Making of 娘女敵討:3
『魔羅神様の男神子』を納品して。
返す刀で、『娘女敵討』の執筆に着手しました。
結局。何か書いていないと落ち着かないという、これはもう、立派な中毒患者ですなあ。
前作を書いている期間中の勤務時間に、PLOTを固めてしまいました。
Makingの趣旨からすれば、その経緯を詳らかに述べる必要があるのでしょうけれど。
出来ちゃったものはしょうがないじゃないの。
というわけで、執筆開始時のPLOTをいきなり御紹介。
========================================
1:速修切望
長月十日。
村娘の身なり。
看板に顔をしかめる。
瓦版で尋ね猫とかの伏線。
名乗った時点で「なんと、あの娘か」
懐剣の御嬢様切紙。ひと月で、剣術切紙の男に一太刀浴びせられる腕に。
女敵討です。私の遺恨だけでなく、婿を取れずに家が潰れる。
「かわらけほと晒しの女」
その者が確かに首魁という手証は?
暴漢どもは、かわらけを知っていた。
(2:許嫁無惨)
どうせ夫婦になるのだからと。
その旬日後。玩具蛮愚。全裸晒し。証拠保全で同心到着まで。
噂千里。婚約破棄。
この段階では、どうして知っていたかと疑念のみ。立花家への婿入を知って。電光石火過ぎる。
カットフォワードして。
束脩25両。包み紙には田上の名前が。つまりは手切金。
80石風情で出せる金額ではない。あるいは立花家から――と、主人公は勘繰る。
ならば、裏の裏には立花家も?
悪役令嬢が絡んでるかどうかは、書きながら考えましょう。
そういうことをするから、空冷から液冷に、だんだん良く鳴るフォッケのウルフはFw190D
3:斬肉断骨
腕前拝見。越中褌。
緊縛肌切。
二尺三寸五分を素振。過負荷鍛えは短期では無理。
看板に「年内の御用引受間敷候」偽装。
自分も褌。数日後には六尺。
syuu
4:緊褌坐臥
翌朝。変なのがうろついてたと、村人から聞いて。
常時褌。
肌風か、主人公の嗜虐か。方向性。嗜虐でいくぞ!
村人は「また悪い癖が出た」。村娘には手を出さないくらいの分別があるから、放置。
探索してる奴にも、主人公がヒロインを嬲っているとしか思われない。
(5:執着粉砕)
前夜あたりで。敵にこどわりすぎているのをほぐしてやると、自身に言い訳。
問答無用で襲い掛かる。
信頼しきっているヒロインは、戸惑いながらも合意。
つまらん展開だな。縄も無い……
町へ出て瓦版屋デンデンは、さらっと。
6:婚礼討入
夕刻からの婚礼。あれこれ運び入れる人夫あたりに化けて潜入。
いちおう仇討らしく白装束。わずか布切れ一枚でも身を護られているという安心感。
褌一本にする必然性が無いもんなあ。全年齢じゃねえか。
庭と塀の外で呼子の応酬。
人の口に戸は立てられぬというが。我らを戸にするか口にするかは、御手前方次第。
(7:傷肌嫁入)
あとひとり、私を手篭めにした御方が。
忠則殿は祝言の先取りと言いましたなれど。
これからも縛り稽古や裸稽古を致したく。
三日目から六尺褌にされた意味が分からぬほど初心ではありませぬ。
押し込まれてタジタジの主人公。
========================================

前記事で紹介したような詳細ではなく、まさしく骨格のみ。前記事で固めた部分は、そのまま執筆に活かしますが。
今回は100枚ちょっとの短編を目指します。となると、7章は多すぎます。ので、括弧で括ったセクションは、前後のセクションに1行明けで合体させるかも。ていうか、すでに(2:許婚無残)は、1:で短いカットバック処理しました。
「3:斬肉断骨」は「肌傷修行」に改題済。
それと。『悲剣肌風』は絡めることにしました。といっても、兵之輔も三信七疑の伝説扱い。ただ、ヒロインが『修行』に疑いを持ったときに言いくるめる材料にはなります。そういうシーケンスが出てくるかは、未定。
次回からは、上記程度のPLOTが、どう受肉していくかの検証ですね。
返す刀で、『娘女敵討』の執筆に着手しました。
結局。何か書いていないと落ち着かないという、これはもう、立派な中毒患者ですなあ。
前作を書いている期間中の勤務時間に、PLOTを固めてしまいました。
Makingの趣旨からすれば、その経緯を詳らかに述べる必要があるのでしょうけれど。
出来ちゃったものはしょうがないじゃないの。
というわけで、執筆開始時のPLOTをいきなり御紹介。
========================================
1:速修切望
長月十日。
村娘の身なり。
看板に顔をしかめる。
瓦版で尋ね猫とかの伏線。
名乗った時点で「なんと、あの娘か」
懐剣の御嬢様切紙。ひと月で、剣術切紙の男に一太刀浴びせられる腕に。
女敵討です。私の遺恨だけでなく、婿を取れずに家が潰れる。
「かわらけほと晒しの女」
その者が確かに首魁という手証は?
