Interrupt Report 7:首輪とピアスは服従のちかい(リクエストシーン)

 リクエストにあった、女子によるリンチです。9400枚は堂々の28枚です。でも、尻切れトンボというか。リクエストにあった「ブラシ柄(じゃないけど)突っ込み」と「全身モップ洗い」だけです。その次の凄惨な責めは緊急脱出システムが作動します。
 先に種明かししとくと、次章の『リンチを志願』ではリンチされません。
 これらのフラストがレーションしていって、2学期の『顔面便器の刑』で炸裂します。



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女子のリンチ

 ちょろっと言いかけた、トイレが使えなくなった事件だけど。事の発たんは林陽太くんだった。び目しゅうれい品行方正成績優しゅうで全学年女子のあこがれの王子様と言っても過言ではないくらいなのに、ご主人様に負けないくらいエッチで、その方面の知識も豊富だ。と言っても、フェラチオのことを笛ラヂオなんて覚えてたくらいだから、底は知れてるけどな。
 陽太くんはもう精液が出るから、ご主人様はサチとのセックスを禁止にしていて、口とケツマンコしか使わせなかったんだけど。コンドームというのを家から持って来た。平べったい箱から出すと、輪ゴムの中にうすい幕が張ってあるみたいな形をしてる。
「精液が出ても、コンドームの中に貯まってオマンコには入らないから、にんしんしないんだ」
 だから、ボクにもオマンコでセックスをさせてくれというのが、陽太くんの言い分。
「ゴムサックはオトナ用だろ。ぶかぶかなんじゃないか?」
 ご主人様も知っているみたいだ。大だんな様から教わったのかな。
「だいじょうぶだよ。大は小をかねるっていうだろ」
「しゃもじは耳かきにならないぞ。まあ。いいや。着けてみろよ。ぶかぶかだったら、中でぬけるおそれがあるからダメだぞ」
 陽太くんは半ズボンとパンツをひとまとめにぬいで、みんなが見ている前でオチンポをしごいた。五年のときまでは、男子でもパンツを見られるのをいやがるやつが多かったけど、サチを使うためにはオチンポを出してぼっ起させる必要があるから――みんな平気になってやがる。
 陽太くんは大きくしたオチンポの先にコンドームを当てて、くるくると巻き下げた。
 へえ。輪ゴムに見えてたのは、幕を巻き付けてたんだ。
 陽太くんのオチンポは、うすい幕で包まれてしまった。けど、ご主人様が心配した通り、ぶかぶかだ。幕のあちこちにしわが寄ってる。ところが陽太くんは本物の輪ゴムを二重巻にして、コンドームの上からオチンポの根元にはめた。
「これならぬけたりしないだろ」
 コンドームの先っぽをつまんで引っ張ると、オチンポの三倍くらいの長さまでのびたけど、ぬけはしなかった。
「まあ、その手はあるんだけど――ゴムとチンコがこすれて気持ち良くないって親父が言ってたぞ」
 ご主人様は最近、学校では大だんな様のことを『親父』って言ってる。前は『パパ』だったけど、サチとセックスをしてオトナになった気分なのかな。
「まあ、いいや。ゴムサックを着けてのセックスは本物じゃないけど、それでいいんなら、やらせてやるよ」
 体育用具倉庫の中には、もうマットがしいてあって、サチを使う準備は整っている。
 陽太くんは、すもうの立ち合いみたいな勢いでサチをおしたおした。オマンコに入れるのは初めてでも、ケツマンコでじゅうぶんに練習してるから、まごまごしたりはしなかった。
「痛い……」
 思わずうめいちまった。サチが、あまりぬれてなかったせいもある。
 だって、相手が陽太くんだぞ。他の女子みたいにお熱じゃなかったけど、やっぱりすこしはあこがれてた……半ズボンをはいてたころは。もしも、好きだって告白されてせまられたら、キスくらいは許してたんじゃないかな。だから、その反動ていうのかな。陽太くんには、フェラチオするのもケツマンコを使われるのも、ちっともエツ逆しなかったんだ。あまりぬれないし腰もうずかなかった。
 だけど、コンドームのせいもあると思う。すぶうっと入ってくるんじゃなくて、つっかえた感じになっては、がじがじって進んで、またつっかえる。これがご主人様だったら、エツ逆に行っちゃうんだろうけど、性どれいじゃなくて女の子の心をすこし取りもどしてるせいで、たまらなく不快だった。
 陽太くんも、あまり気持ち良くないみたいだ。最近はみんな、女のあつかい方を覚えたというか、楽しみ方が分かってきて――つっこんで、そのままガシガシ出し入れはしなくなった。うんとおくまで(といっても、ガキのオチンポじゃ底にぶつかったりはしない)入れて、しばらく動かずにサチ布団のやわらかさを探能したり、入れたまま乳首やコチンコを可愛がってくれたりして、たいていはご主人様に「早くしろ」ってせかされてからガシガシを始める。
 でも陽太くんは最初からガシガシつき入れてきて、それでもなかなか射精しない。
「ちぇえ。セックスなんて、ちっとも気持ち良くない」
「言っただろ。ゴムサックは本物じゃないって。ほんとは、オマンコのほうがケツマンコより楽しめるんだぞ」
「そうかな。ケツマンコのほうが閉め付けてくるから、ボクは好きだ」
「オレは断然フェラチオだ。舌でペロペロなめてくれるのが、すっごくし激的だよ」
「うるさいな、気が散る」
「なんだよ、自分から言い出したくせに」
 サチは、どれも好きだぞ。セックスは、男が女を支配する基本形だろ。ケツマンコは、せまい穴を無理矢理に広げられる熱くて痛い感覚が病みつきだし。フェラチオは、男にほう仕してるんだとしみじみエツ逆だし。だけどフェラチオは自分であれこれするより、頭をかかえこまれて一方的にガシガシのどのおくまでつきこまれるのが、いじめられてる気分が盛り上がる。
 このコンドーム付きのセックスは、あまり好きじゃない。うすい幕がメコ穴にへばり着いて、その向こうでオチンポが動いてるみたいな。もどかしい。ゴムがオチンポにぴったりくっついてれば話は別なんだろうけど。
 だけど、延々とピストンされるのは、責め続けられてるって気分になるから――気持ち良いのと痛いのともちがう良さがあるかもしれない。
 なんて考えてたものだから、早く終わってくれないかなという思いしかなかった。せっかく(しばられたりしなくて)手が空いてるのに、ピアスをこねくる気にもなれなかったぜ。

