Progress Report 2:An Amateur Assasine Arrested And Assaulted
結局。INTRUDEL とか VIGILANRE のお遊びはやめて、単純にしました。表紙絵では、多分やらかしますが。
しかし。責めシーンだけで書くと、けっこう短くなります。ていうか、やはり Short Story を意識してるのかな。
ともあれ。最初の2章を一挙公開。例によって校訂前です。
========================================
連続凌辱
壁も床も天井も真っ白な部屋。照明器具は無く、壁面自体が発光している。
部屋の中央には、手術台を思わせる可動部を備えたベッドが設置されている。それが手術台で有り得ないのは、胴が乗る部分だけは幅がダブルベッドほどもあることと、四肢を拘束するための革バンドが至るところに取り付けられていることで明白だった。
部屋の調度は、それだけではない。X字形の柱、人体を水平にも垂直にも水没させられるだけの大きさがある全面アクリル板の水槽、さらには三角木馬や絞首台もある。天井には縦横に走行する小型のホイストクレーン。壁の一面には鞭や手錠やロープ、普通に大きいサイズのディルドから腕よりも太い物までが掛けられている。片隅の事務机には、電源ボックスと幾つもの電極。
そして監視カメラが十台以上も、これはひっそりとレンズだけを覗かせている。
そんなおどろおどろしい部屋に、今しも新しい生贄が連れ込まれてきたところだった。
膝上4インチのおとなしい白衣のワンピース、巻いた金髪の上にちょこんと載っているナースキャップ。彼女が真性の看護婦に見えないしとしたら、着衣の上からも分かる肉感派女優顔負けの極上ボディと、口をダクトテープ(ポリエチレンコーティングされた銀色ないし灰色のガムテープ:強靭)でふさがれていても、それが被虐美でしかない美貌のせいだろう。
後ろ手錠を掛けられて、男二人に両腋を掴まれ部屋に引きずり込まれた女は、そのままベッドへ追い上げられた。女――いや、娘といったほうが当たっているだろう。恐怖に歪んでいる美貌には、それでもなお、未性熟のあどけなさが漂っている。
娘はベッドの上で後ろ手錠を外され、後から部屋に入ってきた二人を加えて、四人がかりで仰向けに押さえ込まれた。上下に引き伸ばされた娘の手足を、革バンドがひとつずつ固縛していく。娘は、まったく抵抗しない。悲鳴すらあげない。
四人の男たちも無言。ただてきぱきと娘を磔けていく。そして、大ぶりのナイフの刃を上向きにして、切っ先をナース服の胸元に差し込むと。
ピイイイッ……真っ二つに裁ち裂いた。
「んんんーっ!」
初めて娘が反応を示した。
男はかまわず、ブラジャーとショーツもナイフで布切れに変えていった。それから、娘の口を封じているダクトテープを引き剥がした。
娘は、しかし引き攣った表情で男を見上げるだけで、言葉を発さない。
男はおもむろに右手を振り上げると。
バシン! バシン!
