Interrupt Report Final:首輪とピアスは服従のちかい

 脱兎のごとく脱稿しました。10万6千文字は312枚。
 ふつうなら、伏線の回収とか、広げた風呂敷にお土産を包むとかするのですが。今作は全体がそういう趣になっているので、終局点めがけて収束させていくだけのこと。
 迷っていた章題は、いっそのこと冒頭の続きと森永じゃなくて明治するために『着衣で卒業式』にしようかとも思いましたが。ま、ここらあたりが無難なことろでしょうか。


 ということで。最後の5章を一挙公開。つうても、11870文字。1章あたり7枚です。

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冬の防寒対策

 十一月も半ばになると、もう冬だぞ。全らだとはだ寒いどころか、全身がガチガチふるえる。
「冬の間は服を着てもよろしい」
 もともと、サチが常にすっぱだかなのは、おく様に下着まで全部燃やされたからだ。だから、お許しが出ても、サチには着る服が無いんだけど。おく様は冬服を新調してくださった。
 冬服……だよな。厚手のとう明なビニール製のレインコート。たしかに、着てみると風をさえぎってくれるし保温効果もある。下から風がふきこむけど、女の子はスカートだから、パンツをはいているかいないかのちがいしかない(と、自分をなぐさめた)。
 運動ぐつはずいぶんすり減って、ぱかぱか口が空いてたけど、これは大だんな様がすごく良い品(ということにしとく)をくださった。ひざの下まである長ぐつ。雪道でもすべらないように、くつの裏のデコボコが運動ぐつの三倍くらいはある。
 なんか大げさだなと思ったけど、実はまるきり小げさだった。というのは。
「すはだにレインコートだけじゃ寒いよな。これからは、運動しながら通学させてやる」
 土砂の採くつ現場で工具の運ぱんなんかに使ってる小型のリヤカーを引っ張らされることになった。もちろん、リヤカーにはご主人様と取り巻き連が乗るんだ。つまり、乗合人力車かな。
 三人が乗りこんで。ご主人様は箱の先頭でナワトビを手にしてる。
「そら、引っ張れ。ハイヨー」
 ばしん。グリップをサチのお尻にたたきつける。お遊びの、ごく軽いたたき方。
「んっ……」
 コの字形になってるハンドルの中に身体を入れて、ハンドルの両はしをにぎり真ん中にはお腹をおしつけてふんばる。動き始めはきついけど、転がり出すと楽々引っ張れる。
 ところが、お屋しきから学校までは下り坂だろ。だんだん、ハンドルをにぎっている手が前へ引っ張られら出す。その勢いにまかせてると、どんどん加速して――箱は後ろが開いてるから、いざとなったらご主人様たちは飛び降りればいいんだろうけど。サチはリヤカーにひかれちまう。だから、腕の力でリヤカーを引っ張りもどすようにしなければならない。身体全体でおすより、ずっときつい。くつの裏のすべり止めが無かったら、体重の軽いサチには手に負えないところだった。
 学校に着くころには、あせみずく。それがレインコートにこもって。今度は外気で冷やされて、気持ち悪いしふるえてくる。レインコートだから、校舎の中ではぬがなくちゃいけないから、いつもの全らにもどる。
 だけど、サチの席はいちばん後ろだろ。ストーブの横だから、けっこう暖かい。というよりも、ストーブの熱が直接はだにつきささって……サチにとっては、気持ち良いはん囲かな。
