Progress Report 1:スケバン リンチ志願~悦虐へのエチュード
まずは順調な滑り出し。冒頭にリンチのシーンを持って来たのは、話の順序がそうなっているからではありますが、多分に読者を「惹きつける」ということを意識してのことでもあります。
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前 奏
リンチを覗き見
立入禁止になっている旧校舎の西端は、廃品倉庫になっている。古びた教室机セットや書棚とか、安全基準を満たさなくなった体育用品とか、座面からバネの飛び出たソファーやコマ跳びを起こす映写機などなど。修理すればまだまだ使える什器類をあっさりと廃棄するという、消費こそ美徳の風潮が、一九八〇年を迎えていよいよ顕著となりつつあるのは、ここ百合香女学院でも同じだった。
越逆希美は、その壊れかけのソファにぼんやりと座って、脚の錆び付いた陸上競技のハードルを眺めていた。
あれに跨がったら痛いだろうなと――空想、いや妄想してみる。誰も見ていなくても、そんなエッチなことをするのは羞ずかしい。エッチなこと、SMチックなことだと自覚してしまっている。
そのくせ。暴漢に襲われて、縛られて、鞭で追い立てられて、泣きながらハードルを跨ぐ。そんな妄想が浮かんでくると。首筋がやっと隠れるボブヘアをぶるるっと左右に振って、妄想を追い払った。
希美がここへ来るのは、週に一度。新体操部でビギナー抜きの練習がある金曜日だった。新入部員十人のうち、体操を含めてまったくの未経験者は希美の他には二人だけだった。三人には、基本的なストレッチ運動など他の部員とは異なるメニューが与えられていて、ユニフォームを購入することも許されていない。
希美は新体操に興味があったのではない。身体の線がくっきり浮かび上がるユニフォームを身に付けて、見知らぬ観客の前でのけ反ったり大股を開いたりする――その羞ずかしさに興味があったのだ。このままでは二年間頑張ったところで、ずっと先を行っている七人に追い付くことは出来そうにない。試合にも出してもらえない。それが分かると、熱心を装って練習を見学する気にはなれないのだった。かといって、運動部員のくせに放課後すぐに下校するのは、自分が入部早々の落ちこぼれだと周囲に宣伝しているようなもの。なので、誰も来ない場所で(淫らな妄想に抗いながら)暇を潰している。
遠くに人の気配が動いて、希美は妄想から醒めた。耳を澄ますと、多人数の足音。とうとう廃品回収の業者さんが来たんだろうか。それとも、取り壊し――は、三年前から中断されたまま。
立入禁止の場所にいるのを見つかってはまずいので、こっそりと廊下に出て――五、六人の男女が東端の教室に入って行く後ろ姿が見えた。踝が隠れるくらいのロングスカートのセーラー服と、背広を着崩した若い男と。
スケバングループ。旧校舎は、彼女たちの溜り場になってはいるが、それは授業が終わるまで。放課後は、とっとと盛り場へ繰り出していく。だから安心して、希美もここで妄想に耽っていたのだけれど。あと一時間もしないうちに全員下校のチャイムが鳴るこんな時刻に引き返して来るなんて変だ。若い男の人もいた。まさか、学校で乱交パーティー?
希美は好奇心を抑えられなくて、足音を忍ばせて教室の近くまで行った。廊下にしゃがんで、積み重ねられた段ボール箱の隙間から覗き見をする。
「てめえ、いい度胸してやがんな。おれらのシマでおれらの学校の生徒をカツアゲするたあ、きっちりオトシマエをつけてもらうぜ」
四人のスケバングループが、男女二人組を取り囲んでいる。希美の目にはスケバンの角島苑子よりもさらに年上――オトナに見える金髪の女は、革ジャンにジーパンという、一目でツッパリと分かる服装だった。
恫喝された女は、不敵にせせら嗤っている。
「お嬢ちゃんが粋がるんじゃねえよ。なにが『おれらのシマ』さ。あそこもここも、全部カツシマ組の縄張だよ。そんで、この人はカツシマ組の若頭なんだよ」
背広の若い男が、女を庇うように前へ出た。
苑子は臆せず、というよりも馬鹿にしたように。そっぽを向いて男の顔の前の空間をはたいた。
「へえ、あんたがカツシマ組の若頭さんねえ?」
「そうだ。今日からお前らは、俺の情婦の下に着いてもらおう。それで、この一件は水に流してやる」
「ふうん……?」
苑子は、ますます馬鹿にした目つきを男に向けた。
「あのな。葛って字に島と書いてカツシマと読むのは、組と付き合いのない素人ネスだぜ。ほんとうの読み方は、カドシマっていうんだ」
「……お前たちに分かり易く言っただけだ」