手加減のない往復ビンタを張った。
「きゃああっ……!」
凍りついていた娘の顔に表情が動いた。それは恐怖だったが――茫然自失から正気を取り戻した証拠ではあった。
ウイィィィ……微かなモーター音とともに、ベッドが動いた。脚を拘束している部分が大きくV字形に開き、さらに膝の部分でΛの形状に屈曲する。
そして、男の一人がズボンを脱いで、すでに猛り勃っているペニスを露出すれば、その意図は明白だった。
「…………」
レイブされそうになっている女性であれば当然の、拒否の訴えを娘は叫ばない。もちろん、受容しているのではない。両手を握り締め歯を食い縛って、目前に迫った暴辱に抗している。
「お願い……殺さないで」
いよいよペニスがヴァギナを貫こうとしたとき、娘の口から命乞いの言葉が漏れた。犯されるということは、すぐには殺されないと理解しての言葉だったかもしれない。
男が侮りの笑いをこぼした。
「少なくとも四回は殺してやるぜ」
「余計なことは言うな」
四人とも褐色の肌で筋骨逞しい。髪も一様にミリタリーカットで、年齢も三十前後。迷彩模様のズボンとカーキ色のタンクトップ。一人だけフレームがごついサングラスを掛けている男が、短くたしなめた。
「アイ、サー」
軍体調の、しかしおどけたイントネーションの返事と共に、娘におおいかぶさっている男は、腰をぐいと進めた。
「くうっ……」
娘はもちろん処女ではなかった。しかし、恐怖で干上がっているヴァギナへの挿入は、みずから望んで抱かれたロストバージンのときよりも、むしろ苦痛が著しかった。
男としても、乾いた粘膜同士の擦過に快楽は生まれないだろう。しかし、不快をこらえてピストン運動を続けるうちに、娘の粘膜は強制的に分泌させられる愛(など無い)液で潤ってくる。男の腰の動きがリズミカルになって。
ぱんぱんぱんぱん……
股間を打ち付ける音が静寂の部屋に響き始める。
娘は突き上げられるたびに、豊満な乳房を上下に揺すぶられる。
サングラスの男が腰をかがめて、いろんな角度から結合部を観察している。娘の(肉体的な)反応を見定めようとしているのか。しかし、実行者に指示を与えたりはしなかった。
そして。三者ともに無言のまま――実行者が動きを止めて引き下がる。怒張を失ったペニスの先端からは白い糸を引いている。
ウイィィィ……腕の部分が左右に開いて、脚は水平に伸ばされる。脚の革バンドが一時的に解かれて足が引き上げられ、手首とひと括りにされた。娘の身体は、浮き上がった尻を頂点にしたV字形。
二人目の男がズボンを脱いでペニスを露出する。体格も顔つきも最初の男と似通っているが、明白な違いが二点だけあった。最初の男は首にぴったりの鎖で黄色い認識票(ドッグタグ)を鎖骨の間にぶら下げていたが、この男の認識票は青色だった。
そういえば、サングラスの認識票は白、最後の一人は赤だった。これが、四人を識別する最も確実な目印になっている。
それはともかく。最初にリンダを犯した黄色よりも、この青色のほうが、ペニスが明白にひとまわり大きい。ポルノビデオの主演男優になれる。男はそれを、今しがた強貫された穴のすぐ上で、まだ固く閉じている肉蕾に押し付けた。
「……アヌスは赦してください」
四回は殺すという意味を理解して、本来の意味で殺されることはなさそうだと安堵したのだろう。娘はようやく、犯されている女に相応しい言葉を口にした。
しかし、男は変わらずに無言。犯されてまだ開いている穴に指を突っ込んで分泌物を掬い取り、それを菫色の蕾になすりつけた。そして、無慈悲にペニスを押し込んだ。
「きひいいっ……痛い! 赦して……」
娘の哀願を無視して、男はいきなり荒腰を使い始めた。
「痛い……あうっ……いやああ!」
一分ほどで、二人目の男も射精に至った。しかし、娘はまだ二回しか殺されていない。
娘はすべての革バンドを解かれて、ベッドから下ろされた。両手首を前で縛り合わされて、天井のホイストクレーンから垂れるフックにつながれた。
チャリリリリ……ホイストが巻き上げられて、娘は両手を頭上に吊られ、さらに足が床から離れた。
サングラスの男が、部屋の隅の水栓から引っ張ったホースの先を娘に向けた。
ぶしゃああああ……絞られたノズルから噴出する水流が、娘の下半身に叩きつけられる。