 サチがいちばん温い思いをしてるからって、ずっとストーブ当番をおしつけられてた。といっても、石炭を運ぶつらい役回りだけ。登校してすぐに、寒さにふるえながら、校庭のすみの石炭庫からバケツで石炭を運ぶのと、放課後にストーブから燃えがらをかき出してゴミ捨て場へ捨てるだけ。石炭を適量に入れて燃え広がりやすいように古新聞紙のたき付けを置いてマッチで火を点けるのと、燃え残ってる石炭に水をかけて消火するのは、けっこう面白いから、男子が率先して手伝ってくれた。
 休み時間や放課後に外へ連れ出されて遊ばれるのは、リヤカー引きよりつらいけど。男子だって身体を動かしてないと寒いから、サチをいじめてそれをながめて楽しむなんて余ゆうは無い。寒いところでオチンポを出すのもいやだし。
 教室でサチを使って遊ぶのは、女子から総スカンを食うから、ご主人様と取り巻き連くらいしか、かかわらない。だから、学校ではわりかし平和に過ごせた。
 そして、下校。お屋しきまでの上り坂が、正真しょうめいの重労働だった。三人が乗ってるリヤカーだぞ。ハンドルを手で引っ張るんじゃなくて、お腹にめりこませておし上げるんだ。最初のうちは、ずいぶんと腹筋がきたえられたな。
 わざわざ最初のうちと断わったのは。ご主人様が、単純な駅馬車ごっこにあきてきたからだ。行きも帰りも、ナワトビのグリップでお尻たたかれてるだろ。じきに破れて、丸出しにちかくなっちまった。
 それなら、腰に縄を巻いて引っ張らせようとなって。コの字形のハンドルの中で、箱につながれた。登校は下り坂だから前ハンドルにもつながれた。だから、前後どっちへ進んでもリヤカーと一体の動きになる。縄は、スリコギに巻くやつより太い三分(十ミリ)の荒縄。これも、土砂の採くつ現場にいくらでも転がってる。
 この形は、二日しか続かなかった。オマンコでホッピングをさせたりつなわたりをさせたりするくらいだから。腰に巻いた縄をフンドシみたいにしてオマンコをくぐらせて、それをリヤカーにつなぐのは、すぐに思いつく。
 ここからが、地ごくとエツ逆の始まりだった。いくら手でおし引きしようとしても、ほとんどは腰に負担がかかってくる。縄がオマンコに食いこんで、内側をこする。
「くううううっ……ぐうう……んんんん」
 気合を入れてふんばるうちに、オマンコが熱くなってきて腰がくだけちまう。
 そうなってしまうと、ナワトビでお尻をたたかれるのもエツ逆へ行ってしまう。
 ふつうに歩くより、ずっと時間がかかる。それなのに、降りてくれない。
「出来の悪いどれいをしんぼう強くきたえるのも、持主の務めだって、親父に言われてるからな」
 それで宿題がおろそかになってたら世話無いね。
 しんぼう強くきたえられたおかげで、エツぎゃくしながらふんばって歩けるようになった。そしたら、次の試練をあたえられた。オマンコに通す荒縄に結びこぶを作られたんだ。食いこむだけじゃなく、メコ穴にめりこんでくる。また、腰がくだける。
 ナワトビくらいじゃ効かないって、ご主人様も分かってきて。木の棒に変わった。それも、先っぽに細いクギを針金で巻き留めたきょう器。ぶすっ、ぐさっと、お尻をつきさす。
「破傷風の予防に、クギは火であぶって消毒してあるから、安心しろ」
 朝は台所のガスコンロ。下校時はストーブの火を消す前。それだけ念入りってことは、大だんな様の入れ知えだな。
 おかげで、傷がうんだりはしなかったけど、サチのお尻はアバタになっちまった。日焼け水着はほとんど消えてたから、傷はとても目立った。縄や鞭のあとは、どれいのアクセサリーみたいなものだから、そんなにはずかしくないけど、ニキビ面のお尻というのは、なぜそうなってるのかが、知らない人には分かりづらいから――本物のニキビやおできと間ちがわれそうではずかしかった。さいわい、春になるときれいに治ってくれたけど。