「そんでもって、ついでに教えといてやるけど。おれの名前は、角に島の角島かどしまっていうんだぜ。あり七光にゃ頼りたくないけど、平和に解決できるなら、その方がいいだろ」
女のほうは、まだぽかんとしていたが、男の顔には激しい動揺が浮かんだ。が、それも一瞬のこと。男は背広の内懐に手を突っ込むと、拳銃を取り出した。
「そうだな。平和的に解決させてもらおう。このまま帰らせてもらうぜ」
拳銃を突きつけられても、苑子は動じない。
「そいつはガバメントだね」
ヤクザの娘だからなのか、苑子は大型拳銃の種類を言い当てた。
「シングルアクションのオートマを、コッキングしないで射てるってのかよっ!」
言い終わったときには、スカートの中に隠し持っていたチェーンを引き抜いていた。踏み込みながらアンダースロー気味にチェーンを繰り出した。銀色に鈍く光る細いチェーンが、黒青色の拳銃に絡み付いて。
ギャィン、ガチャン……男が持っていた拳銃が吹っ飛ぶ。
苑子は踏み込んだ勢いで男に肩からぶちかまして、押し倒していた。
「手錠!」
手下がぺちゃんこの学生鞄から手錠を取り出して苑子に渡す。
拳銃を取り出してから十秒と立たないうちに、男は後ろ手錠を掛けられて床に転がされていた。
「うへえ。いちおう本物だよ」
拳銃を拾った少女が、弾倉を抜いて中の銃弾を見ると、感心したような声を上げた。
ちょっと見ただけでモデルガンとの見分けがつくなんて、この人たちって武闘派なんだな――と、希美は限られた知識と語彙を総動員した。
男はさらに、教室の隅で机に縛り付けられて。しかし、それで事態が収拾したわけではない。むしろこれからが――非平和的な解決の始まりだった。
「亜香里、組事務所に電話してこい。こないだから出没してた偽物らしいのを捕まえたってな」
希美と同じくらいに小柄な少女が教室から出てくる。さいわいに東端の通用口から校舎の外へ出たので、希美は見つからずにすんだ。
こんな所から覗き見していては、いずれ見つけられて――何をされるか分かったものじゃない。そうは思ったけれど、あの二人が何をされるか、どうしても見届けたかった。
「組の名を騙ってユスリタカリ。いたいけな乙女に向けてモノホンのチャカまで振り回しやがって。指の何本かと銭金でケリがつくか、ドラム缶にコンクリ詰めかは、親父たちに任せるとして……」
呆然と突っ立っている女へ、苑子が視線を転じた。
「おめえは、どうされたい情夫と心中立てするかい?」
「ごめんなさいっ……」
女が床に身を投げ、額を擦り付けて土下座した。
「二度とこの街には足を踏み入れません。益夫とも縁を切ります。だから……勘弁してください」
苑子がポケットからタバコを取り出して口に咥えると、子分がライターを差し出して火を点ける。苑子は吸った煙をすぐに吐き出して。
「おれらの流儀でケジメをつけるってんなら、親父に口を利いてやってもいいぜ」
相手の反応を待つ――までもなく。
「なんでもします。だから、赦してください」
床に擦り付けている頭を苑子が、ヒールの高い靴で踏みにじった。
「じゃあ、詫びを入れる姿になれよ」
「どうすれば……?」
すでに土下座している。
「生意気に服なんか着てるんじゃねえよ。素っ裸になれつってんだよ」
喉元に靴の爪先をねじ込まれ撥ね上げられて、女がのけぞった。そのまま身を起こして革ジャンとTシャツを脱ぎ、苑子を上目遣いにうかがってからブラジャーも外した。
二段階くらいは負けている。息を殺して成り行きを見詰めながら、希美は思った。その感想は控え目で――少なくとも三段階、見方によっては五段階も負けている。
衣服を脱がされているのは、西郷聡子。定時制の五年生だから、苑子よりも歳上。もちろん、希美が「負けている」と感じたのは年齢ではなく性熟度である。ボンキュッボンのボンが、希美はBなのに対して聡子はDである。ちなみに苑子もDであるが、彼女のヌードが登場するのは、前奏パートの終章である。
聡子が上半身裸になっても、苑子は腰に手を当てたまま冷ややかに見下ろして無言。聡子はのろのろと立ち上がった。ブーツを脱いでかさyらジーパンを下げ、最後にはためらいながら、パンティも足から抜き取った。
それを見届けてから。苑子が教室の隅からロープを引っ張り出した。建設現場なんかで立入禁止場所に張り巡らす黄色と黒の縞模様の、トラロープといえば「ああ、あれ」というやつだ。
二人の子分が(ロングスカートをめくり上げて)肩車をして、天井の破れ目から剥き出しになっている太い梁にロープを掛けた。
聡子の両手を前で縛って、ロープを引く。聡子は梁から吊られた格好になったが、梁とロープの摩擦に抗して吊り上げるのは手に余るのか、両足は床に着いている。
