
 思いっ切りしおらしく謝ってやったんだけど。これって、忍びにあるまじき命乞いだと気づいた。「これからは二度と」ってことは、これからも、こういうことをさせてくれ。つまり殺さないでくれってことだ。
 いや、違う。謙吾は篭絡しやすいから、芝居してやったんだ。左内が相手だったら、こんなこと言うもんか。
 計算通り、謙吾は上機嫌になって、水浴びはおしまいにしてくれた。
「ずいぶんと参っておるようじゃな。帰りは馬で運んでやろう」
 へっ。ちょろいもんだぜ……てのは、さすがに見くびり過ぎてた。
 おれはすべての鎖を解かれて。馬の背に乗せられたんじゃなくて、下から馬の腹にしがみつく形にされて、手足を縛られた。腋の下と腰にも縄を巻かれたから、ちっとも苦しくはないんだけど。こいつは牡馬だった。おれが牝だって分かるんだろうな。人間とは桁違いにでかい竿が鎌首をもたげて、おれの股座をつつきながる。これだけでかけりゃ挿入はいっちまう心配はない……と、思うぞ。
 馬が歩き始めると竿も揺れて――それが刺激になるんだろうな。ますます硬くして、先っぽが於女子にめりこみそうになる。
 くすぐったいし、傷が痛いし。それよりも、畜生にまで犯されてるみたいで、羞ずかしいし惨めになってくる。なのに……これが、謙吾の意図したことだ。謙吾に嬲られてるの同じだと思うと。あの熱い痺れが沸き起こってきて、蜜まで垂れてくる。これじゃ、おれが馬の於珍宝につつかれて発情してるみたいじゃないか。
 くそ……なんで、謙吾の乗馬に縛り付けてくれたんだよ。左内の馬だったら、謙吾も良く見えた……違うぞ。こんな惨めな姿を謙吾に見られたいなんて、断じて思ってなんかいないんだからな。