冬には雪遊び

 リヤカー引きは、重労働でオマンコも痛くて、でも、ご主人様がオチンポを固くしてくれてるのが分かったから、エツ逆できた。サチを使ってくれないからアクメには届かなかったけど、十実感があった。
 けれど、冬休みに入ってからの雪遊びは、寒くて痛いだけで、いくらご主人様がオチンポを固くしてくれても、ちっともエツ逆できなかった。
 そう。冬休みに入ってすぐに、この地方としては大雪といえるくらい、三十センチは積もったかな。
 通学じゃないんだからと、レインコートを着せてもらえず、すっぱだかに長ぐつだけで土砂の採くつ現場まで連れて行かれた。正確には、土砂を取り終わって地面を平らに均した元採くつ現場。そこなら仕事のじゃまにならないし、地面が平らだから雪遊びには最適。
 ご主人様たちといっしょに歩いてたら寒くてしょうがないので、三十メートルくらい先まで走って、Uターンしては、また先まで走った。それじゃ遊ぶまでにつかれちゃうだろって、と中からはサチをみんなで取り囲んで、おしくらまんじゅうをしながら歩いた。もう、サチのはだかなんて日常お茶づけだから、おっぱいもお尻もオマンコさえイタズラしてもらえなかった。してくれたら、もっと温まったのに。
 遊び場に着いて、まずは雪合戦。
「男と女に分かれるぞ」
 ご主人様はそう言うけど。男子は、ご主人様と取り巻き連で五人。女子は、サチだけ。
「最初に雪玉をたくさん作って、ぶつけ終わるまでの勝負だ。降参は無しだぞ」
 雪合戦て、もともと勝敗を競うものじゃない。もし競うとすれば、サチにいちばん大きな悲鳴をあげさせたやつの勝ちになるんだろうな。
 男子がいっせいに雪玉を作り始めたので、サチもいくつかは作った。どうせ、集中こうげきの十字放火は見えてるものな。
「石を入れるのは無しだぞ」
 その代わり、サッカーボールの倍くらいはあるのを作ってるやつもいる。そんなのをぶつけられるほど、白江祥女はとろくないぜ。
 いちおう雪合戦の体裁をとって、じん地に分かれて。 
「戦とう開始!」
 へん。五メートルもはなれてるんだ。へなちょこ玉に当たってたまるか。ひょいひょいとかわして、ねらい済ました一発を五郎様にぶつけてやった。左手の玉を右に持ち変えて、もう一発。投げつけて動きの止まったところへ二発食らった。
 ぼす、どす。雪玉はくだけずに、おっぱいとお腹に当たった。あく力の差だよな。サチの雪玉は、当たったしゅん間にくだけ散る。
 けど、固いったって雪だ。グウでお腹をなぐられるのに比べたら、への河童。なんて余ゆうだったのは、そこまで。次の雪玉を拾おうとしてかがんだところへ立て続けに直げきを食らった。
「きゃあっ……」
 顔に当たったので、女の子らしく悲鳴を上げた。半分はサービスだ。
「顔はやめろ」
 ご主人様は優しい。ていうか、特定のことに対してだけは優しい。オマンコやケツマンコへ於志津子をかける(注入する)のは解禁されたけど、顔へかけるのはダメ。まして飲ませたりすると――男子だったら、聡子ちゃんくらいじゃ済まないな。顔面へのグウなぐりも厳禁。ビンタは山持一家の特権で、取り巻き連にも許さない。そのかわり、おっぱいビンタはやり放題。ビンタどころか、ナワトビも物差しもOK。たいていのやつは、道具を使うよりも手の平の感しょくを楽しんでくれるけどな。
 顔へのこうげきは禁止されて。かえって、男子は張り切ってしまった。サチを取り囲んで、前後左右からぶつけてくる。これじゃ、かわしようがない。
「ようし、つかまえたぞ」
 羽交いじめにされた。
「にがすなよ。特大のやつをぶつけてやる」
 サッカーボールの倍くらいのやつを、友也くんがかかえて近づく。取り巻き連の中でいちばんでかいから、でかい雪玉が似合ってる。なんて、見とれてる場合じゃないな。
「せえのお!」
 ソフトボールかボーリングみたいな下手投げで、サチの股間をねらってきた。ので、ちょこっと足を開いてあげた。