「さて……」
苑子がチェーンを二つ折にして、聡子の頬を撫でた。
「明日から、おまえは男の天国女の地獄で、何年か働くことになるが……」
「嘘つきっ!」
聡子が大声で苑子の言葉を遮った。
「赦してくれるって言ったじゃないか?!」
「指が無くなるよりゃいいだろ。それとも腎臓を片っ方売るか。そうならないよう、親父に口を利いてやるって言ったんだ」
聡子の目に憎悪の焔が宿ったが、苑子は無視した。
「明日からすぐに働きたいかい。それとも、半月ばかりは心の準備をしたいかい?」
「……少しでも先の方が」
たとえ縛られていなくても、たとえタイマンでも、苑子には勝てない。まして今は……どんなに理不尽な運命にでも甘んじるしかないと、聡子は諦めたのだった。
「そうかい」
チャラッと、苑子がチェーンを垂らした。
「じゃあ、こいつでヤキを入れてやるよ。傷が治るまでは、客を取らされないだろうね」
「やめて……そんなので叩かれたら、ダブルッパよりもひどいことになっちまう。お願いだから、赦して」
聡子が顔を引き攣らせて懇願する。
スケバン特有の武器に、指の間に剃刀の刃を挟むという、ドスに比べれば可愛らしい物がある。ただし、二枚の刃を硬貨でサンドイッチにすると傷の縫合が困難となり、生涯消えない傷痕になるという――女にとっては、ある意味ドスよりもチャカよりも残忍な凶器と化す。
「少しは手加減してやるよ。美容整形で元通りになる。治療費は、おまえの前借がちょっと増えるだけさ」
「くそっ……益夫、助けてよおおっ!」
聡子は愛人に助けを求めたが、男はそれどころではない。チンピラが本筋を騙って堅気の衆に実害を及ぼしたとなると、コンクリ詰はともかく、両手の小指だけだは済まないだろう。
「いい加減で観念しなっ!」
苑子がチェーンを水平に振るって、聡子の乳房に叩きつけた。
「いぎゃああっ……!」
凄まじい悲鳴に目を閉じる瞬前、乳房がひしゃげて横に吹っ飛ぶのを、希美ははっきりと見ていた。
ひゅんっとチェーンが風を切る音と、バヂインと肉を打つ音。そして悲鳴。
怖いもの見たさに希美が目を開けたとき、聡子の双つの乳房には、くっきりと赤い二本の線条が、乳首を上下から挟むように刻み付けられていた。
「見てくれをあまり傷つけちゃ可哀想だしね」
苑子が大きく踏み込んで、腹にチェーンを叩きつけた。先端がぐるっとひと巻して臍を打った。
「ぎひいいいっ……」
苑子が左手を添えてチェーンをほぐした。そのまま引けば、チェーンが腹を擦って傷を深くしていただろう。手加減をするという約束は、商品価値に配慮してのことかもしれないが、守ってはいるらしい。
お腹を傷つけられるのは困るな。生まれて初めて凄惨なリンチを目の当たりにしながら希美は、もしも自分があの女の人だったら――と、妄想にのめり込んでしまう。乳房ならブラジャーで隠せるけれど、お腹は着替えのときなんかに見られてしまいそう。だけど、理不尽なリンチを受けたのだとしたら、同情してもらえるかな。
バヂイン、バヂイン。
続けざまに肉を打つ音に、希美は妄想から引き戻された。
苑子が水平に8の字を描くようにチェーンを振り回して、聡子の尻を滅多打ちにしていた。
聡子は歯を食い縛って耐えている。尻は他の部位に比べれば鈍感だし、チェーンも軽く振り回しているだけなのだろう。
あれならリンチじゃなくて、お仕置とまでは言わないけれど折檻かな。希美の中では、それぞれが別の意味を持っていた。
リンチは、とにかく残酷で痛くて大怪我をさせられる。折檻はそこまでひどくないけれど、継子とか女中とか奴隷とか、身分の差が伴っている。お仕置は、教え子とか後輩とか、甘ったるい香りがする。
ついつい自分の妄想が目の前の光景と重なってしまうせいだろうか。聡子の背後に回り込んで、廊下に向かい合う形になっていた苑子が、教室の外に積み上げてある段ボール箱に一瞬の視線を留めたのに、希美は気づかなかった。
苑子が聡子の正面に戻って。
「念のために聞いとくけど。まさか、その歳でバージンってことはないだろうね」
「益夫を馬鹿にするな」
まだ男に未練があるのか、トンチンカンなようで的確な受け答えだった。
「そうかい」
苑子がチェーンをを二つ折にして、さらに四つに折り曲げた。チェーンは平面的にしか曲がらないから、Wを横から押し潰した形状になる。チェーンをひねって、その二つのVを重ね合わせて。四本を束にしたチェーンを、聡子の股間に突き付けた。
「それじゃ遠慮は要らねえな。職業訓練をしといてやるよ」
聡子が反射的に股をきつく閉じ合わせた。
「やめろ。そんなの、無理だ……」