 それは、サチの波乱万乗の生活の中では、わざわざ思い出すこともない、ささやかなエピソードのはずだったんだけど。とんでもない結果を招いちまった。
 というのも。ついに本物のセックスをしたという陽太くんの想いが態度になって表われたんだ。ご主人様はコンドーム付きのセックスは本物じゃないって言うし、サチもそんな気はするけど。オチンポをメコ穴に送入して射精したって意味じゃ『本物』だよな。
 それで陽太くんは天ぐになった――というのはちがうと思うけど。クラスメートの女子をお子様あつかいしだしたんだ。
 五年生のときだけでも、かれに告白した女子は片手の指をこえている。たいていはまわりにけしかけられて、ダメ元くらいの気分で当たってくだけてアッケラカンなんだけど。大野木結花ちゃんは本気だったみたい。
 これまでは「女の子と付き合うって、良く分からないから」とか「みんなで仲良くするだけじゃだめなのかな」なんて、まあ門前ばらいしてたのに。結花ちゃんには、あっさりOKした。
 これは、後日に陽太くん本人から聞いた話なんだけど。告白が二人きりの場所だったんで、結花ちゃんをだき閉めてキスして。ここまでは、結花ちゃんもおとなしくしてたので、まだまだ行けるって思ったんだそうだ。スカートの下に手を入れてメコ筋を指でなぞるくらい、サチにしているひどいことに比べたら、ごく神士的なスキンシップのつもりだったそうだ。でも、結花ちゃんはびっくりして泣き出しちゃった。
「泣くなよ。大げさだなあ。こい人同士なら、これくらい当たり前だぞ」
 こういうのを、火に油を注ぐっていうんだよな。結花ちゃんはにげ出して――親友にうったえて。翌日には六年女子がいっち団結して陽太くんにこう議した。
「オママゴトにはつきあってらんないよ。サチみたいにとは言わないけど、こい人になら身体を許すくらいふつうだろ」
 引き合いに出されたせいで、サチが悪者になった。
 翌日の放課後。サチは女子の集団に取り囲まれた。
「ちょっと来てくれる?」
 質問でもお願いでもなく、有無を言わさず引っ立てる気構え。
「勝手なことをするなよ。サチはオレのどれいだぞ」
 ご主人様はかばってくれたんだけど、女子の団結力には親の七光りも通用しない。
「女子だけの問題だから、男子は口出ししないで」
 そりゃ、サチがあればエッチには不自由しないけど、男子にとって女子はそれだけの存在じゃないよね。チヤホヤされたいし、ステキとか思われたいんだろう。女子だって、そうなんだから。サチだって、男子からいじめられるのはチヤホヤの親せきだと思ってる。オチンポへのほう仕だって、男子が喜んでくれるから、やりがいがある。
 サチのことは、ともかく。だから、ご主人様も女子から総スカンは食いたくない。ので、それ以上はかばってくれなかった。ついて来るなと言われて、おとなしくサチを見送った。
 最初は、なんで急に女子がサチを目の敵にし始めたのか分からなかった。まあ、みんな帰り支度してるし、そんなにやっかいなことにはならないかなって、あまく考えてたんだけど。
 女子トイレの前にはすでに見張りの子が四人ばかり来ていて、これじゃ六年女子のほぼ全員だ。そこにランドセルを置いて。サチをトイレに連れこんだ。
「あなたのせいで、男子がみんなエッチになったのよ」
 久保田聡子ちゃんに決めつけられた。別にサチのせいでエッチになったんじゃない。男子は元々が大の助平でエッチなんだ。前は大人や女子の手前でネコをかぶってたんだけど、サチというネズミを目の前に投げ出されたもんだから本性を表わしただけ――なんて正論は通じそうにないので、だまってる。