 ぼすんっ……
「きゃあああっ……」
 これもサービス。ナワトビや荒縄できたえられてるから、ちっとも痛くないぞ。冷たくて重たいけれどやわらかいしょうげきに、オマンコが(ちょっぴり)じゅんってなった。
「あまり効いてないな」
 ご主人様にはウソ(じゃなくてサービスだけど)が通用しない。それだけ、サチのことを良く分かっててくれて――うれしいかな。
「これじゃ、的当てオニもつまらないな」
 ご主人様の意見にはサチも大賛成。寒いふきっさらしの中で仁王立ちなんて、いやだよ。
「それじゃ、雪ダルマを作ろう」
 浩二くんの提案に、だれもが気乗りうす。
「サチはどうするんだ。手伝わせるだけじゃ面白くない」
「ちがうよ。言い方が悪かった。サチダルマを作るんだ」
 説明を聞くと、みんなは乗り気になって、サチは大反対。でも、どれいがご主人様やそのお友達に文句を言う資格は無い。
 ご主人様が、サチに背負わせていたリュックから荒縄を取り出した。模型飛行機とかは別だけど、遊び道具はサチが運ぱん係をおおせつかることが多い。遊び道具じゃないな、いじめ道具だ。
 サチは後ろ手にしばられた。ご主人様はすっかり縄のあつかいに慣れて、運送屋で荷造りのアルバイトができるな。
 サチは雪の上に正座させられた。両手でお腹をかかえこんで、上体を前にたおす。背中に友也くんが馬乗りになって、サチの身体をローマ字のZをおしつぶしたような形に圧縮した。その上からぐるぐる巻きにされた。主人様はすっかり縄のあつかいに慣れて、運送屋で荷造りのアルバイトができるな。
 荷造りが終わったら横だおしにされて、雪の上をごろごろと転がされた。
 全身が冷たい。目が回る。はだに男子の手がぺたぺたふれるのに、ちっとも気持ち良くない。昔の白江祥女みたいに、ちょっと気色悪いって思うのでもない。何も感じないんだ。自分が荷物になって、乱暴にあつかわれてる気分だ。
 転がされてるうちに、だんだん雪がへばり着いてくる。雪ダルマてよりも、雪俵から首をつき出してるみたいな姿だ。それを手の平でたたいたり雪を盛り上げたりして、大きな球形に仕上げていく。
「出来上がりい!」
 浩二くんが大声でさけんで。ご主人様も取り巻き連も、パチパチとはく手。
「ちぇえ、カメラ持って来りゃ良かった」
 サチを写真にとるってのは、これまでされたことがない。カラーフィルムはメーカーの工場へ現像に出さないといけない。エッチな写真はケンエツでボッシュウされる。さすがに、大だんな様の権力も大企業にまでは通用しない。大だんな様は、そう言ってるけど。白黒写真なら町の写真屋でも現像できるし。その場で写真が出来上がるポラロイドてのもあるそうだから。
 ほんとのところは、証こを残したくないんじゃないかと、サチは感ぐってる。地方の名士くらいじゃ、週刊誌には太刀打ちできないもんな。
 それでも、サチをいじめて可愛がってくれるんだから、ありがたいと……半分くらいは本気で思ってる。白江祥女は、そんなサチを軽べつするだろうけど。
 サチダルマを作り終えると、ご主人様たちは、ふつうの子供らしい遊びを始めた。二対三で本気の雪合戦とか、また採くつ現場へ行って段ボールをもらってきて、しゃ面でソリ遊びとか。
 その間、サチはほっとかれた。案外と雪ダルマの中は暖かい。風をさえぎってくれるし、雪のすき間に空気がつまってるから、安物のマホービンくらいの断熱効果がある。
 それとも、寒さで感覚がマヒしたのかな。冬山でそう難して「ねむるな、ねむったら死ぬぞ」てやつ。でも、ちっともねむくなかったから、だいじょうぶだと判断して、おとなしくしてた。夢中で遊んでるとこをじゃましたら……こんな寒い中で本気のセッカンは食らいたくないもんな。
 そのおかげで、全身しもやけになっちまった。かゆいのもエツ逆できないって、(予想はしてたけど)初めて知ったぞ。