「ひいいっ……」
水流の当たった肌が凹むほどの水圧。正面からざっと水を浴びせておいて、男は後ろへまわった。ノズルを下げ斜め上向きにして、尻の谷間に水を浴びせる。アナルセックスで掻き出された汚れを洗っている。そのままノズルを尻に近づけ、ついには先端をアヌスに突っ込んだ。
「ぐぎいいい……」
見る見るうちに、娘の腹が膨らんでいく。事前の処置ならともかく、事後のこれは娘に苦痛を与えるだけの行為だった。
しかし、娘を執拗に責める意図はないらしく、臨月の妊婦には程遠いところでノズルを抜去した。
ぶしゃああああ……奔流が床を叩き、幾つかの小さな塊も転がる。床に落ちた水は部屋の隅へ自然に流れて、壁と床の間のわずかな隙間へ吸い込まれていった。
サングラスもズボンを下ろして、勃起したペニスを露出する。最後の一人も彼に倣う。
四番手の赤色が娘の背後から足首をつかんで引き上げ、今度は垂直のV字形に娘を曲げた。両手を真っ直ぐ上に伸ばしているから、下向きの矢印というべきか。
サングラスが娘の正面に、キスができそうなくらい身体を近づけ、右手でペニスを垂直に保ち、左手でヴァギナをくつろげる。
チャリ……チャリ……小刻みに娘の身体が下ろされていき、ペニスが娘の股間に突き刺さった。
サングラスが娘の足首をつかみ、背後の赤色は軽く膝を曲げて腰の高さを合わせ、伸び上がるようにして一気にアヌスを貫いた。
「ひいいい……」
娘の悲鳴はこれまでとは違って、幾分か艶めいていた。とはいえ……
ウィ、ウィ、ウィ、ウィ……二人の男は動かず、ホイストが娘の身体を小刻みに上下させ始めると、肩に掛かる負荷とあいまって、娘の顔が苦痛に歪んでいく。
足首をつかんでいるサングラスが、娘の身体を上下動に合わせて左右にひねる。二本のペニスで前後ともぎちぎちになっているところを、さらにこねくられて。
「ひいっ、痛い……ああん……裂けてしまうう」
苦痛を訴える声が、すこしずつ蕩けていく。
ホイストの上下動は、男が欲望のままに衝き動かす荒腰に比べれば緩慢なので――十分近くも娘は揺すぶられ続けた。
その途中で、五人目の男が部屋に入ってきた。裸体のあふれる中で、ひとりだけスーツを着ている。白人だった。
「ミスターZは蘇生した。処置が早かったので、後遺症の懸念も無い」
それを聞いて四人の男たちが頷く。
「では、この娘は処刑せずに……?」
「必要な情報を聞き出した後は『なんでも有り(anything OK)』の娼館で罪を償わせてやろう」
白人の男は事務的に答えて、部屋のドアを閉ざした。
「では、次のフェーズに移行しよう」
二人の男が、ホイストの上下動に合わせてみずからも腰を使い始めた。示し合わせて同時に射精して。これで少なくとも四回、娘は殺されたことになる。
そして、これからが――拷問の幕開けなのだった。
殴打尋問
男たちが娘の身体から離れると、娘は両手だけで天井から吊られた形になる。時すでに遅しの感はあるが、娘は片脚を曲げて内側へよじり、すこしでも股間を男たちの目から隠そうとした。
「おまえの名前は?」
サングラスが、初めて娘に質問をした。
「アン・アザウェイ」
娘は素直に答えた。偽造IDカードでこのビルに侵入したのだが、そこに書かれてある名前は本名だった。
「年齢は?」
「19歳」
「どこに住んでいる?
「グレンモアシティ、オークアベニュー五番、サンシャイン・アパート318号」
「看護婦資格は持っているのか」
「準看護婦です」
「勤め先は?」
「…………」
それまでは淀みなく答えていたアンが、ためらいを見せた。というよりも、答えを拒否した。
「この仕事を依頼したのは勤め先の誰かなのか?」
「違います!」
あまりに切迫した口調だったので、嘘なのは明白だった。しかし、尋問者はそれを指摘しなかった。
「もう一度だけ尋ねるぞ。勤め先を言え。その雇い主に、暗殺を命じられたのだな?」
「……違います」
あるいは、隠し通せないと観念しているのかもしれない。それでも、自白出来ない理由が、彼女にはあった。
「そうか。喋りたくないのなら、喋らなくていいぞ」
「……?」
予想外の言葉に、アンは戸惑った。
尋問者は後ろに一歩下がった。と同時に……
ボスン!