苑子がせせら嗤う。
「せいぜい三センチだぜ。あの男のチンポは、これより小さいってのか」
スケバン御用達のチェーンは自転車用の品で、断面は一センチ角程度だから、四つを束ねたところで対角の寸法は三センチちょっと。ペニスの平均的な勃起サイズより小さい。しかし、ごつごつした形状は、如何にも威圧的だった。
「脚を開けよ。それとも、無理矢理ねじ挿れられるのが好みかい?」
チェーンの先端を、閉じ合わされたY字形の交点に、ぐりぐりとねじりながら押し込んでいく。先端が股間に埋没して――苑子は強引に突っ込もうとする。
「痛い、痛いってばよお……」
根負けして、聡子が脚を開いた。苑子は脚の間に拳を突っ込んで、握っているチェーンを一気に抉り挿れた
「ぐぎぎぎ……痛い。壊れちまうよう……」
ぴくりとも腰を動かすまいと、聡子は全身の筋肉を突っ張って耐えている。しかし、その悲鳴は――チェーンで叩かれていたときの切迫した叫びには遠かった。
希美は瞬きすら忘れて、妖しくも凄惨な光景を見詰めている。女性器に異物が挿入されるのを見たのは、これが初めてだった。
あの女の人が、あたしだったら。希美は、また妄想に囚われる。処女を破られる激痛に泣き叫んでいるだろう。気絶してしまうかもしれない。血もいっぱい出るんだろうな。
「ひいい……やめて……もう赦してくれよお」
大きなストロークでチェーンを抽挿されて、聡子が悶えている。
苑子はピストン運動に手首の捻りを加えているらしいのだが、希美からは苑子の身体の陰になっていて、よく見えない。見えたところで、膣内を角張った異物で掻き回される苦痛までは、妄想すら出来ないだろうが。
しかし。アダルトビデオも普及していないこの当時において。クリトリスへのささやかなオナニーで漏れるみずからの稚い喘ぎ声しか知らない希美でも、聡子の呻き声が次第に変わっていくのは、容易に聞き分けられた。
「くう……痛いったら……やめて……くれよおお」
なんてこと……感じてるんだわ。中にあんな物を突っ込まれて。膣性感という言葉は婦人雑誌で覚えたけれど、その片鱗も想像できない希美だった。
「これくらい感じるなら、職業訓練の必要もねえな」
苑子がつまらなさそうに言って、チェーンを引き抜いた。
「ああっ……いやあ……」
中途半端に放り出されるつらさも、希美はまだ知らない。
苑子たち三人のスケバングループは、机に縛り付けられている男と、天井の梁から吊られている女をそのままにして。思い思いの場所に座り込むと、煙草を吸い始めた。肺まで煙を吸い込まず、ただふかしているだけだが、硬派不良少女の貫禄十分な絵柄だった。
希美も妄想から完全に醒めて。段ボール箱の陰から這い出た。今は校舎の外に出たら、電話を掛けに行ってそのまま戻って来ていない亜香里という人と鉢合わせするかもしれないからと、無謀な行動を合理化して――西端の教室に隠れて様子を伺い続けた。
やがて自動車が校庭に乗り入れてきて。複数人の足音が廊下に響いて。もっと大勢の足音になって遠ざかり、最後は自動車の走り去る気配。
旧校舎に独り取り残されて三十分ばかり。希美は動けないでいた。またしても妄想に浸っていたのだった。
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スケバンを「角島爽代」から「角島苑子」に変更したのは、シリアスな内容なのに名前で遊びすぎるのは銅かな銀かな金かな入賞しないんじゃないかなと、思い直した次第です。
でも、次章にチョイ役で出てくる道徳指導の教師が「箕内富利/みないふり」とか。まあ、フルネームは出しませんけど。
このペースで書いていけば、10月中に400枚くらいで完結しますが。
発作マグナ的に紙飛行機熱が、焼け棒杭に火が点いたりしてます。
こんなのとか、

こんなのとか

こっちは、こんなふうに仕上がります。
いや、作るのは(セメダインの乾燥時間を除けば)1機あたり数十分ですが。
完成機体を飛行場(原っぱともいう)へ持って行って調整するのが。最低でも100m四方の場所、実は200m×300mありますが、そこまでの往復時間が1時間ちょい。1機あたりの調整時間が15分。ちゃんと飛べばそれだけ遠くまで回収に行くのですから、半日掛けて調整できるのが6~8機。すぐには引き揚げずに、オニギラズあたりを肴にちょい呑みとかして。つまりは、丸一日費やします。
まあ。書くのも作るのも飛ばすのも、他人様に言わせれば趣味。本人様としては生き甲斐。歩きスマホで人生の時間を有効活用してらっしゃる御仁に言わせれば……時間の無駄遣いとがおっしゃらりるれろ。
