Pressing Report Final:逝かされたって口は割らない
脱稿しました。8万1千文字(247枚)。
最後のドンデンでは、上杉領で根絶やしにされた「草」の身内が、ハルの裏切りのせいだと思い込んで、報復の拷問をする――というシーンを考えていましたが、「憎悪」の要素は無くても、「事務的な拷問」でも悦虐には至らないシーンを描けばそれでマゾヒズムの精神性をじゅうぶんに描けると考え直して――ドンデン拷問はあっさり目にしました。いえ、尺があっさりなのであって、内容はえぐいですよ。『濡墨』で千代が後半唯一自害を望んだ責めの再現です。
「おや、それシカ考えつかなかったのかえ?」
創造力貧困ですまんこってす。
今回は本題休憩。本編前の注記と後書を紹介しときます。
========================================
注記
この小説はヒロイン一人称で書かれています。その為、本文中で時刻や度量衡の換算はしていません(ヒロインにそんな知識は無いですから)。なお、読者各位におかれまして単位換算をされるときは、有効数字の桁数に留意してください。
一寸は厳密には三・〇三センチですが、「一寸半」という表記は四・五四五センチではなく四・五プラスマイナス〇・三センチを意味します。
3.03×(1.4~1.6)=4.24~4.84
四センは素敵だけど五センチは裂けちゃうという問題は……知らんがな。
十間は十八・一八mではなく二十m弱です。
この単位換算てやつは、最近は改善されてるのかもしれませんが、昔はひどかったですね。
「高度33000フィート(10584m)」なんてのが、TVのキャプションにありました。
あほか。並のパイロットがメートル単位で高度を維持できるか。
33000フィートは「約11000m」と換算するのが正しいのです。ドンブリで1万メートルでもよろしい。
後書(抜粋)
まずお断わりしておくのが『女忍び』と『くノ一』の違いです。本作品中では『くノ一の術』として、女忍が女の武器を行使する、いわば房中術として扱っています。これが本来の意味だったとウロオボエスの神話です。太平の世が続いた江戸時代(それとも近年の講談本?)で、言葉の意味が色々と変遷しているのです。
その言葉ですが。実は『陰核』とは元々は金玉のことであったとか。ネット検索だけで元文献には当たっていませんから、不確実ですが。そういったわけで、戦国時代(中世末期)らしい単語をあれこれ、まあ大半は丁稚揚げですけどね。於女子とか雛先とか。
守備範囲の江戸時代よりも昔ですから、時代考証には留意しました。『バンザイ』なんて江戸時代でも使えません。興味ある読者はググるなりビングるなりヤフるなり。
単語はお遊び半分ですが。お遊びといえば、舞台設定もそうですかしら。
これまで(特に時代劇では)場所も登場人物も架空のものでしたが、今回はなんと、上杉謙信統治下の越後領です。最初は、それっぽい地名を丁稚揚げるつもりでしたが、なんとなく三権分立もとい三強鼎立の舞台設定にして、必然的に上杉vs武田vs北条になってきて。ロリコンサディスト武士を上杉謙信のお稚児さんにしてしまって。こういうお話になりました。上杉謙信ホモ説はおろか女人説まであるのですから、ついでに養子二人の前に、(弱冠に達して)寵愛を失いかけている美青年くらいは居ても可笑しくないでしょう。
衆道の青年ですから、体形が稚児に似ている(ツルペタ)ハルに欲情するのです。兼恐怖快。
実は忍者にしても、最初は漠然と考えていました。甲賀や伊賀じゃ面白くないし、得体のしれない忍者集団といえば風魔かなとは、設定の当初から考えてはいましたが。調べてみて、北条と風魔が結びついていると知って、まさに天啓は舞い降りた。
上杉には軒猿がいました。個人名らしいですけど集団にしました。
そして。オーラスの拷問です。ごちゃごちゃ甚振らずに、さっさと『裏切者』として処断すべきなのに、なぜ自白を強要するのか。ここで、第三の忍者集団が北条家に売り込みをかけていて――というのを、土壇場で丁稚揚げました。この忍者集団は、歴史で習う『部の民』です。影働きをする部の民ですから影部です。筆者がKGBを知ったのは『ゴルゴ13』ですが、そのときから暖めていたギャグです。チョイ役ですが、とうとう陽の目を見ました。