新年寒中水泳

 しもやけって、治りかけがくすぐったい――のは、当たり前だけど。鞭でたたかれると、すごく痛い。ふだんならうめき声すらもらさずにたえられる程度の強さでも、悲鳴を上げちまう。それが面白いらしくて、ご主人様が(手加減してはくれたけど)しょっちゅう遊んでくれるものだから、完治するのに年末までかかった。
 そして年が明けて。元日の三日目は、好例の寒中水泳行事。いっぱん参加もかんげいだけど、いちおうは神事。これに参加させられたんだ。
 サチだけじゃなくて、正太と美知は、まあしょうがないのかもしれないけど。聡子ちゃんと結花ちゃん、それにチヨお姉様まで強制参加。
 あっ、そう――なんて軽く考えちゃいけない。参加者は必ずシメコミをして、余計な衣装を身に着けてはいけない。つまり、六尺フンドシだけで、女性もおっぱいをかくせないんだ。
 サチのためにでっち上げられた決まりじゃない。百年以上の昔から変わらない伝統なんだ。ただし、参加資格が『男女を問わず』となったのは戦後から。
 神道がGHQに目の敵にされていて、はだかで冬の海に入るなんて軍国主義的だとか難くせを付けられて。男女平等なら問題ないでしょとか、変ちくりんな議論のあげくに決まったそうだ。まあ、フンドシ一本で人前に姿をさらす女性なんて、居るはずもないから、伝統は守られた――と、当時の人たちは安心したんだろうな。
 ところがどっこい。戦後四半世紀を経て時代はウーマンリブ。サチにとっては大勢の見物人の前で全らで真冬の海を泳がされたって、そんなに厳しい可愛がられ方じゃないから、おちゃらけてる余ゆうがフンドシのぶんだけはあるぞ。
 神社側はあわてふためいたろうけど、規則を破ってはいないよな。
 これって、サチをはずかしい目に合わすのが目的じゃない。全らで町中を引き回されてるんだものな。
 神事がどうとかでサチを境内へ入らせなかったことへの仕返しだ。いやがらせかな。権力を見せつけるってこと。だから、去年まではひとりも出なかった山持興産の社員も十人ほど参加して、総勢は例年の倍にふくれ上がってる。
 神社への仕返しだけじゃなく、サチをいじめ過ぎたやつへのお仕置きでもある。顔面便器と全ら土下座とじゃつり合わないと、大だんな様は考えたんだな。結花ちゃんは、サチへのリンチのきっかけを作った張本人だ。そしてお姉様は、待ち針だな。おく様の手伝いをしたんじゃなくて、勝手にサチをいじめたんだし。強列に痛い出来損ない待ち針二十本以上と、表面がすべすべした待ち針三本とじゃ、やっぱりつり合わないものな。
 つまり。罪も無いのにいじめられてるのは美知だけだ。正太は男の子なんだから、寒中水泳くらいはたん練だ。エリート校の習学院は、臨海教育がフンドシだぞ――と、学習雑誌で読んだことがある。
 でも美知は……いじめられてると言い切って良いのかな。
 六尺フンドシは、前の縦の部分が二枚重ねだろ。ところが、男はオチンポと金玉を包むからフンドシがずれないけど、女はずれやすい。だから代用品が必要だと大だんな様はおっしゃって。内側の布をよじってヒモにして、オマンコの上に大きな結びコブを作らせたんだ。
 聡子も結花も、はだから湯気が立つほどはずかしがって、なんとかし激を減らそうとして、腿をすり合わせたりガニマタになってみたり。お姉様も、もじもじしてる。
 サチは、荒縄の二重コブだって善がれるんだから、まったく物足りない。一枚になった布が盛り上がってても、はだがすけてても、物足りない。
 あ、そうだ。美知の話だった。美知も同じようにされたんだ。顔を赤くしてはだから湯気が立ってるのは、聡子たちと同じだけど。両腿をきゅっと閉めて、サチにしがみついてる。もじもじしてるように見えるけど、実は内腿をこすり合わせてる。こいつ、絶対に感じてるぞ。はずかしくても気持ち良いんだから、いじめられてるとは言えないんじゃないかな。
 神主さんが海に向かってゴヘイをばっさばっさでカシコミカシコミマウサクとか祝詞を上げているあいだ、寒中水泳の参加者は風を防ぐヨシズの中で待ってる。身体を暖め過ぎると海に入ったときに心臓マヒを起こすから、たき火は無し。かん布まさつで、寒さをしのいでるんだけど。
「今年は女子衆(おなごし)もやるんか。それも五人とはのう。これが先例になるんじゃけん、次の者らのお手本になるよう、がんばりんさいよ」
 ひょろっとしたおじいちゃんが、ひとかたまりになってるサチたちに近づいて、はげましてくれる――というのはてい正。
「若い女子は、はだの張りがちがうのう。しゃけど、おまえさんは……ずいぶんと、あざやらすり傷が多いの。このおっぱいの穴は、どげんしたんじゃ?」
 サチにぺたぺたとさわってくる。どころか、おっぱいをつかんで乳首をつまんでひねって目を近づけて、外しているピアスの穴に目を近づける。
 他人に身体をさわられても、にげないいやがらないように調教されてるから、それにさわいだら目立つし正太と美知がかわいそうだから(ということにしとく)、おとなしくしてる。ので、おじいちゃんはお尻をなでたり、フンドシの前までさわり始めた。中に手を入れられないだけましかな。
 きっと、このおじいちゃんも事情を知ってる。サチだけは好きに可愛がっても良い(送入はダメだぞ)と分かってるんだ。案外と、事前に大だんな様からそそのかされてるのかもしれない。根回しってやつだな。
 おじいちゃんがきっかけで、サチにさわってくるやつが増えた。分囲気からして、山持興産の社員――大だんな様の子分だな。ちょっとはなれた所から苦い顔でながめてる人たちは、神社の人とか、神社に協力してる青年団だろう。
 だけどなあ。おじいちゃんの言う通り、これが先例になって、女性参加者は男性参加者にさわられても文句を言ってはいけないなんてことになったら……かまわないか。どうせ、大だんな様から強制された女性しか参加しないだろうから。