 サチは、この子が苦手。父親が町会議員のボスみたいな人で、ご主人様が七光りなら六光りくらいはある。女子のまとめ役で、サチを目の敵にしてる――というのは、サチのひがみかもしれないけど。
「はだかで学校に来るなんてバカな真似は、もうやめてよね。男子とエッチな遊びもしてはダメ。約束するなら、今日だけは見のがしてあげる」
「サチだって、こんなはずかしいことはしたくないよ」
 反論したけど――ほんとかなと、心のすみでだれかがささやいている。のは、話がややこしくなるので無視。
「だけど、ご主人様がそうしろっておっしゃるんだから。サチたちきょうだいの面どうを見てくださるよう、大だんな様にお願いしてくれたのはご主人様だから。サチはご主人様に逆らえないんだ」
 これも火に油を注いでるって分かってるけど。ただ事実を述べているだけじゃない。聡子ちゃんを始めとする女子への反発もあった。親が居て貧ぼうもしていないから、取りすましていられるんだ。もしも、サチと同じ境ぐうになったら、サチと同じ選たくをしていただろう。弟妹といっしょに暮らすためなら下女だろうと性どれいだろうと、面どうを見てくださる人の言いなりになるに決まってる。
 それに、みんな男子と張り合ってるけど、みんなもサチも女だぞ。男女平等とかいうけど、男のほうが身体が大きいし腕力もあるし経済力だってある。女は男に支配されて保護してもらいたいっていう本能がある。ライオンはオスが何頭ものメスを従えているし、サル山のボスは強いオスに決まってるじゃないか。何百万年(だっけ、何億年だっけ?)もかけて進化してきた生物の本能は、中国四千年の歴史だって、簡単には引っくり返せない。ていうか、男女平等なんて言い出したのは、ここ百年かそこらの歴史だけじゃないか。
 だから。聡子ちゃんだって、両親が亡くなったら、し設へ行きたくなければ、だれかの性どれいになってもおかしくはない。ご主人様が大だんな様みたいなサドだったら、マゾに調教されるんだ。いや、調教ってのは当たってないと思う。女が男に支配されたいっていう本能は、そのままマゾに通じるんじゃないかな。つまり、男はサドで女はマゾ。これが、いちばん自然だと思う。世間体とか道徳とかが、それをじゃましてる。
 なんてことを、考えてるうちにも。聡子ちゃんの形相がおく様そっくりになってきた。
「口で言って分からないのなら、身体に言い聞かせてやる」
 ヤクザ映画みたいな台詞。てことは、聡子ちゃんはまだ冷静なのかな。冷静にイカリ心頭に達してるのもこわいけど。
 包囲の輪が、じわっと縮まった。タコなぐりにされる。でも、相手は女子だ。逆らうなとはご主人様にも言われていない。オテンバ祥女の本領を……いや、やめとこう。また、正太と美知がいじめられるようになる。それにケンカになったら、先生がしゃしゃり出てくる。ご主人様は七光りで聡子ちゃんは六光り。サチが悪者にされる――だけなら、へっちゃらだけど。学校では手に余る。し設に入れてしまえなんてなったら。大だんな様が取りなしてくれるとは思うけど……ああ、もうめんどうくさい。相手は非力な女子だ。タコなぐりったって、高が知れてる。おとなしくいじめられていよう。そう覚ごしたとき。
「やだ。こいつ、くさいよ」
 だれかがそう言うと、半数くらいの子がうなずいた。