さて。ブログの記事も時間の……いや、これはSMX工房ぷろだくつうの販促活動なのだ。
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前 奏
リンチを覗き見
立入禁止になっている旧校舎の西端は、廃品倉庫になっている。古びた教室机セットや書棚とか、安全基準を満たさなくなった体育用品とか、座面からバネの飛び出たソファーやコマ跳びを起こす映写機などなど。修理すればまだまだ使える什器類をあっさりと廃棄するという、消費こそ美徳の風潮が、一九八〇年を迎えていよいよ顕著となりつつあるのは、ここ百合香女学院でも同じだった。
越逆希美は、その壊れかけのソファにぼんやりと座って、脚の錆び付いた陸上競技のハードルを眺めていた。
あれに跨がったら痛いだろうなと――空想、いや妄想してみる。誰も見ていなくても、そんなエッチなことをするのは羞ずかしい。エッチなこと、SMチックなことだと自覚してしまっている。
そのくせ。暴漢に襲われて、縛られて、鞭で追い立てられて、泣きながらハードルを跨ぐ。そんな妄想が浮かんでくると。首筋がやっと隠れるボブヘアをぶるるっと左右に振って、妄想を追い払った。
希美がここへ来るのは、週に一度。新体操部でビギナー抜きの練習がある金曜日だった。新入部員十人のうち、体操を含めてまったくの未経験者は希美の他には二人だけだった。三人には、基本的なストレッチ運動など他の部員とは異なるメニューが与えられていて、ユニフォームを購入することも許されていない。
希美は新体操に興味があったのではない。身体の線がくっきり浮かび上がるユニフォームを身に付けて、見知らぬ観客の前でのけ反ったり大股を開いたりする――その羞ずかしさに興味があったのだ。このままでは二年間頑張ったところで、ずっと先を行っている七人に追い付くことは出来そうにない。試合にも出してもらえない。それが分かると、熱心を装って練習を見学する気にはなれないのだった。かといって、運動部員のくせに放課後すぐに下校するのは、自分が入部早々の落ちこぼれだと周囲に宣伝しているようなもの。なので、誰も来ない場所で(淫らな妄想に抗いながら)暇を潰している。
遠くに人の気配が動いて、希美は妄想から醒めた。耳を澄ますと、多人数の足音。とうとう廃品回収の業者さんが来たんだろうか。それとも、取り壊し――は、三年前から中断されたまま。
立入禁止の場所にいるのを見つかってはまずいので、こっそりと廊下に出て――五、六人の男女が東端の教室に入って行く後ろ姿が見えた。踝が隠れるくらいのロングスカートのセーラー服と、背広を着崩した若い男と。
スケバングループ。旧校舎は、彼女たちの溜り場になってはいるが、それは授業が終わるまで。放課後は、とっとと盛り場へ繰り出していく。だから安心して、希美もここで妄想に耽っていたのだけれど。あと一時間もしないうちに全員下校のチャイムが鳴るこんな時刻に引き返して来るなんて変だ。若い男の人もいた。まさか、学校で乱交パーティー?
希美は好奇心を抑えられなくて、足音を忍ばせて教室の近くまで行った。廊下にしゃがんで、積み重ねられた段ボール箱の隙間から覗き見をする。
「てめえ、いい度胸してやがんな。おれらのシマでおれらの学校の生徒をカツアゲするたあ、きっちりオトシマエをつけてもらうぜ」
四人のスケバングループが、男女二人組を取り囲んでいる。希美の目にはスケバンの角島苑子よりもさらに年上――オトナに見える金髪の女は、革ジャンにジーパンという、一目でツッパリと分かる服装だった。
恫喝された女は、不敵にせせら嗤っている。
「お嬢ちゃんが粋がるんじゃねえよ。なにが『おれらのシマ』さ。あそこもここも、全部カツシマ組の縄張だよ。そんで、この人はカツシマ組の若頭なんだよ」
背広の若い男が、女を庇うように前へ出た。
苑子は臆せず、というよりも馬鹿にしたように。そっぽを向いて男の顔の前の空間をはたいた。
「へえ、あんたがカツシマ組の若頭さんねえ?」
「そうだ。今日からお前らは、俺の情婦の下に着いてもらおう。それで、この一件は水に流してやる」
「ふうん……?」
苑子は、ますます馬鹿にした目つきを男に向けた。
「あのな。葛って字に島と書いてカツシマと読むのは、組と付き合いのない素人ネスだぜ。ほんとうの読み方は、カドシマっていうんだ」
「……お前たちに分かり易く言っただけだ」
「そんでもって、ついでに教えといてやるけど。おれの名前は、角に島の角島かどしまっていうんだぜ。あり七光にゃ頼りたくないけど、平和に解決できるなら、その方がいいだろ」