「ぐええっ……」
腹にストレートを叩きこまれて、アンは頭をうつむけて呻いた。立っていれば、両手で腹を抱えて倒れ込むところだが、吊るされていてはそれも出来ない。
ボスン! ボスン! ボスン!
「ぐべへっ……うええええ!」
腹筋を固める暇もなく立て続けにパンチを叩きこまれて、アンは口から黄色い液を噴きこぼした。必死に曲げていた片脚もだらんと垂れ下がる。
尋問者はボクシングのファイティングポーズに構えて。
バシン! バシン! バシン! バシン!
乳房にフックを打ち込んだ。乳房が横ざまに吹っ飛び、身体もねじれる。アンは悲鳴を上げる息さえ出来ない。
「勤め先を言え」
尋問者が後ろへ下がって、平板な声で質問を繰り返した。
「…………」
「おまえの顔写真を手掛かりに、ビッグデータを検索するか、昔ながらに足を使って調べるか――勤め先を割り出すくらいは簡単だ。どちらも手間だから、おまえに尋ねているだけだ。隠しても意味はない。おまえが痛い目に遭うだけだぞ」
「…………」
アンは顔を上げて、尋問者に焦点の合わない目を向けた。
「組織(シンジケート)からの報復を恐れて口を閉ざしているのか? 素直に白状すれば、こっちの組織で庇護してやるMr.ホワイトの言葉を聞いていただろう。おまえは組織で経営している娼館で働かせてやる。ギャングバング、サド、マゾ、メッシー、レズビアン、ベスティアリティ――なんでもOKの娼婦としてな」
アンが、ぶるっと怖気を震った。
「安楽死を望むなら、希望を叶えてやってもいいぞ。生きたまま皮を剥がれ、焼鏝を当てられ、手足をひとつずつ切り取られていくよりは、ずっと安らかな死を与えてやる」
そんな言葉を聞かされて、自白しようと考える者がいるだろうか。アンは頑なに口を閉ざすばかりだった。
「そうか。娼婦も厭、安楽死も厭か。せいぜい、生き地獄を味わうがいい」
尋問者は一歩下がった位置から、そのまま回し蹴りを放った。
どすん!
「うぐっ……!」
肝臓に足の甲を叩きこまれて、アンの顔が苦悶に歪んだ。蹴られた反動で、身体がゆっくりと回る。百八十度回ったところで、腎臓に蹴りを入れられた。
「ぐぶっ……!」
そこからは、まったくの人間サンドバッグだった。腹にストレートを突き入れられ、乳房を左右のフックでパンチングボールさながらに揺すぶられ、太腿をローキックで痛めつけられる。頭を垂れると、顔まで容赦なく殴られた。
アンは何度も胃液を噴きこぼし、全身を痣だらけにして、ついに意識を失った。
「しばらく休ませてやるか。体力を回復させて、今度こそたっぷりと悲鳴を絞り出してやろう」
四人の男たちが、部屋から出て行って。アンは吊るされたまま、白い部屋に放置された。
========================================
破瓜が逝くはずの拷問シーンの連続のわりに、時間当たりの文字数が伸びません。
実は、前回に紹介したサブタイトルだけで、具体的なシナリオは頭の中だけにあったのです。過去形でした。あちこち忘れている部分があって、思い出す/新しく練るのに手間取っています。
実は、男たちの識別をどうするかも、考えてなかったのです。で、紆余曲折七曲り半で、認識票にしました。部屋中に隠しカメラが仕込んであるとしても、ポルノビデオでは局部アップとかも必要だと、これも書き進めてから気がついて、サングラサブルカメラ(はぁ?)にして。これをリーダーが装着することにしました。