 心当たりは、ありすぎる。昨日はお風ろが無かった。登校前に水浴び(は犬でもするって、ご主人様がかけ合ってくれた)はしてるけど、犬小屋にもそこはかとなくにおいが染み着いているもんな。男子はどん感だけど、女子にはそれこそ犬みたいに鼻の利く子がいる。
「それじゃ、こらしめる前に、きれいにしてやりましょう。こっちの手がよごれちゃいますもの」
 タコなぐりは後回しになって……ちっとも、良くない。他のイジメが追加されただけ。それは、みんなが手に持っている道具で分かる。
 タイルゆか用の固いモップ(デッキブラシていうんだっけ)、トイレ用の雑きん、じゃ口につないだホース。いちばんのきょう器は、便器そうじ用の棒束子だ。試験管洗いの三倍は大きい。使ったことあるけど、すごいゴワゴワしてる。サチのオマンコだって、あれで処女幕を破られたときに比べたら、ずいぶんときたえられてるし。束子をオマンコにつっこもうなんて変態でサドなことを女の子が……考えつくだろうな。サチにどんなことをしたか、男子も最近は遠りょがなくなったのか感覚がマヒしたのか、女子が聞いてる教室でも、武勇伝と感ちがいしてるもんな。
「そこにじっと立ってなさい」
 聡子(呼び捨ててやる)の指図で、ホースの水がサチのはだかにたたきつけられる。わざわざ先っぽを指でおさえて、ふん射にしてる。
 好きにしてよと開き直ったのでもないけど。この三か月でご主人様にたっぷり調教されてしまって。自然と足を開いて、両手を頭の後ろで組んだ。この、オマンコの中までさらした無防備無ていこうのポーズが、いちばん心が落ち着く。だいいち、手のやり場に困らないのがいい。ほんとは後ろ手にしばってもらいたいけど、同性の同い年に今以上に軽べつされるのは、さすがにいやだ。
「においの元も洗わなくちゃだめ。そうじゃないったら」
 聡子がホースをひったくって、サチの足元にしゃがみこんだ。オマンコにホースをつっこむ。ねらったのかぐう然なのか、メコ穴にすっぽり。たちまち下腹部がぽっこりふくらんできて、オシッコチビリそうな感覚がつき上げてくる。
 オマンコには、腸みたいに何リットルもは入らない(子宮はどうなってるんだろ?)。すぐに逆流しだした。
「きゃっ、きたない!」
 聡子がホースを投げ捨てて飛び退く。考え無しだし士道不覚ごってやつだ。女の子だから婦道かな。ご主人様でも、腸を洗うときはお腹のふくらみ具合に注意してるし、大だんな様なんか、サチのが飛び散っても平然としてるんだぞ。後で厳しくお仕置されるけどな。
「いつまでつっ立ってるの。それじゃ洗えないでしょ」
 立ってろと言ったのは聡子じゃないか。いちいち反発したくなる。けど、トイレのタイルゆかの上に大の字。足を広げろだの手がじゃまだと言う手間を省いてやった。ふてぶてしい態度だと思われるのは承知の上。女子の細腕。十人束になったって、男子五人分のイジメも出来ないさ。
 反感が先に立って、ゼンマイをねじ切るのは女だってのを忘れてた。
 ね転がったサチの両側に、デッキブラシを持った子がひとりずつ立った。結花は分かるけど、もうひとりが森山初美ちゃんだったのはショックだった。親友だと思ってたのに。親友だったからこそゲンメツして、にくさが百倍かな。
 ふたりがデッキブラシを動かし始めたけど、まったくの手加減無し。タイルのゆかをこする動作そのまま。
 男子だったら、相手が生身の人間だと考えて、いくらかは手加減してくれてる(というのが、最近になって分かってきた)。生身の人間じゃなくても。土まみれの大根を束子で洗うときだって、皮をはがさないようにとかシッポを折らないようにとか注意するだろ。