 悶々としたまま、牢屋敷へ帰り着いて。
 おれは、すべての鎖を解かれて、裏庭の松の木の枝から吊るされた。両足は縄で引っ張られて、人の字形。
「川で洗っても、まだ血がこびり付いておるな。綺麗にしてやろう」
 穿鑿所に控えていた下人が、縄束と甕を持ってきた。謙吾が、縄束を甕に突っ込んで掻き回した。甕から取り出された縄束は白い粉にまみれていた。
 謙吾がおれの正面に立って、縄束を振るった。
 びちゃあん!
「ぎひいいっ……」
 皮膚が剥けた肌を縄束で叩かれたら、激痛なんてもんじゃない。灼けた鉄線で切り裂かれるような衝撃だった。しかも、叩かれた後も無数の針に突き刺されるような痛みが残る。
 びちゃあん! びちゃあん!
「ぎゃああああっ……」
 叩かれたところに目を凝らすと、白い砂粒が散らばっていた。これ、塩だ。傷口に塩を塗るとはいうけれど、これは――傷口に塩を叩きつけられてる。
 びちゃあん! びちゃあん!  びちゃあん! びちゃあん!
 謙吾はおれのまわりを右に左に動きながら、裏も表も全身隈なく縄束で打ち据えやがった。そして、これが仕上げだといわんばかりに、縄束にたっぷりと塩をまぶして。おれの正面に戻って、右手をだらんと垂らした。
「あわわわ……」
 さすがのおれも、歯の根が合わない。なんとか腿を閉じ合わせようとしたけど、大股開きに縛られてるんだから、どうにもならない。
 ぶゅんっ……謙吾が右手を撥ね上げて。
 ばっぢゃあん!
「ぎゃわあああっ!」
 於女子から脳天まで灼熱の激痛が突き抜けた。同時に、女穴の奥にも別の灼熱が噴き上げて……おれは悶絶した。
 ――激しく咳き込んで、おれは正気づいた。鼻先に小皿が突きつけられて、松葉を燻した煙が濛々と立ち昇っていた。
「ようやくに目を覚ましたか」
 謙吾が真上からおれを覗き込んだ。
 おれは梯子に縛り付けられていた。捕まった最初の日に、今にして思えばちゃちい・・・・色責に掛けられたときと同じ流儀だ。違うのは、両脚を蛙みたいに開かされて、足の裏をくっつけて縛られてるってところだ。
おれはくノ一の女忍びだから、於女子がくばあっと開いて羞ずかしいとは、ちっとも思わないけど。女穴に六尺棒を突っ込まれるか自然薯の張形を押し込まれるか、それとも本物で犯されるか。出来るなら、どれも赦してほしい。だって、三角木馬で傷つけられて、まだ治っていない。
「こうして見ると、まるで本物の鶏冠じゃな。縁がぎざぎざに切り刻まれておるわ」
 これだけ脚を開かされると、於女子は熟れた木通みたいに、ぱっくりと口を開ける。そして、内側の肉襞が顔をのぞかせる。その縁が三角木馬で傷つけられてることを、謙吾は揶揄からかっている。こんなふうにしたのは、おまえじゃないか。
「あまり痛めつけても可哀そうじゃな」
 なんてことを言いながら、指で女穴を穿ちながら雛先を掘り起こす。
 くううっ……やめろ。気持ち好いじゃないか。
 くりくりっと摘ままれて、細い稲妻が腰の奥まで突き抜けた。気持ち好いだけで痛くもないのに、熱い痺れがじんわりとわだかまってくる。
「きひいっ……」
 不意打ちに爪を立てられて、悲鳴を上げちまった。
 でも、それで謙吾は満足したんだろう(おれは満足してない)、於女子を弄ぶのはやめやがった。
 二人の下忍が、おれの左右に立った。これ見よがしに下帯を抜き取って二つに畳んだ。それを、おれの口にかぶせる。幅が広いので、鼻から顎まですっぽり隠れた。下帯の紐が頭の後に通されて、反対側で布の折り返しを踏桟に結び付けた。
 二本目の下帯が、紐が反対側にくるように重ねてかぶせられて、同じように紐で踏み桟に結び留められた。
 水を張った手桶が横に置かれて。左内が二人の下忍と入れ替わった。手に柄杓を持っている。
「さて。憎まれ役は儂が引き受けるとしよう」
 左内は手桶から水を柄杓に掬って、おれの顔にゆっくりと垂らし始めた。
 おれは息を止めて様子をうかがっていたが、二杯三杯と水を垂らされるうちに、下帯の布が顔に張り付いてきた。息をしようにも、布に染みた水ばかりが鼻に入ってくる。
 たまらずに大きく口を開けて。水を吸わないよう、ゆっくりと息を……
「げふっ……うぶうう」
 口を狙って水をぶっ掛けられた。息を止める前に、したたかに水を吸い込んあ。咳をすると、いっそう吸い込む。口を閉じたけど、布も咥え込んじまって、かえって苦しい。口を半開きにして、舌で布を押し戻しながら……
「ぶはっ……げふ、げふふっ」
 また水をぶっ掛けられた。
 ぼぐっ……腹を殴られた。
「あぐっ……げふっ……ぶばわあああ!」
 息を吐き出してしまい、反動で無意識に水混じりの息を吸い込んでしまった。しばらくは、吐き気と咳が止まらない。