おっと、言い忘れてましたけど。この記事に限らず、WORDで書いてルビを振ったり傍点を打ったりしている部分は、記事の文章には反映されていません。ルビは(括弧)表記。傍点はスルーです。
校訂後のきちんとした文章は、各販売サイトの有料製品版(と、無料体験版)をお読みください(*- -)(*_ _)ペコリ
冒頭を読まれてお分かりのように。実は前回の記事で紹介した拷問の項目よりも、拷問部屋の道具立ての方が多いです。ので、「絞首処分」の章の前に軽く「追加拷問」を挿入します。それでも150枚前後で終わるでしょう。
DLsite Affiliate キーワードは「人間サンドバッグ」 M男も含まれています。
しかし。責めシーンだけで書くと、けっこう短くなります。ていうか、やはり Short Story を意識してるのかな。
ともあれ。最初の2章を一挙公開。例によって校訂前です。
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連続凌辱
壁も床も天井も真っ白な部屋。照明器具は無く、壁面自体が発光している。
部屋の中央には、手術台を思わせる可動部を備えたベッドが設置されている。それが手術台で有り得ないのは、胴が乗る部分だけは幅がダブルベッドほどもあることと、四肢を拘束するための革バンドが至るところに取り付けられていることで明白だった。
部屋の調度は、それだけではない。X字形の柱、人体を水平にも垂直にも水没させられるだけの大きさがある全面アクリル板の水槽、さらには三角木馬や絞首台もある。天井には縦横に走行する小型のホイストクレーン。壁の一面には鞭や手錠やロープ、普通に大きいサイズのディルドから腕よりも太い物までが掛けられている。片隅の事務机には、電源ボックスと幾つもの電極。
そして監視カメラが十台以上も、これはひっそりとレンズだけを覗かせている。
そんなおどろおどろしい部屋に、今しも新しい生贄が連れ込まれてきたところだった。
膝上4インチのおとなしい白衣のワンピース、巻いた金髪の上にちょこんと載っているナースキャップ。彼女が真性の看護婦に見えないしとしたら、着衣の上からも分かる肉感派女優顔負けの極上ボディと、口をダクトテープ(ポリエチレンコーティングされた銀色ないし灰色のガムテープ:強靭)でふさがれていても、それが被虐美でしかない美貌のせいだろう。
後ろ手錠を掛けられて、男二人に両腋を掴まれ部屋に引きずり込まれた女は、そのままベッドへ追い上げられた。女――いや、娘といったほうが当たっているだろう。恐怖に歪んでいる美貌には、それでもなお、未性熟のあどけなさが漂っている。
娘はベッドの上で後ろ手錠を外され、後から部屋に入ってきた二人を加えて、四人がかりで仰向けに押さえ込まれた。上下に引き伸ばされた娘の手足を、革バンドがひとつずつ固縛していく。娘は、まったく抵抗しない。悲鳴すらあげない。
四人の男たちも無言。ただてきぱきと娘を磔けていく。そして、大ぶりのナイフの刃を上向きにして、切っ先をナース服の胸元に差し込むと。
ピイイイッ……真っ二つに裁ち裂いた。
「んんんーっ!」
初めて娘が反応を示した。
男はかまわず、ブラジャーとショーツもナイフで布切れに変えていった。それから、娘の口を封じているダクトテープを引き剥がした。
娘は、しかし引き攣った表情で男を見上げるだけで、言葉を発さない。
男はおもむろに右手を振り上げると。
バシン! バシン!