 寒中水泳そのものは、ちっとも(エッチな意味で)楽しくなかった。はらい清められた海へ全員がいっせいにかけこんで、波打ち際から十メートルくらいのところにうかんでる小船のまわりをまわって、帰って来るだけ。
 海の中は、外よりも温かかった。雪ダルマに比べたら、温泉につかってるようなものだ。それでも、海から出たらぬれた身体に風が寒いので、たき火を囲んで身体をふいて。身体を温めるのにお神酒をふるまわれる。サチたちは未成年だからもらえなかったけど、お姉様が機転を利かしてくれた。自分がもらったのを一息に干して、おかわりをもらって。サチたちに横流ししてくれた。
 最初にサチがひと口飲んでから聡子ちゃんにまわした。聡子ちゃんはためらってたけど、お姉様にうながされて、しぶしぶ。結花ちゃんは素直に口を付けた。これって、きょうだいサカズキかな。それなら、サチが姉貴分になるな。
 最後に、参加者も見物者もお日様が出てくる方角(この地方からだと、東京がある方角と同じだな)に向かって最敬礼して。おしまい。
 ――きょうだいサカズキなんて、少なくとも聡子ちゃんは、みじんもそんなことは考えてなかった。三学期になっても、サチは完全に無視され続けたもんな。ただ、まあ。お屋しきへ呼び付けられたり、サチといっしょにエッチなことをさせられることはなかった。豆電球でも六光りがあるからだろうな。