女のほうは、まだぽかんとしていたが、男の顔には激しい動揺が浮かんだ。が、それも一瞬のこと。男は背広の内懐に手を突っ込むと、拳銃を取り出した。
「そうだな。平和的に解決させてもらおう。このまま帰らせてもらうぜ」
拳銃を突きつけられても、苑子は動じない。
「そいつはガバメントだね」
ヤクザの娘だからなのか、苑子は大型拳銃の種類を言い当てた。
「シングルアクションのオートマを、コッキングしないで射てるってのかよっ!」
言い終わったときには、スカートの中に隠し持っていたチェーンを引き抜いていた。踏み込みながらアンダースロー気味にチェーンを繰り出した。銀色に鈍く光る細いチェーンが、黒青色の拳銃に絡み付いて。
ギャィン、ガチャン……男が持っていた拳銃が吹っ飛ぶ。
苑子は踏み込んだ勢いで男に肩からぶちかまして、押し倒していた。
「手錠!」
手下がぺちゃんこの学生鞄から手錠を取り出して苑子に渡す。
拳銃を取り出してから十秒と立たないうちに、男は後ろ手錠を掛けられて床に転がされていた。
「うへえ。いちおう本物だよ」
拳銃を拾った少女が、弾倉を抜いて中の銃弾を見ると、感心したような声を上げた。
ちょっと見ただけでモデルガンとの見分けがつくなんて、この人たちって武闘派なんだな――と、希美は限られた知識と語彙を総動員した。
男はさらに、教室の隅で机に縛り付けられて。しかし、それで事態が収拾したわけではない。むしろこれからが――非平和的な解決の始まりだった。
「亜香里、組事務所に電話してこい。こないだから出没してた偽物らしいのを捕まえたってな」
希美と同じくらいに小柄な少女が教室から出てくる。さいわいに東端の通用口から校舎の外へ出たので、希美は見つからずにすんだ。
こんな所から覗き見していては、いずれ見つけられて――何をされるか分かったものじゃない。そうは思ったけれど、あの二人が何をされるか、どうしても見届けたかった。
「組の名を騙ってユスリタカリ。いたいけな乙女に向けてモノホンのチャカまで振り回しやがって。指の何本かと銭金でケリがつくか、ドラム缶にコンクリ詰めかは、親父たちに任せるとして……」
呆然と突っ立っている女へ、苑子が視線を転じた。
「おめえは、どうされたい情夫と心中立てするかい?」
「ごめんなさいっ……」
女が床に身を投げ、額を擦り付けて土下座した。
「二度とこの街には足を踏み入れません。益夫とも縁を切ります。だから……勘弁してください」
苑子がポケットからタバコを取り出して口に咥えると、子分がライターを差し出して火を点ける。苑子は吸った煙をすぐに吐き出して。
「おれらの流儀でケジメをつけるってんなら、親父に口を利いてやってもいいぜ」
相手の反応を待つ――までもなく。
「なんでもします。だから、赦してください」
床に擦り付けている頭を苑子が、ヒールの高い靴で踏みにじった。
「じゃあ、詫びを入れる姿になれよ」
「どうすれば……?」
すでに土下座している。
「生意気に服なんか着てるんじゃねえよ。素っ裸になれつってんだよ」
喉元に靴の爪先をねじ込まれ撥ね上げられて、女がのけぞった。そのまま身を起こして革ジャンとTシャツを脱ぎ、苑子を上目遣いにうかがってからブラジャーも外した。
二段階くらいは負けている。息を殺して成り行きを見詰めながら、希美は思った。その感想は控え目で――少なくとも三段階、見方によっては五段階も負けている。
衣服を脱がされているのは、西郷聡子。定時制の五年生だから、苑子よりも歳上。もちろん、希美が「負けている」と感じたのは年齢ではなく性熟度である。ボンキュッボンのボンが、希美はBなのに対して聡子はDである。ちなみに苑子もDであるが、彼女のヌードが登場するのは、前奏パートの終章である。
聡子が上半身裸になっても、苑子は腰に手を当てたまま冷ややかに見下ろして無言。聡子はのろのろと立ち上がった。ブーツを脱いでかさyらジーパンを下げ、最後にはためらいながら、パンティも足から抜き取った。
それを見届けてから。苑子が教室の隅からロープを引っ張り出した。建設現場なんかで立入禁止場所に張り巡らす黄色と黒の縞模様の、トラロープといえば「ああ、あれ」というやつだ。
二人の子分が(ロングスカートをめくり上げて)肩車をして、天井の破れ目から剥き出しになっている太い梁にロープを掛けた。
聡子の両手を前で縛って、ロープを引く。聡子は梁から吊られた格好になったが、梁とロープの摩擦に抗して吊り上げるのは手に余るのか、両足は床に着いている。
「さて……」
苑子がチェーンを二つ折にして、聡子の頬を撫でた。
「明日から、おまえは男の天国女の地獄で、何年か働くことになるが……」