手加減のない往復ビンタを張った。
「きゃああっ……!」
凍りついていた娘の顔に表情が動いた。それは恐怖だったが――茫然自失から正気を取り戻した証拠ではあった。
ウイィィィ……微かなモーター音とともに、ベッドが動いた。脚を拘束している部分が大きくV字形に開き、さらに膝の部分でΛの形状に屈曲する。
そして、男の一人がズボンを脱いで、すでに猛り勃っているペニスを露出すれば、その意図は明白だった。
「…………」
レイブされそうになっている女性であれば当然の、拒否の訴えを娘は叫ばない。もちろん、受容しているのではない。両手を握り締め歯を食い縛って、目前に迫った暴辱に抗している。
「お願い……殺さないで」
いよいよペニスがヴァギナを貫こうとしたとき、娘の口から命乞いの言葉が漏れた。犯されるということは、すぐには殺されないと理解しての言葉だったかもしれない。
男が侮りの笑いをこぼした。
「少なくとも四回は殺してやるぜ」
「余計なことは言うな」
四人とも褐色の肌で筋骨逞しい。髪も一様にミリタリーカットで、年齢も三十前後。迷彩模様のズボンとカーキ色のタンクトップ。一人だけフレームがごついサングラスを掛けている男が、短くたしなめた。
「アイ、サー」
軍体調の、しかしおどけたイントネーションの返事と共に、娘におおいかぶさっている男は、腰をぐいと進めた。
「くうっ……」
娘はもちろん処女ではなかった。しかし、恐怖で干上がっているヴァギナへの挿入は、みずから望んで抱かれたロストバージンのときよりも、むしろ苦痛が著しかった。
男としても、乾いた粘膜同士の擦過に快楽は生まれないだろう。しかし、不快をこらえてピストン運動を続けるうちに、娘の粘膜は強制的に分泌させられる愛(など無い)液で潤ってくる。男の腰の動きがリズミカルになって。
ぱんぱんぱんぱん……
股間を打ち付ける音が静寂の部屋に響き始める。
娘は突き上げられるたびに、豊満な乳房を上下に揺すぶられる。
サングラスの男が腰をかがめて、いろんな角度から結合部を観察している。娘の(肉体的な)反応を見定めようとしているのか。しかし、実行者に指示を与えたりはしなかった。
そして。三者ともに無言のまま――実行者が動きを止めて引き下がる。怒張を失ったペニスの先端からは白い糸を引いている。
ウイィィィ……腕の部分が左右に開いて、脚は水平に伸ばされる。脚の革バンドが一時的に解かれて足が引き上げられ、手首とひと括りにされた。娘の身体は、浮き上がった尻を頂点にしたV字形。
二人目の男がズボンを脱いでペニスを露出する。体格も顔つきも最初の男と似通っているが、明白な違いが二点だけあった。最初の男は首にぴったりの鎖で黄色い認識票(ドッグタグ)を鎖骨の間にぶら下げていたが、この男の認識票は青色だった。
そういえば、サングラスの認識票は白、最後の一人は赤だった。これが、四人を識別する最も確実な目印になっている。
それはともかく。最初にリンダを犯した黄色よりも、この青色のほうが、ペニスが明白にひとまわり大きい。ポルノビデオの主演男優になれる。男はそれを、今しがた強貫された穴のすぐ上で、まだ固く閉じている肉蕾に押し付けた。
「……アヌスは赦してください」
四回は殺すという意味を理解して、本来の意味で殺されることはなさそうだと安堵したのだろう。娘はようやく、犯されている女に相応しい言葉を口にした。
しかし、男は変わらずに無言。犯されてまだ開いている穴に指を突っ込んで分泌物を掬い取り、それを菫色の蕾になすりつけた。そして、無慈悲にペニスを押し込んだ。
「きひいいっ……痛い! 赦して……」
娘の哀願を無視して、男はいきなり荒腰を使い始めた。
「痛い……あうっ……いやああ!」
一分ほどで、二人目の男も射精に至った。しかし、娘はまだ二回しか殺されていない。
娘はすべての革バンドを解かれて、ベッドから下ろされた。両手首を前で縛り合わされて、天井のホイストクレーンから垂れるフックにつながれた。
チャリリリリ……ホイストが巻き上げられて、娘は両手を頭上に吊られ、さらに足が床から離れた。
サングラスの男が、部屋の隅の水栓から引っ張ったホースの先を娘に向けた。
ぶしゃああああ……絞られたノズルから噴出する水流が、娘の下半身に叩きつけられる。