暴漢どもは、かわらけを知っていた。
(2:許嫁無惨)
どうせ夫婦になるのだからと。
その旬日後。玩具蛮愚。全裸晒し。証拠保全で同心到着まで。
噂千里。婚約破棄。
この段階では、どうして知っていたかと疑念のみ。立花家への婿入を知って。電光石火過ぎる。
カットフォワードして。
束脩25両。包み紙には田上の名前が。つまりは手切金。
80石風情で出せる金額ではない。あるいは立花家から――と、主人公は勘繰る。
ならば、裏の裏には立花家も?
悪役令嬢が絡んでるかどうかは、書きながら考えましょう。
そういうことをするから、空冷から液冷に、だんだん良く鳴るフォッケのウルフはFw190D
3:斬肉断骨
腕前拝見。越中褌。
緊縛肌切。
二尺三寸五分を素振。過負荷鍛えは短期では無理。
看板に「年内の御用引受間敷候」偽装。
自分も褌。数日後には六尺。
syuu
4:緊褌坐臥
翌朝。変なのがうろついてたと、村人から聞いて。
常時褌。
肌風か、主人公の嗜虐か。方向性。嗜虐でいくぞ!
村人は「また悪い癖が出た」。村娘には手を出さないくらいの分別があるから、放置。
探索してる奴にも、主人公がヒロインを嬲っているとしか思われない。
(5:執着粉砕)
前夜あたりで。敵にこどわりすぎているのをほぐしてやると、自身に言い訳。
問答無用で襲い掛かる。
信頼しきっているヒロインは、戸惑いながらも合意。
つまらん展開だな。縄も無い……
町へ出て瓦版屋デンデンは、さらっと。
6:婚礼討入
夕刻からの婚礼。あれこれ運び入れる人夫あたりに化けて潜入。
いちおう仇討らしく白装束。わずか布切れ一枚でも身を護られているという安心感。
褌一本にする必然性が無いもんなあ。全年齢じゃねえか。
庭と塀の外で呼子の応酬。
人の口に戸は立てられぬというが。我らを戸にするか口にするかは、御手前方次第。
(7:傷肌嫁入)
あとひとり、私を手篭めにした御方が。
忠則殿は祝言の先取りと言いましたなれど。
これからも縛り稽古や裸稽古を致したく。
三日目から六尺褌にされた意味が分からぬほど初心ではありませぬ。
押し込まれてタジタジの主人公。
========================================

前記事で紹介したような詳細ではなく、まさしく骨格のみ。前記事で固めた部分は、そのまま執筆に活かしますが。
今回は100枚ちょっとの短編を目指します。となると、7章は多すぎます。ので、括弧で括ったセクションは、前後のセクションに1行明けで合体させるかも。ていうか、すでに(2:許婚無残)は、1:で短いカットバック処理しました。
「3:斬肉断骨」は「肌傷修行」に改題済。
それと。『悲剣肌風』は絡めることにしました。といっても、兵之輔も三信七疑の伝説扱い。ただ、ヒロインが『修行』に疑いを持ったときに言いくるめる材料にはなります。そういうシーケンスが出てくるかは、未定。
次回からは、上記程度のPLOTが、どう受肉していくかの検証ですね。
- 関連記事
-
-
Progress Report 0:SMX358 2023/09/07
-
Progress Report [-1]:SMX358 2023/09/06
-
Making of 娘女敵討:Final 2023/09/04
-
Making of 娘女敵討:4 2023/08/27
-
Making of 娘女敵討:3 2023/08/25
-
Making of 娘女敵討:2 2023/08/22
-
Making of 娘女敵討:1 2023/08/20
-
魔羅神様の男神子:7章~8章 2023/08/16
-
魔羅神様の男神子:1章 2023/07/24
-