 サチは大根以下。そしてタイル以上に手荒にあつかわれてる。
「ぐえっ、くうう……」
 お腹にブラシをたたきつけて、おへそをえぐるみたいに、こするってよりもつきこまれたり。
「ぎひっ、痛い痛い……」
 乳首にたたきつけて、毛羽にピアスが引っかかっても、そのままこすられたり。
「ひいいっ、ちょっとタンマ……」
 コチンコのピアスをねらわれたり。
 そして、いよいよ棒束子の出番。ご主人様なら、真打登場ってな感じで乗り出してくるんだけど、聡子は手下(当人たちは親衛隊と言ってる)任せ。そのひとりの島村香苗って子が、サチの足をけってもっと開かせ、その間にしゃがみこんだ。
 ななめ上からの角度で棒束子をオマンコにつき立てて、しゃにむにひねる。
 試験管洗いより固い毛が、ごりごりとやわ肉をえぐる。
「痛い……ちょっとだけ待って」
 腰をつき上げて角度を合わせ、棒束子をメコ穴に導いた。
「あきれたわ。自分から入れに行くなんて。棒ならなんでもいいんでしょ。陽太くんのアレなんて、もったいないわ」
 こわされないためには、こうするしかなかったんだよ。
 でも、文字通りに墓穴をほってしまった。おくまでつっこまれて動かされると、激痛がはね上がって暴れまわる。
「ぎびいいいっっ……くそお!」
 何が「くそお」なのか、自分にも分からない。ただひとつだけはっきりしてるのは――これだけひどくいじめられてるのに(サチはマゾだから、逆接でまちがってない)胸が切なくなったり腰がうずいたりもしない。胸は息苦しいほどにくやしさで満たされて、腰ではなく胃のあたりに冷たい固まりのような感情が居座ってる。
 おく様に日本刀でたたかれそうになったときと似ている。あのときは、くやしいとかじゃなくて、きょうふだったけど。荒縄でたたかれてるときも、おく様がヒステリーを起こすのは当然だから、くやしいとは思わなかった。でも、ちっともエツ逆しないって点では同じ。
「ねえ、もうやめようよ。血が出てる」
 だれかのおろおろ声で、棒束子の動きが止まった。
「生理が始まったんじゃないの」
 聡子は落ち着いてる。こいつ、もう初潮が来てるな。
「サチは、まだだぞ。中が傷ついた出血だ。オマンコがこわれちまったら、結こんできなくなる。だから、もうかん弁して……ください」
「なに言ってるのよ」
 まだつっこまれたままになってる棒束子の取手をげしんとけられた。
「ぎゃんんんっっ……!」
 オマンコのおくの子宮が暴発したような激痛が背中までつきぬけた。大の字にふんぞり返って(?)るどころじゃない。両手でお股をおさえてのた打ちまわった。
「そのままうつぶせになってなさい」
 冷たい声。ご主人様だって、サチを生きうめのままほったらかして殺しかけたときは、本気で心配してくれたぞ。
 サチが横向きのまま動けないでいると、寄ってたかってうつぶせにおさえこまれた。棒束子の取手がゆかにおされて、オマンコを圧ぱくする。メコ穴のお腹に近い側がこねくられて、ビリビリブザーみたいな電気が走った。これって、乳首やコチンコに走る電激よりも重たく分厚い。一気に山の中腹くらいまではふき飛ばされてもおかしくないのに――登山道とはまったく別の方角へおしやられてる。おし下げられてる。
 背中とお尻にもデッキブラシがたたきつけられ、はだがすりむけるくらいにこすられた。名札のピアスが無いから、とつ然の激痛に悲鳴を上げたりはしないけど、単純に痛くて単純に不ゆ快だ。