誕生日の決意

 一月十五日は成人の日で祝日。サチの誕生日とはちがうけれど、明後日が日曜だから、三日もあれば慣れるだろうという理由で、誕生日プレゼントをいただいた。ケーキ丸ごとは、正太と美知のためのようなもので、サチへのプレゼントは、新しいピアスと首輪だった。大だんな様が手配して、代金はご主人様のお小づかいから出したそうだ。
 正太と美知もいるところで開けて、中身を知って、いろいろと複雑な気分になった。性どれいのアクセサリーなんだから、幼いふたりに見られるのは後ろめたい。でも、どうせ着けっぱなしになるんだから、この場で見せなくたって同じことだ。
 それに、今度のピアスはとてもおしゃれだ。上はしにすき間があるリングには、小さな銀色の板がハンダ付けだかしてあって、それぞれに文字がちょう刻されている。乳首の板は高さが二センチで横が四センチ。刻まれた文字は、ひとつが二行に分けて小さな文字でSex Slave、もうひとつは大きめの文字でSACHI。コチンコの板は高さが三センチで横は十センチに近い。でも持ってみると、重さはそんなにちがわない。板の厚みで調整してある。文字は一行でOwner GOROH。読めないローマ字は英語で、意味は前の名札と同じ。
 さっそく着けてみた。C形だから、すごく簡単に着けられるし外せる。うっかり落とさないように、切りこみを入れたパイプをかぶせる仕組みになってる。
「こういう道具もあるぞ」
 大だんな様が、ペンチを複雑にしたような工具を見せてくれた。これでパイプをつぶすと、二度とピアスを外せなくなる。金ノコで切れば外せなくはないけど、それは性どれいの身分をきょ否する意味になることくらい、サチにも分かる。
 ドキンと、心臓がはねた。忠誠を試されているんじゃないだろうか。きょうだいを養うためにいやいや性どれいを務めるのではなく、心の底から山持家の人たちにお仕えするという決意を求められてるんじゃないだろうか。
 サチにためらいはなかった。正太と美知のためなのは、もちろんだけど。つらくてはずかしくて痛くて熱くて寒くて……でも、そうされると胸がときめいて腰がうずいて、どうしようもなくオマンコがぬれてしまう。コチンコをいじめられたら……オマンコでもケツマンコでも、太くて長いもの(オチンポとは限らない)を送入されたら……アクメのかなたへふき飛ばされる。それは、性どれいじゃないとあたえてもらえないごほうびだ。
「ピアスを取れなくしてください」
 なんのためらいもなく、サチはそう言えた。
 工具がピアスをはさんで……音も無く閉め付けられて。今こそ、ほんとうに、サチはご主人様の持ち物になれた気がした。ので、オマンコからエッチなおしるが垂れてしまった。
 首輪の犬の名前を書くプレートにも、文字がほられていた。Bitch。英語でメス犬のことだけど、乱らな女性の意味もある。軽べつやののしりに使うし、セックス・スレイブよりも意味が広い。サチは、すごく気に入った。
 首輪は犬とは逆に、名前がのど元にくるようにはめる。首の後ろにくる小さな留金具も、二度と外せないようにつぶしてもらった。これからの成長をみこんでゆるめにしてくれたのが、ちょっと物足りないけど。
 コチンコの名札が大きくなってる意味は分かってるので、試しに歩いてみた。
「えっ……?!」
 名札が太腿にけられてコチンコをこねくっただけじゃない。するどいけれどさざ波のようなくすぐったさが、コチンコの根本に走った。皮をかぶってるから不意打ちにも腰がくだけたりしなかったけど――これで長きょりを歩かされるのは(うれしい)ごう問だ。
 もっとささやかだけど、乳首にも同じさざ波がゆれた。名札を良く見ると、ふちが細かいギザギザになってる。
 そうだ、思い出したぞ。春にピアスのコチンコへの正しい着け方を教わったとき、むき出しのサネがパンティにこすられると行きっぱなしになるとか、サチのもそのうち工夫するとか。それが、これなんだ。
 大だんな様、ご主人様。素敵なプレゼントをありがとうございます。でも、行きっぱなしになって歩けなくなったら、面どうを見てくださいね。九割は、本気の感謝。一割だけが皮肉。
 なるほど。慣れるのに三日はかかるなと納得して。物置小屋から外へ出て、裏庭を一周してみた。
 そんなさちを、正太は泣きそうな目で見つめていたけど、美知はちがった。
「すてきなアクセサリーだね。美知も、エッチをしてもらえるようになったら、着けてみたいな」
 この言葉が美知の運命を決めてしまった……とは、思わない。大だんな様が美知を見る目が、サチへのそれと同じくらいにねちっこいのは、とっくに気づいてる。サチと同じ年になったら、同じようなあつかいをされるだろうと、こういういやな予感は外れない。
 でも、サチが就職できるようになるとき、美知が今のサチと同じ学年になる。ぎりぎり間に合うかもしれない。それが、最大の希望でもあり、サチに出来るすべてでもある。