にしても。この作品の直前に仕上げたのが『濡墨』です。時代劇の拷問のマゾのと、設定がかぶりまくりです。ので、ついつい『濡墨』に引っ張られて、責めの内容もかぶり気味です。
あと。過激な拷問としては、目を潰すとか腕を叩き切るとかもありそうですが。それではハッピーエンドになりません。なによりも、筆者は(膜と淫毛と包皮以外の)欠損を忌避します。そこで、大慌てで歯止めを設定する羽目になりました。「窮鳥懐に入らば煮て食おうと焼いて食おうと」以下のシーケンスです。唐突ですし論旨が取っ散らかっています。奇異に感じる読者がおられましたら、右の事情を御賢察ください。
========================================
それにしても。本作品は小説ですから、問題はありませんが。画像/映像では、「全裸の女忍者」は表現が難しいのでしょうね。
どうしても、着エロに偏ります。

DLS affiliate キーワードは「つるぺた 拷問」
さて。これから表紙絵BFを丁稚揚げて。校訂は書きながら1回済ませてるので、あと2回。
PIXIVに準拠した書式なので、WORD標準のやつも作って。
PIXIVのルビ [[rb:紅玉>ルビー]]
FC2のルビ <ruby>紅玉<rt>ルビー</rt></ruby>
WORDのルビ 紅玉
WILL様は、納品まであと1週間(弱)お待ちください。
その他読者様は、各サイトで発売する1年後まで待っててくれると嬉しいな。
最後のドンデンでは、上杉領で根絶やしにされた「草」の身内が、ハルの裏切りのせいだと思い込んで、報復の拷問をする――というシーンを考えていましたが、「憎悪」の要素は無くても、「事務的な拷問」でも悦虐には至らないシーンを描けばそれでマゾヒズムの精神性をじゅうぶんに描けると考え直して――ドンデン拷問はあっさり目にしました。いえ、尺があっさりなのであって、内容はえぐいですよ。『濡墨』で千代が後半唯一自害を望んだ責めの再現です。
「おや、それシカ考えつかなかったのかえ?」
創造力貧困ですまんこってす。
今回は本題休憩。本編前の注記と後書を紹介しときます。
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注記
この小説はヒロイン一人称で書かれています。その為、本文中で時刻や度量衡の換算はしていません(ヒロインにそんな知識は無いですから)。なお、読者各位におかれまして単位換算をされるときは、有効数字の桁数に留意してください。
一寸は厳密には三・〇三センチですが、「一寸半」という表記は四・五四五センチではなく四・五プラスマイナス〇・三センチを意味します。
3.03×(1.4~1.6)=4.24~4.84
四センは素敵だけど五センチは裂けちゃうという問題は……知らんがな。
十間は十八・一八mではなく二十m弱です。
この単位換算てやつは、最近は改善されてるのかもしれませんが、昔はひどかったですね。
「高度33000フィート(10584m)」なんてのが、TVのキャプションにありました。
あほか。並のパイロットがメートル単位で高度を維持できるか。
33000フィートは「約11000m」と換算するのが正しいのです。ドンブリで1万メートルでもよろしい。
後書(抜粋)
まずお断わりしておくのが『女忍び』と『くノ一』の違いです。本作品中では『くノ一の術』として、女忍が女の武器を行使する、いわば房中術として扱っています。これが本来の意味だったとウロオボエスの神話です。太平の世が続いた江戸時代(それとも近年の講談本?)で、言葉の意味が色々と変遷しているのです。
その言葉ですが。実は『陰核』とは元々は金玉のことであったとか。ネット検索だけで元文献には当たっていませんから、不確実ですが。そういったわけで、戦国時代(中世末期)らしい単語をあれこれ、まあ大半は丁稚揚げですけどね。於女子とか雛先とか。
守備範囲の江戸時代よりも昔ですから、時代考証には留意しました。『バンザイ』なんて江戸時代でも使えません。興味ある読者はググるなりビングるなりヤフるなり。
単語はお遊び半分ですが。お遊びといえば、舞台設定もそうですかしら。