「嘘つきっ!」
聡子が大声で苑子の言葉を遮った。
「赦してくれるって言ったじゃないか?!」
「指が無くなるよりゃいいだろ。それとも腎臓を片っ方売るか。そうならないよう、親父に口を利いてやるって言ったんだ」
聡子の目に憎悪の焔が宿ったが、苑子は無視した。
「明日からすぐに働きたいかい。それとも、半月ばかりは心の準備をしたいかい?」
「……少しでも先の方が」
たとえ縛られていなくても、たとえタイマンでも、苑子には勝てない。まして今は……どんなに理不尽な運命にでも甘んじるしかないと、聡子は諦めたのだった。
「そうかい」
チャラッと、苑子がチェーンを垂らした。
「じゃあ、こいつでヤキを入れてやるよ。傷が治るまでは、客を取らされないだろうね」
「やめて……そんなので叩かれたら、ダブルッパよりもひどいことになっちまう。お願いだから、赦して」
聡子が顔を引き攣らせて懇願する。
スケバン特有の武器に、指の間に剃刀の刃を挟むという、ドスに比べれば可愛らしい物がある。ただし、二枚の刃を硬貨でサンドイッチにすると傷の縫合が困難となり、生涯消えない傷痕になるという――女にとっては、ある意味ドスよりもチャカよりも残忍な凶器と化す。
「少しは手加減してやるよ。美容整形で元通りになる。治療費は、おまえの前借がちょっと増えるだけさ」
「くそっ……益夫、助けてよおおっ!」
聡子は愛人に助けを求めたが、男はそれどころではない。チンピラが本筋を騙って堅気の衆に実害を及ぼしたとなると、コンクリ詰はともかく、両手の小指だけだは済まないだろう。
「いい加減で観念しなっ!」
苑子がチェーンを水平に振るって、聡子の乳房に叩きつけた。
「いぎゃああっ……!」
凄まじい悲鳴に目を閉じる瞬前、乳房がひしゃげて横に吹っ飛ぶのを、希美ははっきりと見ていた。
ひゅんっとチェーンが風を切る音と、バヂインと肉を打つ音。そして悲鳴。
怖いもの見たさに希美が目を開けたとき、聡子の双つの乳房には、くっきりと赤い二本の線条が、乳首を上下から挟むように刻み付けられていた。
「見てくれをあまり傷つけちゃ可哀想だしね」
苑子が大きく踏み込んで、腹にチェーンを叩きつけた。先端がぐるっとひと巻して臍を打った。
「ぎひいいいっ……」
苑子が左手を添えてチェーンをほぐした。そのまま引けば、チェーンが腹を擦って傷を深くしていただろう。手加減をするという約束は、商品価値に配慮してのことかもしれないが、守ってはいるらしい。
お腹を傷つけられるのは困るな。生まれて初めて凄惨なリンチを目の当たりにしながら希美は、もしも自分があの女の人だったら――と、妄想にのめり込んでしまう。乳房ならブラジャーで隠せるけれど、お腹は着替えのときなんかに見られてしまいそう。だけど、理不尽なリンチを受けたのだとしたら、同情してもらえるかな。
バヂイン、バヂイン。
続けざまに肉を打つ音に、希美は妄想から引き戻された。
苑子が水平に8の字を描くようにチェーンを振り回して、聡子の尻を滅多打ちにしていた。
聡子は歯を食い縛って耐えている。尻は他の部位に比べれば鈍感だし、チェーンも軽く振り回しているだけなのだろう。
あれならリンチじゃなくて、お仕置とまでは言わないけれど折檻かな。希美の中では、それぞれが別の意味を持っていた。
リンチは、とにかく残酷で痛くて大怪我をさせられる。折檻はそこまでひどくないけれど、継子とか女中とか奴隷とか、身分の差が伴っている。お仕置は、教え子とか後輩とか、甘ったるい香りがする。
ついつい自分の妄想が目の前の光景と重なってしまうせいだろうか。聡子の背後に回り込んで、廊下に向かい合う形になっていた苑子が、教室の外に積み上げてある段ボール箱に一瞬の視線を留めたのに、希美は気づかなかった。
苑子が聡子の正面に戻って。
「念のために聞いとくけど。まさか、その歳でバージンってことはないだろうね」
「益夫を馬鹿にするな」
まだ男に未練があるのか、トンチンカンなようで的確な受け答えだった。
「そうかい」
苑子がチェーンをを二つ折にして、さらに四つに折り曲げた。チェーンは平面的にしか曲がらないから、Wを横から押し潰した形状になる。チェーンをひねって、その二つのVを重ね合わせて。四本を束にしたチェーンを、聡子の股間に突き付けた。
「それじゃ遠慮は要らねえな。職業訓練をしといてやるよ」
聡子が反射的に股をきつく閉じ合わせた。
「やめろ。そんなの、無理だ……」
苑子がせせら嗤う。
「せいぜい三センチだぜ。あの男のチンポは、これより小さいってのか」