 そうだ。誕生日プレゼントといえば、二月生まれの美知のときには……


エツ逆の花道

「卒業生、退出」
 おっと。卒業生らしく感傷(姦傷のまちがいだな)にひたってるうちに、式が終わってた。ぼけっとしてるあいだ、ずいぶん視姦されてたろうな。オマンコがぐちゅぐちゅなのは、びんぼうゆすりでピアスとスリコギを動かしてたせいだ。イスに大きな染みが出来てるだろうけど、二度と学校には来ないんだから、知ったこっちゃないや。
 他のみんなが席を立って順番に歩き始めるとご主人様が、映画館でやるように背をかがめて小走りにサチのところへ来て――出口の横の物かげへ引っ張りこんだ。
「晴れの門出にふさわしい格好にしてやるよ」
 かろうじてお尻の丸みに引っかかって股下ゼロセンチを保ってるウルトラ・ミニスカートを腰の上まで引き上げた。まるで腹巻みたいになっちまった。
 スリコギタンポンがぬけ落ちないように太腿にしばりつけてる荒縄をほどいて、スカートのすそとウエストを後ろでひとまとめにして、ついでにサチの手首もいっしょにしばった。これじゃ、おっぱいかくしてオマンコかくさずだ。
 ポケットにしのばせていたクサリをサチの首輪につなぐ。この首輪は特製で、周囲四か所に金具が付いてる。クサリをつないだのは、のど元の金具。つまり、ご主人様が前に立ってサチを引き回すつもりだ。
 在校生も父兄も来ひんも、はく手しながら、こっちをちろちろとうかがってる。
 これ、リトマス試験紙としてもやり過ぎじゃないかな。性どれいを引き回したって、ひんしゅくを買うだけで、ご主人様も大だんな様も、七光りを増やせないと思うぞ。
 もしかしたら……サチのためにしてくれてるのかな。はずかしいことをさせられればさせられるほど、エツ逆が燃え上がるって知ってるものな。
 ご主人様とサチを除く全卒業生が、出口をくぐった。
「いくぞ」
 ご主人様が短く言って、クサリをぐいと引っ張った。逆らわずに、サチも歩き出す。
 ご主人様の心づくしに報いるために――大きく足をふみ出してコチンコの名札をけって、腰をくねらせてスリコギタンポンにオマンコをえぐらせて。出口をくぐったときには雲をふんでいる。
 出口の先に続いてるのは、在校生による造花のアーチ。みんな、げんなり顔だけど、文句はご主人様に言ってくれ。
 サチは、ひたすらいじめられて可愛がられてエツ逆でアクメするだけだ。
 ご主人様にクサリを引かれて。サチはエツ逆の花道をアクメ向かって、ふらふらとただよって行った。

[未完]
==============================
ロリ首輪引き回し

 これから校訂です。すこし冷却してから着手するかも。
 最後の駆け足は補筆するかもですが、数行レベルでしょうから、大きくは変わらないはずです。

 次は『昭和集団羞辱史:物売編(夜)』後半の Progress Report 再開ですが、それまで間が空くので、ストック記事をリリースしますか。


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脱稿お疲れ様です!最後までマゾ分たっぷりでしたね
通して読める日を楽しみに待たせていただきます

また暖かくなったらリクエストを出させて頂くかも知れませんので、その際はご一考頂ければ幸いです
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