これまで(特に時代劇では)場所も登場人物も架空のものでしたが、今回はなんと、上杉謙信統治下の越後領です。最初は、それっぽい地名を丁稚揚げるつもりでしたが、なんとなく三権分立もとい三強鼎立の舞台設定にして、必然的に上杉vs武田vs北条になってきて。ロリコンサディスト武士を上杉謙信のお稚児さんにしてしまって。こういうお話になりました。上杉謙信ホモ説はおろか女人説まであるのですから、ついでに養子二人の前に、(弱冠に達して)寵愛を失いかけている美青年くらいは居ても可笑しくないでしょう。
衆道の青年ですから、体形が稚児に似ている(ツルペタ)ハルに欲情するのです。兼恐怖快。
実は忍者にしても、最初は漠然と考えていました。甲賀や伊賀じゃ面白くないし、得体のしれない忍者集団といえば風魔かなとは、設定の当初から考えてはいましたが。調べてみて、北条と風魔が結びついていると知って、まさに天啓は舞い降りた。
上杉には軒猿がいました。個人名らしいですけど集団にしました。
そして。オーラスの拷問です。ごちゃごちゃ甚振らずに、さっさと『裏切者』として処断すべきなのに、なぜ自白を強要するのか。ここで、第三の忍者集団が北条家に売り込みをかけていて――というのを、土壇場で丁稚揚げました。この忍者集団は、歴史で習う『部の民』です。影働きをする部の民ですから影部です。筆者がKGBを知ったのは『ゴルゴ13』ですが、そのときから暖めていたギャグです。チョイ役ですが、とうとう陽の目を見ました。
にしても。この作品の直前に仕上げたのが『濡墨』です。時代劇の拷問のマゾのと、設定がかぶりまくりです。ので、ついつい『濡墨』に引っ張られて、責めの内容もかぶり気味です。
あと。過激な拷問としては、目を潰すとか腕を叩き切るとかもありそうですが。それではハッピーエンドになりません。なによりも、筆者は(膜と淫毛と包皮以外の)欠損を忌避します。そこで、大慌てで歯止めを設定する羽目になりました。「窮鳥懐に入らば煮て食おうと焼いて食おうと」以下のシーケンスです。唐突ですし論旨が取っ散らかっています。奇異に感じる読者がおられましたら、右の事情を御賢察ください。
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それにしても。本作品は小説ですから、問題はありませんが。画像/映像では、「全裸の女忍者」は表現が難しいのでしょうね。
どうしても、着エロに偏ります。

額の鉢金と鎖帷子(実は全身網タイツ)は必須アイテムらしいです。
女子校生なら、こういう優れた画像があります。

リボンタイひとつで表現しきっております。
まあ。本作品の表紙絵も、女忍者の格好にはこだわりません。なにしろ、捕縛されたときに「縄脱け防止」の大義名分で、いきなり素っ裸にされますので。え? 腰巻とか褌? そんなもの、ヒロインは着けていません。女の子は初潮を迎えて「腰巻祝」をするまで、下はスッポンポンです。これは男の子にも当てはまりますが、「褌祝」と精通は関係ないみたいです。
女子校生なら、こういう優れた画像があります。

リボンタイひとつで表現しきっております。
まあ。本作品の表紙絵も、女忍者の格好にはこだわりません。なにしろ、捕縛されたときに「縄脱け防止」の大義名分で、いきなり素っ裸にされますので。え? 腰巻とか褌? そんなもの、ヒロインは着けていません。女の子は初潮を迎えて「腰巻祝」をするまで、下はスッポンポンです。これは男の子にも当てはまりますが、「褌祝」と精通は関係ないみたいです。
DLS affiliate キーワードは「つるぺた 拷問」
さて。これから表紙絵BFを丁稚揚げて。校訂は書きながら1回済ませてるので、あと2回。
PIXIVに準拠した書式なので、WORD標準のやつも作って。
PIXIVのルビ [[rb:紅玉>ルビー]]
FC2のルビ <ruby>紅玉<rt>ルビー</rt></ruby>
WORDのルビ 紅玉
WILL様は、納品まであと1週間(弱)お待ちください。
その他読者様は、各サイトで発売する1年後まで待っててくれると嬉しいな。
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脱稿お疲れ様です。
今回も大作を執筆していただき、本当にありがとうございます。
あと一週間(弱)……のんびり楽しみに待たせていただきますので、どうか無理をなさらぬよう、お願い致します。
今回も大作を執筆していただき、本当にありがとうございます。
あと一週間(弱)……のんびり楽しみに待たせていただきますので、どうか無理をなさらぬよう、お願い致します。