 全身がすり傷だらけ。にじみ出た血で、はだがうすく染まって。サチはぶったおれたまま、ぴくとも動かない。動くと、棒束子にオマンコをえぐられるし、もっといじめられると分かってるからで、体力的に動けないわけじゃない。
 ようやく「こらしめる前にきれいにする」という名目のイジメが終わった。サチだけでなく、全体にそんな分囲気がただよった。ホースの水も止められて、オマンコから棒束子もぬいてもらえた。
 だけど、聡子だけは物足りないみたい。バケツに水を満たして、便器用の表白材をキャップで計って入れてる。
「これでふいてあげれば、においも取れるわね」
 じょう談じゃない。劇薬だぞ。でも、サチがこう議したら、火に油だろうし……
「それ、皮ふに着いたら大変なことになる。やめようよ」
 サチがためらってるうちに、初美ちゃんが反対してくれた。
「だいじょうぶ。用具ロッカーにはゴム手ぶくろもあるわ」
 そうじゃなくて!
 初美ちゃんも、それ以上は何も言わなかった。ほんとに、サチではなく自分の心配をしただけなのかもしれない。
「でも……そうね。暴れられたら面どうだわ。手足をおさえつけておいて」
 親衛隊を気取ってるやつらが、四人がかりでサチの手足をおさえこんだ。
「結花ちゃん。あなたがふいてやって」
「え? でも……」
 初美ちゃんの言葉でびびったかな。
「だれのために、サチをこらしめてるか、分かってるの?」
 その言葉を真に受けたのか六光りに負けたのか。結花ちゃんはゴム手ぶくろをして、トイレ雑きんをバケツにひたした。
「しぼらなでいいわよ」
 結花ちゃんが、おそるおそる雑きんをサチの背中へ近づけた。
 べちゃっとした、冷たい感しょく。ひんやりして案外と気持ち良かった――のは、いっしゅん。背中一面に針をつきさされるような痛みにおそわれた。
「くっ……」
 サチの反応が大したことないと見定めて、雑きんの動きが大きくなった。それにつれて、痛みが強くなる……なんてもんじゃない。燃えるように熱い。真っ赤に焼けた無数の針が、背中全体を深くつきさして、そのままはだを切りさいている。
「やめて! 痛い、熱い! 死んじゃうよっっ!」
 降りしきる雨の下で生きうめにされたときよりも、ずっと強いきょうふにおそわれた。たぶん死にはしない。でも、背中一面にケロイドが残る。ご主人様にも大だんな様にも愛想づかしされる。
「やめろよ、やめろったら!」
 どうやったか覚えていない。火事場のバカぢからってやつだ。オレは四人をはね飛ばして起き上がった。ゆかに転がってるホースをつかんでじゃ口のとこへ行って、カランをいっぱいにひねって、背中に水を浴びせた。
 熱いのはすぐに消えたけど、針でつきさされてる感覚は残ってる。それでも、これまでは五センチもささっていたのが一センチくらいにはなった。
 ふり返ったら、みんな氷りついてる。はね飛ばした四人は、尻もちをついたまま。スカートがまくれてパンツで直座りしてる子も。ゆかがぬれてるから、しばらくは気持ち悪いだろうなって、取るに足りない心配をして、内心で苦笑する。
 うん。サチはすっかり平常心を取りもどしたぞ。
 サチはみんなに背を向けて、い風堂々と立ち去った。すっぱだかで変ちくりんな(サチはけっこう気に入ってる)名札のピアスをぶら下げて、お股から血を流しながら背中もたぶん赤くはれてるけど、それでも気分はい風堂々だった。
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モップリンチ