スケバン御用達のチェーンは自転車用の品で、断面は一センチ角程度だから、四つを束ねたところで対角の寸法は三センチちょっと。ペニスの平均的な勃起サイズより小さい。しかし、ごつごつした形状は、如何にも威圧的だった。
「脚を開けよ。それとも、無理矢理ねじ挿れられるのが好みかい?」
チェーンの先端を、閉じ合わされたY字形の交点に、ぐりぐりとねじりながら押し込んでいく。先端が股間に埋没して――苑子は強引に突っ込もうとする。
「痛い、痛いってばよお……」
根負けして、聡子が脚を開いた。苑子は脚の間に拳を突っ込んで、握っているチェーンを一気に抉り挿れた
「ぐぎぎぎ……痛い。壊れちまうよう……」
ぴくりとも腰を動かすまいと、聡子は全身の筋肉を突っ張って耐えている。しかし、その悲鳴は――チェーンで叩かれていたときの切迫した叫びには遠かった。
希美は瞬きすら忘れて、妖しくも凄惨な光景を見詰めている。女性器に異物が挿入されるのを見たのは、これが初めてだった。
あの女の人が、あたしだったら。希美は、また妄想に囚われる。処女を破られる激痛に泣き叫んでいるだろう。気絶してしまうかもしれない。血もいっぱい出るんだろうな。
「ひいい……やめて……もう赦してくれよお」
大きなストロークでチェーンを抽挿されて、聡子が悶えている。
苑子はピストン運動に手首の捻りを加えているらしいのだが、希美からは苑子の身体の陰になっていて、よく見えない。見えたところで、膣内を角張った異物で掻き回される苦痛までは、妄想すら出来ないだろうが。
しかし。アダルトビデオも普及していないこの当時において。クリトリスへのささやかなオナニーで漏れるみずからの稚い喘ぎ声しか知らない希美でも、聡子の呻き声が次第に変わっていくのは、容易に聞き分けられた。
「くう……痛いったら……やめて……くれよおお」
なんてこと……感じてるんだわ。中にあんな物を突っ込まれて。膣性感という言葉は婦人雑誌で覚えたけれど、その片鱗も想像できない希美だった。
「これくらい感じるなら、職業訓練の必要もねえな」
苑子がつまらなさそうに言って、チェーンを引き抜いた。
「ああっ……いやあ……」
中途半端に放り出されるつらさも、希美はまだ知らない。
苑子たち三人のスケバングループは、机に縛り付けられている男と、天井の梁から吊られている女をそのままにして。思い思いの場所に座り込むと、煙草を吸い始めた。肺まで煙を吸い込まず、ただふかしているだけだが、硬派不良少女の貫禄十分な絵柄だった。
希美も妄想から完全に醒めて。段ボール箱の陰から這い出た。今は校舎の外に出たら、電話を掛けに行ってそのまま戻って来ていない亜香里という人と鉢合わせするかもしれないからと、無謀な行動を合理化して――西端の教室に隠れて様子を伺い続けた。
やがて自動車が校庭に乗り入れてきて。複数人の足音が廊下に響いて。もっと大勢の足音になって遠ざかり、最後は自動車の走り去る気配。
旧校舎に独り取り残されて三十分ばかり。希美は動けないでいた。またしても妄想に浸っていたのだった。
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スケバンを「角島爽代」から「角島苑子」に変更したのは、シリアスな内容なのに名前で遊びすぎるのは銅かな銀かな金かな入賞しないんじゃないかなと、思い直した次第です。
でも、次章にチョイ役で出てくる道徳指導の教師が「箕内富利/みないふり」とか。まあ、フルネームは出しませんけど。
このペースで書いていけば、10月中に400枚くらいで完結しますが。
発作マグナ的に紙飛行機熱が、焼け棒杭に火が点いたりしてます。
こんなのとか、

こんなのとか

こっちは、こんなふうに仕上がります。

いや、作るのは(セメダインの乾燥時間を除けば)1機あたり数十分ですが。
完成機体を飛行場(原っぱともいう)へ持って行って調整するのが。最低でも100m四方の場所、実は200m×300mありますが、そこまでの往復時間が1時間ちょい。1機あたりの調整時間が15分。ちゃんと飛べばそれだけ遠くまで回収に行くのですから、半日掛けて調整できるのが6~8機。すぐには引き揚げずに、オニギラズあたりを肴にちょい呑みとかして。つまりは、丸一日費やします。
まあ。書くのも作るのも飛ばすのも、他人様に言わせれば趣味。本人様としては生き甲斐。歩きスマホで人生の時間を有効活用してらっしゃる御仁に言わせれば……時間の無駄遣いとがおっしゃらりるれろ。
さて。ブログの記事も時間の……いや、これはSMX工房ぷろだくつうの販促活動なのだ。
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