 考えようによっては、逆吊の水責よりも残酷だ。水を一緒に吸い込むとはいえ、まったく息が出来ないわけじゃない。だから、おいそれとは気絶させてもらえない。
 しかも。上から覗き込む左内の顔が見えている。まるきり無表情で、おれが苦しむ様を冷酷に観察してやがる。こんなやつの顔なんか見ていたくない。
 おれは顔を左右に巡らして(それくらいの動きじゃ、布は鼻と口にへばり付いたままだ)謙吾の顔を探した。梯子を挟んで左内の反対側、おれの腰のあたりから眺めている。左内とは対照的に、目をぎらつかせ口元に嗜虐の笑みを浮かべて――袴の前を突っ張らかせてる。
 左内は、おれを白状させようとして拷問している。おれは敵方の忍びなんだから、当然だ。いうなら、仕事だ。
しかし謙吾は、拷問されて悶え苦しむおれを見て欲情している。やつ自身の嗜虐だ。敵も味方もない。おれが女で、しかも、やつの好みに合った稚児っぽい餓鬼だからだ。
 憎むなら、左内よりも謙吾だ。なのに……謙吾に愉しまれていると思うと、女穴の奥が熱く痺れてくる。胸が苦しくなってくる。くそお。どうかしてるぞ、おれ。
 左内が柄杓を手桶に戻すと、別の得物を下忍から受け取った。
 それを見て、おれは全身から血の気が引いた。これまでに受けた拷問のすべてが遊びだったと思えるほどの凄絶な苦痛を想像して……背中に鳥肌を立てながら、女穴の奥を熱く痺れさせた。
 それは本物の擂粉木だった。太さも長さも、大きめの於珍宝と変わりはない。けど、何本もの釘が打ち込まれている。擂粉木から丁字形の頭が突き出ている。尖った釘先が突き抜けている。こんなのを突っ込まれたら……二度と使い物にならなくされる。
「ぶぼぶじゅ……ぼぼびじょび……」
 空いたほうの手で、左内が布をずらしてくれた。
「嘘つき。もう痛めつけないって言ったじゃないか」
 仕返しに怯えながら、それでも謙吾を詰った。
「それは杉下殿の言葉じゃ。儂の知ったことではない」
 左内は布を元に戻して。手桶を持ち上げて、中の水をおれの顔にぶっ掛けた。
「ぶはっ……げふっ……」
 左内が、おれの太腿のあたりに位置を変えた。
「ちと痛いが、我慢せい。これで頭陀頭陀に引き裂いた痕が癒着すれば、数の子天井と蚯蚓千匹を兼ね備えた名器になるぞ」
 声が嗤ってるから、絶対に嘘だ。
「謙吾……さま」
 初めて敵の首魁の名を呼んだ。憐れんで欲しいからサマまで付けて。
「いいのかよお。おれの於女子、壊れちまうぜ」
 ちっとも憐れんでくれなかった。
「不浄の血を流す穴なぞ、俺は使わん」
 くそ……言うに事欠いて。おまえの使う穴なんか、毎日のように不浄をひり出すくせに。
「名器になれば、杉下殿も気が変わるやも知れぬぞ」
 左内は冷徹な拷問吏の票所を保ったまま、擂粉木をおれの股間に突きつけて……
 ずぐしゅ……そんな音が聞こえたように思った。
「ぎゃわ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!!」
 おれは息の続く限り絶叫した。
 目の前が真っ赤になって白い星が無数に飛び交って……女穴の奥も真っ赤に痺れて。
 おれは悶絶した。

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ロリくのいちブログ用2

 前回のBFは、モデルが合法年令だったので、しかもBMIに難があったので、今回は首から下を横幅だけ85%に縮小しました。


DLsiteアフィリエイト キーワードは「ロリ 拷問」です。

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No title

なるほど、肉体的な過酷さが同じなら精神の方を責めたほうがキツくなるわけですね。
今の段階ではまだ精神的に余裕のありそうなハルちゃんがどう追い詰められるか、楽しみにしています。

No title

WILL様

 おそらく物理的にはこれ以上苛酷にはならないでしょう。マジ死んでしまいますがな。
 しかし、ハル(ヒロイン)は、いっそう厳しく感じる筈です。この後に展開されるのは「愛のない拷問」ですので。大岡左内の上位互換です。

 愛のない拷問:どMでも、歩いてて電柱にぶつかったら痛いだけです。

No title

責めもだいぶ苛烈になっていますけど、まだもう1段階あるのですね
この先の展開も期待して待たせていただきます
プロフィール

濠門長恭

Author:濠門長恭
S70%+M80%=150%
高々度の変態非行が可能です!

鬼畜と変態と物好きと暇人の合計 (2018.01.01~)
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