 今回は、漢字制限による当て字とか、ヒロインの勉強不足による誤用誤記が目立ちます。
 前作から(卒業式での回想なので)1年ちかくを経て、おバカになったようです。そりゃ、授業中も「エツ逆」してるんですからねえ。そのわりには、背伸びして難しい言葉を使ってますかしら?

 以下は、当て字/誤用の一例です。
・当て字(例)
完腸/エツ逆/逆待/持て遊ぶ/真重/包しむ/単子(端子)/電激/裁法(裁縫)/訓答(薫陶)/分囲気/閉め付ける/大番ぶるまい/変え歯/講尺/末茶/氷る/さ迷う/洗材/強妻家/処女幕/探能(堪能)/波乱万乗/送入(挿入)/神士/暴発(爆発)/のた打つ/表白材/高用(高揚)/順業/貯め息/
・誤記誤用(例)
金貨(奇貨)/不得意要領/イカリ心頭に達する/不明(眠)不休/

 
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テクニック

WILL様
前作の[未完]ENDが4月末。
今作では5月をひとつの章ですらっと流して――その間に完堕ちしたという形にしたのです。
両親の四十九日エピソードで、大だんな様への信頼をグンと深めるという辻褄合わせもやっております。とどめは、正太の誕プレですね。
さらには、初盆の駄目押しとかも予定しています。
ここらへんは、「こうすれば貴方も小説を作れる」テンプレでは教えてくれないテクニックでしょう。
テクニックというか、筆者の人間洞察の深みであります――などと、爺いが自慰惨でした。

No title

女子のリンチ、いつもながら確かな文章力でとても興奮しました。
しかしサチちゃんは肉体的にも精神的も完全にマゾとして調教済みですね、ご主人様と大旦那様の教えがすっかり染みついて……
見てください、お父さんお母さん、サチちゃんは立派なマゾ奴隷になりましたよ……(ホロリ
プロフィール

濠門長恭

Author:濠門長恭
S70%+M80%=150%
高々度の変態非行が可能です!

鬼畜と変態と物好きと暇人の合計 (2018.01.01~)
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