「ひいいっ……」
水流の当たった肌が凹むほどの水圧。正面からざっと水を浴びせておいて、男は後ろへまわった。ノズルを下げ斜め上向きにして、尻の谷間に水を浴びせる。アナルセックスで掻き出された汚れを洗っている。そのままノズルを尻に近づけ、ついには先端をアヌスに突っ込んだ。
「ぐぎいいい……」
見る見るうちに、娘の腹が膨らんでいく。事前の処置ならともかく、事後のこれは娘に苦痛を与えるだけの行為だった。
しかし、娘を執拗に責める意図はないらしく、臨月の妊婦には程遠いところでノズルを抜去した。
ぶしゃああああ……奔流が床を叩き、幾つかの小さな塊も転がる。床に落ちた水は部屋の隅へ自然に流れて、壁と床の間のわずかな隙間へ吸い込まれていった。
サングラスもズボンを下ろして、勃起したペニスを露出する。最後の一人も彼に倣う。
四番手の赤色が娘の背後から足首をつかんで引き上げ、今度は垂直のV字形に娘を曲げた。両手を真っ直ぐ上に伸ばしているから、下向きの矢印というべきか。
サングラスが娘の正面に、キスができそうなくらい身体を近づけ、右手でペニスを垂直に保ち、左手でヴァギナをくつろげる。
チャリ……チャリ……小刻みに娘の身体が下ろされていき、ペニスが娘の股間に突き刺さった。
サングラスが娘の足首をつかみ、背後の赤色は軽く膝を曲げて腰の高さを合わせ、伸び上がるようにして一気にアヌスを貫いた。
「ひいいい……」
娘の悲鳴はこれまでとは違って、幾分か艶めいていた。とはいえ……
ウィ、ウィ、ウィ、ウィ……二人の男は動かず、ホイストが娘の身体を小刻みに上下させ始めると、肩に掛かる負荷とあいまって、娘の顔が苦痛に歪んでいく。
足首をつかんでいるサングラスが、娘の身体を上下動に合わせて左右にひねる。二本のペニスで前後ともぎちぎちになっているところを、さらにこねくられて。
「ひいっ、痛い……ああん……裂けてしまうう」
苦痛を訴える声が、すこしずつ蕩けていく。
ホイストの上下動は、男が欲望のままに衝き動かす荒腰に比べれば緩慢なので――十分近くも娘は揺すぶられ続けた。
その途中で、五人目の男が部屋に入ってきた。裸体のあふれる中で、ひとりだけスーツを着ている。白人だった。
「ミスターZは蘇生した。処置が早かったので、後遺症の懸念も無い」
それを聞いて四人の男たちが頷く。
「では、この娘は処刑せずに……?」
「必要な情報を聞き出した後は『なんでも有り(anything OK)』の娼館で罪を償わせてやろう」
白人の男は事務的に答えて、部屋のドアを閉ざした。
「では、次のフェーズに移行しよう」
二人の男が、ホイストの上下動に合わせてみずからも腰を使い始めた。示し合わせて同時に射精して。これで少なくとも四回、娘は殺されたことになる。
そして、これからが――拷問の幕開けなのだった。
殴打尋問

「おまえの名前は?」
サングラスが、初めて娘に質問をした。
「アン・アザウェイ」
娘は素直に答えた。偽造IDカードでこのビルに侵入したのだが、そこに書かれてある名前は本名だった。
「年齢は?」
「19歳」
「どこに住んでいる?
「グレンモアシティ、オークアベニュー五番、サンシャイン・アパート318号」
「看護婦資格は持っているのか」
「準看護婦です」
「勤め先は?」
「…………」
それまでは淀みなく答えていたアンが、ためらいを見せた。というよりも、答えを拒否した。
「この仕事を依頼したのは勤め先の誰かなのか?」
「違います!」
あまりに切迫した口調だったので、嘘なのは明白だった。しかし、尋問者はそれを指摘しなかった。
「もう一度だけ尋ねるぞ。勤め先を言え。その雇い主に、暗殺を命じられたのだな?」
「……違います」
あるいは、隠し通せないと観念しているのかもしれない。それでも、自白出来ない理由が、彼女にはあった。
「そうか。喋りたくないのなら、喋らなくていいぞ」
「……?」
予想外の言葉に、アンは戸惑った。
尋問者は後ろに一歩下がった。と同時に……
ボスン!
「ぐええっ……」
腹にストレートを叩きこまれて、アンは頭をうつむけて呻いた。立っていれば、両手で腹を抱えて倒れ込むところだが、吊るされていてはそれも出来ない。
ボスン! ボスン! ボスン!
「ぐべへっ……うええええ!」
腹筋を固める暇もなく立て続けにパンチを叩きこまれて、アンは口から黄色い液を噴きこぼした。必死に曲げていた片脚もだらんと垂れ下がる。
尋問者はボクシングのファイティングポーズに構えて。
バシン! バシン! バシン! バシン!
乳房にフックを打ち込んだ。乳房が横ざまに吹っ飛び、身体もねじれる。アンは悲鳴を上げる息さえ出来ない。
「勤め先を言え」
尋問者が後ろへ下がって、平板な声で質問を繰り返した。
「…………」
「おまえの顔写真を手掛かりに、ビッグデータを検索するか、昔ながらに足を使って調べるか――勤め先を割り出すくらいは簡単だ。どちらも手間だから、おまえに尋ねているだけだ。隠しても意味はない。おまえが痛い目に遭うだけだぞ」
「…………」
アンは顔を上げて、尋問者に焦点の合わない目を向けた。
「組織(シンジケート)からの報復を恐れて口を閉ざしているのか? 素直に白状すれば、こっちの組織で庇護してやるMr.ホワイトの言葉を聞いていただろう。おまえは組織で経営している娼館で働かせてやる。ギャングバング、サド、マゾ、メッシー、レズビアン、ベスティアリティ――なんでもOKの娼婦としてな」
アンが、ぶるっと怖気を震った。
「安楽死を望むなら、希望を叶えてやってもいいぞ。生きたまま皮を剥がれ、焼鏝を当てられ、手足をひとつずつ切り取られていくよりは、ずっと安らかな死を与えてやる」
そんな言葉を聞かされて、自白しようと考える者がいるだろうか。アンは頑なに口を閉ざすばかりだった。
「そうか。娼婦も厭、安楽死も厭か。せいぜい、生き地獄を味わうがいい」
尋問者は一歩下がった位置から、そのまま回し蹴りを放った。
どすん!
「うぐっ……!」
肝臓に足の甲を叩きこまれて、アンの顔が苦悶に歪んだ。蹴られた反動で、身体がゆっくりと回る。百八十度回ったところで、腎臓に蹴りを入れられた。
「ぐぶっ……!」
そこからは、まったくの人間サンドバッグだった。腹にストレートを突き入れられ、乳房を左右のフックでパンチングボールさながらに揺すぶられ、太腿をローキックで痛めつけられる。頭を垂れると、顔まで容赦なく殴られた。
アンは何度も胃液を噴きこぼし、全身を痣だらけにして、ついに意識を失った。
「しばらく休ませてやるか。体力を回復させて、今度こそたっぷりと悲鳴を絞り出してやろう」
四人の男たちが、部屋から出て行って。アンは吊るされたまま、白い部屋に放置された。
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破瓜が逝くはずの拷問シーンの連続のわりに、時間当たりの文字数が伸びません。
実は、前回に紹介したサブタイトルだけで、具体的なシナリオは頭の中だけにあったのです。過去形でした。あちこち忘れている部分があって、思い出す/新しく練るのに手間取っています。
実は、男たちの識別をどうするかも、考えてなかったのです。で、紆余曲折七曲り半で、認識票にしました。部屋中に隠しカメラが仕込んであるとしても、ポルノビデオでは局部アップとかも必要だと、これも書き進めてから気がついて、サングラサブルカメラ(はぁ?)にして。これをリーダーが装着することにしました。
おっと、言い忘れてましたけど。この記事に限らず、WORDで書いてルビを振ったり傍点を打ったりしている部分は、記事の文章には反映されていません。ルビは(括弧)表記。傍点はスルーです。
校訂後のきちんとした文章は、各販売サイトの有料製品版(と、無料体験版)をお読みください(*- -)(*_ _)ペコリ
冒頭を読まれてお分かりのように。実は前回の記事で紹介した拷問の項目よりも、拷問部屋の道具立ての方が多いです。ので、「絞首処分」の章の前に軽く「追加拷問」を挿入します。それでも150枚前後で終わるでしょう。
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